『暗殺教室』第70話 鷹岡の時間 感想、もしくは、読み返すのがイヤになる展開だよなあ

鷹岡は、茅野ちゃんと一緒に殺せんせーをセメントで生き埋めにして、殺せんせーを殺すつもりだった。
確かにこれなら、殺せんせーは手も足もでないな(正確には、手と足をだせない、かな?)。
ひどいとしか言いようのないやり方だけど、「地球を救うため」とか言って、本当にこういったことをやる人が、これから出てくる可能性は高そうな気がする。
まあ、前提条件として、殺せんせーをあの形にさせなきゃいけないんだけどね。

てか、生き埋めにするのに、なんで服を脱がす必要がある……。

渚くんと茅野ちゃんを、殺せんせーの運び役として指名したのは、茅野ちゃんを生き埋めにして、その様子を渚くんにみせつけて苦しめるためだったのか。
壊れっぷりがはんぱない。

しかし、鷹岡にしてみれば、茅野ちゃんを生き埋めにするよりも、自分がE組から受けた仕打ちの方がよっぽど「非人道的」らしい。
いや、それは自分の行いの問題だろ。

鷹岡の絵が爬虫類っぽくなってるけど、実際、すでに人間やめちゃってる状態なんだろうなあ。


カルマくんが、渚くんを守ろうと、鷹岡のターゲットを自分にかえさせようとしたのが、今回、唯一のほっとするシーンでございました。

渚くんが冷静な表情で、鷹岡に土下座するシーンとか、渚くんがかわいそうなんだか、頼もしいんだか、悲しいんだか、うがうがうが~(←混乱している)。

てか、しつこく父ちゃんキャラをひけらかそうとする鷹岡って一体……。


渚くんの口からでた「殺してやる」という言葉。
「殺す」という単語が頻繁にでてくるこのマンガで、ここまで生々しい「殺してやる」は初めてだ。

本当の殺意を知ってしまった渚くんは、変わらずにいられるんだろうか?
E組の中で、殺せんせー暗殺という「日常」を楽しめるんだろうか?
というか「日常」に戻れるんだろうか?

そんなことをつらつらと考えてはどんよりしているわけです。