『魔人探偵脳噛ネウロ』 第104話 色【ろくしょく・ななしょく】 感想

サブタイトルが『色【ろくしょく・ななしょく】』(もしかして、今までで一番、長いサブタイトル?)。
6色に色分けされた地図と七光が、今回のポイントなわけだね。

望月にはわからないデュアルペンの使い方。そして、私にもわからない。
水あめを練る道具でも、石垣をいじめる道具でもないことは確かだと思うんだが‥‥。
ていうか、水あめなんかくっつけたら壊れるんじゃないか?(あとで吾代が洗ってたりして)

めずらしく石垣が大活躍(使いっ走りをさせられてるだけだけど)。
息をはずませてVサインをする石垣が、めっちゃかわいく見えた。
それにしても、こんな穴だらけの警備システムで大丈夫なのか? と心配になる、監視カメラのザルっぷり。

屋上で醍醐を脅かして、ものごっついうれしそうな魔人様。
その後の弥子ちゃんの「がおー」のポーズの後姿が、なんとも間抜けでラブリー。

子供の頃の高所恐怖症ってのは、大人になると意外にあっさり治ることがある。
私なんか2段のはしごも上れない子供だったけど、今じゃ4段のはしごの上で作業ができる(でも多分、6段は無理)。
醍醐の子供の頃の高所恐怖症は多分、本当だったんだろうけど、大人になって自然に治ったんだろうなぁ、と思う。
でも、この事件を起こすために高所恐怖症を喧伝していたということは、ずいぶんと前から、この計画を練っていたということになる?
なんともまぁ、気の長い話だ。

そして、いきなりアンコウ化する醍醐‥‥アンコウ‥‥妙にカワイイ。
今さら「イカれてる」って弥子ちゃん。このマンガのイカれてるキャラ率は5割を超えていると思うんだ(当社、感覚比)。
「七光が足りない」と言っても、その足りない光の元を消したら、真っ暗になるだけなんじゃないのか?
それとも、新しい光源のアテがあるのか?
さらに勘繰ると、新しい光源のアテがある、と誰かに思い込まされているんじゃないか? とも考えられる。

しかし、松井センセ、チャレンジャーすぎる。ギリギリすぎる(しかも、ギリギリセーフというよりはギリギリアウトっぽい)。
なんかもう、七光りの例えが、ぜんぶ特定できちゃうんだけど‥‥。
「このマンガはフィクションです。実在の人物、団体とは一切、関係ございません。」と表紙に書かなくちゃいけない事態になるのでは?(それはそれでケンカ売ってるように見える)
松井センセが夜道を一人で歩けなくなるのでは? と本気で心配になってきた‥‥。

睦月ちゃんがこれからどういう行動をとるのかが、激しく気になる。
「おじさんが犯人だったなんて‥‥」と泣き崩れるだけで終わるとは、とうてい思えないんだが。