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8月, 2018の投稿を表示しています

『呪術廻戦』(第24話 幼魚と逆罰 -陸-) 感想(逆罰の向かう先)

コミックス2巻にキャラプロフィール収録って、2年ズのかな。わくわく。 吉野くん、かなりディープな映画オタクっぽい。 で、かなり打ち解けても「連絡先」とか言われるとピシッて固まるの、なんかわかる。 さっき会ったばっかりなのにいきなりそんなとこに踏み込んでくるの? って感じだよね。 それにしても、虎杖のコミュニケーション能力はあいかわらずすごい。 吉野くんといきなり打ち解けて、あたりまえのように「連絡先」ってスマホ差し出すんだもんな。 いや、吉野くんが調査対象だってこと覚えてる? で、吉野ママさんに会うなり「お母さん、ネギ似合わないっスね!!」って話しかけるとか、本当にすごい。 こういうマンガで「美人ですね」とか「若いですね」とかはよくきくけど、ネギが似合わないってものすごいとこ突くな。 吉野ママさん、虎杖なみにコミュニケーション能力高いな。 吉野くんにとって、この母親が、世界で唯一、信じられるものなんだろうな、って思う。 でも、それだけじゃダメだった。 こういう年頃っていうのはどうしても、家族以外からの肯定を欲しがるものだからね。 でも、学校ではいじめられ、うっかり真人みないなのにひっかかっちゃうとか……。 なんかもう取り返しつかない感が否めない。 吉野ママさんめっちゃハイテンションなのは、お酒のせいだけではなく、息子に友達がいる、ということがうれしくてたまらないんだろうね。 おそらくこれまで友達を連れてきたことないんだろうな。 で、登校拒否だからね。 学校に行かないことに理解は示してるけど、それは心配してないってことじゃないもんね。 ところで、コミックスに虎杖は「微妙なモノマネレパートリーが多い」って書いてあったけど、この「ウィルソ~ン!!」がそれか……。 一方、真人はにょにょにょんと蘇っていた。 う~ん。「魂の形さえ保てば死にはしない」ということは、五条先生ぐらいしか倒せないんじゃないの、これ。 やっぱり真人はまだ子供なのか。 これはサブタイトルの「幼魚」に真人も含まれているってことなんだろうね。 やけに悟りきったようなことを断言して、吉野くんを心酔させたけれども、これは物事を複雑に考えることができない、もしくは、考える必要がないからこその明快さなんだよね。 迷っている時には迷ってない言葉が心地よいけれど、迷ってない=正しい、ということにはならないんだよね。 虎杖...

『週刊少年ジャンプ』2018年38号 感想

応募者全員サービスのフィギュア、全体的に目がでっかくてなんかこわい、と思ってたんだが、ねずこちゃんのフィギュアはそれがすごくマッチしてる。 めっちゃかわええ。 『銀魂』 (第六百九十四訓 ゴリラはゴリラより出でてゴリラよりゴリラ) 残り5話か……そうか……。 ところで残り5話しかないのにほぼほぼゴリラしか出てないけど大丈夫なの? しみじみ~とした気分にさせてくれないあたりがさすが空知先生だな。 『ONE PIECE』 (第914話 ”おこぼれ町”) 遠慮するお玉ちゃんに無理やりおしるこを食べさせるお鶴さんがよい。 あれくらい強硬な態度とらなきゃお玉ちゃん言うことききそうにないもんなあ。 「人工的な不思議な果実」って人工悪魔の実的なものが登場したってこと? なんだそのパワーバランスを一気に崩壊させそうなシロモノは。 「おい待て!! 事件しか起きねェじゃねェか!!!」で笑った。 ローはルフィと組んで以来、ルフィに振り回されっぱなしだよなあ。気の毒に。 『呪術廻戦』 (第23話 幼魚と逆罰 -伍-) 別記事(残業したかいがあった)になりました。 『鬼滅の刃』 (第122話 それは一時的な興奮状態) 表紙の烏をなでてる時透くんの穏やかな表情がなんともいえない。 こんな風な穏やかな時間がずっと続くような状況になるといいね。 時透くんが文字通り泡吹いて倒れた! やっぱり無理してたんだな……。 ていうか、玉壺はあれで本当に最期だったのか。 まだなんかあるんじゃないかとびくびくしてた。 小鉄くんの助けがあったとはいえ、柱ひとりで上弦を倒したとなったら、大金星どころの話じゃないよ。 お館様が踊っちゃうよ! 煉獄さんにはげましてもらったことを思い出して涙を流した時透くん。 今になって、自分を助けようとしてくれた人がいたんだ、と理解して、理解した時にはもうこの世にはいない。 煉獄さんにあらためてお礼を言うことはできない。 ようやく、誰かの死を悼むことができるようになったんだな。 家族の死そのものを忘れていた時透くんにとっては、誰が死んでも心が痛むことはなかったんだろうね。 一番大きな喪失を失っていたから。 これから、心を動かせなかった時期の、周囲の人たちとのかかわりを思い出して、時透くんは泣いたり後悔したりするのかもしれない。 それはつらいことだけど、まだ生きている人たちとの関係は取り返...

『呪術廻戦』(第23話 幼魚と逆罰 -伍-) 感想(残業したかいがあった)

センターカラー! 七海さんのスーツはベージュだったか。実は白スーツを期待してた(笑)。 両足をぐいんってあげるとこの七海さんがなんか好き。 ゴスッ、ビタッ、ぐいんっ、ドゴッの擬音の流れもなんか好き。 ここのシーン、最初、七海さんが跳んで足をあげただけにみえて、運動能力高すぎ! 虎杖か! って思ったんだけど、ちゃんとみたら、鉈を壁にゴスッて突き刺して、それにビタッてからだを寄せる感じにして、そこを軸にぐいんって足をあげてるのね。 まあ、これでもかなりな運動能力の高さだけど。 呪霊にされた人間は助けられないとわかっていても、スッと涙をぬぐってあげる七海さん。 「仕事に私情は持ち込まない主義なので」と言いつつ、顔が険しくなっている。 私情を持ち込んでは勝負に負ける=死んでしまう、とわかっていても、割り切れるものじゃないよなあ。 虎杖を連れてこなかったのは、こういう事態が予想できたから、というのもあるだろうなあ。 それにしても「嘘が下手!!」って言ったとこの真人がめっちゃ楽しそう。 なんか子供っぽい、って思ったんだけど、本当に子供なのかもしれないね。 呪霊だから、見た目通りの年齢じゃないだろうし。 七海さんのネクタイと鉈に巻いてる布の柄が同じだったのは、やっぱり布自体に呪力がこめられている、ということだったか。 だとすると、鉈そのものは実は普通の物? いろいろ試してみて、これが一番、振り回しやすかった、とかだったりして。 時間による縛りや術式の開示と、使える手を総動員して、相打ち覚悟の広域攻撃か……。 これって、真人が七海さんを試しすぎたって感じがする。 真人が最初っから本気だったら七海さん呪霊にされてたんじゃないかな、って。 でも、七海さんは生き延びた。 ギリギリを見極めて、危ない橋を渡って、でも、最悪は回避するという職人芸。 すばらしいです、七海さん。 人間の呪霊化に関する情報収集には成功したわけだし。 「お互い生きていたら、また会いましょう」とは言ったけど、もう一対一で相対する気はないよね、多分。 心底怒ってはいるけど、自分だけで片を付けられる相手とは思ってないだろうから。 いや、それにしても七海さん生き延びてよかった~。本当によかった~。 伊地知さんは今週も癒し(笑)。 蠅頭は普通の人にみえないはずだから、住宅街を虫取り網もって駆け回ってる変な人にしか見えないよね。...

『週刊少年ジャンプ』2018年36・37合併号 感想

表紙が夏フェス姿で全員集合なんだけど、日向くんがなんかめっちゃハマっててよかった。 「烏合」うちわちょっと欲しい。 あと、虎杖はちょっと夏フェス常連勢っぽい感じがする。 『鬼滅の刃』 (第121話 異常事態) 巻頭カラーのみんなが笑っててちょっとうれしかった。 時透くんのこんな笑顔が本編でも見たいもんである。 あと、桜餅カラーな恋柱さんかわいい。 巻頭カラーがにこにこなのに、白黒ページに入った途端に、時透くんの絶望顔である。 そうか……襲われた後、みつけてもらうまでに時間かかっちゃったのか……。 腐乱しかけてた有一郎くんと無一郎くんを、せっせと手当する奥方様とお子様たちの姿が、ああ、こういう事態に手慣れてるんだろうなあ、って感じで、御館様の妻子も大変だよなあ。 御屋敷の奥で優雅な生活を送れるわけじゃないんだなあ。 炭治郎には妹が残ったし、玄弥には兄が残ったけど、時透くんには誰も残らなかった。 残らなかったあげくに記憶まで失った。 いや、誰も残らなかったのに、記憶だけあるのが苦しいから、記憶に蓋をし、兄のようにふるまうことで、自分の心を守ったのかもしれない。 なにがなんだかわからない状態で、単身、鬼を殺せるような素質を持ってる時透くんが、死に物狂いでみずからを鍛え上げた結果、宇髄さんに劣等感を抱かせるほどの存在になった。 そして今、上弦の鬼相手に圧倒的な強さを見せている。 てか、時透くんが強すぎるの? 玉壺が上弦のわりに弱すぎるの? 無惨様が人間的なところを多く残している者は弱い、的なことを言ってたけど、芸術家気取りな玉壺も、人間的なところが多すぎるの? でも、この後の時透くんのからだが心配だよなあ。 からだ中、痣だらけだし。 ところで、巻頭カラーなんだけど、炭治郎の出番がない……。 『ONE PIECE』 (第913話 ”鶴の恩返し”) ホーキンスの部下たちの扱われ方がひどすぎるんだけど、なんでこんな人に部下がついてってんの? 『Dr.STONE』 (Z=69 STEAM GORILLA) ゲンは運転免許持ってるのか……って、こんな舗装道路も標識もないところで免許にこだわる意味とは……。 まあ、免許もってる人の方が、とっさの場合にうまく操作できる可能性が高い、ってのはありそう。 千空たちが失敗したら、自分たちには身を守る術がなくなる、とわかっていて、同行を拒否した村...

『呪術廻戦』(第22話 幼魚と逆罰 -肆-) 感想(幼魚たちの出会い)

しょっぱなからお花畑の中ではしゃぐ五条先生で笑った。 「アハハ~、ブッ殺すぞ~」って、七海さんの中の五条先生、どんだけひどいの。 でもまあ、これでも一応、信用はしてるんだよね。うん。 てか、高専時代はこの五条先生の横に夏油もいたはずだよね。 あのコンビの後輩やってたとか、どう考えても七海さんが気の毒すぎる。 それにしても、七海さんのヒュンヒュン鉈を振り回しての戦闘シーン、かっこええ。 真人は魂をいじるという能力を持ってるところが最大の脅威であって、戦闘そのものは強くない? 真人が人間を呪霊化するためには、本人に触る必要があるっぽいんだけど、それを避け続ければなんとかなるのかな。 でも、真人は結構、余裕がある感じだしなあ。 七海さんは8時間労働厳守派か……。 でも、11時から19時ということは休憩時間がふくまれてないよね、とかついつい計算してしまうのは社会人のサガ。 一方、吉野くんは虎杖の前に先生と遭遇。 この先生、そんなに悪い人とも思えないなあ。無神経ではあるけど。 まあ、いじめられて鬱屈している子供にとって、無神経であることは万死に値する罪だ、と受け止められるのはじゅうぶんにあり得ることだが。 吉野くんは、散々いじめてきた連中を、かまってもらってた、と言われてキレちゃうのはしかたないけど、なんか術式っぽいものだそうとしてたよね。 真人が見えた時点で、すでに資質があったんだろうけど、ちょっと教えてもらった程度で使えるようになるもんなのかな。 なんか、教えてもらった、じゃなく、いじってもらった、って可能性がありそうでこわい。 ていうか、虎杖の制服のボタンに反応したってことは、呪術高専のことも知ってるよね。 もし、吉野くんが術式を使えるとして、それが人を傷つけられるレベルだったら、本当に後戻りできなくなるとこだった。 真人にそそのかされて、特別な力を得て、カッとなってそれを乱用するとか、めっちゃあぶなっかしい。 しかも本人は、この時点では「正当」なことをやってるつもりだし。 そう考えると、虎杖は絶妙なタイミングで介入したな。 ていうか、虎杖と蠅頭がかわいすぎるんですけど、なんなんですかっ。 虎杖のポケットから蠅頭がとびだしてる絵とかかわいすぎる。 虎杖は本当に人たらしだよね。 あれだけこじらせてる吉野くんのふところにするっと入ってしまった。 なんというか、あそこまでいく...

『週刊少年ジャンプ』2018年35号 感想

『Dr.STONE』 (Z=68 革命の火) カセキじいさんはメカに関する理解がはやくなってきたよね。 工作するだけじゃなく、ちゃんと動く理屈を理解してつくってる。 で、新しいものに対する反応がどんどんおおげさになってきてる。 この人の前ではオタク全開でもいいんだ、ってなった時のオタクっぽい(苦笑)。 この人も、ずっと隠れオタクやってたらしいからなあ。 千空がつくったのは蒸気機関で動く台車って感じだ。 荷物を運ぶだけならこれでじゅうぶんなんだろうな。 ていうか、これを司軍にみせた時のインパクトの方が重要なのかもしれない。 村の人たちにとっては未知なものだけど、現代人(?)にしてみればちゃちなもので、でも、その先にあるものを期待せずにはいられないものだから。 司、氷月、羽京が司軍のトップ3らしいが、そのひとりである羽京の動きがあやしい。 ていうか、格闘家なふたりに対して、羽京は元潜水艦乗りで、科学の最先端でつくられたものを職人芸で動かしてきたような人で、そんな人が科学を全否定する思想に賛同してる、というのはよくわからないので、元々しかたなくつきあってるだけで、もっとよい話があればさっさと乗り換える気満々なのかもしれない。 『呪術廻戦』 (第21話 幼魚と逆罰 -参-) 別記事(命がただ廻るだけの戦い)になりました。 『ハイキュー!!』 (第312話 照準・2) カラー表紙の研磨がちょっとホラーはいってる。 ていうか、古舘先生のカラーはホラーっぽくみえるのがやたら多いのはなぜだろう。 最初にホラーマンガ連載してた影響だろうか。 ホラーに向いてる絵柄だからそういうのを描いてたってことかもしれんが。 ところで、研磨めんどくさい、と言うクロもそうとうにめんどくさい人だと思う。 クロのめんどくささはそういう自分を熟知してコントロールしてるところかな。めんどくささを出す相手をちゃんと選んでるというか。 研磨はそういう自分をコントロールすることを放棄しているイメージだな。 ていうか、この烏野VS音駒戦、音駒がめんどくさい、以外の感想が出てこない。 『鬼滅の刃』 (第120話 悪口合戦) 表紙のあっかんべーしてる時透くんがあざとい! かわいい! あざとかわいい! 有一郎モード時透くん最強だな。 「何だか凄く俺は調子がいいんだ」って、これ後でものすごくこわいことになったりしない? 痣が...

『呪術廻戦』(第21話 幼魚と逆罰 -参-) 感想(命がただ廻るだけの戦い)

なんか最近『ジャンプ』感想が長すぎるので、長くなってる一因の『呪術廻戦』を分離することにしました。 うっかりするとこのまま独立カテゴリになるかも。 さて、表紙は七海さんの後ろ姿。 ずいぶんと哀愁漂ってるけど、この人、25~27歳くらいだよね。五条先生の後輩、ってとこから推測するに。 前々回、いつのまにかナタを取り出してたので、こんな職質受けそうなものどこに隠してんだよ、と思ってたら、背負ってたらしい。 これ絶対、ジャケットが傷むやつ、とか思ってしまった。 あと、エビぞりできないよね。 まあ、日常生活でエビぞりすることなんてあんまりないけど。 伏黒も武器の運搬をどうするか問題を悩んでたけど、武器を背負うのもかっこいいよね、と思ったとたんに玉犬を背負った伏黒の絵を想像してしまい、なにそれかわいい、ってなった。 人間をどこまで大きくできるか、とか、小さくできるか、とか研究熱心(?)な真人。 これって、真人にとっては善でも悪でもなく、目的があるわけでもなく、ただ「試してみた」だけなんだよね。 魂に触れることができる真人にとって、「魂」はただの「物質」にすぎないんだな。 だから、そこらへんにある石を割るみたいな感覚で、魂を壊してしまえる。 そこに「好き」も「嫌い」もなく、「無関心」さえない。 一方、吉野くんはあの年頃の子らしく、「好き」とか「嫌い」に振り回されすぎて、いろいろこじらせちゃってる感じがする。 だから「無関心」になりたい。 無関心な子、じゃなく、無関心になりたい子。それはつまり無関心になれない子。 いろいろと堂々巡りで、行き詰っちゃったあげくに、真人みたいなどうみたって危険な存在に声をかけて、特別な存在に目をかけられた自分は特別な存在、って感じで舞い上がっちゃってる。 なんつーか、めっちゃちょろい(苦笑)。 夏油たちから逃げたあのバイトくんの生命力の高さを見習え! って言いたくなる。 真人にとって、そんな吉野くんがおもしろいってのはなんとなくわかる。 おだてたらどこまでのぼるんだろうとか、裏切ったらどんな顔をするんだろうとか、そういうこと想像してわくわくしてそう。 でも、吉野くんは肯定されたいだけなんだよなあ。 ちょっととがりたいだけの普通の子なんだよなあ。 今のところ吉野くんは、殺人事件の容疑者を見逃した、くらいの罪しか犯してないので、今ならまだ引き返せると思う...