『週刊少年ジャンプ』2019年12号 感想

『ハイキュー!!』(第338話 小さな巨人決定戦)
もう7周年か……いまや『ONE PIECE』に次ぐ古株だもんな……。

『ジャンプ』の表紙の星海が青白すぎてなんか笑った。
いや、配色的なあれでこんなカラーリングになったんだろうけど、なんか『NARUTO』に出てきそうな感じだな。

「5番の人は冴子ちゃんの弟なの!?」ときかれて「そうよイケメンでしょ??」って応える冴子姐さん。
本当にこの人、弟のことが大好きだな!
でも、バレーボールのことはよくわかってないらしい。
そして、お昼ごはんの時に泣いてたあかねちゃんは、はやくも冴子さんに懐きまくりである。
このお姉ちゃんズ&妹ちゃんが並んでる絵がなんかよいな。

そうかっ、いつのまにか烏野は全国ベスト8になってたのかっ。
読んでた時、山口くんたちと一緒に「おお…!」ってなった。
そして「ベスト8…思えば遠くまで来たもんだ」と言ってる大地さんの横で、「もっと遠くまで行くけどなっ」って合いの手入れてるスガさんがなんかかわええ。

影山くんのバレー日誌か……小学生の時から書いてるのかな……。
毎日毎日毎日、飽くことなく上を目指し続けてきたんだろうな、影山くんは。
その積み重ねに対する答えが、中学時代のあのトラブルだったんだから、そりゃあ簡単には立ち直れなくなるよな。
でも、そんなことがあっても、影山くんはバレーボールをやめようなんて微塵も考えなかったに違いない。

誰も受けてくれなくなったトスを、今では日向くんが「もっともっと」と要求する。
影山くんにとって日向くんの存在は、思ってた以上にでかいのかもしれない。

からあげ、サイコロステーキ、生姜焼きでは生姜焼きが優勝なのか。わかる!

日向くんが憧れた元祖(?)小さな巨人がこのタイミングで登場か!
まあ、「小さな巨人決定戦」なんだから、ここ以上にふさわしいタイミングはないのか。
なんかめっちゃ普通の大学生って感じだな。

すでにバレーボールやめちゃってるってのはわりと想定内だった。
続けてるのなら、日向くんが何かしらの形でおっかけてそうだもの。
でも、ケガとかそういうので引退したのかな、となんとなく思ってたんだけど、「他にやりたい事があった」とは。
ツッキーの言う「たかが部活」だったということ?
でも、身長が低いのにエースやってて全国行ったってのは、生半可な努力ではないよな。
あの鵜養監督の猛特訓に耐えた猛者だし。

『ONE PIECE』(第933話 "武士の情け")
ビッグ・マムがかわいくなってる。
まあ、いろいろあって歪んじゃったけど、元々のシャーロット・リンリンは人懐っこいキャラだったもんね。

『鬼滅の刃』(第146話 誇り)
珠世様が大変なことになってるのに、愈史郎はどうしてるんだ、と思ってたら、鬼殺隊の隊員としてしれっと潜り込んでた。
まあ、支援要員としてはかなり有用だからな愈史郎。
めっちゃ不本意なんだろうけど、珠世様に頼まれたら否とは言えないしな。

大変なケガを負って、愈史郎にさんざん脅されて、普段の善逸ならぎゃあぎゃあ泣きわめくところだろうに、黙って涙を流すだけ、というのはキツい。
今は、爺ちゃんを亡くした事実を受け入れるだけでせいいっぱいなんだろうな。

獪岳は上弦なのに弱すぎだろ、と思ってたんだが、鬼になって手に入れた術や能力をまだ使いこなせてなかったからか。
それは、元々もっていた強さに鬼の頑丈さが上乗せされた程度だったということ?
まあ、元・上陸だった兄妹は柱である宇髄さんに、炭治郎、善逸、伊之助、さらに嫁さんズが総がかりでようやく、しかも、宇髄さんの片目片腕が犠牲になってるからな。
同じ上陸でも強さがケタ違いなのは確実だろうな。

猗窩座がうっきうきで再登場してめっちゃ笑った。
そうか、炭治郎と義勇さんが猗窩座担当か。

『アクタージュ act-age』(scene53.告別式)
巌さんの告別式。
天球の団員じゃないのに、看板役者の阿良也くんの隣に立つ夜凪ちゃん。これが舞台ならセンターポジション。
巌さんの家族は逃げてしまった、という話だったから、この葬儀は劇団天球が仕切ってるんだろうな。
だとすると、夜凪ちゃんのあのポジションは劇団員たちの意思なんだろう。

記者の意地の悪い質問をさらっとかわすアキラくんかっこええ。
天球の中ではただのいじられキャラと化してるけど、子供の頃から芸能界を生き抜いてきている強さを感じる。

文字通り夜凪ちゃんにべったりな阿良也くん。
この絵をみたら千世子ちゃんがどう思うか……。

星アリサには、自分が自分でなくなった、と自覚した瞬間があったんだろうな。
そして、それが夜凪ちゃんの身に降りかかることを心配している。
やり方が苛烈すぎるところはあるけど、星アリサは本当にやさしい人なんだろうな、と思う。
巌さんも黒山さんも、自分は人でなしだ、という自覚があって、自分の求めるもののために、役者たちを振り回しまくっている。
星アリサはそんな役者たちを見捨てられないから、演出家や監督を自分の制御下に置こうとして、スターズを立ち上げたんだろう。

星アリサが「良い話には気をつけなさい」と言った直後に、「良い話を持ってきました」と言う新キャラ登場。
この流れめっちゃよいな。
それにしても、うさんくささがものすごいな、この新キャラ。

天知を警戒して、すっと夜凪ちゃんを守るように動く4人の絵がかっこええ。
みんな黒服なこともあいまって迫力がある。
「事務所通されましたか」と落ち着いた雰囲気ながらも警戒心をあらわにするアキラくんとか、本当にかっこええ。
さっきまでノンアルで酔っ払ってた七生ちゃんがきりっとしてるのもよい。
アキラくんにじゃれてたの、半分演技だったのかな。

「本当に良い見世物…失礼…良い舞台でした」と一応訂正したのに、その直後に「さて次は私の見世物になりませんか」ってすごいな!
夜凪ちゃんを見世物にして商売したい、ってこと隠す気がないんか。
本当に正直者なんだな。

黒山さん、星アリサ、デスアイランドの監督にそろって警戒されてるとか、これまでに相当なことやってきたんだろうな。
でも、芸能界に居続けられてるということはそうとう有能なのかな。

『呪術廻戦』(第47話 呪具)
別記事(背負うものの多寡)になりました。

『ゆらぎ荘の幽奈さん』(147 千沙希さんのこの10年間)
この展開、千沙希ちゃんがかわいそすぎる……。

『チェンソーマン』(第10話 コン)
なぜか『呪術廻戦』と「コン」つながりしてしまった『チェンソーマン』。
えっ、こんなのがかぶることってあるの?

「じゃあ夢バトルしようぜ! 夢バトル!!」「てめえの夢ェ! 胸揉む事以下な~!?」って、なんだよおまえ小学生かよ、ってなったんだけど、デンジの育ちを考えると、メンタルは案外そのレベルまでしか成長できていないのかも。
家族はなく、教育を受けることもなく、ひたすら身を削られて、心のよりどころはポチタだけだったんだもんな。
そう考えると、唐突に「夢バトル!!」とか言って、悪魔につっこんでいくデンジがめっちゃ悲しくみえてくる。
年相応に大人から与えてもらったものが何もないから、年相応に成長できていないんだよな。

デンジはすでに以前では考えられない夢のような生活をしている。
実はデンジが叶えたい夢なんかないんじゃないか?
でも、デンジは夢をみなければならない。
それがポチタの願いだったから。
そこで思いついた「胸を揉みたい」という夢。
しょうもないと言えばそれまでだけど、デンジにとってこれは壮大な夢なのかもしれない。
だって、女性から胸を揉んでもいいという許しを得て胸を揉む、というのは、自分を相手にしてくれる女性なんかいるわけがない、と思っていたデンジにとってこれはかなりハードルが高いんじゃないのか?

アキがめっちゃ強かった。
そうか、こんなに強いのか。
このアキを心酔させてるマキマさんはどんだけなんだよ。

「俺は夢バトル……」とかわけわかんないこと言ってるデンジに動じないアキ。
さすがだ……。