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2023年の『週刊少年ジャンプ』のこと

備忘録的な2023年のジャンプの連載まとめ。 まずは、2023年内発売の『週刊少年ジャンプ』(2023年06・07合併号~2024年04・05合併号)の連載マンガ一覧。 2月発売分   終了 『高校生家族』(全122話)   終了 『PPPPPP』(全70話) 4~5月発売分   終了 『大東京鬼嫁伝』(全29話)   終了 『ギンカとリューナ』(全29話)   終了 『イチゴーキ!操縦中』(全19話)   開始 『テンマクキネマ』   開始 『キルアオ』   開始 『ドリトライ』   開始 『鵺の陰陽師』 6月発売分   終了 『マッシュル -MASHLE-』(全162話)   開始 『アスミカケル』   開始 『アイスヘッドギル』 8~9月発売分   移籍 『ブラッククローバー』(368話まで⇒『ジャンプGIGA』に移籍)   終了 『人造人間100』(全24話+『ジャンプ+』に番外編)   終了 『テンマクキネマ』(全21話)   終了 『ドリトライ』(全19話)   開始 『魔々勇々』   開始 『カグラバチ』   開始 『ツーオンアイス』 11~12月発売分   終了 『一ノ瀬家の大罪』(全48話)   終了 『アイスヘッドギル』(全20話)   開始 『グリーングリーングリーンズ』   開始 『累々戦記』 通年連載(カッコ内は2023年04・05合併号時点での話数)。 『ONE PIECE』(1102話) 『僕のヒーローアカデミア』(410話) 『呪術廻戦』(246話) 『夜桜さんちの大作戦』(208話) 『アンデッドアンラック』(189話) 『僕とロボコ』(167話) 『SAKAMOTO DAYS』(149話) 『逃げ上手の若君』(139話) 『ウィッチウォッチ』(138話) 『アオのハコ』(131話) 『あかね噺』(92話) 『暗号学園のいろは』(54話) 通年休載(?) 『ルリドラゴン』 わりと短期で終わっちゃった連載が多かった印象がある。 個人的に『人造人間100』は惜しかった。 でも、『ジャンプ+』に載った番外編込みで、ちゃんと筋を通して終わった印象があるので、その点では満足している。 逆に困惑気味に終わったのは『PPPPPP』だった。 長期連載で終わったのは『高校生家族』と『マッシュル』。 『高校生家族』はテレビドラマになったりしないかな……...

『アンデッドアンラック』19巻 ちょこっと感想

またまた遅れまくってる単行本感想でございます。 ・表紙は風子ちゃんとシェンが背中合わせで構えてて、上下にファンとムイちゃん。めっちゃかっこいい! ・これは7巻のアンディとシェンの表紙のオマージュかな。いつか、この構図のアンディと風子ちゃんバージョンを見てみたい ・カバー折り返しは格ゲーモードのニット帽先生。戸塚先生が格ゲーとガンダム大好きなのはアンデラ読んでるとよくわかります ・風子ちゃんがシェンに付与した「凶運ノ道」、意外といきあたりばったりだったらしい。「不運」は好感度以外の、その時点での風子ちゃんの気持ちにも左右されるのね。でも、検証するのがむずかしい ・アンディ相手なら「不運」の能力の検証ができるけど、風子ちゃんのアンディに対する好感度が突き抜けちゃってるので、やっぱりデータとしては信用できない ・20巻の表紙はやっぱりリップ+ラトラ+ライラかな。チカラくんの表紙もみてみたいけど / #アンデラ 最新19巻 本日12/4発売🎊 \ #アンデッドアンラック 最新19巻が本日発売📘‼️ ユニオンが次に挑むのは、最強の武闘家を決める天擂祭👊 打倒ファンを目指し、シェンを最強の武闘家に育て上げる風子の秘策とは⁉️ 東洋の雰囲気漂うカバーが目印の19巻、ぜひお楽しみください❗️ #アンデラ pic.twitter.com/Wjl0vk2aul — アンデッドアンラック原作公式@毎週金曜アニメ放送☄️ (@undeadunluck_of) December 4, 2023

『アンデッドアンラック』(No.189 ジュリア) 感想(正義の魂)

『ジャンプ』の集合表紙絵では、いつもアンディと風子ちゃんがセットで登場してるんだけど、今回はアンディのみ。 それでも、風子ちゃんのニット帽をかぶってアピールはするんだぜ! ところで、変なとこがやぶけてるんだけど、クロちゃんの嫌がらせか? って思ったんだけど、アンディに対する嫌がらせにはならんな、これ。 雪玉に当たりたくなくてクロちゃんが逃げた? センターカラーは、風子ちゃんとジュイスさん(ジュリアちゃん)のBefore After。 今はまだ風子ちゃんの方が背が高いのかな。 ボスになって貫禄が出てきてる風子ちゃん! と言いたいとこだけれど、心の中はめっちゃ荒ぶってるに違いない。 さて本編。 ループ前の夢をみるジュリアちゃん。 他のみんなは、なんとなく懐かしい、程度の記憶しかないけど、ジュリアちゃんはわりとはっきりしてるんだな。 他のみんなとは生きてきた時間がケタ違いに長いせいなのか、ヴィクトルに「絶対キミを忘れない」と約束したジュイスさんの魂だからこそ、なのか。 ところで、両手に荷物もって、頭にも何か乗せてるヴィクトルが、ジュイスさんのスカートがひるがえるのにあわせて足をあげてる絵に、めっちゃ笑った。 ジュイスさんの買い物の荷物持ちしてるうえに、ちょっとした生足ひらりもガードするのか! さすが、特技が「ジュイスの買い物の付き添い」な男は違うな! ジュリアちゃんが通うセレブ(?)な学校に潜入した、ジーナちゃん、チカラくん、ショーン。 この3人は最近ずっとセットだな。 年齢が近いのもあるんだろうけど(←生年はかなり離れてる)。 ジーナちゃんに「チカラはいいコね」ってほめられて、「へへ」ってなるチカラくん、かわいい。 見た目だけなら3人組と同世代な風子ちゃんが潜入してないのは、ニコに止められたから。 そうね、日本の普通の女子高生やって、あのポンコツっぷりだったからね。 お嬢様はさらにキビシイね。 ラヴレターの返事行列ができるジュリアちゃん。 告白を断られるの覚悟で行列するのか? って一瞬、思ったんだけど、ジュリアちゃんに「よろしければ お友達になれればと!!」って笑みを向けられて手をギュってしてもらえるなら、そりゃあ、いくらでも並ぶさ! そこに「不可視」で割り込んだショーン。 青筋立ててあきれてるジーナちゃんと、両手で口をおさえて頬をあからめてるチカラくん。 チカラくん、...

『週刊少年ジャンプ』2024年04・05合併号 感想

今年最後の『ジャンプ』です。 今年もたくさん楽しませていただきました。 恒例の集合絵表紙はルフィを中心に、両サイドに別れての雪合戦。 雪玉を笑顔でよけまくってる時行がかわいい! 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS149 凸) 南雲はやっぱり殺連自体はどうでもいいし、会長はもっとどうでもいい。 リオンさんのことを探るのに最適な位置を求めてるだけなんだろうな。 でも、ORDERの仲間はちょっと気に入ってそう。 『ONE PIECE』 (第1102話 “くまの人生”) くまがルフィに肩入れしてたのは、ドラゴンの息子だから、だけが理由ではなく、ニカへの期待もあったからか。 ボニーの口紅の塗り方が変なのは、教わる相手を間違えたからなのね。 そして、右目のマークはくまにみつけやすくしてもらうため。 まあ、子供のはずのボニーが大人の姿になってるから、みつけてもらえないかも、って考えるのは当然か。 ひたすらに自分の大事な存在のために身を削り続け、ついに自我さえも放棄したくま。 尽くすばかりの人生にみえるけれど、本人は「どれだけの人に迷惑をかけたろう」とかつぶやく始末。 「お前を愛した人間の数だけ!! お前の死は迷惑である!!」 すると、一番、迷惑をかけられたのはボニーか! はたからみれば悲惨すぎる人生だけど、くまは、大事な娘が元気になった姿を見届けられて、ルフィという希望をみつけられたから、最高に幸せな幕引きができたと思ってそうでイヤだな。 『アンデッドアンラック』 (No.189 ジュリア) 別記事(正義の魂)になりました。 『グリーングリーングリーンズ』 (第5話 ぶっ飛ばせ) 勝つためならなりふりかまわない、と言いつつ、王賀のアドバイスは聞きたくないという矛盾。 でもまあ、自分の考え同士が衝突することってあるよね。 「自分で探して見つけたいんだ 自分のゴルフは」 つまり、試行錯誤が楽しいので、その楽しみを奪われたくない、と。 アドバイス断られて怒ってるけど、珀の言いたいこともなんとなく理解できてる王賀の妥協点が、アドバイスを1回だけ「見せる」というとこなのはいいね。 それでちゃんと気づけたならそれでいいし、気づかないならそれまでだし。 『ツーオンアイス』 (第14話 戦前のメリークリスマス) 綺更ちゃんがクリスマスに隼馬くんを家に誘ったのは、スケートをテレビ観戦するた...

『逃げ上手の若君』(第139話 ブレイク1338) 感想

めっちゃ生き生きとして長尾とやりあう弧次郎。 武器が弧次郎専用になり、その武器を活かす方向で弧次郎が鍛錬を重ねた結果がこの接戦。 あと、長尾に勝つ、という目標ができたのも大きいんだろうね。 時行を守る、以上のモチベーションはないにしても、はっきりした指標があるというのは大事だと思う。 しかしここで上杉のドーピングアロー(?)が注入された! 上杉の弓の腕、なかなかのもんだな。 ドーピングした結果、馬の胴体をまっぷたつとかどういう威力だよ! それにしても、長尾のお家再興にかける執念ってのはなんなんだろうね。 家族が大好きって描写もないし、ただ、お家再興のためならば、自分にふりかかる痛みはすべて受け入れる、という覚悟だけが感じられるの、めっちゃこわい。 一方、時行はうまく小笠原貞宗とわたりあえてるようにみえて、やっぱり手玉に取られてる感がある。 で、今度はお馬さんの頭を貫通する矢か……。 今回、お馬さんがかわいそすぎるな。 弧次郎も時行も「父」の教えに応えているんだ。 でも、大事なのは応えた上で生き延びること。 この窮地を乗り越えられれば「一人前」……。 といっても、たちはだかる壁は高く分厚い。

『アンデッドアンラック』(No.188 同じ不死) 感想(正義の女神の再臨)

過去のジュイスさんとアポカリプスの会話ではじまった今回。 ジュイスさんの対面でヴィクトルが居眠りしてるってことは、2席しかないクエスト初期時点の話だろうし、ジュイスさんの表情がちょっと幼いから、まだそんなにループを繰り返してない頃だろうね。 ところでアポカリプスってめくったら何か書いてあるのかな。 否定者たちはみんな、何度ループしても同じ親の元に生まれる。 そして、同じ名前をつけられ、同じ容姿に育つ。 これは探しやすくて良いですね。 そしてやっぱり、ニコ、ジーナさん、ボイドは固定メンバーっぽい。 しかし、性別がない時から生き続けているジュイスさんには親がいない。 だから、自分がもし死んでしまったら、次のループではどうなるのか? という問い。 アポカリプスが言うには、子供が生まれないはずの夫婦のところに生まれるらしい。 つまり、容姿も名前もどうなるかわからない。 ヴィクトルは死なないから、いつまでもユニオンにいるんだろう。 そして、生まれ変わって記憶がないジュイスさんをユニオンにはいれないだろう。 それは確かにそうね。 ところで、ジュイスさんが子供が生まれる運命にない夫婦の元に生まれるのなら、風子ちゃんのご両親のところには、今回ループでは子供が生まれないことになるのか? くるるちゃん、タチアナちゃん、バニーちゃん、トップくんの居場所はさすがに把握してるんだろうけど、ジュイスさんだけは手がかりがなくて探せない。 だから、アンディに教えてもらえなかったら、能力発現前のジュイスさんは探しようがないのね。 うっかり男性に生まれる可能性もありそうだもんなあ。 ところで、しばらく見ぬまに円卓めっちゃ拡張されてた! 01席:【不運】風子ちゃん 02席:【不変】ジーナちゃん 03席:【不可避】ボイドさん 04席:【不公平】ビリー様 05席:【不減】クリード 06席:【不通】テラーさん 07席:【不感】フィルくん 08席:【不真実】シェン 09席:【不抜】友才さん 10席:【不可視】ショーン 11席:【不治】リップ 12席:【不動】チカラくん 13席:【不燃】円陣 席なし:【不壊】一心、【不信】ラトラ、【不眠】イチコさん 未発現:ニコ こうやってみると、ユニオンに加入した順ではないんだな。 友才さんがシェンの次になってる。 それとも、最初は加入順だったけど、クエストとかでポイント変動し...

『週刊少年ジャンプ』2024年03号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS148 推し活) スラーが虎丸ちゃんのからだに爆弾が埋め込んだときいて激怒する坂本さん。 まだ殺し屋にもなっていない子供を武器にするって、そりゃあ怒る。 坂本さんはまだ有月を信じたい気持ちがあるんだろうなあ。 でもそれをいちいち丁寧に踏み潰されてしまっているので、有月に関しては冷静な思考ができなくなってる感じかな。 坂本さんが「自分推しになれ」って、めっちゃいいこと言ってくれたのに、坂本推しに出戻る虎丸ちゃん! まあ、「殺しの神」の神々しさには抗えないよね! 『あかね噺』 (第91席 用事があるんで) 久しぶりにジャンボが登場。 からしがあかねちゃんと仲良くなってることを知って微妙な反応してたけど、もしかしてジャンボルートもありなのか? それとも、お兄ちゃん的な気持ちであかねちゃんに近づく男性を値踏みしてるだけ? 一方、そのからしはひかるちゃんとお茶してた。 いつもかわいくてファンサの鬼のひかるちゃんが、「話違うんですけど」って冷たい目でからしをみてるの、めっちゃ良いよね! クール系にみえて、中身がめっちゃ熱血キャラなのがひかるちゃんのいいところだよ。 そして、あかねちゃんは見た目通りの熱血キャラだった。 『アンデッドアンラック』 (No.188 同じ不死) 別記事(正義の女神の再臨)になりました。 『グリーングリーングリーンズ』 (第4話 「やるからには」) 飛距離勝負で飛ばないクラブを相手に渡して「堂々と戦いなさいよ」ってヒロインに言われる主人公はなかなか新しいな。 でもまあ、クラブを選んでもいい、という条件を最初っから提示して承認されてるから不正はしてないし、どれが飛ばないクラブかがわかってるっていうのは、真面目にバイトしている証拠でもあるんだよね。 「潔い負けなんて好きじゃない クソださくても勝ちがいい」って言っちゃうのは、逆に性格が良い気もするな。 ダサいことやってるって自覚はあるってことだから。 否定的なことを言われるとあっさり折れるメンタル弱い系キャラと思いきや、意外と図太いところがある。 それとも、そういう性格だっていう自覚があるから、そこから脱したいと必死なのかな。 『逃げ上手の若君』 (第138話 大将検定1338) 別記事になりました。 『アスミカケル』 (Round26 截拳道) フェンシングチャンピ...

『逃げ上手の若君』(第138話 大将検定1338) 感想

師直の方は完全に見捨ててるけど、夏ちゃんはまだ師直のとこに戻る気があるの? 顕家軍の情報を手土産にすれば受け入れてもらえる、って思ってるみたいだけど。 戻っても、捨てられるならまだマシで、処刑される可能性もありそうな気が。 時行に気に入られてるとわかれば、二重スパイをやらされるかもしれん。 新田の息子は元気いっぱいでヒャッハー! してる。 まだまだ子供だから隙は多いけど、そこらへんはお付きの犬と武将たちがカバーしてくれるのね。 ところで、どうしても新田が出るコマに「?」を書くのは譲れないんですね、松井せんせー。 戦場で小笠原貞宗を観察し、勝手に師匠にする時行。 頼重に言われたことをいまだに守ってるんだな。 でもそれは、頼重に言われたから、ではなく、小笠原貞宗こそが自分が手本にするべき武将と見定めたから。 まあ、顕家はお手本にするには規格外すぎるから。 それにしても、小笠原貞宗はどんどんかっこよくなっていくなあ。

『アンデッドアンラック』(No.187 魂再生) 感想(魂が示すところ)

先週、次回から太陽に行く為の準備か、と思ってたら、冒頭ですでに到着していた。 さすが爆速展開で有名なアンデラ! 宇宙に出るためのあれこれはフィルくん編でやったので、もういっか、って判断なんだろうか。 今回はシャトルで到着なのね。 たった1カ月半で太陽にたどりつけるの? って思ったけど、アンデラ世界の太陽、地球と比較して、現実世界の太陽よりもずっと小さいっぽいので、私たちが知ってる太陽よりも小さくて地球に近いのでは説もあるよね。 メンバーは風子ちゃん、ニコ、ジーナちゃん、円陣。 描かれてないけど、シャトルを操縦してるのはクリードかな? 今回はジーナちゃん、密航じゃないよね。 てか、「不燃」で太陽全体の炎を止めちゃうの? 規模が大きすぎじゃない? 「応!!」で発動したあたり、任意発動型なのか、常時発動型だけど出力調整は可能ということなのか。まあ、後者だろうね、残念ながら。 アンディ、太陽の上で真っ黒こげになってた。 それでも、人の姿を保ててるだけすごい。 脈も脳波のない状態で、でも思考はしてるんだよね、多分。 そして、上位十理の監視もしてる? というわけで情報伝達が不可能なアンディの頭に、またもや風子ちゃんが銃弾をぶちこみ、指をねじこんだ! そりゃあドン引きですよ! しかも「2回目なんで」とか言われるし。 骨伝導通信ってこういうものだったっけ? アンディこんな状態でも、会えて風子ちゃんがうれしそうなの、けなげだし、せつないし、怖い……。 アンディ、あの黒こげの内側で笑ってくれてるかな。 ここで上位十理の第3席のボディコンお姉さんが登場。 「人んちの上でノロけてんじゃねーよ」に、思わずうなずいてしまった。 そうね。それはそうね。 この人、髪が二重螺旋っぽいから「性別」かと思ってたんだけど、ジーナちゃんに「アナタが私の器なのね」って言ったあたり、「変化」のUMAなのか? アンディは「魂の鎖」というもので、上位十理を太陽にしばりつけているらしい。 上位十理すべてに効く力ってどんだけだよ。 太陽の上でも死ねない、というのは、40億年くらい宇宙をただよっても死ねないわけだから、そこらへんはわかるんだけど、アンディが強くなりすぎてる感じがする。 アンディのことだから、かなりな代償をはらってそうなんだけど。 あと、ヴィクトルと和解したことにより、ヴィクトルの知識を手に入れ、ふたりで話...

『週刊少年ジャンプ』2024年02号 感想

『ONE PIECE』 (第1101話 “ボニーへ”) 「子は…親の弱点だ」か。 ドラゴン、ルフィの父親と発覚した時点では、革命という大義のために子供を捨てた父親、みたいなイメージだったけど、実際はめちゃくちゃ子供が大事なんだな。 父親に預けたのも、ガープなら強く育ててくれるだろう、という信頼があったからだろうし、革命軍の長という立場上、子供の存在を知られると狙われる危険は高そうだ。 特に最近の展開をみてると、世界政府は子供を狙うなんてことを平気でやる、という負の信頼が高い。 革命をやめられないのなら、子供を巻き込まないために距離を置く、という決断になるのもやむを得ない感じだ。 ボニーが海賊になったのは、くまに逢うためか。 手下たちはみんな、くまに恩があって、ボニーの成長を見守ってきた連中なんだろうね。 それにしても、アルファがくまからの手紙を捨てたりせず、普通に渡していれば、ボニーもおとなしく教会でくまの帰還を待ってたんじゃないかな。 くまからの手紙を破棄する意味どこにもなくて、ただのやつあたりっぽいし、のんだくれて自分から諜報部員であることをばらすとかやらかしがひどすぎる。 そんなんだから、子供の見張り程度の仕事しかもらえないんだよ。 そのうえ、その子供の見張りにも失敗し、結果として世界政府に損害を与えてるからなあ。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS147 大騒ぎ) やっぱり虎丸ちゃんは坂本さん推しを続けた方が良いと思うよ。 『アンデッドアンラック』 (No.187 魂再生) 別記事(魂が示すところ)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第137話 くじ1338) 別記事になりました。 『アスミカケル』 (Round25 格闘家) 二兎との対戦が決まった黒沼さんが、おじいちゃんに明日見流の話をききにいったとこが、なんか好きだなあ、と思った。 おじいちゃんにはそれを語ることで孫が不利になるということがわからない。 黒沼さんはそれをわかっているし、卑怯なことだという感覚も持ち合わせている。 崖っぷちからの一発逆転を狙う格闘家が、ルール違反以外ならなんでもやる、という覚悟をみせている。 一方、二兎はまだ学生で、だけど相手が背負ってるものの重さを感じ取れないほど子供というわけでもなくて、それでも勝ちたいという思いは譲らないんだろうなあ。 そういう背負うものが全...

『逃げ上手の若君』(第137話 くじ1338) 感想

小笠原貞宗が久しぶりに登場。 ちょっとしたカットは出てきてたけど。 上杉ともうまくやってけそうな雰囲気ですな。 上杉は斯波に頼まれたから、めっちゃまともそうな武将やってる。 そこに現れる、めっちゃまともじゃない頼遠。 襖をちゃんと開けないし、人の上に勝手に座るし……。 あんな重そうな人におもいっきし踏まれたら死んじゃうんじゃないかな、と思ったんだけど、吐血してるし、すでに死んでるかも。 そんなことで味方の人材を減らすんじゃない。 とか思ってたら、味方の指を簡単に裂いたよ。 裂かれた簡単顔の人、ずっと無表情でこわいんだけど……。 そしてさらに、1人+3人をへし折る……何をしたいの、この人。 でも一応、傷つけてるのは自分の配下の兵なのかな。 「足利軍の布陣はくじ引きで決まったという」ってのは文献にあるんだろうけど、それをこんなアレンジするとは、さすが松井せんせー。 そして、弧次郎を新田軍にあずけて長尾にぶつけ、時行は小笠原貞宗との戦いにのぞむ。 久しぶりに貞宗をたくさんみれそうでうれしい!

『アンデッドアンラック』(No.186 千変番華) 感想(最強ではなく、最高を)

前回ループでの空白の2020年8月2日が出てきた! シェンと別れた後、新潟への移動中だと思うんだけど、アンディと風子ちゃん屋台でラーメン食べてたのか。 アンディの恰好だとお店には入りづらいのか、風子ちゃんが他人との接触の可能性が低い屋台を希望したのか。 「お店で食べたのも10年ぶりだし」って、やっぱり外食はしてなかったんだな。 風子ちゃんが出したラーメンは中途半端にぬるいラーメン? めっちゃ不評だけど、円陣の心には響いた。 円陣とひとりの子供だけに最高のラーメン。 「その人を想い作る!! そうすりゃ何でも最高じゃ!!」 おそらく、前回ループで風子ちゃんが食べた円陣のラーメンは、今回、円陣がつくったものとは別なんだろうな。 出す相手によって千変万化する……そこに前回ループで円陣は自力でたどりついたのかもしれない。 考えてみれば、このマンガは常に「最強」ではなく「最高」を目指しているような気がする。 「いいね! 最高だ!」というアンディの口癖は、このマンガが目指しているものを表しているのかもしれない。 最強キャラと思われるヴィクトルだって、最強になりたくてなったわけじゃない。 ただ、ジュイスさんを守るために強くなっただけだった。 「最強」を目指しているファンが、今のところユニオンに加入してないっぽいのは、そこらへんの折り合いがつかないからかもね。 ボイドさんとの試合でもそうだったけど、風子ちゃんは勝負をしたいんじゃなく、相手の土俵に立って、納得をしてもらいたいんだな。 そして、その土俵を去らなければならない人への敬意を示してるんだと思う。 「不燃」が発現してしまって、コンロをカチカチさせている円陣をみつめるリップとショーンの表情が険しい。 ふたりとも同じように、否定能力の発現によって、一生の仕事と思ったものを奪われたからな……。 「不燃」の位置を示された付近に、まだ発現してない円陣がいたのは、近くにいた先代の「不燃」が亡くなったということかな。 否定能力わりと近場にいる人にうつることが多いし。 ところで金斗雲の重量制限ってどうなってるの? あれだけの人数+屋台+バッテリーってかなりな重量よ。 ショーンにしがみついてるチカラくんとジーナちゃんとか、嫁ふたりを全力で守ってるリップとか、いろいろかわいいけど、病院につっこむのはアカン。 そういえば風子ちゃん、円陣の家族のことま...

『週刊少年ジャンプ』2024年01号 感想

2024年に突入した! 『ONE PIECE』 (第1100話 “ありがとうボニー”) エース、七武海の一角を落としてた。 エースが四皇になる未来もあったのかもしれないな。 ベガパンクは元々はくまから自我と思考を奪うのは反対だったんだな。 でも、ボニーの病気を何をしてでも治したい、というくまの覚悟に折れてしまった、と。 くまの改造手術とボニーの治療は同時進行していく。 くまが包帯しててもボニーが何も反応してないのは、自分も病気がみつかった、というくまの嘘があったからだろうな。 ボニーは自分のからだが良くなるための手術を受けてるから、くまも同じようなことをやってると考えれば、包帯姿もポジティブな受け止めをするだろう。 くまがどんどん自分の肉体を失っていく時間は、ボニーが少しずつ元気になっていく時間でもあって、くまは幸せそうだ。 でも、この記憶をボニーはみたんだよね、多分。 そりゃあ、あれだけの殺意も抱く。 くまとボニーと一緒に楽しそうにピザを食べてる黄猿をみてると、今の立場がつらすぎるな。 そして、せんとう丸を責められない気持ちもわかる。 いっそこのままベガパンクと一緒に逃げればいいと思うんだけど、そうできない事情があるんだろうか。 『グリーングリーングリーンズ』 (第2話 もうちょっとだけ) もうちょっと、もうちょっと、でやめられない珀がかわいい。 お姉さん「教えてもいい?」って言ったけど、プロなことが判明して、実は教えてくださいって頼まれてお金をもらう立場の人なんだね。 打ちっぱなしで1780円。 これを毎週やってたら、高校生のお小遣いでは破産する。 毎日はとても無理。 ここで気持ちが折れるのはよくわかるなあ。 そこにバイト特権という救いの手をするっと出されて、反射的に「は…働きます!」ってなるのもわかる。 絶対にそこんとこ見透かされてたよね。 水沙プロ、あざとい! 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS146 おばけ) 透明スーツの勢羽をおばけだと思って怖がる大佛ちゃん、かわいい。 勢羽は最初っから、父親に従うふりをしつつ準備を整えて、父親見捨てて弟と逃げるつもりだったか。 真冬くんは意外と視野が狭いというか、思い込みが強すぎる面があるから、父親と対立するという発想が湧かなかったのかもしれない。 真冬くんの爆弾は取り出したけど、虎丸ちゃんはどうなってるの? ...

『逃げ上手の若君』(第136話 顕家1333~1338) 感想

奥州武士を統治するため、父親と共に北の地にやってきた顕家。 中学生くらいの年齢の顕家か……めっちゃかわいい。 会話のネタに困って、和歌の話題を持ち出したら、なぜか下ネタになる。 これはさすがに怒る。 でも、奥州武士たちからみれば、和歌は誰もが知ってる常識だと思ってる顕家の方がおかしい、ということになるよな。 いろいろと苦労した結果、力を示せばいいだけ、というシンプルな解にいたる。 というわけで、得意の強弓で威を示す。 てか、顕家ってあんなきゃしゃなのに、どうしてあれだけのパワー出せるんだろうね。 自分の流儀は曲げない。 でも、相手の流儀も取り込む。 それが顕家のやり方。 「言葉責めの引き出しを増やしたい 夜通し正座で余の罵倒を拝聴せよ」 これで頬をあからめる結城、伊達、南部がだいぶおもしろかった。 いや、通訳さんが目をハートにするのはわかるけど、おまえらもかい! 口噛み酒を無理して飲むけど、入れる器は最高級品。 そういうバランスのとり方が、とても顕家らしい。 馴染まないけど否定はしないし、自分に合わせることも強制しない。 顕家はなんでそんなに帝に忠誠を尽くすのかと思ってたんだけど、それはもう、そういうものだから、でしかないのね。 帝のダメなところも十分に承知しているけれど、その地位からひきずりおろす、という発想はない。 だから、諫めて変わってもらおうとしてる。 これだけの強い忠誠心をまったく受け止めてない後醍醐天皇はなんなの~、って思うんだけど、忠誠を捧げられるのはあたりまえなんだろうな、帝は。 新田義貞とか顕家とか、めっちゃいい手駒を持ってたのにな~。

『アンデッドアンラック』(No.185 おあがりよ) 感想(おいしくてやさしい記憶)

サブタイトルをみて笑ってしまった。 それは使って大丈夫なの? 許可とったのかもだけど。 ラーメン食べながら円陣とのバトルについて話し合ってる風子ちゃんとニコ。 そのうしろで、ジーナちゃん、チカラくん、ショーンがなかよくラーメン持ってるのめっちゃかわいい。 なにこの3人、なかよしすぎる。 ジーナちゃんがラーメンこぼしそうになったのを、チカラくんが「不動」で止めて、ショーンが「不可視」で対象範囲外になってどんぶりで受け止めようとしてるんだけど、目を閉じてるのでうまく受け取れないんだな。 「不変」で止められるんじゃ……と思ったけど、どんぶりに指つっこまないとダメなのか。 そして、風子ちゃんが思い出すのは、アンディやアンダーのみんなと食事をした記憶か。 多分、風子ちゃんは一人暮らしになってからずっとひとりで食事してたんだろうね。 誰かと接触するのをおそれて外食とかしなかったんじゃないかな。 そして、決戦当日! 試行錯誤とかを特に描かず、すぐにバトルに突入するのがあまりにもアンデラ。 リップのユニオンメンバーとしての初の活躍が野菜切りでいいの? でもまあ、本人が楽しそうならそれでいいか。 ライラとラトラのユニオン制服姿も良いね。 てか、ライラもユニオン職員になったのか。 ところで、野菜の切断面が「不治」により繊維を閉じない、って話だけど、収穫後の野菜ってすでに死んでる(?)んじゃないのかな。 死んでるものにも効果あるのか? 治療のための行動はとれないけど、治療のつもりで動いてなければ行動できるとか、「不治」のルールが意外と複雑というか曖昧というか。 まあ、リップの認識次第ということなんだろうけど。 アク取りのためにあつあつの鍋に指をつっこむジーナちゃん、すごいな! 風子ちゃんに頼まれたらなんでもやっちゃうよ。 「不抜で叉焼からうま味が抜けないように」するにいたっては、本当に意味がわからない。 「う…うま味とはいずこに…」ってまじめに応じる友才さんはなかなかだが、「ここ!! ここらへん」ってわけわからん指示する風子ちゃんに笑ってしまった。 えっ、うま味なんていう目にみえないものも「不抜」の対象になるの? ボスがそう言うのならできるんだろう、と友才さんが信じこんじゃったら、対象になるのかもしれん。 考えてみれば、「不抜」ってちゃんと条件が描かれたことないんだよね。 抜けなくなるら...

『週刊少年ジャンプ』2023年52号 感想

『ONE PIECE』 (第1099話 “平和主義者”) 「一人革命」っていう名前のインパクトがすごいけど、実際、ほぼひとりでそれをなしとげちゃったくまはもっとすごいな。 その結果、うっかり国王になってしまい、それが「暴君」の異名の元になる。 ボニーが王太后に変装できたのは、元々、本人を知っていたからなのね。 ベガパンクが「妙な男だが欲求に正直で信頼できる」というのは正しいけど、正直すぎて、見過ごしたり見落としたりしちゃダメなことを散々やらかしてる印象があって、そういう意味で、とてつもなく迷惑な存在。 くまはそこらへんもわかってそうだけど、それでもボニーを助けてくれる唯一の存在ならば、すがるしかなかったんだろう。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS145 カチカチ) 勢羽兄弟、お互いが大事すぎて、お互いが望まない道をまい進しちゃってる。 てか、あのお父さん見捨てて、お母さん連れてどこかに逃げた方がいいんじゃない? 真冬くん、大佛さんの怪獣っぷりをみて、自分がORDERになるのは無理、と悟ってくれんかな。 『僕とロボコ』 (第163話 将棋とデート) 『月下の棋士』ネタの扉絵ではじまって『バンオウ-盤王-』ネタまで入ってるのがとても良い! 『アスミカケル』 (Round23 猛者達) あのギブアップしなかったお兄ちゃんがジム仲間になった! 義時さんがしっかり教育してくれそうでよかったね。 あと、ああいうキャラは子供受けが良いというのはなんかわかる。 新キャラがたくさんでてきたけど、みんな10代ということは、U20の大会が行われる、ということなんだろうね。 それにしても縦ロールお嬢様と執事とは、すごいもんぶっこんできたな。 格闘ゲームにはよくいるイメージあるけど。 「メガネ取った方が可愛いで」で奈央さんのメガネとられて「一線越えたなテメェー!!」ってなってる二兎が怖すぎる。 いや、メガネ女子好きはいいんだけど、ガチすぎじゃない? 『アンデッドアンラック』 (No.185 おあがりよ) 別記事(おいしくてやさしい記憶)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第135話 兵糧1338) 別記事になりました。 『ツーオンアイス』 (序幕最終話 道) 隼馬がシングルを選んだ場合にかける言葉を練習してる綺更がせつない。 そうだよね。待望のペアの相手になれそうな人がみつかった...

『逃げ上手の若君』(第135話 兵糧1338) 感想

進軍速度が落ちている顕家軍。 斯波の兵糧削りの策を関東足利軍が引き継いでいるせいか。 「一日進軍が遅れても兵糧の浪費は甚大だよ」ってのは、なるほどなあ、と。 というわけで近くの荘園で倉の米の半分を借りる契約を取り付けにいったら、相手が欲をかいて秕さんを貸せ、とか言い出すから破談に。 秕さんが「兵糧のためなら喜んで 乱世ゆえ慣れております」って、本当になんでもないことってテンションで言ってるの怖いんだけど、まあ、そういうものなんだろう。 時行の山分け相談ができる雫と亜也子は、別格な存在なんだろうな。 これを弧次郎が止めた理由が、時行が激怒するから、だったんだけど、そういうのがなかったら目をつぶってたんだろうか。 ここで結城の登場か……。 北条滅亡時の記憶があるから、略奪への拒否感が強い時行。 でも、武士たちを飢えさせるわけにもいかないし……。 「我らは所詮 野蛮な東夷 大将軍のためどんな汚れ役も引き受けます」 顕家のために、顕家がやれないけど、やらなければならないことを、結城は引き受けているのか。 自分たちのことを野蛮と言ってるけど、顕家の事情をくみ取って立ち回っている。 かなりクレバーだし、なにより顕家に対する忠誠心がすごい。 でも、顕家はその忠誠を喜んで受け取るほど非情にはなれないんだな。 髪をおろして、化粧を落として、鎧も脱いで、薄い着物一枚の顕家が美しすぎる。 めっちゃ儚い。 自信満々で居丈高な顕家だけど、もう疲れ切ってるんだろうな。 これ全部、顕家に無茶を押しつけてる後醍醐天皇が悪いよ!