『週刊少年ジャンプ』2008年11号 感想

表紙は中央に銀さん、すみっこにL。
ジャンプの最強甘党コンビ?

『ONE PIECE』(第488話 命の唄)
“ヨミヨミの実”を食べていたブルックに託された、仲間たちの最後の唄。
その唄をラブーンに届けたい一心で、ひとりぼっちになってもガイコツになっても影を奪われても敵に土下座しても、生き延びようとしてきたブルック。
仲間たちが一人づつ減ってくってのが、つらすぎるよなぁ。

ラブーンと再会するためにグランドラインを戻るのではなく、海をグルッと一周して正面からラブーンに迎えいられたい、と決断したブルック。
これで、ルフィ海賊団入り確定?
剣の腕ではゾロに劣るものの、身の軽さは誰にも負けないから、結構、いい戦力になりそう。
昔は賞金首だったんだから、そこそこの実力者なんだろうし。
まぁ、戦力にならなくても、音楽家としてのスキルがあるなら、ルフィはまったく気にしないだろうけどね。

『家庭教師ヒットマンREBORN!』(標的180 後悔)
コロネロと別れてしまったことを後悔するラル・ミルチ。
ゴーグルに隠れてボロボロ泣いてる姿がめっちゃかわいい。
これが、コロネロが好きになったラル・ミルチの本質なんだろうね。
アルコバレーノになったばっかりのラル・ミルチとコロネロには、一緒に生きる、なんていう選択はできなかったのかなぁ。
そこらへん、「アルコバレーノの呪い」と言われているものが関係してるのかもしれない。

山本はアルコバレーノの秘密を知ってるらしい。
いつの間にかリボーンに訊いてたんだな。とゆーことは、リボーンに認められたってことだよね。
すると、山本はリボーンの真実の姿も見た?

『D.Gray-man』(第147夜 さつりくへいき)
すべての裏歴史を記録するブックマンさえ、その存在を確認できていなかった「レベル4」。
その力の前に元帥たちもほとんど無力。
あまりにも圧倒的なレベル4の力。
これ、どうやって収拾つけるつもりだ、星野先生。

それにしても、レベル4のデザインがうますぎるっつーか、不気味すぎるっつーか。

『アイシールド21』(268th down その男はただ頂上だけを見て)
マルコはマリアさんのためにこんなに無理をしてたんだなぁ、と思うとなんかかわいく見えてくるマジック。
ヒル魔とマルコってのは、もしかしたらキャラ的に一番近いんだな。
でも、近いだけに並び立てない。
ここからは、この二人の策士が自分の仲間をどれだけ信じきることができるか、という勝負になっていくのかもしれない。

『DEATH NOTE』
今回、主役はニアだった。
ちょっと大人っぽくなったなぁ。まぁ、あれから3年経ってるから当然だが。
でもあいかわらず地べた座りだし、シャツがぶかぶかだし、カードタワーにはさらに気合いが入ってるし。

Lの影武者であることを義務付けられたニアが、みずからの意志でLの後継者を続けてくれててよかったなぁ、と思う。
なんかやっぱりかわいそうじゃない? 職業選択の自由ってのがないのは。
もっとも、あんなところにひきこもって、ひたすらタロットタワーを広げることを許してくれる職場環境って、他にはほとんどないよなぁ(苦笑)。

Lが趣味で事件を解決していた、というのはよくわかる。
どうみても、正義のため、とかには見えなかったもんなぁ。人道的にかなり問題なこともやってたし。
自分を正義ではないと思っていたL。自分が正義であると信じていた月。
思えば、根本的に相容れない二人だったんだなぁ。
Lがあれだけキラに固執していたのは、月自身が「難易度が高すぎるゲーム」だったからなのか。

Lがクリアできなかったゲームをクリアしたニア。ミロがいたからこそクリアできたとニアは言ってたけど、もし、ニアがLが死んだ時ぐらいの年齢で月と出会っていたら、ニアは一人でもゲームを攻略できたんだろうか。
そんなことを考えて、Lと月のやりとりを、ニアと月に置き換えてちょっと想像してみようとしたんだがダメだった。
だって、私、Lが一番好きなんだもん。ニアに全置換なんかできない(苦笑)。
そもそもニアじゃあ、月とのどつきあいに耐えられそうにない(ニアがものすっごく強かったらやだなぁ)。

それにしても、松田さんはあいかわらずなごむ(笑)。

『サムライうさぎ』(第四十六羽 天下一に必要なもの)
そういえば、伍助はテンパりやすい人だった、ということを思い出した。
剣で天下一を目指す伍助。だけど、誰も傷つけたくないし、自分だって傷つきたくない。
正面切っての剣術勝負ならまだしも、殺人犯たちとの決闘なんてやりたかないだろう。
でも、何も知らず純粋に伍助を応援してくれる志乃ちゃんがいてくれるから、その期待に応えるためなら戦える。
そんな風に伍助は腹をくくったんだと思う。

「強くて悪い事などひとつもない」。
それはそうかもしれないけれど、そのために悪いものを招きよせてしまうっていうことはあるよなぁ。

『エム×ゼロ』(M:86 魔法試験2nd・4)
三国さんがカタツムリが苦手になった理由が、リアルに怖い。
私もきっと子供の頃にこんな目にあってたら、きっとカタツムリがダメになってるよ。

『MUDDY』(第7話 邂逅)
このマンガ気に入ってるんだけど、ヤバい雰囲気になってきたよなぁ。
3月から『HUNTER×HUNTER』が戻ってくるっていうので、さらに危険な気配を感じる。

今まで人間の負の部分をほとんど見てこなかったマディ。
そんなものをコランダムに見せつけられて脅えるマディ。
いつかは知ることなんだろうけど、ちょっと状況が悪すぎやしないか?
それもこれも金に目がくらんで、こんなとこにおくりこんだクレイが悪い!

コランダムがつくろうとしたリアル猫耳娘はものすごくシュールな出来だった。
いや、これも立派な猫耳娘ではあるけどね。ルックスが怖すぎるってば。
しかも、すぐに崩れちゃったし。
これを見ると、マディってのは奇跡的によくできてるんだなぁ、と思う(計算でできたものではないけどね)。

できそこないのキメラと、その最期を見てしまったマディ。
自分がどのような存在か、をほとんど理解していなかったマディだけど、この一件でさすがにいろんなものを感じ取ったと思う。
そして、マディの「親」の存在を確認せずに立ち去ってしまったコランダム。
マディという「成功品」を見てしまった彼は、これからどんな手に出るんだろう。

『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』(第153条 解散)
ムヒョの助手の座を、ロージーから奪い取ろうと画策するヨイチ。
ムヒョがどれだけロージーに頼っているかを知っているヨイチが、こんな行動を起こすからには何か意味があるのか。
それとも、単純に自分の方がムヒョの役に立てると信じてるのか。