『暗殺教室』第114話 渚の時間 感想、もしくは、渚くんが一周目をはじめる時、母親も一周目の続きをはじめるのかもしれない
母親に拉致された渚くん。
ついたところはE組の校舎。
校舎を燃やすとか、完全に犯罪だから。それも結構、重い罪だからっ。
それにしても、E組の校舎を渚くんの手で燃やせば、渚くんはE組にいられなくなる、ってその発想がすごい。
それでも、性格はアレだけど、渚くんを育てるために、ものすごくがんばって働いてるってのは確かなんだろう。
それを渚くんがありがたがるかはともかくとして。
希望の会社に入れなかった、とかいう話だったから、こんな会社に入りたくなかった、とか思いながら、でもこの仕事辞めたら、息子を私立に行かせられない、と自分をはげまして働き続けているんだろうなあ、と思うとちょっとせつない。
なるほど、渚くんが母親を全否定できないのは、懸命に働いている母親の姿をみてきた、というのもあるのかもしれない。
「…違う!! …でも正しい」
というのはそういうことなのかもしれない。
母親としてがんばっている、というのはわかる。
それでも、それを息子に押し付けたらなんにもならない。
貧乏でも家族仲がよさそうな磯貝くんみたいな家庭の方を、渚くんは望んでいるんじゃないかと思うんだが。
ところで、殺し屋の「砲台と一緒に」って台詞の意味がわからなくって、首をかしげてしまった。
そうか、律ちゃんのことか。
そういえばあの子、「砲台」だった(苦笑)。
そして、母親を守るために殺し屋に立ち向かった時に、渚くんは自分の「一周目」をはじめた。
そして、あからさまに危ない男を前にして、顔色ひとつかえずに立ち向かい撃退した渚くんをみた時、ママさんははじめて渚くんを自分とは違う生き物だと認識したのかもしれない。
これまでの渚くんは、母親を怒らせないために、できるだけ自分が母親の分身であるかのように振る舞ってきたんじゃないかね。
母親の「夢」を実現できる「器」であり続けてきたんじゃないかね。
でも、殺し屋を撃退した渚くんは、母親の望みとはまったく違う姿をみせていた。
母親の言うことに従わないくらいの普通(?)のグレ方なら、「私が立ち直らせてみせるわ!」になるだろうけど、まったく異質な姿をみせられたら、これは「わたし」と思えなくなるのも無理はない。
結局、渚くんがみずから譲歩案を示すことで、母親も折れたか。
あれだけの姿をみせられながらも、母親を見捨てなかった渚くん。
なんとゆーか、肝が太すぎ。
前から思ってたけど、渚くんて妙におおらかなとこがあるよね。
おおらかというときこえがいいけど、単純に鈍いんかな。
他人の痛みに敏く、自分の痛みに鈍い……だいぶ苦労しそうな性格だな。
ところで殺せんせーは運転免許を持っているんだろうか。
人間だった時にとってた可能性はありそうだな。当然、今は無効だろうけど。
ついたところはE組の校舎。
校舎を燃やすとか、完全に犯罪だから。それも結構、重い罪だからっ。
それにしても、E組の校舎を渚くんの手で燃やせば、渚くんはE組にいられなくなる、ってその発想がすごい。
それでも、性格はアレだけど、渚くんを育てるために、ものすごくがんばって働いてるってのは確かなんだろう。
それを渚くんがありがたがるかはともかくとして。
希望の会社に入れなかった、とかいう話だったから、こんな会社に入りたくなかった、とか思いながら、でもこの仕事辞めたら、息子を私立に行かせられない、と自分をはげまして働き続けているんだろうなあ、と思うとちょっとせつない。
なるほど、渚くんが母親を全否定できないのは、懸命に働いている母親の姿をみてきた、というのもあるのかもしれない。
「…違う!! …でも正しい」
というのはそういうことなのかもしれない。
母親としてがんばっている、というのはわかる。
それでも、それを息子に押し付けたらなんにもならない。
貧乏でも家族仲がよさそうな磯貝くんみたいな家庭の方を、渚くんは望んでいるんじゃないかと思うんだが。
ところで、殺し屋の「砲台と一緒に」って台詞の意味がわからなくって、首をかしげてしまった。
そうか、律ちゃんのことか。
そういえばあの子、「砲台」だった(苦笑)。
そして、母親を守るために殺し屋に立ち向かった時に、渚くんは自分の「一周目」をはじめた。
そして、あからさまに危ない男を前にして、顔色ひとつかえずに立ち向かい撃退した渚くんをみた時、ママさんははじめて渚くんを自分とは違う生き物だと認識したのかもしれない。
これまでの渚くんは、母親を怒らせないために、できるだけ自分が母親の分身であるかのように振る舞ってきたんじゃないかね。
母親の「夢」を実現できる「器」であり続けてきたんじゃないかね。
でも、殺し屋を撃退した渚くんは、母親の望みとはまったく違う姿をみせていた。
母親の言うことに従わないくらいの普通(?)のグレ方なら、「私が立ち直らせてみせるわ!」になるだろうけど、まったく異質な姿をみせられたら、これは「わたし」と思えなくなるのも無理はない。
結局、渚くんがみずから譲歩案を示すことで、母親も折れたか。
あれだけの姿をみせられながらも、母親を見捨てなかった渚くん。
なんとゆーか、肝が太すぎ。
前から思ってたけど、渚くんて妙におおらかなとこがあるよね。
おおらかというときこえがいいけど、単純に鈍いんかな。
他人の痛みに敏く、自分の痛みに鈍い……だいぶ苦労しそうな性格だな。
ところで殺せんせーは運転免許を持っているんだろうか。
人間だった時にとってた可能性はありそうだな。当然、今は無効だろうけど。