『ワールドトリガー』第151話 「玉狛第2・16」 感想

王子隊長がその名に違わず王子様系のルックス……それもさわやか系……とか思ってたら、なかなか強烈なキャラだった件。
生駒さんもキャラ強いけど、まだ、こういう人リアルにいそう、職場にいたら楽しそうって思える。
でも、王子は……リアルにいたら対応に困るだろうなあ(苦笑)。
いや、18歳組はどんだけ個性派を取りそろえれば気が済むんだよっ!

「オッサム」って誰だよ、と思ったらオサムのことだった。
いやいや、オサムは紅茶じゃないし(それはアッサム)、カミソリでもないし(それはオッカム)となったんだが、アイコンみたら、ただの新八の本体だった……。
チカちゃんはどうみてもヒロアカの梅雨ちゃんだし、ユーマはポンデライオンだし、南沢はキューピーだし、隠岐はホルスの目だし、水上はブロッコリーだし、生駒さんはなんかの特撮でみたような感じだし、蔵内はレゴっぽいし、樫尾はそのまま時計だし、自分には冠かぶせてるし……とツッコミが追い付かない。
ホルスの目がサンバイザーかぶってるのはともかく、ほくろがちょんと付いてるとこ細かいよね。
てか、このアイコン、誰がつくったの?
B級上位グループの分は全部つくってあるのかな。
みたい……めっちゃみたい……ユズルとかどんなんだろ……。

ところで、「クーガー」ってなんかかっこいいね。強そうで速そうで、ユーマには似合ってる。
あと、全体的に、あだ名(?)が長すぎる。「アマトリチャーナ」とかだいぶ言いにくいだろ。
でも「柿崎先輩」とか「イコさん」とか、年上には変な呼び名つけてないんだな。一応。
香取ちゃんが「カトリーヌ」ってのはなんとなく似合う。
てか、王子が18歳組の連中をどう呼んでるのか、猛烈に知りたい!

でも、そんな残念系王子様な王子だけど、言ってることはかなりまともというか、三雲隊のことをちゃんと調べたうえで、どう対応するかを練り上げてるって感じなんだよね。
あの妙なあだ名とアイコンさえなければ、普通にキレ者にみえるのになあ……本当に残念……。
葦原先生は美形をちょっと残念キャラにしないと気が済まないのかね。
嵐山とか完全無欠っぽくみえるけど、シスコンとブラコンをこじらせすぎてるからね。

しかし、三雲隊のことをよく調べたうえで対策をたててる王子の考えを読んで、さらにその対策をたててるオサムの有能さよ。

そして、至極まじめに作戦会議をしている三雲隊と王子隊に対して、生駒隊は食事の話しかしてない。
これは、どんな作戦に出てこられても、落ち着いて対応すれば負けない、という自信の表れなのか?
生駒隊は編成でみても、オールラウンドに対応できるチームではありそうだよね。
細かい作戦とか立てずに、臨機応変に対応して、勝ち筋をみつける、って感じの戦い方をしそうなイメージ。

3人の隊長が並んだ1ページが、それぞれの隊のランク戦にどう臨んでいるのか、を端的に示しているようで、とてもおもしろい。
王子もなあ……言ってることは本当にまともなんだよなあ(苦笑)。

一方、入隊式でめっちゃ目立ってるヒュース。
そりゃあ目立つよなあ。ひとりだけ服が黒いし、外人顔だし。

鬼怒田さん、根付さん、唐沢さんだけの会話ってちょっとおもしろいね。
戦う組織であるボーダー内で、戦闘員ではない人たちのトップであるこの3人。
基本的に城戸さんに絶対服従だから、表面上は一致団結してるけど、本来的には思想がバラバラなんじゃないかな、この3人。
でも、ボーダーに対する忠誠心みたいなものは3人とも高くて、だからそれなりにお互いを信用できてるって感じがする。

「ルールは大人の手にある」
それをオサムはきちんと理解しているんだろう。
それと真正面からぶつかっても勝ち目はない、ということも。
そのうえで、自分の欲しいものを勝ち取ろうと、オサムはがんばっている。
中学生にしてそういう思考ができる、というところが、唐沢さんがオサムを高く評価する理由なんだろうな。

ヒュースだって、アフトクラトルに着く直前が一番、危ない、ということぐらいは予想がついてるんじゃないかな、と思う。
それでも、少しでもアフトクラトルに近づく、という目的の方を優先した。
犬と言われようとも、主君が一番、大変になるであろう時期にそばにいられないというのは、それほどに耐えがたいことなんだろう。
実際、我が身の安全を考えるのなら、玉狛で捕虜暮らしが一番、安全だよね。
ご飯はおいしいし(←これは本当にうらやましい)。

今回の実況は国近ちゃん、解説は当真とゾエさんか。
なんとゆーか、コタツでみかん食べながらだべってる感じの解説になりそうな気が。

でもって、荒船に「あいつら、ぬるい解説しやがって……」って言って欲しい。
似合う! きっと似合う!