『ワールドトリガー』第152話 「玉狛第2・17」 感想

1ページ目の転送の様子が、めっちゃ美しい。SFチックというか。
そうか、こんな感じで落とされるのか。
アニメで観てみたい絵だな。

「市街地A」は学校があって、公園があって、戸建て住宅があって、集合住宅があって、みたいな本当に普通な市街地。
ボーダー本部が建ってる場所は、元はこんな感じだったんじゃないかな、という気がした。
B級の3~5位の面々が描かれた見開きページをみて、こうやってみるとオサムは美人さんだなあ、とか思った。
いや、あんまり美形扱いされてないけど、香澄さん似の美人だよねえ。

ランク戦の転送位置はランダムだけど、「大体、同じくらいの間隔で転送される」のか。
すると、転送直後に不意打ちされた、みたいなことにはならないのね。

ゾエさんはちゃんと「三雲くん」呼びなのに、当真は「メガネ」か。
ボーダーにはメガネキャラもそこそこいるのに、なんでオサムは「メガネ」が定着してるのか……。
あと、当真の「チカ子」呼びは驚いた。
夏目ちゃんのがうつったのか、ナチュラルに「雨取チカ子」って名前だと思ってるのか。
東さんや荒船といった狙撃手連中は「雨取」って呼んでるし、名前を誤認してる可能性はあるよなあ。
本名を短くして呼ばれることはよくあるけど、わざわざ長くすることはあんまりないしな。「アマトリチャーナ」とかさらに長くしている人もいるけど。
そういえば、南沢の「三雲チャン」って呼び方も何気に新しいな。

「機動型狙撃手」らしくグラスホッパーであっちゅーまにビルの屋上にたどり着いた隠岐。
かっこええ。でも、すぐみつかる(笑)。
まあ、あんなことやってりゃ目立つよね。
佐鳥のツインスナイプと同じで、二丁構えるのかっけー! でも、バッグワームつかえないよね、みたいな、狙撃手連中が似たようなことをしない理由がわかる感じ。

樫尾は隠岐をみつけても報告するだけで放置か。
隊長の命令に忠実に動くタイプっぽいな。
あと、王子はあの隊服で弧月持ってると、日本軍の青年将校っぽい。

王子をうまく誘導してチカちゃんの的にできたかと思えたユーマだけど、王子に気付かれた。
頭がいいし、察しがいい。ちょっと残念なとこもあるけど、有能なのは間違いない。

この、バッグワーム使ってる連中をめぐって、位置情報と視認情報と、レーダーから消えたタイミングで、それぞれの隊が位置関係の読み合いをしてるとこがおもしろい。
最初っから使ってたチカちゃん+隠岐+オサム。
隠岐は樫尾に視認されて位置バレ、オサムはスパイダーの巣をみつけられて位置バレ。
チカちゃんは所在不明ではあるけれど、王子にだいたいの位置を勘付かれている。
さらに、樫尾と南沢はオサムを追って、バッグワームを身に着ける……か。

オサムと王子の読み合い、それに対して、泰然自若って感じの生駒さん。
生駒隊はやっぱり、力でねじふせる系のチームなんかなあ。
B級のトップ2にいるのが、もっと力でねじふせる系な二宮隊と影浦隊でなければなあ。

樫尾と南沢に追い詰められたと思いきや、うまいことふたりをはちあわせさせて、自分は物陰に隠れているオサム。
めっちゃオサムらしいけど、あんまりジャンプヒーローっぽくはない(笑)。
でも、こういう戦い方こそが、オサムの真骨頂って感じがするよね。

しょっぱなからめまぐるしく戦況が動く今回のランク戦。
オサムが的にされ、対応に追われつつも、なんとかうまいこと生駒隊と王子隊をひっかけようとしている三雲隊。
オサムを最初に潰す、という作戦が徹底されている動きの王子隊。
様子見な感じの生駒隊。
う~ん。めっちゃ楽しい。

あと、18歳トリオの実況&解説が、ゆるいながらもマトモだ。