『逃げ上手の若君』(第210話 暗闘1351) 感想

直義かわいい、を維持しつつ、直義を徹底的に追い詰める尊氏が怖すぎる。
ところで尊氏はなんで女装して直義の部下を襲ってるんだろう。
身バレするとめんどくさいことになるからかな。


義詮はなんだかんだで良い子だな。
自分の無力さを嘆きつつも、自分の立場に伴う責任から逃げるまい、とがんばってる。
そして、無駄に背伸びをしないで、身の丈に合った振る舞いをしようとする、謙虚さと真面目さがある。

斯波たちがやさしくしてくれてたのは、自分への忠誠ゆえではなく、それが直義のためになるからだ、というのも察していそう。
そして、それを受け入れていそう。


高師直は傲慢な男だったけど、尊氏への忠誠は本物だったし、尊氏の息子である自分のこともきっちり補佐してくれていた。
そこに「義理」があり、そんな彼を殺した直義は「道理」を欠く者だから、直義と手を取り合うことはできない。

直義には直義の「義理」と「道理」がある。
それを尊氏はぶち壊しにした。
でも、義詮にとっては別の「義理」と「道理」があるわけで、それがぶつかるのなら、自分の方を優先する、というのが義詮の理屈なわけね。


義詮はいい子だし、直義はいい人だ。
このふたりの間では、ちゃんと話が通じてるんだよね。
だから、いい話だなあ、って感じで進むんだけど、やっぱり尊氏がぶち壊すんだよ。
どうにもならん。

誰も尊氏をコントロールできない。
尊氏に合わせて生きることができる道誉や命鶴丸みたいな人たちだけが生き延びる。

白旗かかげても許されなかった直義がただただかわいそう。