『週刊少年ジャンプ』2008年43号 感想

『アスクレピオス』(第1話 切り裂き魔)
内水融先生の新連載。
今のところ燃えどころがわかんなくってビミョ~な感じ。
とりあえず、バズが教会に自爆テロしかけてエンドなんてことにならなければよいなあ、と。

『ONE PIECE』(第515話 “女ヶ島の冒険”)
完全に女だけで成り立っている国「アマゾン・リリー」に飛ばされてしまったルフィ。
それにしても、こんだけ男のことがわかってない女たちが、外海に出て男たちとどうやってつきあうんだろうと思う。
外海に出る女たちに対しては、ちゃんと特別教育(?)が行われるんだろうか。
ていうか、それよりも疑問なのは、「裸」よりも先に「帽子がない」ことに気づくルフィの感覚だ(笑)。
おまけに、あれだけの女たちの前で堂々と裸で立ってるってのがまたなんとも……。
どんだけ無邪気なんだよ、ルフィ。
これがサンジだったらとっくに失血死(笑)。

『BLEACH』(BLEACH326. Knockdown Monster)
一角はどうやらこんな状況でも卍解はしない覚悟らしい。
決意を貫く、と言えばかっこいいけど、それで空座町が壊されたらどーしてくれんだよ、とも思う。
一角がやられて我を忘れる弓親がかわいいっちゃかわいいけど、この人、一角のお葬式の準備したことあるよね(苦笑)。

『銀魂』(第二百二十九訓 全ての大人達は全ての子供達のインストラクター)
突然、スポコンマンガのノリで始まってビックリした。
それにしても、今回、異常に台詞が多いよなあ。これが新人さんの読みきりだったら即アウトもの(苦笑)。

銀さんの無気力っぷりがやたら楽しくって、特に「そんなに修行やりたいなら、他の漫画んちの子になりな」って台詞が異常にウケた。
他の漫画んちの子になっちゃっていいの?
とりあえず神楽ちゃんを『To LOVEる』さんちの子にしてみたい(爆)。
意味もなく入浴シーンに登場する神楽ちゃん。で、お父さん(←星海坊主じゃなくて銀さん)が「そんな子に育てた覚えはありません」って殴りこんでくるんだよ。
それで、新ちゃんは『NARUTO』さんちの子になって、ナルトと一緒に修行すればいいんじゃないかと。

あと、『ドラゴンボー○』全巻の貸し借りをしてる銀さんと桂のなかよしさんっぷりに萌えた。

『家庭教師ヒットマンREBORN!』
(標的210 暴走)
今まで雲雀がリングを壊しまくってたのは、雲雀が乱暴な使い方をしてるのが問題なんじゃなくって、雲雀の力についてけるリングながい、ってことだったらしい。
すると、雲雀は雲雀なりにハンデを背負って戦っていたということか。

「恭さん」と呼んでムカつかれたので「委員長」と呼ぶことにしたらしい草壁。ホントに苦労するな、この人。
それにしてもクロームの「雲の人」って呼び方には笑った。
そういえば、リング争奪戦が終わった時点では、雲雀とクロームの接点ってほとんどなかった。

「リングの炎を大きくするのは……(中略)……ムカツキ」
「違う!!」って草壁と幻騎士がそろってツッこんでるとこで大爆笑。
「覚悟」=「ムカツキ」。そんな説、初めてだよ。
いや、ディーノって雲雀を見事にコントロールしてんなあ、とちょっと感心した。
そして、雲雀の炎に酔っ払う(?)ハリネズミがめっちゃカワイイ。
人間には冷淡な雲雀も、小動物にはやたらとやさしいよなあ。

ボロボロだけどしっかり生きてたスパナ。
X-BURNERのアフターサービスにこだわるところに技術屋の心意気を見た!
といっても、一人、取り残されて、ミルフィオーレの誰かにみつかったら殺されること確実だから、ここはひきずられてでもツナのそばにいる方が安全だよなあ。

『D.Gray-man』(第173夜 コソドロ? ゴースト? イノセンス?)
「自分の歩く道をつくれんのは自分だけだ」
ティムの中に残されたクロス元帥からのメッセージを聴くアレン。
なんだかんだで、アレンが一番、欲しがってた言葉をちゃんと残してくれてたんだなあ。
面と向かって言わないあたりがクロス元帥っぽい。

「マナ」の仮面を被るのはやめろ。
そういえば、マナと出会う以前のアレンは言葉遣いが悪かったよね。
今の敬語遣いはマナの影響だったのか。

「何ッ回聞いても遺言みたいに聞こえて腹立つな~」って、だったら何回も聞かなければいいのに(苦笑)。
繰り返し繰り返しクロス元帥の言葉を聞いて、繰り返し繰り返し「道は決まってない!」って自分に言い聞かせてるんだろうなあ。
今、苦しい状況の中で、アレンを前向きに歩かせているのは、クロス元帥の言葉だったんだ。
まあ、見守ってくれてる仲間の存在も大きいんだろうけど。
それにしても、リンクはホントにアレンにべったりらしい。
アレンも結構、リンクに対して本音を出してるっぽいし……って、スイーツで餌付けされたのかも。
この監視役のおかげで一人っきりになることがないんで、アレンも落ち込まないですんでるってとこもあるのかもしれない。
アレンのことをかなり理解してきたリンク。
金額を表現する言葉が「クロス元帥の借金が笑えるくらい」。
アレンを燃え上がらせるツボをよくご存知。

「美形」=神田で、「美形の仲間」=アレン。
いや、アレンも美人さんだと思うよ~。

『バクマン。』(6ページ ピンとキリ)
いよいよ業界マンガと化してきた(笑)。
シュレッダーに原稿を放り込む編集に感動するサイコー。
この子、ホントに熱血ものが好きなんだな。
「原稿なくしちゃったどころじゃねーじゃん」って、例の問題のことですか?
『少年スリー』ってもしかして『少年サン○○』のことか? とか思ってみたり。

サイコーと亜豆ちゃんが道ですれ違うシーンは、『ジャンプ』でひさしぶりに本格的なラブコメを見たと思った(河下先生は別枠!)。
「周波数がピッタリ合ってるんだ」って、熱血ものと純愛ものが大好物のサイコーらしい発現。
でも、そんなテイストのものをシュージンが書けるとは思えない。
で、出てきたのが『Wアース』……悲しいことを思い出させないで(泣)。
設定自体はSFによくあるよね。
どっちかってーと『グラサンピッチャー』の方がおもしろそうな気が。

『ぬらりひょんの孫』(第二十七幕 袖モギ様)
袖モギ様に襲われた鳥居ちゃん。そこに割って入った黒田坊。
袖をひいたら武器がジャラアって、そんだけ大量のもんどこに隠し持ってるんだよ。
「人間などどーでもいいが、この娘は…………ちと困る」ってのは、ご主人の友達を傷つけられるのは困るって意味なのか、痴漢の濡れ衣をきせられたままでは困るとゆー意味なのか。

自分の弱さを嘆く千羽様。
みずからを守る力のない神様をたくさん抱えているらしい奴良組。
こういう小さい神様を守るのがリクオ様の本来のお仕事なのかもしれない。

友達を傷つけられたと知って怒ったリクオ君。
和傘をバッと振って、リクオ様に大変身&即座に三羽ガラス登場!
この絵がたまらなくカッコイイ。
そうだよ。このマンガはこのリクオ様の見得きりのかっこよさがキモなんだよ。
それにしても、最近、ホントに気軽に変身できるようになったなあ、リクオ君。

ここんとこ三羽ガラスのかっこよさにメロメロ。
リクオ様とセットになった時、ものすごく絵になるんだよ、この三人(三匹? 三羽?)。
羽根がバッサアなとこが華やかで、取り囲まれてるところがハーレムって感じでステキすぎる~。
ところで、最初にハーレム入り(?)した鴆はどーしてるんだろ。
あの人、武闘派じゃないんで、バトルものになると出番がない。

『PSYREN』(CALL39. “鎌”)
雨宮ちゃんがますますイカれてきて、こーゆーヒロインが成立してるってスゴイことだよなあ、と思う(苦笑)。
てゆーか、私が小学生だったら、トラウマになりそうな感じ。