『逃げ上手の若君』(第164話 従える者1338) 感想
若かりし頃の足利尊氏からはじまった今回。
勉強や稽古を放り出して、楽しいことめがけて逃げるあたり、ちょっと時行に似たところあるな。
やればすごいことできるはずの人なのにもったいない、と思われつつも、足利兄弟と高兄弟がなごやかに暮らしていた頃もあったんだな。
しかし、ある日、突然、尊氏の身に神が降りたというか、呪いがとりついたというか。
大雨の中、直義と高兄弟は服を泥水に浸けて平伏し、尊氏の周囲にだけ光が当たる。
これにより、直義と高兄弟は、尊氏から切り離されてしまったようにみえる。
そして、元々、仲は悪くなかったらしい直義と高師直の関係も、尊氏を真ん中に左右に分かたれてしまったんだろう。
尊氏は現人神で、尊氏だけが尊い。
だから帝なんて金属でつくればいいじゃない、となるのね。
ところで、「悪口言っちゃった言っちゃった」ってドキドキしてる夏ちゃんがかわいすぎやしませんか?
まあ、ずっと自分を強圧的に従えていた人に悪口言うの、興奮するのはなんとなくわかる。
この悪口、玄蕃にこう言えって言われたのか、玄蕃ならこういうこと言うだろうなとトレースして言ったのか。
どちらにしてもかわいい!
「妄信者など引き連れるぐらいなら 気の合う獣を引き連れて余は戦う!」
顕家らしい言葉ではあるけど、どうやっても戦いから逃れられない人生だと自覚している感があって、ちょっとつらい。
本人にそこから逃れる気はまるでないんだろうけど。
ところで、時行も「獣」に含まれているんですか?
勉強や稽古を放り出して、楽しいことめがけて逃げるあたり、ちょっと時行に似たところあるな。
やればすごいことできるはずの人なのにもったいない、と思われつつも、足利兄弟と高兄弟がなごやかに暮らしていた頃もあったんだな。
しかし、ある日、突然、尊氏の身に神が降りたというか、呪いがとりついたというか。
大雨の中、直義と高兄弟は服を泥水に浸けて平伏し、尊氏の周囲にだけ光が当たる。
これにより、直義と高兄弟は、尊氏から切り離されてしまったようにみえる。
そして、元々、仲は悪くなかったらしい直義と高師直の関係も、尊氏を真ん中に左右に分かたれてしまったんだろう。
尊氏は現人神で、尊氏だけが尊い。
だから帝なんて金属でつくればいいじゃない、となるのね。
ところで、「悪口言っちゃった言っちゃった」ってドキドキしてる夏ちゃんがかわいすぎやしませんか?
まあ、ずっと自分を強圧的に従えていた人に悪口言うの、興奮するのはなんとなくわかる。
この悪口、玄蕃にこう言えって言われたのか、玄蕃ならこういうこと言うだろうなとトレースして言ったのか。
どちらにしてもかわいい!
「妄信者など引き連れるぐらいなら 気の合う獣を引き連れて余は戦う!」
顕家らしい言葉ではあるけど、どうやっても戦いから逃れられない人生だと自覚している感があって、ちょっとつらい。
本人にそこから逃れる気はまるでないんだろうけど。
ところで、時行も「獣」に含まれているんですか?