『週刊少年ジャンプ』2019年09号 感想
『鬼滅の刃』(第143話 怒り)
正直、表紙絵をみて、もうダメだ、と思った。
いや、胡蝶姉妹が仲良く手をつないでる後ろ姿とか、こんなの絶対、泣くやつじゃん。
胡蝶姉妹は一家が鬼に襲われ、悲鳴嶼さんが助けにきてくれたけど、姉妹しか生き残れなかったのか。
裕福そうなおうちだよなあ。ふたりとも生粋のお嬢様って感じだもんね。
そんな両親にかわいがられまくって育ったお嬢様が、柱になるまでには、ものすごい努力を積み上げてきたんだろうな。
親を失い、姉を失い、継子を失い……しのぶさんが常に心の底に怒りを抱いて生きてるのは当然だよね。
てか、カナヲちゃん以外にも継子がいたんだね。
そんな怒りの対象の親玉に限りなく近い存在に、「頑張ったね!」とか言われても、怒りしか湧かないだろ。
でも、童磨はめっちゃ本気でそれを言ってるよね。
ナチュラルにバカにされてる。
しのぶさんが言い残した言葉が「地獄に堕ちろ」なの、怒りが強すぎて逆に頭が冷えてる感じにみえる。
童磨、他の子たちみたいに喰べるんじゃなくって、しのぶさんを吸収したね。
吸収ってどういうことなんだろう。
堕鬼の帯の中みたいに不思議空間に「保存」されたということならワンチャンある?
ていうか、まだ死んでないと思いたい……。
駆け付けたカナヲちゃんに、しのぶさんが伝えたハンドサイン。
童磨は自分の能力を伝えた、と考えているけれど、実際のとこどうなんだろうね。
しのぶさんは事前に、カナヲちゃんに童磨の倒し方を伝える、と言っていたから、あらかじめふたりの間でなんらかの取り決めがなされていたのは確実だと思うんだけど。
ぶるぶるしながらも、怒りを必死におさえつけているカナヲちゃんが痛々しい。
もともと、感情を表に出せず、それを出すことに苦労しているような子だったのに、炭治郎のおかげで表情が豊かになってきたな、と思ったら、今度は怒りと悲しみを抑えなければならないとは。
「好きな人や大切な人は漠然と、明日も明後日も生きてる気がする」からはじまるモノローグが、善逸のコマにつながっているところをみると、善逸の育手も殺されてしまったのかなあ。
あの鬼化した先輩によって。
しかし、あの先輩、上弦の陸かっ!
無惨様、下弦を在庫一掃したと思ったら、今度は上弦を粗製乱造とか、やってることがいきあたりばったりすぎない?
まあ、無惨様っぽいっちゃあぽいけど。
『Dr.STONE』(Z=91 パンが無ければ麦から作ればいいじゃない)
農耕するなら関東平野、か。
ここにきて、大樹が大活躍する展開!
力が有り余ってて、なおかつ、まじめに丁寧に働くことを厭わない、という大樹には農業は天職かも。
誰かのために自分の力を役立てることができる、というのは大樹にとって無上の喜びなんだろうな。
麦の栽培はなんとかなりそうだけど、おいしいパンはそれだけじゃつくれない。
石神村の連中は食べられても、現代人はまずいパンは食べられない。ていうか、せっかくパンがあるのにめっちゃまずいってのは、逆にモチベーションさげるよね、きっと。
窯がそもそもパンを焼くのに向いてないんだろうな、って思うわけだが、ここでプロのシェフをたたき起こす流れになるのか。
でも、材料が乏しい中でサバイバルしながらおいしいパンを焼いてくれる人って条件厳しくない?
『ブラッククローバー』(ページ190 行け!!!!)
ようやくフエゴレオン様とアネゴレオン様が合流か。
ノゼル兄様もうれしそうだな。
『ハイキュー!!』(第335話 夢中)
表紙の冬装備谷地ちゃんかわええ。
「疲れた…! バレーって疲れる…!!」って試合中にはっきり口にしちゃう木兎さんの強さよ。
「でしょうね!!!」としか答えられないよね、そりゃ。
疲れてても遊ぶ。
疲れてても楽しむことを求める。
これは、日向くんとはちょっと違うベクトルだよなあ。
日向くんのは、疲れるくらいバレーできるのがうれしい、って感じかな?
『呪術廻戦』(第44話 京都姉妹校交流会-団体戦・11-)
別記事(守りたい人と居たい場所)になりました。
『アクタージュ act-age』(scene50.阿良也と巌・2)
阿良也くんにとって巌さんは、肉体関係以外のものを求めてくるはじめての大人だったんだな。
自分にはよくわかんない理由で自分に執着してくる相手が、星アリサに執着していることが、阿良也くんにとってはおもしろくない。
それが「嫉妬」という感情だと気づいた阿良也くん。
自分が巌さんにとっての一番だ、と阿良也くんが繰り返すのは、巌さんが自分以上に星アリサに執着しているんじゃないか、という疑惑がぬぐえなかったせいもあるのか。
阿良也くんが舞台上ですがりついている相手は、夜凪ちゃんなのか、ジョバンニなのか、巌さんなのか。
それはもう阿良也くんにもわからなくなってるんじゃないかな。
それが「芝居を超えた芝居」ってことなんじゃないかと思う。
星アリサは、芝居から帰ってこれなくて、何か大きなものを失ったんだろうね、きっと。
だからこそ、常に強い自我を保っている千世子ちゃんを、役者として育てたんじゃないかな。
自分と同じものにはならない、幸せな役者になれる存在もいると確かめたくて。
でも、阿良也くんにしてみれば、巌さんが与えてくれた「不幸」の中にいる方が「幸い」なんじゃないか、とも思うんだ。
星アリサは阿良也くんの「幸い」を受け入れられないし、息子であるアキラくんが求めている「幸い」も理解できない。
そういうふうに自分がしてしまった、と巌さんは考えていそう。
『アンデッド+アンラック』
よくわかんないけどめっちゃ勢いがある。
でも、巻き込まれる人たちが気になる。
ふたりの関係が進んだら、数万人規模の被害者が出るんじゃなかろうか。
『チェンソーマン』(第7話 ニャーコの行方)
ヒョロガリだった猫が福々しく育っていく様で、パワーちゃんがどれだけニャーコを大事にしていたかが伝わる。
一方、デンジの方は、金銭的に苦しい状況を、ポチタと共有することで、お互いを大事にしてきたんだよね。
ポチタが今もそばにいたら、デンジもポチタをまるまると肥えさせたんだろうな。「あれも喰え、これも喰え」って言って。
まあ、ポチタはもともとふっくらしてるけど。
ポチタを抱いて眠った夜を思い出して、パワーちゃんはどんな気持ちで眠っていたのかを想うデンジ。
犬派と猫派で決裂したデンジとパワーちゃんが、失ったものを想う気持ちで共感しあえたのが泣ける。
マキマさんにどう思われているかはやたら気にしてるけど、基本的に他人の気持ちとかまるで考えてなかったデンジが、「どんな気持ちで」と考えるってのは、すごいことなんじゃないかな。
「オレの胸ェ返せ!」には笑った。
取り戻したいのは胸だけじゃないと思うけど。
てか、やっぱりチェンソーマンへの変身はリスク高すぎなんだな。
あれだけ出血しないと変身できないとは。
正直、表紙絵をみて、もうダメだ、と思った。
いや、胡蝶姉妹が仲良く手をつないでる後ろ姿とか、こんなの絶対、泣くやつじゃん。
胡蝶姉妹は一家が鬼に襲われ、悲鳴嶼さんが助けにきてくれたけど、姉妹しか生き残れなかったのか。
裕福そうなおうちだよなあ。ふたりとも生粋のお嬢様って感じだもんね。
そんな両親にかわいがられまくって育ったお嬢様が、柱になるまでには、ものすごい努力を積み上げてきたんだろうな。
親を失い、姉を失い、継子を失い……しのぶさんが常に心の底に怒りを抱いて生きてるのは当然だよね。
てか、カナヲちゃん以外にも継子がいたんだね。
そんな怒りの対象の親玉に限りなく近い存在に、「頑張ったね!」とか言われても、怒りしか湧かないだろ。
でも、童磨はめっちゃ本気でそれを言ってるよね。
ナチュラルにバカにされてる。
しのぶさんが言い残した言葉が「地獄に堕ちろ」なの、怒りが強すぎて逆に頭が冷えてる感じにみえる。
童磨、他の子たちみたいに喰べるんじゃなくって、しのぶさんを吸収したね。
吸収ってどういうことなんだろう。
堕鬼の帯の中みたいに不思議空間に「保存」されたということならワンチャンある?
ていうか、まだ死んでないと思いたい……。
駆け付けたカナヲちゃんに、しのぶさんが伝えたハンドサイン。
童磨は自分の能力を伝えた、と考えているけれど、実際のとこどうなんだろうね。
しのぶさんは事前に、カナヲちゃんに童磨の倒し方を伝える、と言っていたから、あらかじめふたりの間でなんらかの取り決めがなされていたのは確実だと思うんだけど。
ぶるぶるしながらも、怒りを必死におさえつけているカナヲちゃんが痛々しい。
もともと、感情を表に出せず、それを出すことに苦労しているような子だったのに、炭治郎のおかげで表情が豊かになってきたな、と思ったら、今度は怒りと悲しみを抑えなければならないとは。
「好きな人や大切な人は漠然と、明日も明後日も生きてる気がする」からはじまるモノローグが、善逸のコマにつながっているところをみると、善逸の育手も殺されてしまったのかなあ。
あの鬼化した先輩によって。
しかし、あの先輩、上弦の陸かっ!
無惨様、下弦を在庫一掃したと思ったら、今度は上弦を粗製乱造とか、やってることがいきあたりばったりすぎない?
まあ、無惨様っぽいっちゃあぽいけど。
『Dr.STONE』(Z=91 パンが無ければ麦から作ればいいじゃない)
農耕するなら関東平野、か。
ここにきて、大樹が大活躍する展開!
力が有り余ってて、なおかつ、まじめに丁寧に働くことを厭わない、という大樹には農業は天職かも。
誰かのために自分の力を役立てることができる、というのは大樹にとって無上の喜びなんだろうな。
麦の栽培はなんとかなりそうだけど、おいしいパンはそれだけじゃつくれない。
石神村の連中は食べられても、現代人はまずいパンは食べられない。ていうか、せっかくパンがあるのにめっちゃまずいってのは、逆にモチベーションさげるよね、きっと。
窯がそもそもパンを焼くのに向いてないんだろうな、って思うわけだが、ここでプロのシェフをたたき起こす流れになるのか。
でも、材料が乏しい中でサバイバルしながらおいしいパンを焼いてくれる人って条件厳しくない?
『ブラッククローバー』(ページ190 行け!!!!)
ようやくフエゴレオン様とアネゴレオン様が合流か。
ノゼル兄様もうれしそうだな。
『ハイキュー!!』(第335話 夢中)
表紙の冬装備谷地ちゃんかわええ。
「疲れた…! バレーって疲れる…!!」って試合中にはっきり口にしちゃう木兎さんの強さよ。
「でしょうね!!!」としか答えられないよね、そりゃ。
疲れてても遊ぶ。
疲れてても楽しむことを求める。
これは、日向くんとはちょっと違うベクトルだよなあ。
日向くんのは、疲れるくらいバレーできるのがうれしい、って感じかな?
『呪術廻戦』(第44話 京都姉妹校交流会-団体戦・11-)
別記事(守りたい人と居たい場所)になりました。
『アクタージュ act-age』(scene50.阿良也と巌・2)
阿良也くんにとって巌さんは、肉体関係以外のものを求めてくるはじめての大人だったんだな。
自分にはよくわかんない理由で自分に執着してくる相手が、星アリサに執着していることが、阿良也くんにとってはおもしろくない。
それが「嫉妬」という感情だと気づいた阿良也くん。
自分が巌さんにとっての一番だ、と阿良也くんが繰り返すのは、巌さんが自分以上に星アリサに執着しているんじゃないか、という疑惑がぬぐえなかったせいもあるのか。
阿良也くんが舞台上ですがりついている相手は、夜凪ちゃんなのか、ジョバンニなのか、巌さんなのか。
それはもう阿良也くんにもわからなくなってるんじゃないかな。
それが「芝居を超えた芝居」ってことなんじゃないかと思う。
星アリサは、芝居から帰ってこれなくて、何か大きなものを失ったんだろうね、きっと。
だからこそ、常に強い自我を保っている千世子ちゃんを、役者として育てたんじゃないかな。
自分と同じものにはならない、幸せな役者になれる存在もいると確かめたくて。
でも、阿良也くんにしてみれば、巌さんが与えてくれた「不幸」の中にいる方が「幸い」なんじゃないか、とも思うんだ。
星アリサは阿良也くんの「幸い」を受け入れられないし、息子であるアキラくんが求めている「幸い」も理解できない。
そういうふうに自分がしてしまった、と巌さんは考えていそう。
『アンデッド+アンラック』
よくわかんないけどめっちゃ勢いがある。
でも、巻き込まれる人たちが気になる。
ふたりの関係が進んだら、数万人規模の被害者が出るんじゃなかろうか。
『チェンソーマン』(第7話 ニャーコの行方)
ヒョロガリだった猫が福々しく育っていく様で、パワーちゃんがどれだけニャーコを大事にしていたかが伝わる。
一方、デンジの方は、金銭的に苦しい状況を、ポチタと共有することで、お互いを大事にしてきたんだよね。
ポチタが今もそばにいたら、デンジもポチタをまるまると肥えさせたんだろうな。「あれも喰え、これも喰え」って言って。
まあ、ポチタはもともとふっくらしてるけど。
ポチタを抱いて眠った夜を思い出して、パワーちゃんはどんな気持ちで眠っていたのかを想うデンジ。
犬派と猫派で決裂したデンジとパワーちゃんが、失ったものを想う気持ちで共感しあえたのが泣ける。
マキマさんにどう思われているかはやたら気にしてるけど、基本的に他人の気持ちとかまるで考えてなかったデンジが、「どんな気持ちで」と考えるってのは、すごいことなんじゃないかな。
「オレの胸ェ返せ!」には笑った。
取り戻したいのは胸だけじゃないと思うけど。
てか、やっぱりチェンソーマンへの変身はリスク高すぎなんだな。
あれだけ出血しないと変身できないとは。