『暗殺教室』第2話 野球の時間 感想、もしくは、殺る気スイッチの押し方

2話目の表紙もカラー!(まあ、最近の『ジャンプ』ではわりかし定番だけどね)
殺せんせーは宇宙空間を飛べるんだろうか。できそうな感じはあるけど。

今回はなんだか普通にハートフル学園コメディ。
なんだ、松井センセも普通にほのぼのが描けるんじゃないか(←設定のアレさについては目をつぶっとけ)。

しかし、普通にほのぼのコメディすぎて感想がむずかしい。
なんかもう「渚くんかわええ」ですべて終わってしまう。
う~む。「魔人様かっこええ」ですべて終わってしまってた時期のことを思い出すぞ(苦笑)。

「君達と真剣に向き合う事は…地球の終わりよりも重要なのです」

この台詞はいわゆる「人の命は地球より重い」とは意味合いが違うんだよね、多分。
殺せんせーにとっての重要事は、生徒たちと真剣に向き合うことだけで、他のことはどれもこれも瑣末事なんだよ、ってことなんじゃないかと私は感じたんだ。
月が常に三日月なことも、もうすぐ地球が滅びることも、どうでもいい。
君達と真剣に向き合うことだけが重要なんだよ、ということ。

これまでいろんなマンガやドラマで、先生がどれだけ生徒を大事にしているか、というアピールが行われてきたけど、ここまでばかばかしくスケールのでかい表現は、さすがになかったんじゃないかね。

これだけの愛情を示されて、子供たちが「殺る気」にならないわけがない!(爆)

ところで、今回の松井センセのコメント。
「今作も、連載の長さに関係無くエンディングをちゃんと描けるよう精一杯頑張ります」
2話目にして、終わりの話をしないでください(泣)。
ストーリーの終わりを見据えて描いていく、というのは作家としては当然のことなのかもしれないけど、なんかこう……さびしくなります。

余談だけど、『魔人探偵脳噛ネウロ』にも野球の話題が何度かでてきてたよねえ。
今でもプロ野球選手のメジャーリーグ流出を嘆いていらっしゃるのかしら。