『魔人探偵脳噛ネウロ』第162話 紙【しゅうかく】 感想
笹塚さんが呼んだのか、完全武装の機動隊がご到着。 実際に「血族」が現れたとなれば、機動隊も動かしてもらえるらしい。 だったら最初から出せよ、とゆー気もしないでもないけど、いくら笛吹さんでもそこまで権力握ってないとゆーことか。 無理しまくりの吾代もなんとか無事でよかった。 ちょっと放心状態な感じに見えるのは、腹の傷が痛むから、だけではないんだろうな。 結局のところ、チー坊を救えなかった吾代。 いろいろと複雑なものが渦巻いて、怒る、という段階にもたどりつけていない感じ。 一方、「私はやっぱりあの人達を理解できないよ」と怒るヤコちゃん。 いろんな犯罪者を理解してきた弥子ちゃんだけど、「怪物」は範疇外。 それ以前に、理解したいと思ってない感じがする。 弥子ちゃんの驚くべき理解力の源泉は、「理解したい」という強い気持ちにあると思うんだけど、今の弥子ちゃんは「新しい血族」に対してそういう想いを抱けずにいるのかなあ、と。 怖いめにあわされたし、魔人様を追い詰めてるし、サイやアイさんの件もあるしで、やさしい気持ちになれ、というのがどだい無理なんだろうけど。 それにしても、弥子ちゃんにしてはめずらしく、死んでしまったチー坊がかわいそうだ、という感情もほとんどないみたい。 弥子ちゃんにとって「新しい血族」はどうしても「人間」とは思えないのかな。 チー坊が木を投げてきた時に抱いた、あれは人間ではない、という感覚が、弥子ちゃんの中で定着してしまっているのかもしれない。 そんな弥子ちゃんに「そんな奴等、本当に存在すんのかよ?」と言い出した吾代。 え~っ。そこでそう切り返す? そんな、ちゃぶ台返しなっ! 吾代にとって「チー坊」はあくまでも「人間」で、「五本指」の「ヴァイジャヤ」の存在なんて、悪い夢としか思えないのかなあ。 それにしてもなあ……なんかこの台詞にはもっと深い示唆が含まれているような気もするなあ。 ただのひっかけかもしれないけど(←これまでかなりな高確率でひっかかってる私)。 日記を埋めた場所がわからなくなってしまった本城博士。 笹塚さんの本当に困り果ててる顔、ってちょっと珍しいかも。 でも、魔人様がケータイごしにあっさり探し出してくださった! それなのに、暗号の読み方まで忘れた本城博士。 頭のいい人のはずなのに……。さすがに年? それとも、次から次へと新しい情報、詰め込んでるもんで...