『暗殺教室』第73話 大人の時間・二時間目 感想、もしくは、いつか大人になる君たち

年の納めの『ジャンプ』で、巻頭カラーって、ちょっと特別な感じでうれしいよね。
で、カラー表紙はクリスマス仕様。
茅野ちゃんが若干、エロい(爆)。


暗殺屋3人組は、あっさり引き下がった。
なるほど、最初っからあんまりやる気がなかったのね。
まあ、あの鷹岡をみたら、無理もない。

そもそも、こっそり殺すから暗殺屋なわけで、中学生をクラス丸ごと殺すとか、派手すぎて、たとえこの場を逃げ切ったとしても、後々、面倒なことになること間違いなしだもんなあ。
それでも、生徒達が回復したら信用する、と言うあたり、さすがに甘くないな烏間先生。


子供たちが暗殺屋たちを退けられたのは、三人とも自分のフィールドで戦ってなかったからで、本来なら、自分のフィールド外で戦うこと、それ自体があり得ないことなんだろうなあ。

というわけで、何気にかっこよく退場していった暗殺屋3人組。
レッドアイさんとはえらい違い(笑)。
“グリップ”がカルマくんの頭をポンと叩いたあたりとか、めっちゃかっこええんだけど、唇がはれあがったまま、というのが若干、しまらない。
カルマくんなら、誰かが殺しの依頼をかけるような大人になれるかもなあ。
いや、なったらマズいんだけど。


このマンガでは、子供を導く、というのは先生だけの仕事じゃない。
すべての大人が、子供たちを導く存在として描かれている。
それは、よい意味だったり悪い意味だったりするけれど、「ああなりたい」という大人も「ああなりたくない」という大人も、子供の成長にとっては、きっと大事な存在。
まあ、子供を土下座させて喜ぶような大人には、会わない方がいいけどね。


本来のお話は殺せんせー暗殺だったな、そういえば、ということで、生徒たちが疲れ果てて泥のように眠っている間も、不眠不休で殺せんせー封じ込め作戦の指揮をとっていたらしい烏間先生。
公僕の鑑どすな。

即席であれだけのもんをつくれるってすごいな。
元々、殺せんせー暗殺を狙って、島に対殺せんせー弾を大量に持ち込んでいた可能性はあるかもだけど、あれだけのコンクリートを集めるのだって大変そうだ。

しかし、案の定、烏間先生の不眠不休の努力は台無しに……。
烏間先生の表情をみるに、努力が無駄になるだろう、と悟っていたっぽいけど。
それでも、手を抜かずに働いていた烏間先生は、本当に公僕の鑑!


久々に本来の姿(?)の殺せんせー登場。
あの服は、どこかにマッハでとりにいったのかね。