投稿

7月, 2024の投稿を表示しています

『アンデッドアンラック』(No.215 Rehearsal) 感想(中の人などいてはならない)

「友達になろ! タチアナちゃん!!」 パンパンダの中から現れた人にいきなりこんなこと言われたら、そりゃあポカーンってなるよね。 名前を知られているのは、有名人だから、で説明つくけど、不審人物すぎるよ、風子ちゃん。 「反省しなさい この着ぐるみに入った以上 理由はどうあれ あなたは夢を与える存在なの 人目があるとこで脱いでいい道理はないのよ」 タチアナちゃんの正論がすばらしすぎる。 タチアナちゃん、今、何歳? 身長130cmってことは成長期前だよね。 グウの音も出ず正座で説教くらうボスをみる、ジーナちゃんの表情が絶妙すぎて笑った。 「テンションが上がって…つい…」って、涙を流して反省する風子ちゃんもだいぶおもしろい。 しかしながら怪我の功名というか、タチアナちゃんは風子ちゃんたちを新しいボディガードと勘違い。 なるほど、タチアナちゃんが脱走しちゃったから、もう手に負えないと増援を呼んだと思われたのか。 で、パンパンダにつられてまんまと罠にはまり、捕まえられてしまった。 これは有能なボディガードだ、ということになったのね。 というわけで、タチアナちゃんのボディガードたち解雇で、風子ちゃんたちが雇われた。 ユニオンが即席のセキュリティ会社をつくって、契約したのかな? タチアナちゃんの歩行を妨げない形で、四方を風子ちゃん、ショーン、ジーナちゃん、チカラくん。背後をビリー様とジュリアちゃんが守るというフォーメーションで歩いてる絵がちょっとおもしろい。 そして、この面子なら何があっても大丈夫だな。 風子ちゃんは「不可触」の発現は避けられないと考えている。 だから、それはあきらめて被害者を出さない方向で対策を立てようとしている。 前回ループのタチアナちゃん、「不可触」になったことよりも、それで両親を死なせてしまったことを悲しんでいたからな……。 ジーナちゃんとショーンの「私も出ようかしらファッションショー」「は?」「あ?」の会話がすごく良い。 単音だけで会話が通じてて、このふたりまだつきあってないんですか? ってなる。 服の感想をきかれて、前回ループでのスフィアに閉じ込められてるタチアナちゃんを思い出す風子ちゃん。 「うん!! 最高!!」ってのは、好きな服を着てるタチアナちゃんをみられるの最高だな、って意味なんじゃないかなと思うんだよ。 それを、この服を着るモデルとして褒められて...

『週刊少年ジャンプ』2024年34号 感想

『ONE PIECE』 (第1121話 “時代のうねり”) 巻頭カラーの巨大ナミさん。 公式X(Twitter)で構図決めのタイムラプス動画みてたら、いつものみんなでワチャワチャ絵でキャラを移動させながら試行錯誤してたのに、突然それがキャンセルされて巨大ナミさんがドーン! ってでてきたので、何があった! ってなった。 夏だから水着だろ! っていきなり思いついたんだろうか。 「そうだボニー!! お前がやれ!!!」ってサターン聖と戦うのをボニーに任せたようにみせて、しっかりおぜん立てはしてるルフィが良い。 「ニカパンチ!!!」ってボニーが打ち込んでるけど、どうみてもルフィのパンチの方がダメージ与えてるんだよ。 でも、ボニー自身に自分がやりとげたと思わせるの大事だよね。 ボニーが天竜人たちのせいでどれだけ苦しめられてきたかを考えれば。 バギーがなんにもしてないのに部下からの株が急騰してて、それをみてるクロコダイルの表情がだいぶおもしろかった。 『あかね噺』 (第119席 一端の落語家) 二ツ目昇進にはお金がかかるか……。 当然、おっ父もそれを知ってて、朱音ちゃん名義の通帳を渡そうとしたんだけど、おっ父が昇進した時はどうしてたんだろうね。 やっぱりめっちゃバイトしたのかな。 妻からの援助を断って無理してそう。 いずれにせよ、どうせ嫁の稼ぎに頼ったんだろう、とか周囲から言われてそうだよなあ。 ひかるちゃんとからしの「違うの!! 私朱音ちゃん以外眼中にないから!!」「重っ 恐っ」に笑った。 確かにひかるちゃん、朱音ちゃんに対する気持ちが重すぎる。 それはそれとして、ひかるちゃんとからしの息の合い方がすごいな。 朱音ちゃんみたいに関係を誤解しても仕方ないレベル。 『カグラバチ』 (第42話 全部) 戦争を知っている世代と知らない世代の世代間ギャップか……。 知ってる世代にとって真打はとんでもなくおそろしいものなのかもしれないな。 それなら、戦争勝利の立役者なはずの「剣聖」が、英雄どころか罪人っぽい扱いになっちゃってるのもわかる気がする。 妖刀とあわせて、とにかく厳重に封印しておきたい、平時にこんなものが存在していてはならない、くらいのシロモノなんだろう。 てか、六平さん、どうやってこんなおそろしいものつくったのよ。 「妖刀のせいで…もし 罪のない人が犠牲になれば 俺はもう」 復讐...

『逃げ上手の若君』(第165話 泣いた青鬼1338) 感想

矢が尽き、太刀をふるいだした顕家。 それをみて、もう矢がないのか、ではなく、「オレらと共に命を晒してくれンのカ!」って盛り上がる武士たちが良い。 「最後の力を振り絞れゴミ共!!」 「顕家の命は汝ら忠臣と共にあるぞ!!」 「ゴミ共」と呼びながら「忠臣」と信じるところも、顕家らしくて本当に良い。 正直、師直が負けを悟ったところで、えっ? ってなったよね。 どういうこと? 史実とは違うルートに突入するってこと? と思ったら、まさかの尊氏登場。 ナレーションを踏み潰すな! そもそも、ナレーション用の吹き出しを「邪魔な虫」扱いってどういうことなの! 「間違った歴史を潰すためにここに来たのだ」 これでもうグワーッてなった。 そうか……歴史を修正しに来たか……。 そんなことまでできるのか……。 なんかこう、絶望感がハンパない。 これをどうすればいんだよ、時行は。 『魔人探偵脳噛ネウロ』でも『暗殺教室』でも、これどうやって収拾つけるのって思ったことあるけど、きれいに話が畳まれているので、そういう方向での信頼はあるんだけど、それはそれとして、この足利尊氏というトンデモキャラをどうするつもりなんですか、松井せんせー、ってなる。

『アンデッドアンラック』(No.214 約束) 感想(パンパンダの絆)

ファッションショーに出演するタチアナちゃんを見張るために、ユニオンの否定者たちがモスクワに集結。 そのタチアナちゃんはボディガードから逃げて行方不明。 あわあわしているジーナちゃんがおもしろすぎるな。 風子ちゃんは、タチアナちゃんの悲劇は人が多いところで発生するはずと考えている。 だから、ファッションショーで起こる可能性が高いと考えていたんだが、観光客の中で発生するかもしれない。 街中で発現したら大惨事だよなあ。 そういえば、タチアナちゃん、身長130cmってことはまだ子供なんだな。 でも、前回ループで発現した時はそれよりもっと幼かった。 発現時期がズレてるのね。 ところでくるるちゃん、ジュリアちゃんに引き回されてるの? これ。 タチアナちゃん、黒髪のウィッグで変装してお散歩中。 「声が特徴あるらしいのよね…」ってセリフでちょっと笑った。 そうだね。魅惑の釘宮さんボイスだからね! そんなタチアナちゃんが遭遇したのは、ビリー様の娘・ベティちゃん。 ビリー様の大事な娘ふたりが出会うとは! それにしても、迷子のベティちゃんを放っておけないあたり、あいかわらずタチアナちゃんはやさしい子だな。 金斗雲はお疲れで飛べないのか。 ニコとイチコさんのところに向かうために爆速移動させたり、日本からユニオン本部まで大人数を乗せて移動させたり、ここんとこ無理させすぎだから。 ジュリアちゃんの「金ちゃん」呼びかわいいよね! そして、ベティちゃん探すために、街中で発砲して事件おこそうとしてるビリー様……。 ベロニカさんも大変だな。 ビリー様が人混みをサーチしている絵、「カッ」って擬音はビリー様がかかとを打ち鳴らしたのかな、って思うんだけど、ビリー様、あんな広範囲をかなり精密に把握できるのね。 あらためて謎技能だなって思った。 革命広場に突如あらわれた、でっかい風子ちゃんパンパンダ! ニコにお願いしてすぐにこんなのつくってもらったの? パンパンダ公式SNSまで操作してるし、仕事が速すぎる。 今回ループのタチアナちゃんもパンパンダ大好きなのね。 チューリップハットとウィッグがとれて、髪がファサァってなるシーンは、1話目の風子ちゃんのニット帽がとれちゃうシーンのオマージュか。 有名になりすぎちゃって不自由になってしまったタチアナちゃん。 周りに人が多すぎてままならず、大好きな両親との距離も開くばか...

『週刊少年ジャンプ』2024年33号 感想

『僕とロボコ』 (第193話 忍者とロボコ) 連載4周年! そうか、そんなになるか。 『ジャンプ』表紙ももらえてると、良かったねえ、ってなる(←過去に巻頭だけど表紙じゃないパターンがあったので)。 「ロボコめし!!!」のコマがめっちゃハンターネタでうっかり笑ってしまった。 目と髪のタッチの再現性がめっちゃすごい! てか、全体的にハンターネタが多いな。いつものことだけど。 『ONE PIECE』 (第1120話 “暴”) クローバー博士もDだったのか。 「生まれて名乗っただけで死ぬ人間がいてたまるか!!!」って、だったらガープはDを名乗り続けてるのに、なんで海軍で出世できたんだろうか。 最初のうちは付けてなくて、出世して消すこともできないぐらい有名になってから、名乗り始めたとか? それとも、根絶やしにする気はないけど、増やす気もなくて、たまに間引いてるとか? ベガパンクも苦しい選択を続けて生きてきたんだな。 それでも研究がしたい、研究費を出してくれる世界政府と縁を切ることはできない、という感じだったんだろうか。 清濁併せ呑む、とは言うけれど、濁を呑み続けた結果、いろんなものが毒になって溜まり続け、後悔を積み重ねて生きてきて、それでも研究の喜びを手放せなかったのなら、業が深い、としか言いようがない。 「アトラス」は「リリス」を倒して、ベガパンク同士の通信を切った? それにより、「ヨーク」は「リリス」がいなくなったと思い込み、「アトラス」を倒したことで自分だけが生き残ったと誤認したし、五老星もそれを信じた。 これにより「リリス」は世界政府の追撃の手を逃れることになる。 いまだに「ヨーク」の意図がよくわからない……。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS174 ある腕の立つ殺し屋) なるほど、麻樹にはめられて有月とリオンさんが殺し合いさせられることになったのか。 有月もリオンさんもどこか幼いところがあるというか、世間知らずというか。 揃って世渡りが下手すぎで、せめて南雲がついていてくれたら、もっとうまくやってけたんだろうなあ。 互いを思いやる気持ちはあるのに、コミュニケーションがうまくとれていなくて、悪い方向に突っ走ってるし。 有月は殺連を潰したい、よりも、会長の麻樹を殺したい、の気持ちの方が強いのかもしれない。 『カグラバチ』 (第41話 熱狂) 京羅、「本来私は死...

『逃げ上手の若君』(第164話 従える者1338) 感想

若かりし頃の足利尊氏からはじまった今回。 勉強や稽古を放り出して、楽しいことめがけて逃げるあたり、ちょっと時行に似たところあるな。 やればすごいことできるはずの人なのにもったいない、と思われつつも、足利兄弟と高兄弟がなごやかに暮らしていた頃もあったんだな。 しかし、ある日、突然、尊氏の身に神が降りたというか、呪いがとりついたというか。 大雨の中、直義と高兄弟は服を泥水に浸けて平伏し、尊氏の周囲にだけ光が当たる。 これにより、直義と高兄弟は、尊氏から切り離されてしまったようにみえる。 そして、元々、仲は悪くなかったらしい直義と高師直の関係も、尊氏を真ん中に左右に分かたれてしまったんだろう。 尊氏は現人神で、尊氏だけが尊い。 だから帝なんて金属でつくればいいじゃない、となるのね。 ところで、「悪口言っちゃった言っちゃった」ってドキドキしてる夏ちゃんがかわいすぎやしませんか? まあ、ずっと自分を強圧的に従えていた人に悪口言うの、興奮するのはなんとなくわかる。 この悪口、玄蕃にこう言えって言われたのか、玄蕃ならこういうこと言うだろうなとトレースして言ったのか。 どちらにしてもかわいい! 「妄信者など引き連れるぐらいなら 気の合う獣を引き連れて余は戦う!」 顕家らしい言葉ではあるけど、どうやっても戦いから逃れられない人生だと自覚している感があって、ちょっとつらい。 本人にそこから逃れる気はまるでないんだろうけど。 ところで、時行も「獣」に含まれているんですか?

『ワールドトリガー』第243話「遠征選抜試験・39」 感想

若村11番隊、特殊シミュレーション演習4位! ずっと最下位を独走してたから、ものすごい飛躍っぷりだな。 これはさすがにチームの皆もテンションあがる。 若村が嬉しすぎて微妙な表情になっちゃってるのかわいい。 じわじわとわきあがってくる喜びを噛み締めてるって感じ? しかしながら総合順位はいまだに最下位。 でも、差はかなり縮まってる。 「オレがもっと最初から今日みたいにやれてれば……」って、若村がまた落ち込んじゃったよ。 と思ったら「過ぎたこと言ってもしゃーないわ」ってさらってマリオちゃんがフォローしてくれた。 思ったまんまのこと言ってるだけのような気もするけど。 ネガティブになりそうなところを自然に引き戻してくれる人、チームにいてくれるとありがたいよね。 モニター室で「いや麓郎は頑張っただろ」って言ってる佐伯。 若村はガンナー界隈でめっちゃかわいがられてそう(佐伯はオールラウンダーだが)。 そして、1位は諏訪7番隊だ! 香取ちゃんの「ロボカトリ」とオサムの「数合わせ1号」で、コストが2割も違う。これはさすがにオサムを採用する。 数合わせ用なら同じコストでできるだけたくさん作りたいもんね。 それにしても「数合わせ1号」ってネーミングが合理的というか、そのまんまというか……。 「別に勝てればなんでもいーけどね!」 「勝てば目的(デート)に近付くんだから!」 ここの香取ちゃんがちょっと悪役令嬢っぽい。 鳥丸先輩ファンのA級隊員たちからめっちゃ減点くらいそう。 それを「割り切った香取は強いぞぉ……!」って評してる宇井ちゃんが、いい味だしてる! 若村11番隊の戦績が上がってて、「ほんとバカ! メガネ!」とか言ってるけど、めっちゃ多弁なところをみると、本当に機嫌が良いんだろうね。 機嫌が悪くなると黙り込むタイプだから。 「これはご機嫌だぁ~」「しばらくは大丈夫そうだな」って内部通信で会話してる宇井ちゃんと諏訪さん。 口に出したらめんどくさくなる可能性がある、と思ってそう。 歌川1番隊、みた感じ百鬼夜行っぽいと思ってたんだが、どうやらお祭り行列だったらしい。 二宮8番隊でチカちゃんがつくったトリオン兵は、ちょっとレプリカ先生リスペクト? それをみてとてもうれしそうなオサムがとっても良い! 「少し 気持ちを引き締めただけです」 そうだね。遠征部隊に入りたい理由のひとつはレプリカ先生とユ...

『アンデッドアンラック』(No.213 Recollection) 感想(願いをひとつに)

ビースト戦の後から体に違和感はあったらしい風子ちゃん。 でも、健康上の問題じゃないから、なんもわからなくて放置してたんだろうな。 パパとママがくっついたからもう大丈夫! な理屈がまるでわからないから不安が残る。 そういえば、「ソウル」が悔しがってるみたいなシーンもなく、なんかスルーされてるな。 つまり、ここらへんまでは「ソウル」の想定内の可能性がある? このマンガ、なんとなくあやふやだな、って感じた時は、だいたい後で回収されるからな。 めっちゃ不穏~。 バニーちゃん、いつの間にかユニオンに「回収」されてた。 そうか、バニーちゃん孤児院にいたのか。 家族がいないのなら、ユニオンで引き取って、否定能力の発現に備えた方が良いよね。 着ぐるみバニーちゃんかわいいけど、あのまま成長したらどうなるんだろう、って思ってたし。 ボイドさんがバニーちゃん抱えてるのかわいい! そして、ライラにすでに懐いている。 バニーちゃんが入って、前回ループのユニオンとアンダー勢で残るはタチアナちゃんだけ。 一応、ファンも円卓に席があるからな。 敵だったり味方だったり、協力し合ったり殺し合ったりだった否定者たち。 前回ループでいろいろあったけど、今はひとつのユニオン。 「真にその人を理解する時間もなく」 風子ちゃんは、対立が生まれてしまった原因をそうとらえるのか。 言われてみれば、一番、理解し合える時間があった相手は「スプリング」のような気がするよ。 ショーンに至っては会話さえできなかったもんなあ。 「でも最初にニコさんにあった時 思ったんです」 「私が知ってる 知らないニコさんだ!! って」 ここで涙をおさえきれないニコが描かれてて泣いた。 今のニコは、前回ループで自分が何をしでかしたかを知ってしまっている。 死んで償いたいとすら思うようなことだった。 でも、風子ちゃんは会えて嬉しいって言う。 風子ちゃんはニコを許したんじゃない。 ニコを責める気持ちを元から持ち合わせていないんだ。 あまりにもやさしい風子ちゃん。 その気持ちがうれしくて、だけど、ニコ自身は自分を責めずにはいられなくて、いっぱいいっぱいになっちゃってるのかな、って思う。 「皆強くて かっこよくて やさしくて」か。 きっと、皆も風子ちゃんのことをそう思ってるよ! タチアナちゃん、今はモデルをやってるのか。 前回ループでは服を着れなかっ...

『週刊少年ジャンプ』2024年32号 感想

『カグラバチ』 (第40話 一端) 毘灼が真打を楽座市に出したのは神奈備に落札させるため。 ということは、神奈備はまんまと毘灼の思惑に乗っかっちゃってることになるな。 妖刀を奪っても所有者が生きてる限りは使えない。 所有者は神奈備が「保護」しているため、探し出して殺すことは困難。 だから、あえて真打を神奈備に流して、その扱いをめぐっていざこざを起こせば、棚ぼた的にいいことがあるかもしれない。 何もしなければ何も起こらないので、何も起こらなくても損はない。 しかしながら、何も起こらないってことはないだろうと踏んでいる、というところかな? てか、楽座市に預けて売れれば、お金も手に入るから、その時点ですでにお得なのかな? 柄杓はすでに真打の封印を解除していた。 だけど使わなかった。 使ったら何が起きるかわからないから、誰かに使わせて様子見とは、用心深いな。 でも、その用心深さは正しかったわけだ。 真打の柄のとこから雫(?)が落ちて、所有者とおぼしき人が描かれたけど、これって、真打には所有者の玄力がこめられていて、いまだ所有者のコントロール下にあるってことかな。 チヒロくんが離れていても「淵天」を操れたんだから、できそうだよな。 結果的に漣家の当主は毘灼に利用されてるだけなのね。 ついでに当主の肉体も真打の所有者に乗っ取られてるようにみえる。 家族もほとんど壊滅状態だしさんざんだな。 『逃げ上手の若君』 (第163話 マルチタスク1338) 別記事になりました。 『悪祓士のキヨシくん』 (第3話 中華飯店地獄門) 3話目でようやくキヨシくんがかわいく見えてきた! キヨシくん、なんでこんなに強いの? って思ってたら、 ・生来の素質がすごいうえに、子供の頃からすごく強い師匠に修行をさせられている ・ほとんど学校に行ってなくて比較対象がバカ強い師匠だったため、自分の強さに自覚がなく、傲慢になる余裕なんかなかったからサボることなく修行を続けていた ・自己評価が低いうえにめっちゃ真面目な性格なので、細かいところまで丁寧に術を操っている という要素が積み重なった結果という気がした。 『アンデッドアンラック』 (No.213 Recollection) 別記事(願いをひとつに)になりました。 『あかね噺』 (第117席 様になったな) まいける兄さんを舞台袖で待っていた志ぐま師匠。 肩を...

『逃げ上手の若君』(第163話 マルチタスク1338) 感想

センターカラー絵の巨大な猫ちゃんがめっちゃかわいい! 顕家軍が師直軍を包囲することに成功。 しかし師直はうろたえない。 川を背に追い詰められたようにみえるけど、背中側から敵が来ることはなくなったのでまだまだ優位に立ってる! 理論。 それに、三角の陣形を組むことで、背後をとられない分厚い防御形態になった。 高師直、性格は悪いけどめっちゃ有能。 三角形の真ん中で守られるのではなく、陣の中央最前で戦いながら指示を出している。 その指示も、今どうしてもやらないといけないこと? も含まれていたりしてわけがわからない。 目の前に未決済事項が存在するのを嫌うタイプなんだろうか。 さらに、尊氏の朝食の手配までしているという 高師直は現代にいたら、デイトレーダーとかやって荒稼ぎしつつ、女遊びも欠かさない人か……。 それでその女性の配偶者に訴えられても、すべてお金でもみ消すんだろうな。 師直軍の間をすりぬける時行と新田(息子)がめっちゃ楽しそう。 そして、めっちゃかわいい! ところで師直は「青鬼」なのね。

『アンデッドアンラック』(No.212 LIVE@LIVE) 感想(ソウルの限界)

センターカラー! つい最近みたばかりな気がするんですが……。 前回はユニオン男性陣ばかりだったけど、今回はユニオン女性陣も加わり、色づかいも華やかになったな。 風子ちゃんと楓さんの間に何かみえるな、と思って拡大してみたらジュリアちゃんだった。 ジュリアちゃんが何をしてたかは公式X(Twitter)で明かされてるよ! 楓さんとくるるちゃんの回想シーンから始まった今回。 くるるちゃん、本当に楓さんとアイドル続けたかったんだな。 でも楓さんはくるるちゃんのコネで上に行くことを受け入れなかった。 それでは胸を張ってくるるちゃんの隣にいられないと思ったから。 楓さんはわりと前向きな感じだけど、くるるちゃんの方が未練を残したまま5年が過ぎた、って感じっぽい。 原稿を書き上げたっぽい雷太さん。 でも、フェスには間に合わない? というところで、見張り役だったショーンが金斗雲で送ることに。 なんか最近、ショーンがえらくかっこよくない? 金斗雲に認めてもらえたショーン。 黒斗雲から見捨てられかけてるファンは、金斗雲には乗れるのだろうか。 どちらにも乗れない状態になったりして。 「筋斗雲!? 西遊記の!?」に対して、ショーンが「おっさすが物書き」って言ってるけど、日本人にとっては常識レベルの知識だってこと、知らないんだろうな。 フェスでは、楓さんとくるるちゃんのデビュー曲『ラブダイ』を交互に歌って勝負をつけることに。 アイドルが歌うにしては歌詞が物騒な気がする。 そういえば、「ソウル」とくるるちゃんは魂で会話ができるっぽいんだけど、「ソウル」はどんな人間に対してもこれができるんだろうか? 「約束だ やれ」って言って、くるるちゃんを無理矢理動かせてるから、約束を絶対に守らせる能力はあるんじゃないかと思う。 人間相手ならなんでも思い通りに動かせる、では便利すぎて、「神」としてはゲームバランス的に、無条件でそういう能力を使わせることはしないような気がするな。 考えてみればこの作品、「神」が本気になったらあっという間にゲーム終了だろ、という批判が出せない設定になってるんだな、と今頃になって気づく。 そういう意味で、「ソウル」が本気になったらあっという間にゲーム終了、というほどの能力は持たされていない、と確信できる。 無意識で魂の操作ができてる楓さん! イチコさん以上の才能! そして、「不貞」をは...

『週刊少年ジャンプ』2024年31号 感想

『逃げ上手の若君』 (第162話 虚報1338) 別記事になりました。 『あかね噺』 (第116席 審査結果) 一生師匠の「今日の高座 …まあ悪くない 掴めてはいた」ってのは、かなりな誉め言葉なのか。 ツンデレが過ぎる。 それをうまいこと通訳してくれて、場を収めてくれた一剣師匠が見事だ。 きっといつもこんなことやらされてるんだろう。 全生師匠が涙を流すほど悔しがり、唇をかみしめすぎて血を流しながらまいける兄さんを認めた絵の迫力がすごかった。 いや、認める、という宣言をするのに4ページも使うってすごいな! 全生師匠は性格は悪いけど嘘がない、という描写をしつこいほどに繰り返してきたことがここにつながるんだな、と思うと、マンガがうますぎる! 一生師匠以外の3人の師匠が認めたことで、まいける兄さんの真打昇進が決定! 真打にはするけど、一生師匠のお墨付きはもらえないまま、とすることで、このマンガが目指しているゴールが見えたような気がした。 朱音ちゃんが一生師匠に「認める」と言わせて真打に昇進する、というゴールが。 『超巡!超条先輩』 (第20話 さよなら巡査長) 扉絵の「ポンちゃん強い子元気な子!!」ってアオリがめっちゃいい! 家出(?)したローボくんを、ひっそり探す超条先輩とポンちゃんの心遣い(あんまりひっそりしてなかったけど)。 そういえば、ローボくんって結構やらかしてたよ。 これ以上なにかあったらクビになるかも、って心配されてたけど、その場合ローボくんはどうなるんだろう。 ファミレスで働くのか? そういえばローボくんって給料出てるのかな。燃料だけ現物支給とか? 『ウィッチウォッチ』 (162 #シンプルライフ) 進みそうで進まないケイゴとネムちゃんの関係。 ずっともやもやしたままのケイゴがちょっと気の毒になってくる。 モイちゃんがやってる「丁寧な暮らし」は、凝り性、器用、忍耐力があるの三拍子がそろってるうえに、ニコちゃんに快適で健康的な生活をして欲しい、という気持ちがあるから、結果としてそうなってるだけだからなあ。 それを無理に真似ようとすると、ケイゴみたいにうさん臭くなるという。 でも、ケイゴがモイちゃんに憧れている感じはすごく好きなんだよね。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS172 蜃気楼) なんか熊埜御さんが壊れてる……。 家族への依存ぐあいがすごかった...

『逃げ上手の若君』(第162話 虚報1338) 感想

『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! 巻頭カラー絵の塗りがカラフルで綺麗ですね! めっちゃ手の込んだ塗りでも、松井せんせー大丈夫か? と心配せずに美しさを堪能できるのが外注の良いところ。 もちろん指定するだけでもかなり手間はかかるんでしょうが。 時行と雫が織姫と彦星になってるけど、亜也子はどうした? 「若様を山分け」って短冊があるけど、これ亜也子だよね。 いつも、どう「山分け」するんだよ、って思うんだけど。 短冊にアニメキャスト陣の願い事が入ってるのおもしろい。 筆跡がバラバラなので、これ声優さんご自身に書いていただいたのかな? さて本編。 師直の元に続々と情報をあげる天狗衆。 それぞれの情報をつなぎあわせ、顕家の居場所と戦略を推測する師直。 そして、なぜかふたりいる顕家。 顕家がふたり、という段階で、片方は玄蕃なんだろうな、って読者目線ではなる。 師直も、玄蕃の名前は知らなくても、時行のところに変装名人がいるということは知っているので、当然、そう推測する。 まあ、そういう情報がなくてもどちらかが影武者だろう、としかならんけど。 いや、両方とも影武者で本物はどこかに潜伏してる、という可能性もあるのか? 新田息子、あっさり高師泰に吹き飛ばされた。 まあ、殺されなかったので良かった。 時行の軍とちゃんと戦いました、という言い訳をどうしようかと困っていた三浦弟も、うやむやにできたろうから、これも良かった。 高師直にもたらされた情報1~4のうち、バレバレだった偽顕家の情報4がフェイク。 さらに、その情報が師直の元に到達する時刻をコントロールすることで、真実の情報が師直の脳内で虚報になる、か。 図解がわかりやすくてありがたいですね。 で、その虚報を信じさせたのが夏ちゃんの移動速度。 そして、師直が夏ちゃんを天狗衆と信じたのは、天狗衆を能力だけでみてて個体識別してないから、というのがちょっとした意趣返しにも思えて熱い! そして、雫の知略が頼もしすぎる! 高師直を包囲することに成功した雫の作戦。 本来であればわくわく展開なんだけど、結果を知ってるのがツライ。 いやもういっそのことオリジナル展開でよくない? ってなる。