『週刊少年ジャンプ』2018年33号(祝! 創刊50周年!) 感想
祝! 創刊50周年!
いろいろと楽しい企画満載な号だったけど、一番、うれしかったのは、葦原先生の色紙が載ってたことだった。
おおっ、描きおろしのオサムとユーマ!
連載再開はむずかしいのかもしれないけど、葦原先生が絵を描ける状態にあるとわかってかなり安心した。
月イチ連載でも『ジャンプ+』でも、どんな形でもいいから『ワールドトリガー』の続きが読めることを切に願っております。
あっ、松井せんせーはテレビで元気なお姿を拝見できたので、心配してないです。
『ONE PIECE』(第911話 "侍の国の冒険")
なにげにビブルカードなくしてるんですけど……てか、ルフィが持ってたビブルカードって誰のだっけ。
エースのビブルカードが燃えて以来の記憶が……サボのは持ってたような気がするな。
新キャラのお玉ちゃんかわいい。
自分のほっぺをちぎって食べさせるって、なにそのアンパンマン。
でも、怪物を従順にさせることができるってめっちゃ便利な能力だな。
これって人間相手でも効くのかな。
おかわり欲しいけど、どうやら食料が底をついてるらしいとわかって「おかわりは冗談だ!!」って言うルフィやさしい。
まあ、バレバレだけど。
そして、ルフィの前ではにこにこご飯を食べさせてたのに、飲んじゃいけない水を飲むほど空腹だったお玉は、お芝居上手だな。
哀しいお芝居だったけど。
お玉が食べるはずだったお米を、知らずに食べちゃったルフィに、お師匠が激怒する気持ちはよくわかる。
そのお師匠に「おらに恥をかかせねぇでけろ!!!」と涙ながらに訴えたお玉ちゃんのいじらしさ。
空腹よりも恥の方が、彼女にとっては重いんだな……。
この年で、ここまで強い覚悟があるというのは本当にすごいよなあ。
『鬼滅の刃』(第118話 無一郎の無)
炭治郎と時透くんのお父さん、本当に似てるな。
血縁関係があるのかね、やっぱ。
時透くん双子だったのか。
最初の頃の合理性のみで生きてるような時透くんは、お兄ちゃんの言動をトレースしていたのかね。
自分を否定するあまりの、お兄ちゃんが生きていた方がよかった、からの無意識の成り代わりだったのかもしれない。
御館様が「自分を取り戻した時」と言ったのは、記憶を取り戻した時、という意味ではなく、そのままの意味だったのかもしれない。
奥様から、兄弟のことをきいていただろうから、無一郎くんが有一郎くんのような振る舞いをしている、ということは知っていただろう。
有一郎くんは、善良で家族を大事にする両親が、それ故に死んでしまったことが、悔しくてたまらなかったんだろうな。
そして、両親に似て、素直に善性を発揮する弟が、両親のように死んでしまうことを恐れていたんだろう。
だから、無一郎を言葉で束縛し、動けなくした。
どこにもいけないようにした。
愛情が深すぎて、こじれてしまった。
気軽に「剣士になろうよ」とか言っちゃう無一郎くんに対して、ドンドンドンと大根を力任せに切る有一郎くんのいら立ちっぷりは、鬼気迫っていて、本当にこわい。
無一郎くんはわかっていなかったんだよね。
鬼に苦しめられている人たちを助けてあげる、ということの過酷さを。
有一郎くんがそれを知っていたのかはわからないけど、少なくとも「剣士」になるということが命懸けである、ということはわかっていたんだろう。
だからあれほどの気迫で否定したんだろう。
このバカ弟はおれの気持ちも知らないで! って怒りがこみあげくるのを、大根に八つ当たりすることでかろうじて抑えていたのかな、って思うとせつない。
お兄ちゃんの気持ちがからまわりすぎて。
それにしても、無一郎くんが最初に殺した鬼のやられっぷりがすごいな。
一人でここまでできる、というのはやっぱり才能があったってことなんだろうな。
なんか無意識でも「呼吸」が使えたみたいだし。
顔に痣が浮かび上がった時透くん。
これは、「日の呼吸」の使い手として覚醒したってことでいいのかな。
『ハイキュー!!』(第310話 鳥籠)
日向くんのことを理解しきってる研磨がめっちゃこわい。
互いの手の内をわかりすぎてる同士の戦い、ってのは厄介だよなあ。
特に研磨はゲームをやりこむのが好きみたいだし。
ラストのコマなんて、研磨が楽しそうすぎてホラーになってる。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(おめでとう50周年!の巻)
『こち亀』が戻ってきたよ!
このマンガはこうやって気軽に戻ってくるのが似合うよね。
ひさしぶりに読んでみると、こんな安定感のあるギャグマンガってないよな~ってしみじみ思う。
ていうか、描きおろしじゃなくてストックじゃないか、とかメタなネタつっこんできたな。
「バインダー漫画」とか言っちゃってるし。
あと、秋本先生どんだけ『斉木楠雄のΨ難』を応援してるんですか。
ところで、次の元号が「憂鬱」になったら本当に憂鬱だろうな。
『呪術廻戦』(第19話 幼魚と逆罰)
別記事になりました。
『ブラッククローバー』(ページ165 黒の暴牛 驀進!!!)
黒の暴牛のアジトが驀進してる絵がおもしろすぎる。
決め技が、人間大砲アスタなのもおもしろすぎる。
ていうか、この状況をつくったのってチャーミーだよね。
チャーミー便利すぎる。
いや、魔法帝が亡くなったあたりから数週前までの絶望感はなんだったんだよ、と言いたくなるぐらいのイケイケ展開だなあ。
王都にたどりつけば、またシリアス展開に逆戻りだろうから、今はこのノリを楽しんでいたい。
『BURN THE WITCH』
久保帯人! って感じのマンガだった。まさしく久保帯人だった。
久保帯人成分だけでできてるって感じだった。
ていうか、これ『BLEACH』と地続きの世界なのか。
普通に新作読み切りとして読んでて、ラスト2ページを読んで「おおっ」ってなって、最初からそういう設定として読み返すと「なるほど~」ってなるという、この二段構えの仕掛けが楽しすぎる。
『アクタージュ act-age』(scene25.明神阿良也)
阿良也くんがキモすぎて、アキラくんにすがりつく夜凪ちゃんかわええ。
夜凪ちゃん、アキラくんを異性と認識してないよね、これ。
てか、やっぱりアキラくん、女連れで記者の前に出るのまずかったのね。
アキラくんの彼女を阿良也くんがナンパしてるようにしかみえない写真を撮られちゃってるんだが、大丈夫なんだろうか。
お母さんがもみ消してくれるんだろうか。
阿良也くんが巌さんの代弁者みたいになってるのは、阿良也くんが座長になってるってことでいいのかな。
多分、巌さんの演出に慣れている連中の中に、いきなりつっこまれた夜凪ちゃん。
デスアイランド編に出てる演者たちは、役者というよりも芸能人という感じがしたけど、こちらはガチの舞台俳優たちって感じがするな。
「俺達と一緒に死への旅と行こうか」という台詞に、ずいぶんと挑発的なことを言うな、と思ったんだけど、演目が『銀河鉄道の夜』ってことにひっかけた台詞なのか。
これまでは架空の物語が題材だったけど、ずいぶんなメジャーどころを持ってきたな。
『Dr.STONE』(Z=66 ウソつきと正直者)
キャラクター人気投票、千空がダントツなのね。
主役がトップなのはわかるけど、1位と2位間でダブルスコアってのはめずらしいな。
千空が何かを企んでると知っていたはずなのに、嘘に簡単にだまされる大樹……期待を裏切らない。
その点、杠ちゃんはさすがに気づいたな。
てか「ワァオ」を久々にきいた気がする。
リリアンの声マネで騙そうとした相手がリリアンのガチファンだった。
確かに、ガチのファンだったら、どんだけ音が悪くても、何かが違うと気づいてもおかしくないな。
そして、ガチのファンだからこそ、本物を決して間違えない。
ガチのファンだからこそ騙されず、ガチのファンだからこそ信じてくれた、という展開にもっていってくれたのは、なんかすっきりする。
ていうか、千空ってリリアンの義理の息子ポジなんだが、それ知ったらどう思うんだろうか。
それよりも、リリアン似のルリちゃんに会わせてあげたいかな。
ニッキーをだまして動かしても、どこかでボロが出たかもしれない。
でも、真実を納得したうえで動いているのなら、何よりも信用できる。
いや、千空、良い意味でも引きが強いじゃないか。
リリアンのことでだけは嘘をつかれたくなかったニッキーに、千空は誠実だった。
いや、千空は科学に対して誠実なだけなんだろうけど。
結局、嘘で人を動かすより、真実で人を動かす方が堅実なんだろうね。
あと、ニッキーって多分、司に対する忠誠心ないよね。
しかたなくつきあってるっぽい。
司はなんでニッキーを目覚めさせたのかな、と思ったんだけど、大樹を殴った時の様子をみるに格闘家っぽいな。
元々、司と顔見知りだったのかもしれん。
監視役を最初に仲間に引き入れたの強いな。
これで大樹と杠ちゃんの行動がかなり自由になる。
『アリスと太陽』(TRACK3 Breaking The Habit)
三度も手を差し伸べられてようやく、だけど、アリスちゃんはきっと、100回でも1000回でも手を差し伸べ続けたと思うんだよね。
太陽が覚悟を決めるまで、何度でも。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』(119 コガラシと師匠)
なんかラブコメの背後にとんでもない設定が盛り込まれてた!
もしかして、コガラシくん、現連載マンガ内で最強キャラクターなんじゃないか疑惑が浮上した!
『食戟のソーマ』(271 "世代最強"の息子)
城一郎さんのもう一人の息子=ソーマの兄or弟?
お母さんの連れ子とかいう可能性もあるのかな。
そういえば、ソーマのお母さんの設定って、ほとんど出てきてないよね。
城一郎さんがおもいっきし負けちゃってるんだけど、これ本当に負けてるの?
それとも、ソーマに何かやらせるためにわざと負けたの?
『火ノ丸相撲』(第201番 鬼丸国綱被告と刃皇、突破)
潮くんのお母さん、ずいぶんと儚いイメージの人だったんだけど、あれは病気で弱ってるからで、本来はめっちゃパワフルな人だったんだねえ。
刃皇の「やはり私は、指導者の才能もあるんだなぁ…」のとこの顔でうっかり笑ってしまった。
刃皇、めっちゃかっこいい横綱じゃないの、と思ってたら、ただ単にかっこいい自分に酔ってただけかよ! っていう。
いやあ、本来的にこういう人だったよ、そういえば。
自分が気持ちよければそれでいい、という。
なんかもう、人格が二転三転してる印象があって、多重人格かよって思ってたんだけど、刃皇は最初っからブレずに、自分にとっての気持ちいいこと、うれしいこと、を追求してるだけで、潮くんを幸せにしてやりたいなんて気持ちはみじんもないんだな、と納得がいって、あまりにもすがすがしいその性格に驚愕している。
このキャラは本当にすごい。
刃皇の「満たされないでくれ…!!」の時の恍惚の顔がこわすぎる。
そしてふざけすぎてる。
で、とどめに「ええ…? もういいよ…」だよ。
潮くんが力士生命かける勢いでがんばってるのに「もういいよ」って……自分のことしか考えてないにもほどがあるだろ。
いやあ、もう刃皇のキャラがすばらしすぎて爆笑だった。
いろいろと楽しい企画満載な号だったけど、一番、うれしかったのは、葦原先生の色紙が載ってたことだった。
おおっ、描きおろしのオサムとユーマ!
連載再開はむずかしいのかもしれないけど、葦原先生が絵を描ける状態にあるとわかってかなり安心した。
月イチ連載でも『ジャンプ+』でも、どんな形でもいいから『ワールドトリガー』の続きが読めることを切に願っております。
あっ、松井せんせーはテレビで元気なお姿を拝見できたので、心配してないです。
『ONE PIECE』(第911話 "侍の国の冒険")
なにげにビブルカードなくしてるんですけど……てか、ルフィが持ってたビブルカードって誰のだっけ。
エースのビブルカードが燃えて以来の記憶が……サボのは持ってたような気がするな。
新キャラのお玉ちゃんかわいい。
自分のほっぺをちぎって食べさせるって、なにそのアンパンマン。
でも、怪物を従順にさせることができるってめっちゃ便利な能力だな。
これって人間相手でも効くのかな。
おかわり欲しいけど、どうやら食料が底をついてるらしいとわかって「おかわりは冗談だ!!」って言うルフィやさしい。
まあ、バレバレだけど。
そして、ルフィの前ではにこにこご飯を食べさせてたのに、飲んじゃいけない水を飲むほど空腹だったお玉は、お芝居上手だな。
哀しいお芝居だったけど。
お玉が食べるはずだったお米を、知らずに食べちゃったルフィに、お師匠が激怒する気持ちはよくわかる。
そのお師匠に「おらに恥をかかせねぇでけろ!!!」と涙ながらに訴えたお玉ちゃんのいじらしさ。
空腹よりも恥の方が、彼女にとっては重いんだな……。
この年で、ここまで強い覚悟があるというのは本当にすごいよなあ。
『鬼滅の刃』(第118話 無一郎の無)
炭治郎と時透くんのお父さん、本当に似てるな。
血縁関係があるのかね、やっぱ。
時透くん双子だったのか。
最初の頃の合理性のみで生きてるような時透くんは、お兄ちゃんの言動をトレースしていたのかね。
自分を否定するあまりの、お兄ちゃんが生きていた方がよかった、からの無意識の成り代わりだったのかもしれない。
御館様が「自分を取り戻した時」と言ったのは、記憶を取り戻した時、という意味ではなく、そのままの意味だったのかもしれない。
奥様から、兄弟のことをきいていただろうから、無一郎くんが有一郎くんのような振る舞いをしている、ということは知っていただろう。
有一郎くんは、善良で家族を大事にする両親が、それ故に死んでしまったことが、悔しくてたまらなかったんだろうな。
そして、両親に似て、素直に善性を発揮する弟が、両親のように死んでしまうことを恐れていたんだろう。
だから、無一郎を言葉で束縛し、動けなくした。
どこにもいけないようにした。
愛情が深すぎて、こじれてしまった。
気軽に「剣士になろうよ」とか言っちゃう無一郎くんに対して、ドンドンドンと大根を力任せに切る有一郎くんのいら立ちっぷりは、鬼気迫っていて、本当にこわい。
無一郎くんはわかっていなかったんだよね。
鬼に苦しめられている人たちを助けてあげる、ということの過酷さを。
有一郎くんがそれを知っていたのかはわからないけど、少なくとも「剣士」になるということが命懸けである、ということはわかっていたんだろう。
だからあれほどの気迫で否定したんだろう。
このバカ弟はおれの気持ちも知らないで! って怒りがこみあげくるのを、大根に八つ当たりすることでかろうじて抑えていたのかな、って思うとせつない。
お兄ちゃんの気持ちがからまわりすぎて。
それにしても、無一郎くんが最初に殺した鬼のやられっぷりがすごいな。
一人でここまでできる、というのはやっぱり才能があったってことなんだろうな。
なんか無意識でも「呼吸」が使えたみたいだし。
顔に痣が浮かび上がった時透くん。
これは、「日の呼吸」の使い手として覚醒したってことでいいのかな。
『ハイキュー!!』(第310話 鳥籠)
日向くんのことを理解しきってる研磨がめっちゃこわい。
互いの手の内をわかりすぎてる同士の戦い、ってのは厄介だよなあ。
特に研磨はゲームをやりこむのが好きみたいだし。
ラストのコマなんて、研磨が楽しそうすぎてホラーになってる。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(おめでとう50周年!の巻)
『こち亀』が戻ってきたよ!
このマンガはこうやって気軽に戻ってくるのが似合うよね。
ひさしぶりに読んでみると、こんな安定感のあるギャグマンガってないよな~ってしみじみ思う。
ていうか、描きおろしじゃなくてストックじゃないか、とかメタなネタつっこんできたな。
「バインダー漫画」とか言っちゃってるし。
あと、秋本先生どんだけ『斉木楠雄のΨ難』を応援してるんですか。
ところで、次の元号が「憂鬱」になったら本当に憂鬱だろうな。
『呪術廻戦』(第19話 幼魚と逆罰)
別記事になりました。
『ブラッククローバー』(ページ165 黒の暴牛 驀進!!!)
黒の暴牛のアジトが驀進してる絵がおもしろすぎる。
決め技が、人間大砲アスタなのもおもしろすぎる。
ていうか、この状況をつくったのってチャーミーだよね。
チャーミー便利すぎる。
いや、魔法帝が亡くなったあたりから数週前までの絶望感はなんだったんだよ、と言いたくなるぐらいのイケイケ展開だなあ。
王都にたどりつけば、またシリアス展開に逆戻りだろうから、今はこのノリを楽しんでいたい。
『BURN THE WITCH』
久保帯人! って感じのマンガだった。まさしく久保帯人だった。
久保帯人成分だけでできてるって感じだった。
ていうか、これ『BLEACH』と地続きの世界なのか。
普通に新作読み切りとして読んでて、ラスト2ページを読んで「おおっ」ってなって、最初からそういう設定として読み返すと「なるほど~」ってなるという、この二段構えの仕掛けが楽しすぎる。
『アクタージュ act-age』(scene25.明神阿良也)
阿良也くんがキモすぎて、アキラくんにすがりつく夜凪ちゃんかわええ。
夜凪ちゃん、アキラくんを異性と認識してないよね、これ。
てか、やっぱりアキラくん、女連れで記者の前に出るのまずかったのね。
アキラくんの彼女を阿良也くんがナンパしてるようにしかみえない写真を撮られちゃってるんだが、大丈夫なんだろうか。
お母さんがもみ消してくれるんだろうか。
阿良也くんが巌さんの代弁者みたいになってるのは、阿良也くんが座長になってるってことでいいのかな。
多分、巌さんの演出に慣れている連中の中に、いきなりつっこまれた夜凪ちゃん。
デスアイランド編に出てる演者たちは、役者というよりも芸能人という感じがしたけど、こちらはガチの舞台俳優たちって感じがするな。
「俺達と一緒に死への旅と行こうか」という台詞に、ずいぶんと挑発的なことを言うな、と思ったんだけど、演目が『銀河鉄道の夜』ってことにひっかけた台詞なのか。
これまでは架空の物語が題材だったけど、ずいぶんなメジャーどころを持ってきたな。
『Dr.STONE』(Z=66 ウソつきと正直者)
キャラクター人気投票、千空がダントツなのね。
主役がトップなのはわかるけど、1位と2位間でダブルスコアってのはめずらしいな。
千空が何かを企んでると知っていたはずなのに、嘘に簡単にだまされる大樹……期待を裏切らない。
その点、杠ちゃんはさすがに気づいたな。
てか「ワァオ」を久々にきいた気がする。
リリアンの声マネで騙そうとした相手がリリアンのガチファンだった。
確かに、ガチのファンだったら、どんだけ音が悪くても、何かが違うと気づいてもおかしくないな。
そして、ガチのファンだからこそ、本物を決して間違えない。
ガチのファンだからこそ騙されず、ガチのファンだからこそ信じてくれた、という展開にもっていってくれたのは、なんかすっきりする。
ていうか、千空ってリリアンの義理の息子ポジなんだが、それ知ったらどう思うんだろうか。
それよりも、リリアン似のルリちゃんに会わせてあげたいかな。
ニッキーをだまして動かしても、どこかでボロが出たかもしれない。
でも、真実を納得したうえで動いているのなら、何よりも信用できる。
いや、千空、良い意味でも引きが強いじゃないか。
リリアンのことでだけは嘘をつかれたくなかったニッキーに、千空は誠実だった。
いや、千空は科学に対して誠実なだけなんだろうけど。
結局、嘘で人を動かすより、真実で人を動かす方が堅実なんだろうね。
あと、ニッキーって多分、司に対する忠誠心ないよね。
しかたなくつきあってるっぽい。
司はなんでニッキーを目覚めさせたのかな、と思ったんだけど、大樹を殴った時の様子をみるに格闘家っぽいな。
元々、司と顔見知りだったのかもしれん。
監視役を最初に仲間に引き入れたの強いな。
これで大樹と杠ちゃんの行動がかなり自由になる。
『アリスと太陽』(TRACK3 Breaking The Habit)
三度も手を差し伸べられてようやく、だけど、アリスちゃんはきっと、100回でも1000回でも手を差し伸べ続けたと思うんだよね。
太陽が覚悟を決めるまで、何度でも。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』(119 コガラシと師匠)
なんかラブコメの背後にとんでもない設定が盛り込まれてた!
もしかして、コガラシくん、現連載マンガ内で最強キャラクターなんじゃないか疑惑が浮上した!
『食戟のソーマ』(271 "世代最強"の息子)
城一郎さんのもう一人の息子=ソーマの兄or弟?
お母さんの連れ子とかいう可能性もあるのかな。
そういえば、ソーマのお母さんの設定って、ほとんど出てきてないよね。
城一郎さんがおもいっきし負けちゃってるんだけど、これ本当に負けてるの?
それとも、ソーマに何かやらせるためにわざと負けたの?
『火ノ丸相撲』(第201番 鬼丸国綱被告と刃皇、突破)
潮くんのお母さん、ずいぶんと儚いイメージの人だったんだけど、あれは病気で弱ってるからで、本来はめっちゃパワフルな人だったんだねえ。
刃皇の「やはり私は、指導者の才能もあるんだなぁ…」のとこの顔でうっかり笑ってしまった。
刃皇、めっちゃかっこいい横綱じゃないの、と思ってたら、ただ単にかっこいい自分に酔ってただけかよ! っていう。
いやあ、本来的にこういう人だったよ、そういえば。
自分が気持ちよければそれでいい、という。
なんかもう、人格が二転三転してる印象があって、多重人格かよって思ってたんだけど、刃皇は最初っからブレずに、自分にとっての気持ちいいこと、うれしいこと、を追求してるだけで、潮くんを幸せにしてやりたいなんて気持ちはみじんもないんだな、と納得がいって、あまりにもすがすがしいその性格に驚愕している。
このキャラは本当にすごい。
刃皇の「満たされないでくれ…!!」の時の恍惚の顔がこわすぎる。
そしてふざけすぎてる。
で、とどめに「ええ…? もういいよ…」だよ。
潮くんが力士生命かける勢いでがんばってるのに「もういいよ」って……自分のことしか考えてないにもほどがあるだろ。
いやあ、もう刃皇のキャラがすばらしすぎて爆笑だった。