『呪術廻戦』(第58話 起首雷同 -肆-) 感想(首には枷を、魂には箍を)
1周年突破記念カラーでは、虎杖と宿儺がお互いの首をがっしとつかんでるって感じだったけど、今回のカラーでは、虎杖の首に真人が手を乗せてて、伏黒の首に宿儺が手をそえているって感じ。
てか、虎杖をつかんでる宿儺の指って、いつものようにとがってるのに、伏黒にそえている指はちゃんと切りそろえられてる!
これはもしかして、伏黒を傷つけたくないから?
宿儺、どんだけ伏黒がお気に入りだよ!
虎杖と真人、伏黒と宿儺では若干、距離感が違うのは、真人はすでに虎杖にしのびよっているけど、宿儺はまだ伏黒をながめているだけ、みたいな意味なのかな、と思ってみたり。
あいかわらず、カラー絵1枚だけで妄想がひろがりまくりでスゴイ。
少年院にいた「虫」よりもさらに強いのか……。
あの時の「虫」でも伏黒はたちうちできなかったのに……。
ってなってたら、突然、五条先生が登場。回想だけど。
伏黒は本気の出し方を知らない、か。
確実な手しか打たない。
本気を出せばホームランを打てるかもしれないけど、それよりは送りバントを決める。
いやあ、あの野球回にそんな含みがあるとは思わなかったよ。
「死ぬときは独りだよ」と言う五条先生の表情に凄みがあって、この人はどんだけ人の死をみてきたのかな、って思った。
そして、「大勢に囲まれて死ね」という祖父の言葉を大事にしている虎杖のことを思い出して、虎杖は約束を守るために、ずいぶんと約束から遠いところに来ちゃったんだな、って思った。
ところでもしかして、伏黒の「布留部……」は使うと術者が死んじゃう系の技なの?
だとしたらあの少年院で、伏黒は虎杖の後を追うつもりだったの?
自分が死ねば全て解決、って自己犠牲の精神というよりは、いい感じの死に場所を探してる、って感じがしてこわい。
五条先生と伏黒はわりと昔からの知り合いらしいけど、五条先生は伏黒のことがもどかしくてしかたなかったのかもしれないな。
それにしても、伏黒が宿儺の言葉を思い出して覚醒するとは思いもよらなんだ。
まあ、呪術に関しては、誰よりも深く究めているはずの宿儺の言葉には、それだけの重みがあってもおかしくはないんだが。
「やめだ」って言ったとこの伏黒の顔がめっちゃこわい。
キレた、というよりは、箍を外した、ってとこなんだろうけど、壊れた、って感じにもみえる。
中途半端とはいえ、このタイミングで伏黒が領域展開を繰り出すとはびっくりだよ。
まあ、領域が閉じてないっぽいけど。
いつも影絵をつくってる伏黒の指が、すべて内側に巻き込まれてるのが、ちょっとおもしろいよね。
あと、結局、領域展開で倒したんじゃなく、領域展開を囮にしていつもの式神で倒したってのもおもしろい。
不完全でも、不格好でも、伏黒は領域展開を成功させた。
血をだらだら流してるあたりをみると、やっぱり相当に負担がかかるんだろうな。
余裕しゃくしゃくでやってる五条先生がおかしいんだな、きっと。
最後の「疲れた」ってとこの伏黒は、いつもの伏黒にみえる。
意識的にたがをはずして、ある意味キャラをつくってたのかな、って思う。
五条先生が言う、呪術師らしいキャラを。
そう考えると、乙骨とかは常識人にみえて、わりと自然にたがをはずしてたから、めっちゃ才能があるんだな。
伏黒がここまでやったのは、津美紀さんのためだけ、とは思えない。
これは、強くなる、という決意が本当の本気だということを、自分自身に知らしめるためにやったんじゃないかな、って感じるんだ。
これまでずっと本気だったけど、五条先生が本気ではないというのなら、五条先生を「先生」として信じてみようとしたのかな、って。
もし、この本気が以前から出せていたら、虎杖は死ななかったのかもしれない。
もうちょっと前から出せていたら、あんな悔しい気持ちで虎杖を残して、花御から避難するなんてこともしなくてすんだんだかもしれない。
でも、そういうステップが、伏黒には必要だったんだろう。
術師として死ぬためではなく、術師として生き延びるために。
てか、虎杖をつかんでる宿儺の指って、いつものようにとがってるのに、伏黒にそえている指はちゃんと切りそろえられてる!
これはもしかして、伏黒を傷つけたくないから?
宿儺、どんだけ伏黒がお気に入りだよ!
虎杖と真人、伏黒と宿儺では若干、距離感が違うのは、真人はすでに虎杖にしのびよっているけど、宿儺はまだ伏黒をながめているだけ、みたいな意味なのかな、と思ってみたり。
あいかわらず、カラー絵1枚だけで妄想がひろがりまくりでスゴイ。
少年院にいた「虫」よりもさらに強いのか……。
あの時の「虫」でも伏黒はたちうちできなかったのに……。
ってなってたら、突然、五条先生が登場。回想だけど。
伏黒は本気の出し方を知らない、か。
確実な手しか打たない。
本気を出せばホームランを打てるかもしれないけど、それよりは送りバントを決める。
いやあ、あの野球回にそんな含みがあるとは思わなかったよ。
「死ぬときは独りだよ」と言う五条先生の表情に凄みがあって、この人はどんだけ人の死をみてきたのかな、って思った。
そして、「大勢に囲まれて死ね」という祖父の言葉を大事にしている虎杖のことを思い出して、虎杖は約束を守るために、ずいぶんと約束から遠いところに来ちゃったんだな、って思った。
ところでもしかして、伏黒の「布留部……」は使うと術者が死んじゃう系の技なの?
だとしたらあの少年院で、伏黒は虎杖の後を追うつもりだったの?
自分が死ねば全て解決、って自己犠牲の精神というよりは、いい感じの死に場所を探してる、って感じがしてこわい。
五条先生と伏黒はわりと昔からの知り合いらしいけど、五条先生は伏黒のことがもどかしくてしかたなかったのかもしれないな。
それにしても、伏黒が宿儺の言葉を思い出して覚醒するとは思いもよらなんだ。
まあ、呪術に関しては、誰よりも深く究めているはずの宿儺の言葉には、それだけの重みがあってもおかしくはないんだが。
「やめだ」って言ったとこの伏黒の顔がめっちゃこわい。
キレた、というよりは、箍を外した、ってとこなんだろうけど、壊れた、って感じにもみえる。
中途半端とはいえ、このタイミングで伏黒が領域展開を繰り出すとはびっくりだよ。
まあ、領域が閉じてないっぽいけど。
いつも影絵をつくってる伏黒の指が、すべて内側に巻き込まれてるのが、ちょっとおもしろいよね。
あと、結局、領域展開で倒したんじゃなく、領域展開を囮にしていつもの式神で倒したってのもおもしろい。
不完全でも、不格好でも、伏黒は領域展開を成功させた。
血をだらだら流してるあたりをみると、やっぱり相当に負担がかかるんだろうな。
余裕しゃくしゃくでやってる五条先生がおかしいんだな、きっと。
最後の「疲れた」ってとこの伏黒は、いつもの伏黒にみえる。
意識的にたがをはずして、ある意味キャラをつくってたのかな、って思う。
五条先生が言う、呪術師らしいキャラを。
そう考えると、乙骨とかは常識人にみえて、わりと自然にたがをはずしてたから、めっちゃ才能があるんだな。
伏黒がここまでやったのは、津美紀さんのためだけ、とは思えない。
これは、強くなる、という決意が本当の本気だということを、自分自身に知らしめるためにやったんじゃないかな、って感じるんだ。
これまでずっと本気だったけど、五条先生が本気ではないというのなら、五条先生を「先生」として信じてみようとしたのかな、って。
もし、この本気が以前から出せていたら、虎杖は死ななかったのかもしれない。
もうちょっと前から出せていたら、あんな悔しい気持ちで虎杖を残して、花御から避難するなんてこともしなくてすんだんだかもしれない。
でも、そういうステップが、伏黒には必要だったんだろう。
術師として死ぬためではなく、術師として生き延びるために。