『暗殺教室』第4話 基礎の時間 感想、もしくは、蜜月期間が終わる

「暗殺ごっこ」を満喫していたE組だったけど、烏間せんせーの加入により、一気に暗殺集団っぽい空気になった。

それにしても、烏間せんせーはガラをよくして理知的になった吾代のよう(←いや、それは吾代の原形をとどめてないだろ)。
ちゃんと戦えるし、教員免許も持ってるし、教えるのもうまいし、子供たちの扱いもていねいだし、本当に有能だなあ。

「ナイフ当てたらよしよししてくれんのかな~」って、なんかめっちゃかわいい発想。

「殺せんせー」という呼び名を殺せんせーは気に入ってる様子。
よかったね、渚くん。

さて、停学明けの赤羽業くんが、E組に合流。
「業」と書いて「カルマ」と読むって、DQNネームか。
なんか、実際にいそうな気もするけど。

そして、初手で殺せんせーにダメージを与えるとか、暗殺者としてめっちゃ有能。
まあ、初手だからこそひっかかったということも考えられるけど。

もらったナイフを細かく切って手袋に貼りこむとかいう手間のかかったことをやるあたりに、カルマ君の執念が感じられるんだけど、この作業をやってた時、さぞや楽しそうな顔してたんだろうなあ。
これって多分、懸賞金がかかってなくても、やったんだろうね。

これまで、殺せんせーと子供たちがやってたのは、なんとゆーか「だるまさんがころんだ」的な遊びだったと思うんだ。
そこに、烏間先生という、義務感と責任感をどっしり背負った「プロ」が入り込み、さらにカルマ君という「優等生」が入り込んで、このほわわんとした「遊び」は終わってしまった。

今回の本気で冷や汗かいてる殺せんせーの姿に、きっと子供たちも動揺しただろう。

だって、子供たちのほとんどは、殺せんせーとの学校生活を楽しんでいたと思うんだ。
でも、そんな蜜月時代はあからさまに終わってしまった。
カルマ君が殺せんせーを暗殺しようとするのは「正当」なことだから、子供たちはそれを止めるわけにもいかない。

これから、殺せんせーがどう出るかも気になるけど、子供たちがどういう反応を示すかも気になるなあ。