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『週刊少年ジャンプ』2018年34号 感想

『ONE PIECE』 (第912話 "編笠村") エースの訃報をきかされて気を失うほどのショックをうけるお玉ちゃん。 ルフィの言い方は直接的すぎる感じはあるけど、どうオブラートに包もうと事実は事実だしなあ。 それにしても、あれだけの大事件が伝わっていないとは、情報さえ入れないほどの鎖国レベルなのか。 「アニキはエースの優しさを知らないから、おらの辛さがわからなんでやんす!!」ってのはちょっと辛いせりふだよね。 兄貴としてのエースの優しさを、ルフィは存分にあびて育ってるから、「アニキ」と「エース」という言葉が並ぶのはめっちゃつらい。 でも、そんなこと言われてもルフィが怒らないのは、お玉がエースを慕っているからこその暴言だから。 うん、実はちょっとうれしく思ってるんじゃないかな。 そこまでエースを愛してくれてありがとう、って。 唐突にルフィとゾロが合流してて笑った。 「騒ぎは起こすな」という要望(懇願?)に対する言葉が「ちゃんと後で謝ろう!!」なのはひどい。 錦えもんさん、かわいそう。 『呪術廻戦』 (第20話 幼魚と逆罰 -弐-) 別記事になりました。 『Dr.STONE』 (Z=67 全軍出撃) クロム、白旗のこと知ってたんだ。 冬があけたら戦争かと思ってたらいきなり戦争がはじまりそう。 ていうか、ここで自動車が登場か。道路もないのに……。 まあ、荷物運ぶ用ならエンジンに荷台をのっけた程度で十分か。 でもエンジンどうやってつくるの? 燃料どうすんの? 『鬼滅の刃』 (第119話 よみがえる) 無一郎を守らなければ、という思いが強すぎてからまわっていつも余裕がなくて、逆に無一郎をおびえさせていた有一郎。 人にやさしくするには、心の余裕がいる。 そして、その余裕があった鉄井戸さんは、時透くんを深く理解していたけど、ずっとそばにいてあげることはできなかったか。 軽々と柱になったようにみえた時透くんを、宇髄さんは羨望のまなざしでみつめていたのかもしれない。 でも、時透くんの目にはなんにもうつることがなかった。余裕がなさすぎて。 そう考えると、いろいろとせつない。 『アクタージュ act-age』 (scene26.覚悟) 夜凪ちゃん、カムパネルラ役って主役(のかたわれ)か! 男の子役だと、あの長い髪じゃまにならない? 切られちゃったらやだなあ。 夜凪ち...

『呪術廻戦』(第20話 幼魚と逆罰 -弐-) 感想

なんか掲載位置がすごいことになってるんだが……。 どんな相手にも強制的に弱点をつくることができる、って結構すごい能力だな。 もしかして7:3だから「ななみ」なのか? 駄洒落なのか? 自分の能力をバラすことで、能力の底上げが可能か……。 つまり、五条先生が漏瑚に自分の能力をしゃべったのは、ナメプではなく縛りプレイ? ”縛り”っていうのはどんな強者も違えることができない、みたいな話だったけど、それが絶対だからこそ、従った時のメリットも期待できるということか。 まあ、お百度参りとか、いわゆるおまじないとかも、払ったコストが大きいほどリターンが期待できる、という話になってるからね。 バレても問題のない相手、という意味で言えば、程度の低い呪霊は人語を解さないし、7:3のポイントがどこにあるかもわからないだろうしで、バラしてよい相手ということになる。 虎杖は別の意味での「バレても問題のない相手」=敵にはならない存在ということで、虎杖に対する信用を示している、ということなんじゃないかな。 「余所見は感心しませんね」の返事が「話しかけたのだぁれ!!」なのかわいい。 虎杖たまに受け答えがめっちゃかわいい。 虎杖が身に着けた技は、元々の人間離れした身体能力を活かした技か。 技術が未熟だからこその技というのがよい。 てか、基本的に呪霊にこぶしで立ち向かってるってことだよね、これ。 虎杖らしいスタイルではあるが。 これから宿儺の影響が強くなっていくと、この技もさらに強力になっていくんだろうなあ。 それにしても、呪霊かと思ったら元人間とはエグい。 すると、映画館の変死体は、呪霊化に失敗したので放置したってこと? これからは、写真を撮って確認するところから戦闘をはじめることになるのだろうか。 七海さんは呪霊が腕時計してるのは変だってことで気づいたのか。 「嘘でしょう」という台詞で、冷静な七海さんもあせってるんだろうなあ、ってわかる。 この人は、合理的にことを運びたいだけで、自分以外はどうでもいい、とかそういうことは考えてないんだよね、きっと。 七海さんも、虎杖と同じように、他人のために本気で怒ることができる人なんじゃないかな。 「君が殺したんじゃない。その辺、履き違えるなよ」という言葉は、ちょっと突き放しているようにもきこえるけど、ちゃんと虎杖の気持ちを慮っている。 五条先生も七海さんも家入さ...

NO JUMP! NO LIFE!

祝! 『週刊少年ジャンプ』創刊50周年! ということで、ちょっと『ジャンプ』全体のことについて書いてみようと思った次第。 『ジャンプ』との出会いは床屋でした。 子供の頃、美容院などというしゃれたところには連れていってもらえなかったのです。 その床屋に待機客用の『ジャンプ』が積んであって、なんとなく読んでたわけです。 当時のお気に入りは『包丁人味平』、『ドーベルマン刑事』、『1・2のアッホ!!』だったと記憶しています。 そして、ある日突然、気になるマンガと出会います。 それが『リングにかけろ』でした。 いまだになにがそんなにハマったのかが謎なんですが、とにかく「このマンガを全部読みたい」(←床屋に置いてある雑誌なのであちこち抜けがあった)という強烈な欲求にかられ、中学生の少ない小遣いをはたいて、当時出ていた分のコミックスをすべて買いそろえて、何度も何度も読み返しました。 なんか自分でもよくわからない勢いがありました。 でも、コミックスってのはどうしても期間が空くわけです、でもはやくリンかけの続きが読みたいわけです、というわけで、高校に進学してお小遣いが増額されたことをきっかけに『週刊少年ジャンプ』を買い始めました。 これが私の人生を変えました(←本気で)。 床屋ではあまりちゃんと読めていなかったんですが、しっかり読んでみるとどのマンガもめっちゃおもしろい。 中学まで、親が『なかよし』と『りぼん』を買ってくれてたんだけど、これを『週刊少年ジャンプ』にして欲しいとどうして言わなかったのか、と後悔しました。 それが、『Dr.スランプ』がはじまったぐらいの時期なんですが、その後『3年奇面組』、『キャプテン翼』、『キャッツ・アイ』、『ストップ!!ひばりくん!』、『ブラック・エンジェルズ』が立て続けにはじまり、ここらへんが私の『ジャンプ』第一黄金期でした。 ちなみに『キャプテン翼』の連載開始直後に、友人たちに「今度はじまったサッカー漫画、おもしろいよね! すごくおもしろいよね!」と言いまくったところ、「あんなパースのくるった人体描いてるマンガのどこがいいんだ」「どうせ10週打ち切りでしょ」と言われしょんぼりしたことをよく覚えています。しくしく。 そういったおもしろいマンガがはじまる一方で、『リングにかけろ』がついに完結してしまいました。 巻頭カラーの華々しい最終回でした。 巻頭カ...

『週刊少年ジャンプ』2018年33号(祝! 創刊50周年!) 感想

祝! 創刊50周年! いろいろと楽しい企画満載な号だったけど、一番、うれしかったのは、葦原先生の色紙が載ってたことだった。 おおっ、描きおろしのオサムとユーマ! 連載再開はむずかしいのかもしれないけど、葦原先生が絵を描ける状態にあるとわかってかなり安心した。 月イチ連載でも『ジャンプ+』でも、どんな形でもいいから『ワールドトリガー』の続きが読めることを切に願っております。 あっ、松井せんせーはテレビで元気なお姿を拝見できたので、心配してないです。 『ONE PIECE』 (第911話 "侍の国の冒険") なにげにビブルカードなくしてるんですけど……てか、ルフィが持ってたビブルカードって誰のだっけ。 エースのビブルカードが燃えて以来の記憶が……サボのは持ってたような気がするな。 新キャラのお玉ちゃんかわいい。 自分のほっぺをちぎって食べさせるって、なにそのアンパンマン。 でも、怪物を従順にさせることができるってめっちゃ便利な能力だな。 これって人間相手でも効くのかな。 おかわり欲しいけど、どうやら食料が底をついてるらしいとわかって「おかわりは冗談だ!!」って言うルフィやさしい。 まあ、バレバレだけど。 そして、ルフィの前ではにこにこご飯を食べさせてたのに、飲んじゃいけない水を飲むほど空腹だったお玉は、お芝居上手だな。 哀しいお芝居だったけど。 お玉が食べるはずだったお米を、知らずに食べちゃったルフィに、お師匠が激怒する気持ちはよくわかる。 そのお師匠に「おらに恥をかかせねぇでけろ!!!」と涙ながらに訴えたお玉ちゃんのいじらしさ。 空腹よりも恥の方が、彼女にとっては重いんだな……。 この年で、ここまで強い覚悟があるというのは本当にすごいよなあ。 『鬼滅の刃』 (第118話 無一郎の無) 炭治郎と時透くんのお父さん、本当に似てるな。 血縁関係があるのかね、やっぱ。 時透くん双子だったのか。 最初の頃の合理性のみで生きてるような時透くんは、お兄ちゃんの言動をトレースしていたのかね。 自分を否定するあまりの、お兄ちゃんが生きていた方がよかった、からの無意識の成り代わりだったのかもしれない。 御館様が「自分を取り戻した時」と言ったのは、記憶を取り戻した時、という意味ではなく、そのままの意味だったのかもしれない。 奥様から、兄弟のことをきいていただろうから、無...

『呪術廻戦』(第19話 幼魚と逆罰) 感想

自分が嫌いな人間が死ぬボタンがあっても押せないけど、自分のことを嫌いな人間が死ぬボタンなら押す、というのは、なんともおもしろい言い回しだなあ。 自分が嫌ってるだけの人は敵じゃないけど、自分のことを嫌いな人は敵、って感じなのかな。 この子、夏油たちのいい感じの実験台になって終わりそうな気がするんだけど……。 前回、ラストのコマにいた人、新キャラだった。 このマンガ、ここんとこキャラが増える一方だな。 呪術師はクソ、労働はクソ、同じクソならより適性のある方を、って、丁寧な言葉づかいでクソクソ連呼するな(苦笑)。 この人は、ちゃんと現実を見据えて、受け止めて、きちんと考えて道をさだめてきたんだろうな、って感じがする。 それが要するに「しっかりしてる」ってことなんだろう。 五条先生を信用してるし信頼してるけど尊敬はしてない……伏黒もそんな感じなんじゃないかな、って思ってる。 「術師として認めていない」と言いつつ「己は有用であると、そう示すことに尽力して下さい」っていうのは、己は有用であると示してくれれば術師と認めます、ってことだよね、多分。 確かに、褒めも貶しもしてない。 めっちゃ中立だ。 てか「もうちょい待っててよ」ってポーズつけた虎杖がかわいすぎるんだが……。 あっさりスルーされたけど。 その虎杖が、呪霊をみつけて臨戦態勢に入るとこはちょっとこわかった。 なんていうか、一瞬で人格が変わるな。 これが五条先生言うところの「イカれてる」とこなんだろうけど。 で、これを「ストップ」と軽く制した七海さんがめっちゃかっこいい。 「私は大人で君は子供。私には君を自分より優先する義務があります」って、台詞だけで、五条先生が虎杖を預けても大丈夫、と判断したのも当然だな、って思える。 今、虎杖はものすごく微妙な立場にいるわけで、そんな虎杖を預けた、というだけで、五条先生が七海さんをどれだけ信頼してるかがわかるよ。 ナメられたと思ってムキになってみたり、虎杖って子供だよなあ、って思うけど、まだ高一だもん、子供だよね。 お気に入りの総菜パンがコンビニから姿を消すのが小さな絶望、ってなんかわかる。 定番にしてた商品がなくなると、軽く絶望するよね。 あれってどういうことかな、って考えたんだけど、自分はそれで満足してて現状維持を望んでるのに、世間が勝手にどんどん進んでっちゃうという状況に、なんだか...

『週刊少年ジャンプ』2018年32号 感想

『約束のネバーランド』 (第94話 全員 生きて) おじさんとルーカスが再会して、ふたりとも片手でお互いを引き寄せ合ったシーンはちょっとうるっときた。 おじさんはエマを支えてて片手しか使えなかったし、ルーカスは鬼にやられて片手がない、というのが、ふたりの現状を表わしているような気がしたんだよね。 両手を広げてハグできない不自由な状況だけど、互いに伸ばしあう手はまだ残っている、みたいな。 『ONE PIECE』 (第910話 "いざワノ国へ") 久しぶりにサニー号でのんびり航海中のルフィだち。 いやあ、この絵面、本当に久しぶりだな。 新聞みてみんなで懐かしい面々の話をしてるとことか、実に平和だよなあ。 まあ、しらほしちゃんがレヴェリーでどんな目にあったか、とか新聞に載ってたら、こんな平和じゃいられないだろうけどね。 しかし、せっかく合流したのに、はやくも離散状態とは……。 『鬼滅の刃』 (第117話 刀鍛冶) 時透くん、炭治郎の言葉にすぐ影響受けたから、ずいぶんと影響受けやすい子だな。記憶がないからいろいろと吸収しやすいのかな、それにあの炭治郎に言われると納得しちゃうよな、と思っていたんだけど、もしかして、炭治郎に似た感じの人が知り合いにいて、だから、炭治郎に影響を受けたというよりは、炭治郎に触発されていろいろ元に戻ってきてる、ということなのかな(←まあ、これも影響受けたと言えるが)。 玉壺が小屋に侵入されようが、鉄穴森さんがやられようが、自分が斬られようが、刀を研ぎ続ける鋼鐵塚さん。 集中力が高いとかいうレベルじゃない。 ていうか、鋼鐵塚さんすんげくかっこええ! こんなにかっこよくて、仕事もできるのに、嫁が来ないのか……まあ、奇声をあげて炭治郎を追いかけまわしてるところをみたら、そりゃそうだよね、ってなるけど(苦笑)。 玉壺の「芸術家として負けている気がする」って、これが「芸術家気取り」ってことなんだよね。 小鉄くんがブウと息を吹き込んだ時の絵が、なんか色っぽかった。 吾峠先生、たまにこういう謎の色気を出すよね。 『ブラッククローバー』 (ページ164 ならず者共 奮起!!) ラックがいつもの笑顔に戻った。 でも、若干、照れが入ってるとこがかわええ。 エルフは元々悪いヤツじゃない、と感じて、そのエルフたちを二度殺してることになるんじゃないか、とち...

『呪術廻戦』(第18話 「底辺」) 感想

表紙は真依さんと真希さんにはさまれた野薔薇ちゃん。 前回の表紙と同じく、上段と下段がシリアスで中段が笑える。 いやあ、ヤンキー座りが板についてるねえ。 てか、「東京高専一の暴れ馬・釘崎野薔薇」ってキャプションはどうなの! 真依さんは戦闘力が高いのかと思ってたらイマイチなのか。 呪術師としてはパッとしないけど、真希さんよりは上ってとこなのね。 ずいぶんと上から目線だったからかなり強さに自信があるのかと思ってたよ。 「上ばかり見てると首が痛くなるから、たまにはこうして下を見ないとね」という言葉はちょっとした自嘲のようにも感じる。 真依さんは京都高専の方では、下に見られて苦しい思いをしているのかもね。 真希さんは東京高専の方で愉快な仲間たち(?)と楽しくやってるけど。 でも、東堂は真依さんをバカにしてる様子はないよなあ。 東堂は、戦うなら強い相手、とは思ってるけど、弱い人をバカにするような人ではないのかもしれん。 ところで、女同士で制服はぎデスマッチ(?)とかどんだけマニアックだよ、からの「おとす!!」は笑った。 今のところこのマンガのヒロイン枠は野薔薇ちゃんかと思うんだけど「おとす!!」とか言って首絞めようとするヒロインはすごいな。 とか思ってたら、東堂がぴんぴんしてるのをみての反応が「そんな伏黒は…」って、伏黒を心配する言葉だったりで、野薔薇ちゃんめっちゃやさしい子だよなあ。やっぱり。 「私は真希さん尊敬してますよっ」って言った前のコマの笑顔なんか、めちゃくちゃかわいいし。 東堂、まさかのドルオタ! 握手券、束で持ってる……高専生は給料もらえるって話だけど、収入を全部アイドルにつっこんでるんじゃなかろうな。 アイドルの前で「わぁ~」とか言ってる姿、めっちゃ笑う。 あんなごっつい人があんだけ熱心に追っかけてくれてたら、絶対に顔覚えるわ。 「付いて来い、真依」「もうっ、勝手な人!!」って会話がなんかもう、付き合ってんの? って感じなんだけど、そうではないんだろうな、多分。 てか、なんで一緒に行動しないといけないの? 東堂はひとりで東京歩けないの? めっちゃ方向音痴で一人で会場にたどりつく自信がないとかかな。 五条先生の真の敵(?)がついに登場。 呪霊なんだか人間なんだかよくわからん人だな。 たいていのマンガって、最強枠の人はあんまり動き回らず要所にだけ出てくる印象があるん...

『週刊少年ジャンプ』2018年31号 感想

久しぶりに『ジャンプ』本誌で松井せんせーのお姿を拝見することができてとてもうれしかった。 『魔人探偵脳噛ネウロ』が終わってから『暗殺教室』が始まるまで3年待ったので、連載はもうちょっと待てます。 ていうか、松井せんせーに戻ってくる気がある、ということなら何年でも待ちます。 それにつけても心配なのは葦原先生だよなあ。 『ONE PIECE』 (第909話 "切腹") マルコは今でも懸命に白ひげの残したものを守っているのか。 やがて狙われることがわかっていて、そんでもって多分かなわないことを承知の上で、最後まで力を尽くそうとあそこで待ち受けているんだろうなあ。 「人の酒を欲しがるし」で、そういえばシャンクスがお酒持参で訪ねてたなあ、と思い出した。 親しい連中はみんな事情を知ってて、白ひげに会いに行く時は同じことをやっていたのかもしれん。 ようやくゾロたちが再登場! 長かったな~。 ロビンとウソップはなんとかやれてるみたいだけど、てか、ウソップは天職に就いたっぽいけど(笑)、フランキーは風貌的に隠れようがない感じだし、ゾロにいたってはどうにもならない(苦笑)。 ゾロはもう船の守り役やってた方がよかったんじゃない? 『Dr.STONE』 (Z=64 HOT LINE) 石像を壊してしまえばいい、とあっさり言うマグマがコワイが、そういえばそういう人だったよ。 確かにゲンは殺されかけてるしね。 あの石像を壊したところでスプラッタな絵になるわけじゃないが、それでも、手を施せば人間に戻るもの、とわかってて壊すのは無理だよね。 ゲンはマグマを止めた自分を「弱いね~」と自虐したけど、それが普通だよね。 この「弱い…」ってつぶやくゲンの表情がめっちゃよいよなあ。 で、そんなゲンに「つうか! 弱くなんかねえぞ! 俺らはもっと上目指してんだ」と言ったクロムは強い。 目的を果たすためなら犠牲をものともしない強さが司にはあるが、犠牲を出さずに目的を果たすのは、さらに強さがいることだ。 クロムにはそれがわかっている。 そこらへん、ちゃんと千空と思想が一致してるんだよね。 でかすぎるケータイをどうやって受け渡すのかと思ってたら、最初から千空と打ち合わせ済みだったか。 確かに、お墓なら毎日通っても不自然さはないし、ぶつぶつ話しかけててもそんなに違和感ないな。 特に大樹みたいなキャラ...

『呪術廻戦』(第17話 退屈) 感想

表紙絵、上段の東堂先輩と下段の伏黒が不穏なことになってるのに、中断の虎杖と五条先生のなごみっぷりはなんなの? てか、今回、はじめて虎杖の出番がゼロだった。 野薔薇ちゃんが丸腰ということを考慮して、なんとか穏便に済まそうとする伏黒やさしい。 もっとも野薔薇ちゃんは丸腰でも、まったく臆することなく喧嘩売ってるけどね。 てか「毛穴開いてんぞ」とは女性同士ならではの煽りだな。 女性のタイプをきいておいて「男でもいいぞ」って追加する東堂先輩……配慮が行き届いている……。 てか、ここで「東堂先輩みたいなタイプです」と答えたらどうなったんだろうか、とふと考えてしまった。 「その人に揺るがない人間性があれば、それ以上は何も求めません」という回答は、女性陣には受けがよかったが、東堂先輩にとっては退屈な答えだったらしい。 でもまあ、東堂先輩を楽しませてやる義理はないしな。 「脚がきれいな人」とか適当なこと答えとけばよかったんじゃないかな、とも思うんだけど、こういうとこで真っ当に応えてしまうあたり、伏黒はまじめだよなあ。 伏黒の足にしがみついてる羽の生えた蝦蟇がなんかかわええ。 あそこまでぼこぼこにやられてまだ意識がある伏黒、頑丈すぎないか? 呪術でなんらかのガードをかけてるのかな。 てか、校内をあんなに荒らして、あとで怒られたりしないのかな。 「新宿・京都百鬼夜行」事件が出てきたあたり、『呪術廻戦』と『東京呪術高等専門学校』は設定がきちんとつながってるようだ。 夏油が生きてるんで、世界線が違うのかな、と思ってたんだけど。 ということは、五条先生は夏油をあそこまで追い詰めといて逃げられちゃってるのね。

『呪術廻戦』1巻 箇条書き感想

『呪術廻戦』の1巻がついに出たですよ! うれしい。本当にうれしい。 というわけで、箇条書きで感想など ・表紙は虎杖(と宿儺)。宿儺がミギーに見える世代です ・カバー下に1コママンガがあった。「じゅじゅさんぽ」ってかわいいな。中華料理屋でまったりな1年ズ。1年ズはなんだかんだ言いながら常にツルんでると良い ・1話目の巻頭カラーと2話目のセンターカラーの絵が、モノクロになると真っ黒でなにがなにやら(苦笑) ・虎杖、身長173cm。成長期。まだまだ伸びるということはきっと180超えになるんだろうな。五条先生が190cm超えらしいので、いつか五条先生を追い越して悔しがらせて欲しい(さすがに難しいか?) ・虎杖は体重80kg超え。その虎杖を小脇に抱えて動き回ってる五条先生……(五条先生の場合、筋力だけで動いてるわけじゃなかろうが) ・虎杖はテレビっ子。じいちゃんばあちゃんと一緒に暮らしてるとテレビをよく観る子になるよね(ソースは私) ・虎杖は食べ物の好き嫌いがない。でも、宿儺の指まで食べちゃうのはやりすぎだったと思う(いや、それじゃあこのお話が始まらないんだけどさ) ・虎杖はパーカーが好きというわけではなく、いろいろ悩んだあげくにパーカーに戻る……世間ではそれを「好き」と言うのでは…… ・喜久福のダイマ……「僕にマージンが入ることはないのでご安心ください」と、わざわざ断りが入ってるあたり配慮が行き届いている(苦笑) ・伏黒、身長175cm。虎杖より微妙に高いのなんか良い。成長期同士、競い合って欲しい(けど、虎杖も伏黒もそういうのあんまり気にしてなさそう) ・伏黒、五条先生と中学時代にはすでに会ってたとか、妄想がひろがりまくり。まだ1年の6月なのに、伏黒は五条先生になじみまくってるな、と思っていたが、五条先生があのキャラなので、そんなもんだろ、と思ってた ・五条先生、身長190cm超え……。そうか、虎杖がなんとなくちんまりしてみえるのは五条先生がデカすぎるのか ・五条先生、甘党。それで喜久福か。日本中のお饅頭を食べてまわってるんだ、きっと ・五条先生が自分にできることを生徒たちに無茶ぶりするのは「後進を育てるため」。伏黒はきっとこの言い分を信じない ・呪術高専にいるとお給料もらえるのか。まあ、命がけで任務をこなして無給はさすがにないか ・野薔薇ちゃんは食べ歩きやらショッピングや...