『呪術廻戦』(第60話 起首雷同 -陸-) 感想(釘崎野薔薇は釘崎野薔薇である)
呪術高専トリビアの、五条先生、家入先生、七海さん、伊地知さん、夏油が同時に高専に在学していた地獄が過去存在している、に笑った。 呪術高専が一学年あたり3,4人しかいない、ということを考えると密度が高すぎる。 この担任だった夜蛾学長はすごいな。 もしかして、この地獄を乗り越えたからこその信頼で、学長に抜擢されたのか? てか、一番、地獄だったのは夜蛾学長ではなく伊地知さんだったのでは……。 表紙は新田さん3コマ。 新田さん、かわいそう……。 補助監督はクセの強い呪術師連中に振り回されまくってるんだろうな……。 九相図(兄)の「走りなさい、背を向けて」という台詞がなかなかおしゃれだな。 背中を気にするこの人らしい。 野薔薇ちゃんを抱えて全力疾走する虎杖かっけえ。 もしかして、虎杖の本気の全力疾走はこれがはじめてか? 100mを1秒で走ってる、と言われても信じられる迫力だな。 抱えられて「……背中は任せろ」って言う野薔薇ちゃんもかっけえ。 自分は守られるだけじゃないぞ、という主張を怠らない、負けず嫌いな感じもちょっとかわいくてよい。 真顔で「頼んだ」って応じる虎杖がまたよい。 なんとか射程外に逃れて、おろしてもらって、「よくやった褒めてつかわす」からの「嘘、アリガト」がなんだかわからないけどめっちゃかわええ。 ちょっと茶化してみたけれど、ちゃんと訂正してお礼を言うあたりに、野薔薇ちゃんの性格の良さがにじみでてるよね。 で、術をかけられて、からだに異常がでてるのに「あ゛?」って言ってる野薔薇ちゃんの、ヤンキーっぷりがまたなんともいえず良い。 ここでいきなり明かされる加茂家の汚点。 こんなのと字が違っても同じ名前を付けられる加茂が不憫やな。 それとも、加茂家を継ぐことになる子供は、必ずこの音にしなければならない、みたいなことなのかな。 九相図は、無理に堕胎させて子供を「物」にし、それに「呪」いをのせた「呪物」ということか。 これはエグい。 残りの6つはどうなってるんだろうね。 もう存在していないのか、呪物としては存在しているけど特級ではないということなのか、やっぱり特級だけど別の場所に保管されている、ということなのか。 ていうか、あのファーオさん、九相図(兄)だと思ってたけど、さらに兄がいたか……。 術をかけられたと思ったら、自分の手に釘を打ち込んで、術をかえす野薔薇ちゃん……...