『呪術廻戦』(第59話 起首雷同 -伍-) 感想(選ばれる理由)

1ヶ月間、続いた人気キャラクター投票がしめきられてしまい、ちょっとさびしい。
この、投票を毎日1回ずつ受け付ける、というシステムは、毎日のちょっとした楽しみになってとってもよい企画だよね。
好きなキャラにちょこちょこいれてもいいし、ダンボール票(?)をつっこんでもよいし、というのもとてもよい。
私は乙骨からはじめて、毎日、違うキャラに票を入れ続けて、最終日は乙骨に戻った。
そんな乙骨推しの私だけど、個人的には、虎杖に1位になって欲しいと思ってる。
『アクタージュ』の宇佐崎先生が、ずっと夏油に入れ続けてたのに、最終日だけ芥見先生に入れてて、ファンの鑑だな、と思った。

中間発表では虎杖が1位か。
まあ、最初の5日間の分だから、だいぶ変わりそうな気がするよね。


表紙は九相図兄弟。
なんかすごい絵面だな。
芥見先生、男性キャラのコスチュームの布面積を減らすことに意欲を燃やしてないか?


不完全ながらも領域展開を出すことに成功した伏黒に「それでいい」とうれしそうな宿儺。
なんかもう自分の手柄みたいなドヤ顔だよね。
てか、離れてても、伏黒の様子をモニタリングできてるのね。
この能力、いずれ虎杖も使えるようになったりするのかな。


伏黒と津美紀さんは、親が再婚したそれぞれの連れ子だった、ということで、まったく血はつながってないのね。
津美紀さんが呪いにかかったのも、伏黒家の関係ではないようだし。

まだ小1なのに、親が自分を売ってそのお金を持って逃げた、という事実を、泣きも怒りもせずに無表情で受け入れてる伏黒。
こんなトンデモ事態を普通に受け入れちゃうくらい、父親の素行がアレだったんだろうなあ。
五条先生が引くくらい、ってどんだけだよ。

伏黒の回想の五条先生の絵がひどいんだけど、伏黒には本当にああみえてたのかもしれないな。
今でもそうみえてる可能性もあるけど。

信用できないとは思っていても、そのおかげで自分と姉がお金に不自由せず生活できているので、そこは感謝している、というところだろうか。
才能ある呪術師は貴重で、特に伏黒はとびぬけて高い資質を持ってうまれたから、子供ふたりの養育費程度の金額で優秀な呪術師を確実に確保できるのなら、禪院家にとってはお得な買い物といえるんだろうな。

伏黒はお金をもらってるから、仕方なく呪術師としての訓練を受けてたけど、本気でなるつもりはなかったっぽい。
でも、津美紀さんが呪いにかかってしまって、呪術師という仕事を受け入れざるを得なくなったんだろうな。
そして、どうせなるのなら「善人」を救える存在になる、と決意したんだろうな。

津美紀さんは、伏黒が呪術とかかわるのをどう思ってたんだろうか、と考えたんだけど、この状況だと津美紀さんには呪術うんぬんのことは伏せられていて、ただ単に、義父の実家が養育費を出してくれてる、と教えられてた可能性もあるのかな、って思った。
そうでないと、血がつながってないとはいえ、弟を売ったお金で生活してる、っていうのはかなりキツイだろ。

「悪かったよ。ガキだったんだ」っていう言葉に、伏黒の津美紀さんに対する信頼がこもっている。
伏黒は禪院家に呪術師の才能があるから選ばれたけど、津美紀さんはなんの理由もなくただ選んでくれた。
そんな存在は、伏黒にとって津美紀さんだけだったんだろう。
今は虎杖とか野薔薇ちゃんとか、たくさんいるけどね。


九相図(兄)が「私の背中を見たら殺しますよ」って言ったとたんに、その背後から虎杖と九相図(弟)が現れたのは笑った。
「見たなぁああ!!?」って言われて、「え、誰。なんかゴメン」って素直に謝ってる虎杖かわええ。
てか、九相図(弟)がどんどんかわいくなってるようにみえるのは気のせい?

背中にあんな湿度の高そうなものを吐き出しそうなものをくっつけてたら、蒸れるってのもわかるけど、だったら下はせめてローライズのジーンズでもよいんじゃないの? って気がするんだが!(ローライズじゃないと口んとこがひっかかりそうな気がするので)
いや、あのキャラがきわきわなローライズはいてたら、それはそれでイヤだな。


ところで、「バチ」「殺」「し」に「パピヨン」を思い出したのは私だけだろうか……。