『魔人探偵脳噛ネウロ 世界の果てには蝶が舞う』 感想
『魔人探偵脳噛ネウロ 世界の果てには蝶が舞う』を読んだ。
マンガのノベライゼーションなんてどういう層が買ってるんだろうと常々思っていたんだけど、買っちゃうもんだね(苦笑)。
『DEATH NOTE ロサンゼルスBB連続殺人事件』は持ってるけど、あれは西尾維新の小説として買ったもんだったし‥‥。
家族を殺され、混乱した精神状態のまま、南北アメリカ大陸をさまよっている若き日の笹塚。
そんな笹塚が南米で出会ったのは、エマという日系の少女と、その祖父が率いるナツメ・ファミリアというマフィア。
そして、ナツメ・ファミリア内で発生した殺人事件がきっかけで、笹塚はマフィアの世界に引き込まれていく‥‥。
というのがストーリー。
この物語の主役は笹塚さん。
魔人様と弥子ちゃんは申し訳程度に出てる。
吾代の扱いが悪いよ~。いじめられすぎだよ~(笑)。
今ほどテンションが低くない(高いわけでもないけどね)、10年前の笹塚さんは、やっぱりまだまだ肝が据わってない感じ。
刑事じゃないんだよなぁ、まだ学生なんだよなぁ、としみじみ~。
10年前の笹塚さんが抱いていた迷いは、今でも笹塚さんの中でくすぶっている。
笹塚さんは多分、復讐そのものをあきらめているわけではない。
ただ、たくさんの被害者や加害者の姿、そして、被害者が加害者に、加害者が被害者に変わる様を見て、殺すことが復讐になる、とは思わなくなっただけなんだろう。
そして、何が本当の「復讐」になるのかという問いに対する答えを、笹塚さんはいまだに探し続けているんだと思った。
エマっていうのは、今までのネウロの中で、いそうでいなかったキャラのような気がする。
こういう男の人相手でもポンポン怒鳴りつける女の子っていうのがね。
睦月ちゃんが成長したらこんな感じになりそうな気もする。
うっとおしがりながらも、なんだかんだで笛吹さんを頼る笹塚さんが、私的にツボだった。
筑紫さんが柔道をやってたってのはともかくとして、笛吹さんが紅茶研究会って‥‥これは公式設定ととっていいんですか? 松井センセ!
テディベア好きだし、もしかしてブリティッシュ系トラディショナル好きなのか?
小説としては可もなく不可もなくって感じかな?
この東山彰良さんて方の、小説家としての好き嫌いの評価は保留ということにしておきたい(オリジナルをまだ読んでないから)。
あっ、松井センセが「スッルスル読んだ」ってのはなんかわかるような気がした。
それにしても最近、森博嗣以外のミステリィ小説を読んでないなぁ。
普段、コミックスでしか見られない松井センセのえんぴつ画が大量に見られたので、それだけでも買ってよかったかなぁ、という、単なる信者(?)な私‥‥。
マンガのノベライゼーションなんてどういう層が買ってるんだろうと常々思っていたんだけど、買っちゃうもんだね(苦笑)。
『DEATH NOTE ロサンゼルスBB連続殺人事件』は持ってるけど、あれは西尾維新の小説として買ったもんだったし‥‥。
家族を殺され、混乱した精神状態のまま、南北アメリカ大陸をさまよっている若き日の笹塚。
そんな笹塚が南米で出会ったのは、エマという日系の少女と、その祖父が率いるナツメ・ファミリアというマフィア。
そして、ナツメ・ファミリア内で発生した殺人事件がきっかけで、笹塚はマフィアの世界に引き込まれていく‥‥。
というのがストーリー。
この物語の主役は笹塚さん。
魔人様と弥子ちゃんは申し訳程度に出てる。
吾代の扱いが悪いよ~。いじめられすぎだよ~(笑)。
今ほどテンションが低くない(高いわけでもないけどね)、10年前の笹塚さんは、やっぱりまだまだ肝が据わってない感じ。
刑事じゃないんだよなぁ、まだ学生なんだよなぁ、としみじみ~。
10年前の笹塚さんが抱いていた迷いは、今でも笹塚さんの中でくすぶっている。
笹塚さんは多分、復讐そのものをあきらめているわけではない。
ただ、たくさんの被害者や加害者の姿、そして、被害者が加害者に、加害者が被害者に変わる様を見て、殺すことが復讐になる、とは思わなくなっただけなんだろう。
そして、何が本当の「復讐」になるのかという問いに対する答えを、笹塚さんはいまだに探し続けているんだと思った。
エマっていうのは、今までのネウロの中で、いそうでいなかったキャラのような気がする。
こういう男の人相手でもポンポン怒鳴りつける女の子っていうのがね。
睦月ちゃんが成長したらこんな感じになりそうな気もする。
うっとおしがりながらも、なんだかんだで笛吹さんを頼る笹塚さんが、私的にツボだった。
筑紫さんが柔道をやってたってのはともかくとして、笛吹さんが紅茶研究会って‥‥これは公式設定ととっていいんですか? 松井センセ!
テディベア好きだし、もしかしてブリティッシュ系トラディショナル好きなのか?
小説としては可もなく不可もなくって感じかな?
この東山彰良さんて方の、小説家としての好き嫌いの評価は保留ということにしておきたい(オリジナルをまだ読んでないから)。
あっ、松井センセが「スッルスル読んだ」ってのはなんかわかるような気がした。
それにしても最近、森博嗣以外のミステリィ小説を読んでないなぁ。
普段、コミックスでしか見られない松井センセのえんぴつ画が大量に見られたので、それだけでも買ってよかったかなぁ、という、単なる信者(?)な私‥‥。