『週刊少年ジャンプ』2019年51号 感想
『ハイキュー!!』(第373話 宣戦布告・2)
ジャンプサーブしようとしたものの、ボールが風に流されて失敗する大王様、かわいい!
「風!! 空気読め!! 風が空気ですってか!!」とひとりボケツッコミしてるけど、これ、わりと必死に恥ずかしいのごまかしてるんじゃないかな、とか思うとさらにかわいい!
でもすぐにオーバーのやり方をビーチのやり方に調整してくるのは、さすがだな。
常にいろんなことを考えて、場にあわせて自分の動きを精密にコントロールする人だから、そういう積み重ねがこういうところで現れるんだな。
日向くんがいちいち、大王様すごい! って感じでうれしそうなのかわいい。
で、それをストレートに大王様に行っちゃって、それをめっちゃ喜んでる大王様。
このふたり、もしかしてめちゃくちゃ相性がいいんじゃ……。
「うう…何だろう、久々なこの感じ、潤う…」って……。そうだよな、こんなに素直に褒めてくれる人ってそんなにいないよね。
青城のチームメイトはわりと辛口な人多かったし、海外来ちゃったらそれこそ厳しいことばっかり言われてそうだし。
でも「気が向いたらやってあげなくもない的な??」って、喜んでることを素直に言えない大王様……かわいい……。
なんだろう。今回、かわいいばっかりだ……。
ここにきて、日向くんと大王様が楽しそうにバレーやってるのがうれしいばっかりだ……。
「バレーボールは楽しい」か。
人生かけてやってる彼らにとって、楽しいばっかりではいられない。
でも、ふたりともバレーボールが大好きなんだ。
忘れても、思い出して、そこに戻ってくるんだ。
こんなふたりをみてると、影山くんは今、バレーボールを楽しくやってるんだろうか、って思う。
楽しいといいな。
バレーボールは"繋ぐ"球技。
ビーチバレーはふたりだけど、どうやったってひとりではできない球技。
スパイクもブロックもレシーブも、ボールをとばしてくれる人が必要。
ひとりじゃサーブくらいしかできないもんね。
最終章にきて、バレーボールの根幹、そして、物語の根幹が再提示されるの、ほんとうまいな。
そして、なにげに日向くんがゾロ派ということが判明。
『ONE PIECE』(第962話 "大名と家臣")
おでん様、めちゃくちゃだけど、悪い人ではないんだな。迷惑な人ではあるかもしれないけど。
元は手のつけられない暴れん坊だったアシュラ童子が、国が平和になって、「「平和」を見たんは初めてなんだ……ありがとう、おでん」って素直にお礼を言うとこよいよね。
おでんの家臣たちがあそこまでして忠誠を誓うのわかる。
『鬼滅の刃』(第183話 鬩ぎ合い)
表紙が、村田さん+善逸+伊之助+カナヲちゃん。
この4人ははぐれずにすんでるっぽい。ここんとこ扉絵でしか出番がないけど、無事を確認できてうれしい。
村田さんは結局、善逸をおんぶすることになっちゃったのね。
展開が超シリアスなのに、恋柱さんは変わりない。
なんかほっとする。
心細いから悲鳴嶼さんに来て欲しいとか、なんかちょっと蛇柱さんが不憫じゃないか? と思ったけど、岩柱さんが一番頼りにされるのわかる。
やたら強いし、指揮とれるし、いるだけでかなり安心できそうだよね。
愈史郎くんに「馬鹿じゃないなら、今すぐ理解して協力しろ」と言われて、「私、馬鹿じゃないわ」「はい」ってなるところが、めっちゃ馬鹿っぽくみえるんですが、大丈夫なの、恋柱さん。
これ、蛇柱さんがみてたら、また頭抱えてるとこじゃない?
風柱さんとか蛇柱さんだったら、こうもスムーズに愈史郎くんの指示に従えなかったと思う。
血鬼術で柱たちの動向をみていて、恋柱さんだったら動かせる、と踏んで声をかけたのなら、愈史郎くんすごい!
愈史郎くんと無惨様の、鳴女の支配力争奪戦勃発。
なんか、鳴女がかわいそう。
一応、愈史郎くんにガード役の隊員がついているんだな、と思ってたら、「協力する!! 俺を喰え!! それで無惨を倒せるなら…」とか言い出してこわかった。
鬼殺隊員、覚悟が決まりすぎだよ。
無惨様を倒す力になれるのなら、鬼に喰われてもいい、とか。
でも、無惨様の栄養になって死んだ隊士が大勢いることを考えると、これはまだマシな死に方だ、とも考えられるよな……。
でも、愈史郎くんは、珠世様に鬼にしてもらったのが誇りだから、そんな無惨様がつくった鬼みたいに人を喰うなんてことしろ、って言われるのは、屈辱かもしれない。
義勇さんと蛇柱さんの、無惨様を攻撃してイライラさせて愈史郎くんを有利にしよう、作戦はうまくいったけど、制御権とれないなら殺してしまえ、ってなったの、本当に無惨様は短気だな。
まあ、無限城がつぶれても生き残れる自信があるんだろうな。
そして、人間は当然、全滅するので、この判断が誤りとも言い切れない。
てか、鳴女、こんなあっさり殺されちゃうの? 台詞も過去回想もなく? 結構ここまでMVPじゃなかった?
亡くなった隊士の遺品の刀が、無惨様の頭にぶっ刺さってる絵がなんか笑える。
炭治郎は連載初回で斧投げてたし、猗窩座にも刀投げてたし、意外と投擲技術高いよね。
そして、無限城はついに地上へ。
あれ、異次元とかにあったんじゃなく、一応、実体があったんだね。
ここからは、無惨様を夜明けまで包囲し続ける耐久戦に移行か?
ねずこちゃんがこのまま寝たきりで終わるってことはないだろうから、別展開もあるんだろうけど。
ここで無惨様を逃がしちゃったら、半壊状態の鬼殺隊はかなりきついよな。
無惨様は上弦をすべて失ってるけど、時間さえあればいくらでも手駒を増やせる。
それに対して、鬼殺隊の隊士はそんながんがん増やせるもんじゃないからなあ。
治療役のしのぶさんがいなくなったのも厳しい。
『アクタージュ』(screen90.鏡)
白石さんの貫禄がすごい。
そうか……白石さんもあがき続けてここまで生き残った俳優なんだな。
『呪術廻戦』(第84話 渋谷事変・2)
別記事(人がなめらかに死にすぎ)になりました。
『ぼくたちは勉強ができない』(問136.眠りの果て[x]の現に目覚めたものは)
この土壇場にきて文乃ちゃんが覚醒とわっ!
恋心に気付いて泣く文乃ちゃんがかわいすぎて、ちょっとぐらっときた。
『チェンソーマン』(第46話 女運)
暴力の悪魔が簡単に撤退して、コベニちゃんは腰を抜かして土下座で笑った。
いや、情けないけど、自分に正直でよいな。
このコンビ、役立たずもいいとこだけど、コンビとしての相性はいいのかもしれない(苦笑)。
「俺が知り合う女がさあ!! 全員オレん事、殺そうとしてんだけど!!」
そうか、ついにその事実に気付いてしまったか……。
「みんなチェンソーの心臓ばっか欲しがっちゃって! デンジーの心臓は欲しかねえのか!? あ~!?」って嘆きが、なんかかわいい。
特に「デンジー」ってのが良いな。デイジーっぽくってかわいい。
そんなこと言ってるのに「私がデンジ君を好きなのは本当だよ」って言われると、「えっ、マジ…?」ってなっちゃうあたり、デンジー、ちょろすぎる。
そんなことだから、知り合う女に殺されそうになるんだよ、と思ってたら、アキが「お前はチョロすぎだ!!」って言ってて、やっぱりそう思うよね! って思った。
でも、敵対してるのに、デンジーとレゼちゃんの会話が普通に気安い感じで、このふたり、相性は悪くなさそうなんだよね。
惜しい! レゼちゃんがデンジーを殺そうとさえしなければ……(←致命的)。
てか、アキとビームくんはデンジーをからだをはって守ろうとしてくれてるので、もうそっちに転向してしまってはどうだろう(←無茶ぶり)。
『神緒ゆいは髪を結い』(第35話 "覚醒"の鍵)
鍵斗くんがミンチになっちゃって、幻覚的なものかと思ってたら、ほんとにミンチになってた。
そんな状態なのに、ゆいちゃんに告白しようとする鍵斗くんのメンタルがちょっとこわい。
『ふたりの太星』(#26 よろしくお願いします)
星くんの二重人格発言は、冗談でした、ということでごまかされたのか。
まあ、冗談の方が、現実味が強い案件ではある。
でも「天童くんの二重人格については将棋界の人気が欲しいなぁ、というタイミングで公表しましょう」ってのがあざとすぎる。
将棋界の上層部の人たちがわらわら出てきたけど、頭いいんだろうけど、ダメ人間ばっかりっぽい。
「俺が知ってた将棋はさ、暗くて一人ぼっちで、目を閉じてるかどうかもわからねー小さな部屋で考え続けるモンだったけどよ」って言葉は重いよね。
太くんは外で将棋が指せたけど、星くんには太くんとの将棋しかなかったんだ。
だから、この個性的な同期たちとの将棋が楽しくてしかたなかったんだろうな。
言われてみれば、星くんはいつも楽しそうにしてたよね。
太くんは星くんの将棋を独り占めしたかった。
いろんな人たちと将棋を指すことができたのに、太くんにとって星くん以上に魅力的な将棋を指す人はいなかったんだな。
太くんが夜担当(?)になっても、そんなにがっくりきた様子がなかったのは、これまで星くんに我慢させてきたから今度は自分の番、的なことを考えているのかな、と思ってたんだが、もしかしたら、星くんと将棋が指せれば、それ以外の将棋はなくても良い、という感じだったのかも。
だとしたら、同期たちは太くんに怒ってもいいと思うよ!
でも、そんな太くんも、同期たちと正面から向き合うようになった。
だからこその「これからも僕たち二人を、どうぞよろしくお願いします」なんだよね。
ジャンプサーブしようとしたものの、ボールが風に流されて失敗する大王様、かわいい!
「風!! 空気読め!! 風が空気ですってか!!」とひとりボケツッコミしてるけど、これ、わりと必死に恥ずかしいのごまかしてるんじゃないかな、とか思うとさらにかわいい!
でもすぐにオーバーのやり方をビーチのやり方に調整してくるのは、さすがだな。
常にいろんなことを考えて、場にあわせて自分の動きを精密にコントロールする人だから、そういう積み重ねがこういうところで現れるんだな。
日向くんがいちいち、大王様すごい! って感じでうれしそうなのかわいい。
で、それをストレートに大王様に行っちゃって、それをめっちゃ喜んでる大王様。
このふたり、もしかしてめちゃくちゃ相性がいいんじゃ……。
「うう…何だろう、久々なこの感じ、潤う…」って……。そうだよな、こんなに素直に褒めてくれる人ってそんなにいないよね。
青城のチームメイトはわりと辛口な人多かったし、海外来ちゃったらそれこそ厳しいことばっかり言われてそうだし。
でも「気が向いたらやってあげなくもない的な??」って、喜んでることを素直に言えない大王様……かわいい……。
なんだろう。今回、かわいいばっかりだ……。
ここにきて、日向くんと大王様が楽しそうにバレーやってるのがうれしいばっかりだ……。
「バレーボールは楽しい」か。
人生かけてやってる彼らにとって、楽しいばっかりではいられない。
でも、ふたりともバレーボールが大好きなんだ。
忘れても、思い出して、そこに戻ってくるんだ。
こんなふたりをみてると、影山くんは今、バレーボールを楽しくやってるんだろうか、って思う。
楽しいといいな。
バレーボールは"繋ぐ"球技。
ビーチバレーはふたりだけど、どうやったってひとりではできない球技。
スパイクもブロックもレシーブも、ボールをとばしてくれる人が必要。
ひとりじゃサーブくらいしかできないもんね。
最終章にきて、バレーボールの根幹、そして、物語の根幹が再提示されるの、ほんとうまいな。
そして、なにげに日向くんがゾロ派ということが判明。
『ONE PIECE』(第962話 "大名と家臣")
おでん様、めちゃくちゃだけど、悪い人ではないんだな。迷惑な人ではあるかもしれないけど。
元は手のつけられない暴れん坊だったアシュラ童子が、国が平和になって、「「平和」を見たんは初めてなんだ……ありがとう、おでん」って素直にお礼を言うとこよいよね。
おでんの家臣たちがあそこまでして忠誠を誓うのわかる。
『鬼滅の刃』(第183話 鬩ぎ合い)
表紙が、村田さん+善逸+伊之助+カナヲちゃん。
この4人ははぐれずにすんでるっぽい。ここんとこ扉絵でしか出番がないけど、無事を確認できてうれしい。
村田さんは結局、善逸をおんぶすることになっちゃったのね。
展開が超シリアスなのに、恋柱さんは変わりない。
なんかほっとする。
心細いから悲鳴嶼さんに来て欲しいとか、なんかちょっと蛇柱さんが不憫じゃないか? と思ったけど、岩柱さんが一番頼りにされるのわかる。
やたら強いし、指揮とれるし、いるだけでかなり安心できそうだよね。
愈史郎くんに「馬鹿じゃないなら、今すぐ理解して協力しろ」と言われて、「私、馬鹿じゃないわ」「はい」ってなるところが、めっちゃ馬鹿っぽくみえるんですが、大丈夫なの、恋柱さん。
これ、蛇柱さんがみてたら、また頭抱えてるとこじゃない?
風柱さんとか蛇柱さんだったら、こうもスムーズに愈史郎くんの指示に従えなかったと思う。
血鬼術で柱たちの動向をみていて、恋柱さんだったら動かせる、と踏んで声をかけたのなら、愈史郎くんすごい!
愈史郎くんと無惨様の、鳴女の支配力争奪戦勃発。
なんか、鳴女がかわいそう。
一応、愈史郎くんにガード役の隊員がついているんだな、と思ってたら、「協力する!! 俺を喰え!! それで無惨を倒せるなら…」とか言い出してこわかった。
鬼殺隊員、覚悟が決まりすぎだよ。
無惨様を倒す力になれるのなら、鬼に喰われてもいい、とか。
でも、無惨様の栄養になって死んだ隊士が大勢いることを考えると、これはまだマシな死に方だ、とも考えられるよな……。
でも、愈史郎くんは、珠世様に鬼にしてもらったのが誇りだから、そんな無惨様がつくった鬼みたいに人を喰うなんてことしろ、って言われるのは、屈辱かもしれない。
義勇さんと蛇柱さんの、無惨様を攻撃してイライラさせて愈史郎くんを有利にしよう、作戦はうまくいったけど、制御権とれないなら殺してしまえ、ってなったの、本当に無惨様は短気だな。
まあ、無限城がつぶれても生き残れる自信があるんだろうな。
そして、人間は当然、全滅するので、この判断が誤りとも言い切れない。
てか、鳴女、こんなあっさり殺されちゃうの? 台詞も過去回想もなく? 結構ここまでMVPじゃなかった?
亡くなった隊士の遺品の刀が、無惨様の頭にぶっ刺さってる絵がなんか笑える。
炭治郎は連載初回で斧投げてたし、猗窩座にも刀投げてたし、意外と投擲技術高いよね。
そして、無限城はついに地上へ。
あれ、異次元とかにあったんじゃなく、一応、実体があったんだね。
ここからは、無惨様を夜明けまで包囲し続ける耐久戦に移行か?
ねずこちゃんがこのまま寝たきりで終わるってことはないだろうから、別展開もあるんだろうけど。
ここで無惨様を逃がしちゃったら、半壊状態の鬼殺隊はかなりきついよな。
無惨様は上弦をすべて失ってるけど、時間さえあればいくらでも手駒を増やせる。
それに対して、鬼殺隊の隊士はそんながんがん増やせるもんじゃないからなあ。
治療役のしのぶさんがいなくなったのも厳しい。
『アクタージュ』(screen90.鏡)
白石さんの貫禄がすごい。
そうか……白石さんもあがき続けてここまで生き残った俳優なんだな。
『呪術廻戦』(第84話 渋谷事変・2)
別記事(人がなめらかに死にすぎ)になりました。
『ぼくたちは勉強ができない』(問136.眠りの果て[x]の現に目覚めたものは)
この土壇場にきて文乃ちゃんが覚醒とわっ!
恋心に気付いて泣く文乃ちゃんがかわいすぎて、ちょっとぐらっときた。
『チェンソーマン』(第46話 女運)
暴力の悪魔が簡単に撤退して、コベニちゃんは腰を抜かして土下座で笑った。
いや、情けないけど、自分に正直でよいな。
このコンビ、役立たずもいいとこだけど、コンビとしての相性はいいのかもしれない(苦笑)。
「俺が知り合う女がさあ!! 全員オレん事、殺そうとしてんだけど!!」
そうか、ついにその事実に気付いてしまったか……。
「みんなチェンソーの心臓ばっか欲しがっちゃって! デンジーの心臓は欲しかねえのか!? あ~!?」って嘆きが、なんかかわいい。
特に「デンジー」ってのが良いな。デイジーっぽくってかわいい。
そんなこと言ってるのに「私がデンジ君を好きなのは本当だよ」って言われると、「えっ、マジ…?」ってなっちゃうあたり、デンジー、ちょろすぎる。
そんなことだから、知り合う女に殺されそうになるんだよ、と思ってたら、アキが「お前はチョロすぎだ!!」って言ってて、やっぱりそう思うよね! って思った。
でも、敵対してるのに、デンジーとレゼちゃんの会話が普通に気安い感じで、このふたり、相性は悪くなさそうなんだよね。
惜しい! レゼちゃんがデンジーを殺そうとさえしなければ……(←致命的)。
てか、アキとビームくんはデンジーをからだをはって守ろうとしてくれてるので、もうそっちに転向してしまってはどうだろう(←無茶ぶり)。
『神緒ゆいは髪を結い』(第35話 "覚醒"の鍵)
鍵斗くんがミンチになっちゃって、幻覚的なものかと思ってたら、ほんとにミンチになってた。
そんな状態なのに、ゆいちゃんに告白しようとする鍵斗くんのメンタルがちょっとこわい。
『ふたりの太星』(#26 よろしくお願いします)
星くんの二重人格発言は、冗談でした、ということでごまかされたのか。
まあ、冗談の方が、現実味が強い案件ではある。
でも「天童くんの二重人格については将棋界の人気が欲しいなぁ、というタイミングで公表しましょう」ってのがあざとすぎる。
将棋界の上層部の人たちがわらわら出てきたけど、頭いいんだろうけど、ダメ人間ばっかりっぽい。
「俺が知ってた将棋はさ、暗くて一人ぼっちで、目を閉じてるかどうかもわからねー小さな部屋で考え続けるモンだったけどよ」って言葉は重いよね。
太くんは外で将棋が指せたけど、星くんには太くんとの将棋しかなかったんだ。
だから、この個性的な同期たちとの将棋が楽しくてしかたなかったんだろうな。
言われてみれば、星くんはいつも楽しそうにしてたよね。
太くんは星くんの将棋を独り占めしたかった。
いろんな人たちと将棋を指すことができたのに、太くんにとって星くん以上に魅力的な将棋を指す人はいなかったんだな。
太くんが夜担当(?)になっても、そんなにがっくりきた様子がなかったのは、これまで星くんに我慢させてきたから今度は自分の番、的なことを考えているのかな、と思ってたんだが、もしかしたら、星くんと将棋が指せれば、それ以外の将棋はなくても良い、という感じだったのかも。
だとしたら、同期たちは太くんに怒ってもいいと思うよ!
でも、そんな太くんも、同期たちと正面から向き合うようになった。
だからこその「これからも僕たち二人を、どうぞよろしくお願いします」なんだよね。