『暗殺教室』第174話 顔色の時間、もしくは、怪物の色と先生の色

久々に発動した殺せんせーのド怒りモード。
無理もない……。

触手生物は真っ黒になった時にしかフルパワーは出せないのか。
つまり、殺せんせーがフルパワーで戦ったことは一度もない?


一時は我を忘れて感情を歪めたけれど、弟子の全力を真正面から受け止めた殺せんせーは、先生としての自分を忘れていなかった。
それはだいぶほっとした。
自分を裏切った弟子であっても、殺せんせーが理性を失ってる状況で、彼を攻撃するのはイヤだなあ、と思うから。

「全ての感情を」「全ての過去を」と描かれたページの中の「死神」は憂い顔だった。
多分、「死神」は弟子にこんな顔をみせたことはないんだろうなあ。
そう思うと、このふたりが「人間」だった頃に、わかりあえたり、通じ合えたりしたことはないんだろうし、そもそも「死神」自体が「人間」をやめる直前にようやく雪村先生を通じて、そういう経験をしたわけで、なんかもう致命的に組み合わせが悪かったよなあ。
与えられるものはたくさん持っているのに、与えるという考えを持ってない先生と、与えて欲しいとすがり続けていた生徒って、これでこじれないわけがない。


「せめて安らかな…」の「…」は、「せめて安らかな死を」と言おうとして、どうしても「死」という言葉を口にできなくて、「卒業を」という言葉をチョイスした説を推したい。


柳沢がめっちゃ雑魚っぽいやられ方してて笑った。
「シックス」といい最後の敵はプチッとやられるのが、松井せんせーのお気に入りなんだろうか。

なぜだか「作戦本部に連絡してバリアー解除を」「ダメだ」「するわけないし、間に合うわけない」が妙にツボった。
そうだよね。
あれだけの予算をかけて殺せんせーを閉じ込めて、あれだけ大々的に殺せんせー大悪人をアピールしたのに、それを無に帰すわけがないよね。


茅野ちゃん、渚くんが回収してくれてたけど、無事が確認できてないので、まだちょっと安心できない……。