『呪術廻戦』(第24話 幼魚と逆罰 -陸-) 感想(逆罰の向かう先)
コミックス2巻にキャラプロフィール収録って、2年ズのかな。わくわく。 吉野くん、かなりディープな映画オタクっぽい。 で、かなり打ち解けても「連絡先」とか言われるとピシッて固まるの、なんかわかる。 さっき会ったばっかりなのにいきなりそんなとこに踏み込んでくるの? って感じだよね。 それにしても、虎杖のコミュニケーション能力はあいかわらずすごい。 吉野くんといきなり打ち解けて、あたりまえのように「連絡先」ってスマホ差し出すんだもんな。 いや、吉野くんが調査対象だってこと覚えてる? で、吉野ママさんに会うなり「お母さん、ネギ似合わないっスね!!」って話しかけるとか、本当にすごい。 こういうマンガで「美人ですね」とか「若いですね」とかはよくきくけど、ネギが似合わないってものすごいとこ突くな。 吉野ママさん、虎杖なみにコミュニケーション能力高いな。 吉野くんにとって、この母親が、世界で唯一、信じられるものなんだろうな、って思う。 でも、それだけじゃダメだった。 こういう年頃っていうのはどうしても、家族以外からの肯定を欲しがるものだからね。 でも、学校ではいじめられ、うっかり真人みないなのにひっかかっちゃうとか……。 なんかもう取り返しつかない感が否めない。 吉野ママさんめっちゃハイテンションなのは、お酒のせいだけではなく、息子に友達がいる、ということがうれしくてたまらないんだろうね。 おそらくこれまで友達を連れてきたことないんだろうな。 で、登校拒否だからね。 学校に行かないことに理解は示してるけど、それは心配してないってことじゃないもんね。 ところで、コミックスに虎杖は「微妙なモノマネレパートリーが多い」って書いてあったけど、この「ウィルソ~ン!!」がそれか……。 一方、真人はにょにょにょんと蘇っていた。 う~ん。「魂の形さえ保てば死にはしない」ということは、五条先生ぐらいしか倒せないんじゃないの、これ。 やっぱり真人はまだ子供なのか。 これはサブタイトルの「幼魚」に真人も含まれているってことなんだろうね。 やけに悟りきったようなことを断言して、吉野くんを心酔させたけれども、これは物事を複雑に考えることができない、もしくは、考える必要がないからこその明快さなんだよね。 迷っている時には迷ってない言葉が心地よいけれど、迷ってない=正しい、ということにはならないんだよね。 虎杖...