『ワールドトリガー』第81話 「大規模侵攻・24」 感想

オサムくんが助かりそうでなにより。

「連れ帰ればヒュースは我々の敵になる」というのは、ヒュースだけ派閥が違うとかそういうことなんかね。
「金の雛鳥」を捕まえていれば敵にはならなかった、というのは、ハイレインが大きな戦力を手に入れることができていたら敵にならずにすんだ、ということ?
ランバネインがハイレインのことを「当主」と呼んだところをみると、何かの勢力のリーダー格なんだろうね。

迅さんは予想以上に暗躍してたっぽい。
いろいろなものがみえるだけに、他人にみせないところでいろんなものを背負い込んでるんだろうなあ。
「最高から2・3番目くらい」の出来とはいえ、当然、最高の出来を目指していたんだろう。
でも、それをどこかであきらめるしかなくて、次善の策を打ち続けて、最高に近い出来を求めて奔走していたんだろうなあ。
迅さんがちょっと憂い顔なのは、それでもやっぱり最高の出来にしたかった、という思いがあるからなんだろう。

民間人の死者が出なかったことは、ボーダーの最低限のラインは守ったってことなんだろうけど、C級隊員を失い、多分、その分、相手の戦力を増やしてしまったことは、やっぱり痛手だろう。
これでチカちゃんまで連れ去られてたら本当に大惨事だったよなあ。

ハイレインの中でもいろいろと反省する点はあるようだけど、当初の目的は果たした、ということで「負け」という認識ではないのね。
100%の勝ちは目指さない。分捕れる分だけ分捕る、という考え方は、迅さんもハイレインも同じか。
ふたりとも優秀な戦略家なんだな。