投稿

11月, 2014の投稿を表示しています

『ワールドトリガー』第84話 「三雲修・10」 感想

なんかめっちゃ世知辛い話になってきた。 ボーダーという組織をまわすためには、かなりなお金が必要だろうし、人材を集めるためにはそれなりの信頼感も必要だ。 だから、人間と戦う役職の人たちも必要になるわけだ。 しかし、ボーダーがなくなったら困るのは自分たちなのに、自分たちの精神の安定のためにボーダーを攻撃する材料が欲しいとか、なかなか辛らつだなあ。 こんな空気の中にみずから飛び込んでいったオサム……みてる方がきついわ。

『暗殺教室』第117話 珍客の時間 感想、もしくは、死んでなかった人たちも千客万来

渚くんが女装して接客とか……違和感なさすぎでこわいんですけどっ。 そりゃあ、ユウジくんも有頂天になるわ。 でもまあ、怪しいハーブもやめたそうで、それなりに更正はしてるんだな。 「デートで1万払えるか聞いて」って、払いたい人は多そうな気が。てか、私なら払う!(爆) ところで、レッドアイさん生きてた! 死線をさまよってたらしいけど生きてた! で、なぜだかE組に雇われてた! 他にも生死不明だった殺し屋さんたちが続々とでてきた。 そうか、誰も死んでなかったのか。 となると、「死神」(仮)は何がやりたかったんだろうなあ。 てか、客を増やすために殺し屋を呼び寄せるとか、あいかわらず殺せんせーはやることがワイルドだ。 あやしい客が多すぎて、ごまかすのに四苦八苦な渚くんの態度に、ユウジくんもさすがに不信感を抱いたか。 カミングアウト(?)する渚くんを、影で微笑んで見守ってる中村ちゃんがなんかすてきだ。 渚くんの境遇を知ってなお、扱いを変えないというのは、中村ちゃんなりの気遣いなのかもしれないね。 でもって、ちゃんと渚くんをみてて、少しでも傷ついた様子をみせたら、きれいさっぱりやめるつもりでいたのかもしれない。 てか、ミニスカでその座り方はあぶないのでやめて、渚くん(苦笑)。 ユウジくん、渚くんが男と知って、しょぼくれて帰ったかと思っていたんだが、渚くんの言葉をしっかり考え直し、E組の宣伝をしてくれていた。 なんとゆーか、本当に更正してたんだねえ。 渚くんのことを「友達」と書いていたけれど、気持ちの整理はついたんかなあ。 でもまあ、出会えてよかった、とは思ってるよね、きっと。 「死神」(仮)に殺されたと思っていた人たちが生きていて、ああ、このマンガは人が死なないんだなあ、と思った。 ちょっと安心した、とゆーか、そうか、松井せんせーはこの「世界」はそういう「世界」にしたいのか、と思った。 このまま誰も死なないのかもしれない。 もしかしたら、このマンガの唯一の死者が殺せんせーになるのかもしれない。 できれば、E組の子供たちが誰の死も悲しまずにすむ世界であればいいな、と思う。

『週刊少年ジャンプ』2014年51号 感想

『暗殺教室』 (第116話 客の時間) 別記事(来て欲しい人も来て欲しくない人も千客万来) 『ONE PIECE』 (第767話 “コラさん”) 父親を殺したドフラミンゴを、コラソンが信用するはずもないよなあ。 「なぜおれが実の家族を二度も殺さなきゃいけないんだ!!!」って言っても、両方とも殺さずに済む道はあったんだもん。 それにしても、ナギナギの実の能力がこんなエピソードにつながるとは……。 『ハイキュー!!』 (第134話 お互い様) 大王様の強化サーブ、コートに入ると手出しできない感じだなあ。 いまだ成功率が低いのだけが救いだけど、相手のミスを願うだけっていうのもなんだよね。 大地さんは「お互い様」というけれど、その「お互い様」のレベルがおそろしく高いんだろうなあ。 ツッキーがスガさんと交代。 おおっ、スガさんと影山くんが同じコートにいる絵というのは、なんか新鮮だなあ。 スガさんはセッターだけどレシーブもうまい。 そんでもって、影山くんはセッターだけどスパイクもうまい。 そんなツーセッターを活かすとこんなことになるのね。 かっけ~!! 『ワールドトリガー』 (第83話 空閑遊真・10) 別記事 『BLEACH』 (BLEACH 605. Don't Call My Name) 浮竹さんが久し振りに登場! なにやら京楽さんと結託して裏で大仕事をやっていたらしい。 とりあえず、浮竹さんと京楽さんが戦う展開にならなかったことにほっとしている。

『ワールドトリガー』第83話 「空閑遊真・10」 感想

オサムくんの母親が意外とファンキーな人だった(苦笑)。 「こんな大ケガしたのに千佳ちゃんに泣いてもらえなかったわよ。親密さが足りないんじゃないの?」って、どうしてそこをツッこむ! クールな顔でそんなこと言われたら、オサムくんだって言葉の返しようがないだろ。 なんとゆーか、この人、ユーマと仲良くなれそうな気がするな。 でもきっと、1週間以上もずっとついてくれてたんだよね。 オサムくんは未成年なんだからボーダーに入る際にも親の許諾が必要だったはずで、それを許したからには任務中のケガも覚悟はしてたんだろうけど。 ママさんが迅さんのことを「迅くんって子」って呼んだのがなんか新鮮だったんだけど、考えてみれば迅さんまだ19歳なわけで、ママさんからみれば「子供」なんだよね、十分に。 あと、見舞いの品の中にさりげにリリエンタールが入ってた。 天羽くん「広範囲にわたって防衛」って、広範囲を更地にしてただけにみえたんだが(笑)。 レプリカまだ生きてた。よかった。 でもきっと、オサムくんの前で笑えるようになるまでは、やっぱり時間がかかったんだろう。 だから、オサムくんのお見舞いにこれなかったんじゃないかな。 でも、捜しまくって、調べまくって、レプリカはアフトクラトルで生き延びていると信じることができたから、ようやくオサムくんの前に顔を出したんじゃないかね。 そして、ユーマとオサムくんの間に、もうひとつの共通の目的ができた。 ユーマに生きる目的を持って欲しいと願っていたレプリカ自身が、ユーマの生きる目的のひとつになったというのは、なんだか感慨深いものがある。

『暗殺教室』第116話 客の時間 感想、もしくは、来て欲しい人も来て欲しくない人も千客万来

懐かしい顔が続々ご登場の今回。 トップバッター(?)は修学旅行編でいろいろ台無しにしようとした結果、殺せんせーにお手入れされた人たち。 ところで、どんぐりつけ麺のポスターがあんまりおいしそうにみえないのは私だけだろうか(苦笑)。 山のふもとでは、矢田ちゃんが客引きしてた。 強面なお兄さんたちを前にして「先輩さん達みたいな価値を知ってる大人でも」とは、矢田ちゃんの接客術がさすがすぎる! まあ、渚くんたちの因縁の相手とは知らんしね。知っててもこんな対応してそうだけど。 山登りするのが大変な人用にチャリアカーまで用意してるとは、なかなか配慮が行き届いてるな。 殺せんせーはオブジェになって生徒たちを見守ってるのか。 「8ページぐらいかけてリアクション取らせたかった。でもそれは他の作品の独壇場だわ」って、不破ちゃん、発言がメタすぎるしっ! イリーナ先生あたりであれをやったら、なかなか楽しいことになりそうなんだが。 そのイリーナ先生は男性をATMにするのが得意だなあ(笑)。 そうか。こうやって客単価をあげていくのね。 一方、浅野くんの搾取術もなかなかのもんで、客をA組内で回遊させる作戦。 「どんだけ腹黒かろうが…俺等の頭が敗ける姿はもう見たくねぇ」って台詞に、おっ、ってなった。 なんだかんだで五英傑にも団結力というものはあるんだなあ。 中村ちゃんが、渚くんを性別ネタでいじってたことを謝った! と、思ったら、速攻で女装させてるし! てか、どうやって渚くんのズボンを脱がせてスカートを穿かせたんだよ。 その技術がこわいよ。 今回はキャラクターがたくさんだなあ。 E組の生徒たちもそれぞれに生き生きと役目を果たしていて、ほのぼの~な気分になれたのでした。

『週刊少年ジャンプ』2014年50号 感想

『暗殺教室』が表紙なのはうれしいけど、『NARUTO』の最終回なのに『NARUTO』じゃないの? とか思ったんだが、最終回分がオールカラーで、このうえカラー表紙まで描いたら岸本先生が大変すぎるな、と納得した。 巻末コメントも『NARUTO』一色で微笑ましいんだが、『ONE PIECE』の表紙は『NARUTO』仕様だし、『NARUTO』の最終回のナルトの石像のひたいには麦わら一味のマークが落書きされてるしで、尾田先生と岸本先生どれだけ仲がいいんだよっ! とにやにやしちゃったんでした。 『NARUTO』 (699 和解の印&700 うずまきナルト!!) ナルト×ヒナタENDだったので個人的には満足。 カカシ先生は独身っぽいが……。 てか、我愛羅が七三分けのイケメンに育ってて笑った。 『ONE PIECE』 (第766話 “スマイル”) コラソンの最後のドジはヴェルゴに情報を渡してしまったことか……。 これはまあ、ドジというよりは運が悪い、というべきだが。 ドフラミンゴにはコラソンに対する肉親の情というものがなかったのか、それとも、兄に裏切られたという想いは意外と根深かったのか……。 表情をみるかぎり前者っぽくって、いろんな意味でコラソンが不憫だ。 まあ、ドフラミンゴにしてみれば、先に裏切ったのはコラソンの方、ということになるんだろうが。 『暗殺教室』 (第115話 学園祭の時間) 別記事(山の幸のお値段) 『ハイキュー!!』 (第133話 セッター対決 ROUND2) 大王様に手玉に取られてる感がハンパない影山くん。 狂犬くんもなんだかんだで使いこなしてる。 使いにくい武器だからこそ、使いこなしてみせる、という大王様の強気がすてきすぎる。 で、やっぱり影山くんは大王様を相手にしてると平常心ではいられないのね。 『ワールドトリガー』 (第82話 三雲修・9) 別記事

『ワールドトリガー』第82話 「三雲修・9」 感想

チカちゃんのお兄さんって、普通に生活しててネイバーにさらわれた不運な人かと思っていたんだが、自分からあちらの世界に飛び込んだのか。 トリオン量はうまれつき決まっているものということは、遺伝性のものという可能性もあるわけで、お兄さんもチカちゃんほどではないにしてもトリオン体の発達した人なのかね。 それにしても、試験に落ちて、それが納得いかず抗議するとは、オサムくんてば意外とアクティブだな。 まあ、その時点ではトリオンなんてものの存在を知らないで普通に学力試験だと思って受けたわけだから、それなりに学力に自信があるのなら納得いかないってのはあるかもしれんが。 で、そのあげくに無意味を承知で、基地にもぐりこんで偉い人に直談判しようとか、オサムくんどれだけ必死だよ! それだけチカちゃんの涙が重くって、何かをせずにはいられなかった、ってことなんだろうけど。 あと、ユーマがレプリカを捜しているときいて、ちょっと泣きそうになった。

『暗殺教室』第115話 学園祭の時間 感想、もしくは、山の幸のお値段

今号は表紙! イリーナ先生がやたらかわいいんだけど、そのうち本当にこういうグッズがでそうな気がする。 で、表紙カラーに加えてセンターカラー! 松井せんせー、お疲れ様でした。 こういうポップなデザインに関しては、殺せんせーは使い勝手がよいなあ(笑)。 今回から、新章突入だった。 椚ヶ丘って超進学校だから、学園祭みたいなイベントは控えめなのかと思ったら、実はめっちゃ盛り上がるイベントらしい。 こんなとこにまで競争意識を持ち込むとは、あの理事長先生らしいけど、それを生徒たちが楽しんでいるのならいいことだよね。 てか、進藤くん、お久し振りです。 E組は学園祭も山の中の隔離校舎なのか。 これは超絶不利だよなあ。 1kmの山道を登ってまで中学生の出し物を見ようとするなんて、身内でもなきゃやらないよね。 浅野くんは父親に憎しみを抱いているけど、父親はその上をいっていた。 愛情も憎しみもないとは……。 「無関心」てのはもう何にもどうにもならない感じがして、浅野くんがかわいそすぎる。 そして「統治」と書いて「きょういく」と読むのね。 理事長先生、ゆがみない。 浅野くんは今回も助っ人を使うつもりらしい。 まあ、助っ人を呼んでこれるのも、ひとつの能力ではあるけど。 父親の洗脳からうまい感じに抜け出すことができれば、かなり優秀なビジネスマンになれそう。 浅野くんの一番、まずいところって、父親を意識しすぎてるとこなんじゃないかと思うんだよ。 二番目は、とりあえず力押しをしようとするとこかな?(←これもまた父親の影響が強いと思う) 圧倒的不利な状況をくつがえすための殺せんせーの策は、山の恵みを徹底的に活かすこと。 なんかもう、普通においしそう……。 自然薯に頬ずりしてる磯貝くんがかわいすぎだった。 あと、猛毒キノコを「責任持って預かる」って、どういう預かり方する気だよ、カルマくん。 ところで、前々から思ってたんだけど、松井せんせーって、食べ物の絵にやたら手を掛けてませんか? 気のせいですか?

『週刊少年ジャンプ』2014年49号 感想

『食戟のソーマ』 (93 秋を告げる“刀”) 祝! アニメ化! って、食事シーン(=お色気シーン)をどこまでがんばれるかが勝負な気がする。 堂島さんと一色先輩だけがんばってたらどうしよう(爆)。 食事シーンといったら伝説(?)の『ミスター味っ子』というアニメがあったんだけど、あのインパクトを超えるものを期待したい。 てか、一色先輩、制服を着てるとめっちゃまともな仕事のできる男って感じだよね。 服着てる姿の方がレアだけど。 決戦を目前にして、黒木場くんはアリスちゃんに、葉山くんは潤さんに、ソーマは田所ちゃんの元にいったん戻るんだなあ。 意外とカップルの多いマンガだよね。 『暗殺教室』 (第114話 渚の時間) 別記事(渚くんが一周目をはじめる時、母親も一周目の続きをはじめるのかもしれない) 『ハイキュー!!』 (第132話 壊し屋) センターカラーは各校の1年生ズが元気にはしゃいでる後ろで、2年生な狂犬くんが座ってる図。 リエーフも黄金川くんもでっかいから、日向くんが本当にきゃしゃにみえるなあ。 コートに入った途端、金田一くんをふっとばした狂犬くん。 おまけにアウトになって1セット目を落とすはめになるし、散々な青城。 めずらしくツッコミに迷ってる大王様がおもしろいんだけど、岩ちゃんは一直線だなあ。 確かにこの場合、危険なことをやるんじゃない! が最重要事項だよね、うん。 おまけに、狂犬くん、大王様のことは無視するのに、岩ちゃんの言葉には従っている。 ワンコだから自分の中での上下関係が決まったら、それに忠実に従うのかね。 なんかこう、岩ちゃんの方がキャプテンっぽくなってる(笑)。 影山くんの「国見の代わりって事はけっこう頭のきれる奴なのかもしれない」って台詞に、影山くんの中での国見くんの評価ってかなり高いんだな、って思った。 それにしても、双方とも全力出しすぎてサーブがぼこぼこはずれてるんだけど、これがばしばし入り始めたらこわいってことなんかね。 この高速サーブの打ち合いの中で、山口くんのフローターが決まると、めっちゃかっこええんだろうなあ。 『ニセコイ』 (第145話 タイイク) 楽のことではまったく譲らないまりかちゃんだけど、楽の困ることは絶対にやらない。 ここらへんのいじらしさがかわいすぎる。 『銀魂』 (第五百十六訓 ろくでなし二人) ついに銀さんの過去編に突入...

『ワールドトリガー』第81話 「大規模侵攻・24」 感想

オサムくんが助かりそうでなにより。 「連れ帰ればヒュースは我々の敵になる」というのは、ヒュースだけ派閥が違うとかそういうことなんかね。 「金の雛鳥」を捕まえていれば敵にはならなかった、というのは、ハイレインが大きな戦力を手に入れることができていたら敵にならずにすんだ、ということ? ランバネインがハイレインのことを「当主」と呼んだところをみると、何かの勢力のリーダー格なんだろうね。 迅さんは予想以上に暗躍してたっぽい。 いろいろなものがみえるだけに、他人にみせないところでいろんなものを背負い込んでるんだろうなあ。 「最高から2・3番目くらい」の出来とはいえ、当然、最高の出来を目指していたんだろう。 でも、それをどこかであきらめるしかなくて、次善の策を打ち続けて、最高に近い出来を求めて奔走していたんだろうなあ。 迅さんがちょっと憂い顔なのは、それでもやっぱり最高の出来にしたかった、という思いがあるからなんだろう。 民間人の死者が出なかったことは、ボーダーの最低限のラインは守ったってことなんだろうけど、C級隊員を失い、多分、その分、相手の戦力を増やしてしまったことは、やっぱり痛手だろう。 これでチカちゃんまで連れ去られてたら本当に大惨事だったよなあ。 ハイレインの中でもいろいろと反省する点はあるようだけど、当初の目的は果たした、ということで「負け」という認識ではないのね。 100%の勝ちは目指さない。分捕れる分だけ分捕る、という考え方は、迅さんもハイレインも同じか。 ふたりとも優秀な戦略家なんだな。

『暗殺教室』第114話 渚の時間 感想、もしくは、渚くんが一周目をはじめる時、母親も一周目の続きをはじめるのかもしれない

母親に拉致された渚くん。 ついたところはE組の校舎。 校舎を燃やすとか、完全に犯罪だから。それも結構、重い罪だからっ。 それにしても、E組の校舎を渚くんの手で燃やせば、渚くんはE組にいられなくなる、ってその発想がすごい。 それでも、性格はアレだけど、渚くんを育てるために、ものすごくがんばって働いてるってのは確かなんだろう。 それを渚くんがありがたがるかはともかくとして。 希望の会社に入れなかった、とかいう話だったから、こんな会社に入りたくなかった、とか思いながら、でもこの仕事辞めたら、息子を私立に行かせられない、と自分をはげまして働き続けているんだろうなあ、と思うとちょっとせつない。 なるほど、渚くんが母親を全否定できないのは、懸命に働いている母親の姿をみてきた、というのもあるのかもしれない。 「…違う!! …でも正しい」 というのはそういうことなのかもしれない。 母親としてがんばっている、というのはわかる。 それでも、それを息子に押し付けたらなんにもならない。 貧乏でも家族仲がよさそうな磯貝くんみたいな家庭の方を、渚くんは望んでいるんじゃないかと思うんだが。 ところで、殺し屋の「砲台と一緒に」って台詞の意味がわからなくって、首をかしげてしまった。 そうか、律ちゃんのことか。 そういえばあの子、「砲台」だった(苦笑)。 そして、母親を守るために殺し屋に立ち向かった時に、渚くんは自分の「一周目」をはじめた。 そして、あからさまに危ない男を前にして、顔色ひとつかえずに立ち向かい撃退した渚くんをみた時、ママさんははじめて渚くんを自分とは違う生き物だと認識したのかもしれない。 これまでの渚くんは、母親を怒らせないために、できるだけ自分が母親の分身であるかのように振る舞ってきたんじゃないかね。 母親の「夢」を実現できる「器」であり続けてきたんじゃないかね。 でも、殺し屋を撃退した渚くんは、母親の望みとはまったく違う姿をみせていた。 母親の言うことに従わないくらいの普通(?)のグレ方なら、「私が立ち直らせてみせるわ!」になるだろうけど、まったく異質な姿をみせられたら、これは「わたし」と思えなくなるのも無理はない。 結局、渚くんがみずから譲歩案を示すことで、母親も折れたか。 あれだけの姿をみせられながらも、母親を見捨てなかった渚くん。 なんとゆーか、肝が太すぎ。 前から思ってたけ...