『週刊少年ジャンプ』2019年49号 感想
『アクタージュ』(screen88. 俺の定義)
羅刹女モードの千世子ちゃんがめっちゃかわええなあ。
夜凪ちゃんの羅刹女は"あやかし"って感じだけど、千世子ちゃんの方は気位の高いお姫様って感じ。
そして、孫悟空は阿良也くんの方が"あやかし"っぽくて、王賀美の方は活劇の孫悟空な感じだ。
尊大で薄情な男にふりまわされて、そういう男だということを重々承知しながら、それでも夫の愛を請う羅刹女。
やたらピリピリしてる怖い女の、その強すぎる怒りの根底にあるものが、夫の愛を得られない悲しみならば、夫は尊大であればあるほど、羅刹女の哀れさが伝わる、ということか。
誰からも好かれる王賀美陸を、そのまま、誰からも嫌われる王賀美陸にスライドさせたか。
これはなかなか逆転の発想というか、阿良也くんにはできない芸当だよな。
そもそも、王賀美陸と同じ前提をもってる役者は他にいないし。
王賀美陸は王賀美陸でなければいけない、という信念に従いつつ、「助演」という立場で貢献するのならば、なるほどこれが最適解なのか。
王賀美さんがやたら「助演」という言葉を使ってたのは、この展開のためだったのかも。
『鬼滅の刃』(第181話 大災)
自分が失敗したから隊士たちが無駄死にしてしまった、という事実におののく輝利哉様。
いや、父、母、姉たちが亡くなって数時間もたってない8歳の子供が、鬼殺隊のラストバトルともいえる決戦の指揮をとってるだけでも、十分にすごいからね。
てか、鳴女がいる以上、どう人員を動かしてもすぐに台無しにされるからね。
ここでお兄ちゃんにビンタして発破かける妹ちゃん強い。
こんな幼いのに、「産屋敷」なんだなあ、この子たち。
前の御館様は超然とした方だったけど、内心はものすごいプレッシャー感じてたんだろうなあ。
隊士たちに「死ね」って言ってるのも同義な任務にも送り込むわけだから。
輝利哉様も黒死牟のところに増援は出さない、と決断するのつらかっただろうな。
結果、時透くんと玄弥が死んじゃってるし。
でも、増援を出さなかったから犠牲がふたりだけですんだ、ともいえる。
こればっかりは、どうすれば犠牲が少なくなったのか、なんて誰にもわからない。
だからこそ、決断を下す人を、隊士たちが信じることができるか、が重要になってくるんだろうな。
妹ちゃんたちは、兄に譲られたものの重さを思って、泣けない兄の代わりに泣いてくれたのかもしれないなあ、って思った。
一方、鳴女を攻略できない蛇柱さんと恋柱さん。
この相手は厄介だよねえ。スルーするわけにもいかないし。
ところで玄弥はやっぱり「不死川の弟」扱いなんだね。風柱さんがあれだけ否定してても。
まあ、そりゃわかるだろって感じだけど。
9人が定員(?)の柱がいまや5人。元柱が3人控えてるけど。
そして、現状、無傷の柱はこの蛇柱さんと恋柱さんだけか。
しのぶさんと時透くんという、年齢が下の柱からお亡くなりになってるわけで、蛇柱さんも俺は何やってんだって気持ちになるよね、そりゃ。
しのぶさんは上弦の弐を、時透くんは上弦の壱を倒す、という結果をだしてるわけだし。
ところで恋柱さんを背後からつかんだの誰だろう。
ネット予想では愈史郎くん説が有力だけど。
まあ、柱をこんなに雑に扱える味方は愈史郎くんぐらいだもんね。
愈史郎くんには姿を隠す術があるから能力的にも可能だし。
珠世様を失って、無惨様への復讐に燃える愈史郎くんが、鬼殺隊に協力するのは当然の流れだよなあ。
ここで炭治郎&義勇さんが、無惨様に対峙するとは予想外。
前回、逆方向にいってるとか言ってたから、やっぱり炭治郎VS無惨様は最後になるのか、まあそうだろうな、って思ってたのに!
まさかさっそくぶつかるとかっ!
てか、義勇さんが死にそうでこわいんですが……刀折れてるし……。
眼を血走らせて「落ち着け」って言ってる義勇さん。
こんなに感情があからさまな義勇さんはめずらしい。
炭治郎は死なせない、という決意だけが、義勇さんの怒りの暴走を止めてるんだろうなあ。
無惨様の「しつこい」には笑った。
いや、笑いごとじゃないんだが。
なんというか、あまりにも無惨様っぽくって、ああ、この人やっぱりなんにもわかってないんだなあ、って思った。
わかってないからこそ、1000年も変わらずに生きてこれたんだろうな。
こんな、短い、普通の言葉で、無惨様というキャラクターを十全に表現できるってのはすごいな。
「お前たちは生き残ったのだからそれで充分だろう」というのは、姉さんじゃなく自分が死ねばよかった、自分じゃなく錆兎が生き残ればよかった、と嘆き続けた義勇さんには酷すぎる言葉だ。
悲しいことはすべて忘れて普通の生活を送ればよい、というのは、カナエさんがしのぶさんに望んだことで、風柱さんが玄弥に望んだことだった。
それは、同じく被害者である姉や兄が、妹や弟に望むのなら、当然の想いだと納得もできる。
わざわざ命を懸けて戦うことなんかない。全部、記憶の底に沈めて、なかったことにして、幸せになって欲しい、と。
でもそれを、元凶である無惨様が求めちゃだめだろ。
「鬼狩りは異常者の集まり」というのはわりと納得できる。
自分を妻子ともども爆発させたお館様や、25までに死ぬとわかってる痣を出そうと必死になる柱たちは、だいぶイカれている。
でも、そこに追い込んだのは無惨様だ。
前の御館様が言ってた通り、彼ら彼女らは何もなければ何もないままで平凡に生きて死んだはずだったのに、それを虎や龍に変えてしまった。
それがまるでわかってないところがあまりにも無惨様だ。
そりゃあ、慈愛に満ちている炭治郎も、無の表情で「存在してはいけない生き物だ」とか言うよなあ。
『呪術廻戦』(第82話 宵祭り -参-)
別記事(決戦の幕はしめやかにあがる)になりました。
『ハイキュー!!』(第371話 地球の裏側で)
日向くん、ブラジルで「ニンジャ・ショーヨー」になってた。
まあ、日本人からみても忍者っぽいよね。
ビーチバレーの世界では一番の武器のジャンプ力が封じられ、言葉もあまり通じず、妹ちゃんからもらったサイフは盗まれる。
そりゃあいくら日向くんでもヘコむよね。
ロック画面の同級生たちが癒しか……。
てか、この写真、山口くんが偉そうで笑う。
ここで大王様登場とはびっくりすぎる。
えっ、もしかして「トスをあげてみたくなる」が本当になるの?
大王様は大学に進学してバレーを続けるのかな、って思ってたんだけど、結局、どういう進路をとって、ブラジルにいるんだろうね。
あと、Twitterで「SUMESHI」がトレンドにあがってて笑った。
大王様の影響力はすごいなあ。
ところでなんでTシャツに「SUMESHI」?
『チェンソーマン』(第44話 爆発日和)
ビーム、デンジのためにすんごくがんばってる。
えらい! えらすぎる!
サメというよりは、焦げたサンマっぽかったけど。
爆弾の悪魔は銃の悪魔の仲間か……。
そして、そのことをマキマさんは知っている。
ますますマキマさんがあやしくなってきた。
「悪魔に襲われてま~す!!」のところのレゼちゃんが、めっちゃかわいくてこわかった。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』(182 でぇとな朧さん)
コガラシくんのことを好きな女の子が多すぎで、その子たち同士が仲良しすぎてお互い竦みあってしまうのなら、いっそのことみんなで愛し合えばいいじゃない、という朧さん理論。
朧さんの倫理観ではそれはアリなわけか。
まあ、みんなが納得できるのなら、それはそれで幸せになれるのかもしれない。
コガラシくんがそれを受け入れるとは思えないけど。
「ひ…雲雀はコガラシくんと結ばれるなら、ほかの皆が泣いたっていい…!!」って泣きながら言う雲雀ちゃんがめっちゃかわいかった。
誰が泣いたっていいって覚悟はあっても、誰かを泣かせてしまったら自分は泣くんだよね。
いい子だよなあ。
『神緒ゆいは髪を結い』(第33話 白ゆいの決意)
鍵斗くんがちょっと変化してるっぽいけど、蟲の影響?
男には定着しない、って話だったけど、短い期間ならとりつくことは可能なのかも。
『ふたりの太星』(#24 最終戦)
羽賀のユアちゃんコピーが完璧すぎだった。
てか、ユアちゃんの中で完全に黒歴史になってるっぽい姿を、目の前に置いて将棋を指さなきゃいけないとか拷問すぎる。
で、ここまでいろんな姿をみせてきて、羽賀に戻るか……。
「天童太星」をロックオンし続けてきた羽賀が、最終戦でこうなるってのは熱い展開だよなあ。
羅刹女モードの千世子ちゃんがめっちゃかわええなあ。
夜凪ちゃんの羅刹女は"あやかし"って感じだけど、千世子ちゃんの方は気位の高いお姫様って感じ。
そして、孫悟空は阿良也くんの方が"あやかし"っぽくて、王賀美の方は活劇の孫悟空な感じだ。
尊大で薄情な男にふりまわされて、そういう男だということを重々承知しながら、それでも夫の愛を請う羅刹女。
やたらピリピリしてる怖い女の、その強すぎる怒りの根底にあるものが、夫の愛を得られない悲しみならば、夫は尊大であればあるほど、羅刹女の哀れさが伝わる、ということか。
誰からも好かれる王賀美陸を、そのまま、誰からも嫌われる王賀美陸にスライドさせたか。
これはなかなか逆転の発想というか、阿良也くんにはできない芸当だよな。
そもそも、王賀美陸と同じ前提をもってる役者は他にいないし。
王賀美陸は王賀美陸でなければいけない、という信念に従いつつ、「助演」という立場で貢献するのならば、なるほどこれが最適解なのか。
王賀美さんがやたら「助演」という言葉を使ってたのは、この展開のためだったのかも。
『鬼滅の刃』(第181話 大災)
自分が失敗したから隊士たちが無駄死にしてしまった、という事実におののく輝利哉様。
いや、父、母、姉たちが亡くなって数時間もたってない8歳の子供が、鬼殺隊のラストバトルともいえる決戦の指揮をとってるだけでも、十分にすごいからね。
てか、鳴女がいる以上、どう人員を動かしてもすぐに台無しにされるからね。
ここでお兄ちゃんにビンタして発破かける妹ちゃん強い。
こんな幼いのに、「産屋敷」なんだなあ、この子たち。
前の御館様は超然とした方だったけど、内心はものすごいプレッシャー感じてたんだろうなあ。
隊士たちに「死ね」って言ってるのも同義な任務にも送り込むわけだから。
輝利哉様も黒死牟のところに増援は出さない、と決断するのつらかっただろうな。
結果、時透くんと玄弥が死んじゃってるし。
でも、増援を出さなかったから犠牲がふたりだけですんだ、ともいえる。
こればっかりは、どうすれば犠牲が少なくなったのか、なんて誰にもわからない。
だからこそ、決断を下す人を、隊士たちが信じることができるか、が重要になってくるんだろうな。
妹ちゃんたちは、兄に譲られたものの重さを思って、泣けない兄の代わりに泣いてくれたのかもしれないなあ、って思った。
一方、鳴女を攻略できない蛇柱さんと恋柱さん。
この相手は厄介だよねえ。スルーするわけにもいかないし。
ところで玄弥はやっぱり「不死川の弟」扱いなんだね。風柱さんがあれだけ否定してても。
まあ、そりゃわかるだろって感じだけど。
9人が定員(?)の柱がいまや5人。元柱が3人控えてるけど。
そして、現状、無傷の柱はこの蛇柱さんと恋柱さんだけか。
しのぶさんと時透くんという、年齢が下の柱からお亡くなりになってるわけで、蛇柱さんも俺は何やってんだって気持ちになるよね、そりゃ。
しのぶさんは上弦の弐を、時透くんは上弦の壱を倒す、という結果をだしてるわけだし。
ところで恋柱さんを背後からつかんだの誰だろう。
ネット予想では愈史郎くん説が有力だけど。
まあ、柱をこんなに雑に扱える味方は愈史郎くんぐらいだもんね。
愈史郎くんには姿を隠す術があるから能力的にも可能だし。
珠世様を失って、無惨様への復讐に燃える愈史郎くんが、鬼殺隊に協力するのは当然の流れだよなあ。
ここで炭治郎&義勇さんが、無惨様に対峙するとは予想外。
前回、逆方向にいってるとか言ってたから、やっぱり炭治郎VS無惨様は最後になるのか、まあそうだろうな、って思ってたのに!
まさかさっそくぶつかるとかっ!
てか、義勇さんが死にそうでこわいんですが……刀折れてるし……。
眼を血走らせて「落ち着け」って言ってる義勇さん。
こんなに感情があからさまな義勇さんはめずらしい。
炭治郎は死なせない、という決意だけが、義勇さんの怒りの暴走を止めてるんだろうなあ。
無惨様の「しつこい」には笑った。
いや、笑いごとじゃないんだが。
なんというか、あまりにも無惨様っぽくって、ああ、この人やっぱりなんにもわかってないんだなあ、って思った。
わかってないからこそ、1000年も変わらずに生きてこれたんだろうな。
こんな、短い、普通の言葉で、無惨様というキャラクターを十全に表現できるってのはすごいな。
「お前たちは生き残ったのだからそれで充分だろう」というのは、姉さんじゃなく自分が死ねばよかった、自分じゃなく錆兎が生き残ればよかった、と嘆き続けた義勇さんには酷すぎる言葉だ。
悲しいことはすべて忘れて普通の生活を送ればよい、というのは、カナエさんがしのぶさんに望んだことで、風柱さんが玄弥に望んだことだった。
それは、同じく被害者である姉や兄が、妹や弟に望むのなら、当然の想いだと納得もできる。
わざわざ命を懸けて戦うことなんかない。全部、記憶の底に沈めて、なかったことにして、幸せになって欲しい、と。
でもそれを、元凶である無惨様が求めちゃだめだろ。
「鬼狩りは異常者の集まり」というのはわりと納得できる。
自分を妻子ともども爆発させたお館様や、25までに死ぬとわかってる痣を出そうと必死になる柱たちは、だいぶイカれている。
でも、そこに追い込んだのは無惨様だ。
前の御館様が言ってた通り、彼ら彼女らは何もなければ何もないままで平凡に生きて死んだはずだったのに、それを虎や龍に変えてしまった。
それがまるでわかってないところがあまりにも無惨様だ。
そりゃあ、慈愛に満ちている炭治郎も、無の表情で「存在してはいけない生き物だ」とか言うよなあ。
『呪術廻戦』(第82話 宵祭り -参-)
別記事(決戦の幕はしめやかにあがる)になりました。
『ハイキュー!!』(第371話 地球の裏側で)
日向くん、ブラジルで「ニンジャ・ショーヨー」になってた。
まあ、日本人からみても忍者っぽいよね。
ビーチバレーの世界では一番の武器のジャンプ力が封じられ、言葉もあまり通じず、妹ちゃんからもらったサイフは盗まれる。
そりゃあいくら日向くんでもヘコむよね。
ロック画面の同級生たちが癒しか……。
てか、この写真、山口くんが偉そうで笑う。
ここで大王様登場とはびっくりすぎる。
えっ、もしかして「トスをあげてみたくなる」が本当になるの?
大王様は大学に進学してバレーを続けるのかな、って思ってたんだけど、結局、どういう進路をとって、ブラジルにいるんだろうね。
あと、Twitterで「SUMESHI」がトレンドにあがってて笑った。
大王様の影響力はすごいなあ。
ところでなんでTシャツに「SUMESHI」?
『チェンソーマン』(第44話 爆発日和)
ビーム、デンジのためにすんごくがんばってる。
えらい! えらすぎる!
サメというよりは、焦げたサンマっぽかったけど。
爆弾の悪魔は銃の悪魔の仲間か……。
そして、そのことをマキマさんは知っている。
ますますマキマさんがあやしくなってきた。
「悪魔に襲われてま~す!!」のところのレゼちゃんが、めっちゃかわいくてこわかった。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』(182 でぇとな朧さん)
コガラシくんのことを好きな女の子が多すぎで、その子たち同士が仲良しすぎてお互い竦みあってしまうのなら、いっそのことみんなで愛し合えばいいじゃない、という朧さん理論。
朧さんの倫理観ではそれはアリなわけか。
まあ、みんなが納得できるのなら、それはそれで幸せになれるのかもしれない。
コガラシくんがそれを受け入れるとは思えないけど。
「ひ…雲雀はコガラシくんと結ばれるなら、ほかの皆が泣いたっていい…!!」って泣きながら言う雲雀ちゃんがめっちゃかわいかった。
誰が泣いたっていいって覚悟はあっても、誰かを泣かせてしまったら自分は泣くんだよね。
いい子だよなあ。
『神緒ゆいは髪を結い』(第33話 白ゆいの決意)
鍵斗くんがちょっと変化してるっぽいけど、蟲の影響?
男には定着しない、って話だったけど、短い期間ならとりつくことは可能なのかも。
『ふたりの太星』(#24 最終戦)
羽賀のユアちゃんコピーが完璧すぎだった。
てか、ユアちゃんの中で完全に黒歴史になってるっぽい姿を、目の前に置いて将棋を指さなきゃいけないとか拷問すぎる。
で、ここまでいろんな姿をみせてきて、羽賀に戻るか……。
「天童太星」をロックオンし続けてきた羽賀が、最終戦でこうなるってのは熱い展開だよなあ。