『魔人探偵脳噛ネウロ』第146話 杭【くい】 感想

表立って動き出した葛西とテラ。
テラは魔人様を埋葬するつもりらしい。
花に囲まれて眠る魔人様は魅力的だけど、さすがに死なれるのはイヤ。
サーシャとシューラは、川べりをジョギングしていたお姉ちゃんたちかな?

葛西があげた狼煙にざわめきたつ警視庁。
笛吹さんは優秀だけど、どこが狙われるかわからないんじゃ手の打ちようがないのも確か。
ただ身構えてるしかないってのは、確かに歯がゆいことだろうな。
笹塚さんに管理職は向いてないと思っていたけど、「迷った時はただ行動するだけだ」と言う笹塚さんの姿を見て、上に行けば上に行ったでちゃんとした管理職になる人なのかもしれない、と思い直した。

弥子ちゃんがバスの時刻表を見に行ってなかなか戻ってこなかったのは、ソフトクリームを買いだめしていたためだそうだ。
すきっ腹で働いている魔人様にとっては歯がゆいことだろうさ(笑)。

魔人様にお誘いをかけてきたテラ。
軽々しいっつーか、お気軽っつーか、お気楽っつーか。
テラには私欲というものがないんじゃないかと、私は感じる。
「私欲がない」。それが、葛西の言う「バカ」なんじゃないかと。
この人は自分の欲のために行動していない。
自分こそが「シックス」に次ぐ地位に立つべきだ、と考えていたDRには、確かに私欲があった。そして、そのために墓穴を掘ったとも思える。
だけど、テラにはそういう隙がないんだよね。
この人の脳に「折れ目」をつけるのは相当、大変そうだよ。

弥子ちゃんは「心底からの悪人じゃないように見えた」と言った。
だけど、テラの中には「善」とか「悪」とかいう基準そのものがないんじゃないかな。
そういう意味では「善か悪かは関係ない」という魔人様の基準で考えた方が、わかりやすくなるような気がする。

魔人様とテラの「潰し合い」がついに始まる。
警視庁組がどういう形でそれにからんでくるのかが楽しみ(本城博士の活躍はまだ先かな)。

次号、連載3周年突破記念で巻頭カラー!
そうか、もう4年目に突入かぁ。
キャラクター人気投票結果が楽しみ!
魔人様のトップはガチよね! とか言って、ホントに石垣に抜かれてたら笑う(泣くかもしれない)。