『ワールドトリガー』第248話「若村麓郎・4」 感想
超遅くなったけど、次号の『SQ.』の発売日にはギリ間に合った。
まあ、次号は休載らしいんですけど。
寝る前に半崎が若村をフォローしてる。
半崎、意外と気遣いさん。
ところで半崎、キャップがないと一瞬、誰だかわからない。
半崎は心配してくれてるけど、若村は意外と堪えてないというか、ヒュースの言葉をありがたいととらえてくれてる様子。
半崎は荒船のパーフェクトオールラウンダー量産計画の実験台にされてるな。
半崎が1時間半かかるのなら2時間コースにするあたり、半崎を高く評価してるようだけど。
てか、人に話してようやく荒船に利用されてることに気付く半崎、ちょっとかわいいな。
半崎の「ダルいダルい」はただの口癖で、愚痴っているわけではない。
若村に誤解されてるんじゃないかとあせあせしながらがんばって言い訳してる半崎もかわいいな。
ヒュースはヒュースで若村が落ち込んだまま浮上しなかった時のフォローを笹森にお願いしていた。
ちゃんと、若村にだいぶキツイことを言ったという自覚はあるんだな。
そして「不慣れな隊長役で最下位続きだからな」と若村の苦労をちゃんとわかってる。
若村が臨時部隊の隊長に選出された理由は、教官候補として、か……。
ボーダーはS級とA級、そして中位以上のB級はとてつもなく優秀だけど、その下にいる連中がほとんど戦力になってない、というのはわかる。
大規模侵攻編でもC級の子たちは結局、守られる対象になっちゃってたからなあ。
おまけに、エネルギー供給源として連れ去られる子がたくさん出ちゃったし。
才能があって努力もできる子たちが、それぞれ勝手に伸びていくだけじゃ、ボーダーの戦闘能力は頭打ち。
トリオン能力がある子たちなんだから、ちゃんと使えるようにしたい、と考えるのは当然だよなあ。
でも、ボーダーが若い組織なのもあって、まだそういうシステムが確立できていないのね。
これまで、めちゃくちゃがんばってきてると思うんだけど、まだまだいろいろ足らない。
幹部連中みんな、過労死を心配するくらい働いてそうなんだけどなあ。
トリオン能力はあるけど、メンタルや学習能力は平凡な人たちを、あのA級の連中が教えることになったら、なかなか厳しいことになるのは予想できる。
嵐山隊とかならできそうだけど、あの部隊は負ってる業務が重要すぎるので、あれもこれもやらせるわけにはいかないだろうな。
だから、できない人の気持ちを理解して、適切な言葉をかけることができる教官が欲しいってのはわかるな。
荒船は教官としての性能は高そうだけど、ちょっと切れ者すぎるので、若村みたいな緩衝役が欲しいし。
でもまあ、普通ってだけでもダメで、ちゃんとマジメに実直に人と相対できる性格の人でないと困るからな……そういう点で若村という人選は納得ができる。
だからまあ、若村にはいろいろな立場を経験して、苦闘して、いろいろな視点を得て欲しいのかもしれないね。
「オレの目的も遠征だからな 目的のためには最善を尽くす 当たり前のことだ」
ヒュースの言葉に、笹森がめっちゃ素直に納得してるんだけど、なんで遠征したいのかを知ったらどう思うのかな。
そしてA級サイドに描写がうつる。
ヒュースと若村のやりとりにA級のみんなは興味津々だな。
ヒュースの厳しさがA級連中に受けがいいのはなんかわかる。
別に怒鳴ってるわけではないし、若村の方から切り込んでいったんだから、ヒュースは悪くないと思う。
でも、冬島さんの「後輩の前でこき下ろしちゃうのはどうなの…?」ってのもわかるんだよね。
てか、冬島さん、もしかして後輩の前でこき下ろされちゃった経験がある?
真木理佐ならやりそう。
嵐山さんの「抉る角度がすごいな」っていう真木理佐のコメントへの評にめっちゃ笑った。
抉るだけでもひどいのに、さらに角度がすごい!
てか、本当に真木理佐のコメントがいちいち怖いんだけど、これってボーダー上層部が読む前提でこういう書き方してるような気もするな。
時枝が大規模侵攻のあと、無気力になってた期間があった、って言ってたけど、三門にはそういう経験をした人がたくさんいるんだろうね。
ボーダーがいろいろ悪評うけてても、三門市民からは一定の支持があるってのはそういう無力感を乗り越えたい、蹂躙されるがままなんてことにはさせない、という気概があるからなんじゃないかと思うんだ。
地震とかなら、そういうこともある、という心構えみたいなものがあるけれど、どこからともなく怪獣(=トリオン兵)が湧いてきて自分が住んでる町を破壊する、なんて想像もしない。
そして、そういう想像もできない災難に遭ったら、これからもこうやってある日突然すべてが瓦礫になる、という想像をしちゃいそうな気がするんだよね。
だったら、何をしてもすべてムダじゃない? って。
そういう息子をみて、何かをすることを楽しみにすればムダにならないよ、意志をもって行動した経験は奪われないよ、って時枝の父親は伝えたかったんじゃないかな、って思う。
迅さんの「『自分を鍛える理由』にできるなら 負の感情も役に立つ」という台詞が、三輪のコマにちょっとかぶってるのが意味深。
おそらく、三輪が抱えるネイバーへの復讐心が、三輪を強くしたってことなんだろう。
そして古寺6番隊に話はうつる。
ようやく諏訪7番隊が使った手に気付いた木虎ちゃんと古寺。
めっちゃ悔しそうな木虎ちゃんと、トリックを解明できてうれしいという古寺。
先を行く人たちがいることを悔しがるのも資質だし、先を行く人の足跡を踏めたと喜ぶことができるのも資質だよなあ。
そして、ここで自分のペースを乱さないのも、古寺の良いところ。
ちゃんとリスクを示して、目標を再確認させる、というのはリーダーとして大事だよね。
諏訪さんの、しっかり隊員たちの状況をききながら仕事を割り振って、今やるべきことについて釘をさす、というのも。
まあ、次号は休載らしいんですけど。
寝る前に半崎が若村をフォローしてる。
半崎、意外と気遣いさん。
ところで半崎、キャップがないと一瞬、誰だかわからない。
半崎は心配してくれてるけど、若村は意外と堪えてないというか、ヒュースの言葉をありがたいととらえてくれてる様子。
半崎は荒船のパーフェクトオールラウンダー量産計画の実験台にされてるな。
半崎が1時間半かかるのなら2時間コースにするあたり、半崎を高く評価してるようだけど。
てか、人に話してようやく荒船に利用されてることに気付く半崎、ちょっとかわいいな。
半崎の「ダルいダルい」はただの口癖で、愚痴っているわけではない。
若村に誤解されてるんじゃないかとあせあせしながらがんばって言い訳してる半崎もかわいいな。
ヒュースはヒュースで若村が落ち込んだまま浮上しなかった時のフォローを笹森にお願いしていた。
ちゃんと、若村にだいぶキツイことを言ったという自覚はあるんだな。
そして「不慣れな隊長役で最下位続きだからな」と若村の苦労をちゃんとわかってる。
若村が臨時部隊の隊長に選出された理由は、教官候補として、か……。
ボーダーはS級とA級、そして中位以上のB級はとてつもなく優秀だけど、その下にいる連中がほとんど戦力になってない、というのはわかる。
大規模侵攻編でもC級の子たちは結局、守られる対象になっちゃってたからなあ。
おまけに、エネルギー供給源として連れ去られる子がたくさん出ちゃったし。
才能があって努力もできる子たちが、それぞれ勝手に伸びていくだけじゃ、ボーダーの戦闘能力は頭打ち。
トリオン能力がある子たちなんだから、ちゃんと使えるようにしたい、と考えるのは当然だよなあ。
でも、ボーダーが若い組織なのもあって、まだそういうシステムが確立できていないのね。
これまで、めちゃくちゃがんばってきてると思うんだけど、まだまだいろいろ足らない。
幹部連中みんな、過労死を心配するくらい働いてそうなんだけどなあ。
トリオン能力はあるけど、メンタルや学習能力は平凡な人たちを、あのA級の連中が教えることになったら、なかなか厳しいことになるのは予想できる。
嵐山隊とかならできそうだけど、あの部隊は負ってる業務が重要すぎるので、あれもこれもやらせるわけにはいかないだろうな。
だから、できない人の気持ちを理解して、適切な言葉をかけることができる教官が欲しいってのはわかるな。
荒船は教官としての性能は高そうだけど、ちょっと切れ者すぎるので、若村みたいな緩衝役が欲しいし。
でもまあ、普通ってだけでもダメで、ちゃんとマジメに実直に人と相対できる性格の人でないと困るからな……そういう点で若村という人選は納得ができる。
だからまあ、若村にはいろいろな立場を経験して、苦闘して、いろいろな視点を得て欲しいのかもしれないね。
「オレの目的も遠征だからな 目的のためには最善を尽くす 当たり前のことだ」
ヒュースの言葉に、笹森がめっちゃ素直に納得してるんだけど、なんで遠征したいのかを知ったらどう思うのかな。
そしてA級サイドに描写がうつる。
ヒュースと若村のやりとりにA級のみんなは興味津々だな。
ヒュースの厳しさがA級連中に受けがいいのはなんかわかる。
別に怒鳴ってるわけではないし、若村の方から切り込んでいったんだから、ヒュースは悪くないと思う。
でも、冬島さんの「後輩の前でこき下ろしちゃうのはどうなの…?」ってのもわかるんだよね。
てか、冬島さん、もしかして後輩の前でこき下ろされちゃった経験がある?
真木理佐ならやりそう。
嵐山さんの「抉る角度がすごいな」っていう真木理佐のコメントへの評にめっちゃ笑った。
抉るだけでもひどいのに、さらに角度がすごい!
てか、本当に真木理佐のコメントがいちいち怖いんだけど、これってボーダー上層部が読む前提でこういう書き方してるような気もするな。
時枝が大規模侵攻のあと、無気力になってた期間があった、って言ってたけど、三門にはそういう経験をした人がたくさんいるんだろうね。
ボーダーがいろいろ悪評うけてても、三門市民からは一定の支持があるってのはそういう無力感を乗り越えたい、蹂躙されるがままなんてことにはさせない、という気概があるからなんじゃないかと思うんだ。
地震とかなら、そういうこともある、という心構えみたいなものがあるけれど、どこからともなく怪獣(=トリオン兵)が湧いてきて自分が住んでる町を破壊する、なんて想像もしない。
そして、そういう想像もできない災難に遭ったら、これからもこうやってある日突然すべてが瓦礫になる、という想像をしちゃいそうな気がするんだよね。
だったら、何をしてもすべてムダじゃない? って。
そういう息子をみて、何かをすることを楽しみにすればムダにならないよ、意志をもって行動した経験は奪われないよ、って時枝の父親は伝えたかったんじゃないかな、って思う。
迅さんの「『自分を鍛える理由』にできるなら 負の感情も役に立つ」という台詞が、三輪のコマにちょっとかぶってるのが意味深。
おそらく、三輪が抱えるネイバーへの復讐心が、三輪を強くしたってことなんだろう。
そして古寺6番隊に話はうつる。
ようやく諏訪7番隊が使った手に気付いた木虎ちゃんと古寺。
めっちゃ悔しそうな木虎ちゃんと、トリックを解明できてうれしいという古寺。
先を行く人たちがいることを悔しがるのも資質だし、先を行く人の足跡を踏めたと喜ぶことができるのも資質だよなあ。
そして、ここで自分のペースを乱さないのも、古寺の良いところ。
ちゃんとリスクを示して、目標を再確認させる、というのはリーダーとして大事だよね。
諏訪さんの、しっかり隊員たちの状況をききながら仕事を割り振って、今やるべきことについて釘をさす、というのも。