『呪術廻戦』(第18話 「底辺」) 感想

表紙は真依さんと真希さんにはさまれた野薔薇ちゃん。
前回の表紙と同じく、上段と下段がシリアスで中段が笑える。
いやあ、ヤンキー座りが板についてるねえ。
てか、「東京高専一の暴れ馬・釘崎野薔薇」ってキャプションはどうなの!

真依さんは戦闘力が高いのかと思ってたらイマイチなのか。
呪術師としてはパッとしないけど、真希さんよりは上ってとこなのね。
ずいぶんと上から目線だったからかなり強さに自信があるのかと思ってたよ。

「上ばかり見てると首が痛くなるから、たまにはこうして下を見ないとね」という言葉はちょっとした自嘲のようにも感じる。
真依さんは京都高専の方では、下に見られて苦しい思いをしているのかもね。
真希さんは東京高専の方で愉快な仲間たち(?)と楽しくやってるけど。

でも、東堂は真依さんをバカにしてる様子はないよなあ。
東堂は、戦うなら強い相手、とは思ってるけど、弱い人をバカにするような人ではないのかもしれん。

ところで、女同士で制服はぎデスマッチ(?)とかどんだけマニアックだよ、からの「おとす!!」は笑った。
今のところこのマンガのヒロイン枠は野薔薇ちゃんかと思うんだけど「おとす!!」とか言って首絞めようとするヒロインはすごいな。
とか思ってたら、東堂がぴんぴんしてるのをみての反応が「そんな伏黒は…」って、伏黒を心配する言葉だったりで、野薔薇ちゃんめっちゃやさしい子だよなあ。やっぱり。
「私は真希さん尊敬してますよっ」って言った前のコマの笑顔なんか、めちゃくちゃかわいいし。

東堂、まさかのドルオタ!
握手券、束で持ってる……高専生は給料もらえるって話だけど、収入を全部アイドルにつっこんでるんじゃなかろうな。
アイドルの前で「わぁ~」とか言ってる姿、めっちゃ笑う。
あんなごっつい人があんだけ熱心に追っかけてくれてたら、絶対に顔覚えるわ。

「付いて来い、真依」「もうっ、勝手な人!!」って会話がなんかもう、付き合ってんの? って感じなんだけど、そうではないんだろうな、多分。
てか、なんで一緒に行動しないといけないの?
東堂はひとりで東京歩けないの? めっちゃ方向音痴で一人で会場にたどりつく自信がないとかかな。

五条先生の真の敵(?)がついに登場。
呪霊なんだか人間なんだかよくわからん人だな。
たいていのマンガって、最強枠の人はあんまり動き回らず要所にだけ出てくる印象があるんだけど、五条先生はやたら動き回ってるというか、積極的にひっかきまわしにいってるというか。

宿儺が、虫と同じ「特級」なのが解せぬ、みたいなこと言ってたけど、実際、ランク付けが壊れつつあるのか。
一定以上を「特級」としていたら、さらに強い層がどんどん現れてきて、でもそれを見て見ぬふりして十把一絡げにしちゃってるってことなのかな。

呪術界の上層部は、自分たちの権力を守るために、呪霊たちを祓ったりわざと見逃したりして、自分に都合のいいようにコントロールしてたつもりだったんだけど、実はコントロールできてなくて、そこからはみだした力に影響を受けて、虎杖や乙骨といった突然変異種みたいな子たちが生まれてきてる、ということか。
そして、その第一世代が、五条先生と夏油なのかもしれないな。

三輪ちゃん、五条先生に厳しい言葉を投げながら「喋っちった!!」とか舞い上がってるのかわいい。
五条先生、呪術界の若年層ではめっちゃ人気高そう。
ていうか、私も生五条悟を見たいです!

男子高校生の変死体が変死体すぎる。
あれで死因が「頭部変形による脳圧上昇、呼吸麻痺」って、めっちゃ苦しそうな死に方だな。
映画観てただけであんな死に方することになるとは理不尽すぎる。
いつかの飲食店で燃やされた人たちもだけど。

一か月が過ぎ、基礎トレを終えた虎杖がついに実戦投入された!
てか、横にいる人は誰?
五条先生にいじめられすぎて髪が白くなった伊地知さんじゃないよね。