『週刊少年ジャンプ』2019年10号 感想
『アクタージュ act-age』(scene51.立ち方)
祝! 一周年突破!
見開きカラーのオールキャラ感がよい。
柊ちゃんかわええ。
みんながそれぞれに前やら先やらをみているのに、星アリサだけが背を向けているんだな。
夜凪ちゃんが、すがる阿良也くんをただ見据えているだけだったのは、「彼」が「死者」だったから。
なるほど、死者にできることはただ在ることだけか。
なんか、ものすごく納得できる解だった。
巌さんはベッドの上だけど、夜凪ちゃんを通して、阿良也くんの前に立つ。
さよならを告げるために。
天球の団員たちは舞台裏で、舞台に届く声を出すわけにはいかないけれど、それでも阿良也くんに懸命に声をかける。
巌さんが残してくれたものがここにあるのだと教えるために。
阿良也くんは自分で気づいて、自分の力で立つことができた。
この事実は、これから阿良也くんの人生を支えてくれるんじゃないかと思う。
「俺たちは例え死んでも一人にはなれない。その幸福に気づくことを芝居という」
もしかしたら、巌さんがそれに気づいたのは、「ああ、これがさいわいか」とつぶやいたあの時なのかもしれないなあ。
臨終の時を、誰ひとり見守ってなくても、巌さんはひとりではなかった。
だから幸せに満たされて「僕は行くよ」と言えるんだろう。
巌さんは亡くなってしまったけれど、巌さんが唯一遺した後悔は、いつか彼の「作品たち」がとかしてくれるんだろう。
この「作品たち」の中に、夜凪ちゃんもアキラくんも入ってると思うんだけど、千世子ちゃんは入ってないんだよね。
千世子ちゃんは星アリサの怨念を美しくとじこめた存在だからな。
でも、千世子ちゃんだって、いつまでも星アリサの思い通りには動かない。
すでに、勝手な動きをみせているしね。
その時、星アリサがすがる相手は誰だろう。
アキラくんかな……。
『ONE PIECE』(第931話 "おそばマスク")
トラファルガー・ローが意外とオタク気質だった。
「正当な読者」とか言っちゃうあたり、相当めんどくさいオタクだよ。
ビッグ・マムが記憶喪失で麦わらの一味にひろわれるとか、すごい超展開だな!
『Dr.STONE』(Z=92 欲しい=正義)
記者さん、復活液を隠し持っていたか。
この人もまた欲望に忠実だな。
なにをつくってもらう約束したんだろう。
シェフを起こすのかと思いきや、執事を起こした!
これは龍水に有利な状況になりすぎてないか? と思うけど、龍水がいないとそもそも航海に出られないわけだから、それくらいは許容するところか。
それに、こんだけ有能、かつ、龍水のことを裏切らないと信じられる、つまりは、龍水に利益があるうちは勝手なことをしないと確約できる相手というのは、都合がよいに違いない。
ちょっと固いかもしれないけど、有名パン屋と遜色ないパンとか、司帝国の連中が食べたらみんな涙ぐむんだろうな。
で、これが食べられるなら、と麦の栽培とパンづくりに全力で協力してくれることになると思う。
『呪術廻戦』(第45話 賢者)
別記事(やさしい呪霊)になりました。
『鬼滅の刃』(第144話 受け継ぐ者たち)
愈史郎くん、姿をあらわさないけど、実は大活躍してるんだな。
珠世様が大変なことになってるの知ってるんだろうけど、沈黙しているのは、よっぽど強く珠世様に鬼殺隊の指示に従うよう言われてるのかな、と思った。
新しい御館様と妹たちは、無惨様の館の見取り図をつくってるのかな、って思うんだけど、どうも絵面が忙しいマンガ家とそのアシスタントたちにみえてしかたがないという……。
でも、やっぱりあの娘さんふたりも御館様の道連れになったんだな。
まだ幼い子供が、笑ってさよならを言ったのかと思うと、ほんと痛々しい。
善逸が冷たい眼できついこと言ってる姿はつらい。
これだったら、眠ったままでいてほしかった。本気で。
善逸の育手のおじいちゃん、腹を切ってお亡くなりになったのか。
すんごいかわいい爺ちゃんだったのになあ。
介錯なしで死ぬとか、めっちゃ苦しいってきくけど、これって、罪を償うために腹を切るのだから、もっとも苦しいやり方を選ぶべき、みたいな考えなんだろうな。
ねずこちゃんが人を襲ったら腹を切ってお詫びする、と宣言した鱗滝さんと義勇さんも、万が一のことがあったら、同じようにしてたんじゃない? それを炭治郎が知ったら、何の迷いもなく同じことをするんじゃない? とか考えると、あの約束がさらに重く感じる。
「後継に恵まれなかった爺ちゃんが気の毒でならねぇよ」という言葉は、獪岳だけではなく善逸自身にも向かう言葉だよね。
自分で自分を斬りつけてる。
自分がすべての型を使うことができるようになっていれば、自分が雷柱になってて、こんな事態にはならなかった、という深い後悔があるんだろう。
自分が泣いてばかりだったから、逃げてばかりだったから、こんなことになってしまった、という後悔。
自分がもし炭治郎みたいに真摯に修行をしていたら、こんなことにはならなかったかもしれない、という後悔。
そんな自分を責める気持ちが、善逸を眠りに逃げることを許さないのかもしれない。
『チェンソーマン』(第8話 チェンソーVSコウモリ)
「テメん腹ぁ裂いて! 胸揉むんだ! よ!!」とか「野郎の命なんざぁあ~! 知るかア!!」とか、いろいろ正直すぎるぞ、デンジ。
コウモリの悪魔を倒せたのはよかったけど、人が乗ってる車を投げたのは、さすがに後で問題になるんじゃ……。
それにしても、全力になるとほんとに強いなチェンソーマン。
これだけ血を流したら、貧血で倒れそうだけど。
『食戟のソーマ』(297 欠けた半月)
イサミくんがずっとスリムモードのままだとタクミくんは心配になるのか。
私は、伸び縮みを毎年繰り返してる方がからだに悪いと思うんだが。
とりあえず、あいかわらず兄ちゃん一筋なイサミくんがみれてうれしいです。
祝! 一周年突破!
見開きカラーのオールキャラ感がよい。
柊ちゃんかわええ。
みんながそれぞれに前やら先やらをみているのに、星アリサだけが背を向けているんだな。
夜凪ちゃんが、すがる阿良也くんをただ見据えているだけだったのは、「彼」が「死者」だったから。
なるほど、死者にできることはただ在ることだけか。
なんか、ものすごく納得できる解だった。
巌さんはベッドの上だけど、夜凪ちゃんを通して、阿良也くんの前に立つ。
さよならを告げるために。
天球の団員たちは舞台裏で、舞台に届く声を出すわけにはいかないけれど、それでも阿良也くんに懸命に声をかける。
巌さんが残してくれたものがここにあるのだと教えるために。
阿良也くんは自分で気づいて、自分の力で立つことができた。
この事実は、これから阿良也くんの人生を支えてくれるんじゃないかと思う。
「俺たちは例え死んでも一人にはなれない。その幸福に気づくことを芝居という」
もしかしたら、巌さんがそれに気づいたのは、「ああ、これがさいわいか」とつぶやいたあの時なのかもしれないなあ。
臨終の時を、誰ひとり見守ってなくても、巌さんはひとりではなかった。
だから幸せに満たされて「僕は行くよ」と言えるんだろう。
巌さんは亡くなってしまったけれど、巌さんが唯一遺した後悔は、いつか彼の「作品たち」がとかしてくれるんだろう。
この「作品たち」の中に、夜凪ちゃんもアキラくんも入ってると思うんだけど、千世子ちゃんは入ってないんだよね。
千世子ちゃんは星アリサの怨念を美しくとじこめた存在だからな。
でも、千世子ちゃんだって、いつまでも星アリサの思い通りには動かない。
すでに、勝手な動きをみせているしね。
その時、星アリサがすがる相手は誰だろう。
アキラくんかな……。
『ONE PIECE』(第931話 "おそばマスク")
トラファルガー・ローが意外とオタク気質だった。
「正当な読者」とか言っちゃうあたり、相当めんどくさいオタクだよ。
ビッグ・マムが記憶喪失で麦わらの一味にひろわれるとか、すごい超展開だな!
『Dr.STONE』(Z=92 欲しい=正義)
記者さん、復活液を隠し持っていたか。
この人もまた欲望に忠実だな。
なにをつくってもらう約束したんだろう。
シェフを起こすのかと思いきや、執事を起こした!
これは龍水に有利な状況になりすぎてないか? と思うけど、龍水がいないとそもそも航海に出られないわけだから、それくらいは許容するところか。
それに、こんだけ有能、かつ、龍水のことを裏切らないと信じられる、つまりは、龍水に利益があるうちは勝手なことをしないと確約できる相手というのは、都合がよいに違いない。
ちょっと固いかもしれないけど、有名パン屋と遜色ないパンとか、司帝国の連中が食べたらみんな涙ぐむんだろうな。
で、これが食べられるなら、と麦の栽培とパンづくりに全力で協力してくれることになると思う。
『呪術廻戦』(第45話 賢者)
別記事(やさしい呪霊)になりました。
『鬼滅の刃』(第144話 受け継ぐ者たち)
愈史郎くん、姿をあらわさないけど、実は大活躍してるんだな。
珠世様が大変なことになってるの知ってるんだろうけど、沈黙しているのは、よっぽど強く珠世様に鬼殺隊の指示に従うよう言われてるのかな、と思った。
新しい御館様と妹たちは、無惨様の館の見取り図をつくってるのかな、って思うんだけど、どうも絵面が忙しいマンガ家とそのアシスタントたちにみえてしかたがないという……。
でも、やっぱりあの娘さんふたりも御館様の道連れになったんだな。
まだ幼い子供が、笑ってさよならを言ったのかと思うと、ほんと痛々しい。
善逸が冷たい眼できついこと言ってる姿はつらい。
これだったら、眠ったままでいてほしかった。本気で。
善逸の育手のおじいちゃん、腹を切ってお亡くなりになったのか。
すんごいかわいい爺ちゃんだったのになあ。
介錯なしで死ぬとか、めっちゃ苦しいってきくけど、これって、罪を償うために腹を切るのだから、もっとも苦しいやり方を選ぶべき、みたいな考えなんだろうな。
ねずこちゃんが人を襲ったら腹を切ってお詫びする、と宣言した鱗滝さんと義勇さんも、万が一のことがあったら、同じようにしてたんじゃない? それを炭治郎が知ったら、何の迷いもなく同じことをするんじゃない? とか考えると、あの約束がさらに重く感じる。
「後継に恵まれなかった爺ちゃんが気の毒でならねぇよ」という言葉は、獪岳だけではなく善逸自身にも向かう言葉だよね。
自分で自分を斬りつけてる。
自分がすべての型を使うことができるようになっていれば、自分が雷柱になってて、こんな事態にはならなかった、という深い後悔があるんだろう。
自分が泣いてばかりだったから、逃げてばかりだったから、こんなことになってしまった、という後悔。
自分がもし炭治郎みたいに真摯に修行をしていたら、こんなことにはならなかったかもしれない、という後悔。
そんな自分を責める気持ちが、善逸を眠りに逃げることを許さないのかもしれない。
『チェンソーマン』(第8話 チェンソーVSコウモリ)
「テメん腹ぁ裂いて! 胸揉むんだ! よ!!」とか「野郎の命なんざぁあ~! 知るかア!!」とか、いろいろ正直すぎるぞ、デンジ。
コウモリの悪魔を倒せたのはよかったけど、人が乗ってる車を投げたのは、さすがに後で問題になるんじゃ……。
それにしても、全力になるとほんとに強いなチェンソーマン。
これだけ血を流したら、貧血で倒れそうだけど。
『食戟のソーマ』(297 欠けた半月)
イサミくんがずっとスリムモードのままだとタクミくんは心配になるのか。
私は、伸び縮みを毎年繰り返してる方がからだに悪いと思うんだが。
とりあえず、あいかわらず兄ちゃん一筋なイサミくんがみれてうれしいです。