『週刊少年ジャンプ』2019年29号 感想

『鬼滅の刃』(第162話 三人の白星)
表紙&巻頭カラー!
いつも思うんだが、このマンガの『ジャンプ』表紙のカラーってなんか微妙になるよね。
表紙はデザイナーさんのオーダーが入るので自由には描けない、ときいたことがあるのでそのせいなのかな。
巻頭カラーの方はかなりいい感じなんだけど。

しのぶさん、元から童磨に喰われる計画だったのか。
最期に童磨に言った「地獄に堕ちろ」という言葉は、自分が倒れても他の誰かが必ずおまえを倒してくれる、的な意味ではなく、計画に見事にはまった童磨に対する勝利宣言だったのかもしれない。
一年以上も前から、童磨に喰われるために毒を飲み続けたとか、覚悟が重すぎるよ。
体重が37kgとか軽すぎる、と思ったけど、毒の関係でからだがかなり弱ってたのなら、わりと有り得そうな数字かな。
まあ、この小柄さでは、鬼の頸が斬れないのもいたしかたなし、か。

感情をようやく表に出せるようになったカナヲちゃんが、感情を口に出すことができず「嫌だ」と心の中で繰り返しているのがつらい。
しのぶさんの覚悟を目の当たりにし、翻意を促したいけどかなわず、ならばせめて同じ道を歩ませて欲しいと願い出ても理路整然と却下される。
カナヲちゃんに厳しすぎる。

できれば、しのぶさんには自分が生き残る道を模索して欲しかった。
でも、しのぶさんはそれを考えなかった。
童磨を殺すことのみ考えていた。
そこまでの執念をかけなければ、上弦の弐は倒せなかったんだな。

しのぶさんは"柱"として常に自分を律して、弱いところなんかみじんもみせなかったけど、炭治郎に「いつも怒っているかもしれない」「だけど少し…疲れまして」と弱音を吐いていた。
あの時点ですでに死ぬ準備をはじめていたんだな……。

童磨の頸は斬れたけど、これ本当に死んでるのかな、と不安になる。
猗窩座は頸を斬られても死んでなかったし……。

『チェンソーマン』(第26話 銃は強し)
なんか掲載位置が爆上げしてるんだけどナニユエ?

デンジ、敵の仲間を人質にして脅すとか、どっちが悪役かわかんないことまでやったのに負けるとか!
胴体まっぷたつはグロすぎる。
でも、ばらばらにされても生きてた前歴があるからなあ。

「デビルハンターも人だ…! 銃には勝てんだろう…!」
銃規制がめっちゃ厳しいという設定の世界で、銃でおそわれた時の用意なんかしてなくても当然だよなあ。
そもそもデビルハンターは悪魔退治がお仕事だから、人間相手の戦闘訓練はそんなにしてないのでは?

しかし、その前提をくつがえすかのように、生きていたマキマさん。
これは、マキマさんが「人」ではない、ということを示しているんじゃないの?

てか、迎えにきた人のマキマさん襲撃の報をうけたリアクションが「じゃあウチら待ち損かよ~!?」なの、なかなかひどい。
もしかして、マキマさんめっちゃ嫌われているのでは?

あれだけ派手に撃たれてたのに、何事もなかったかのように普通に歩いてて、「これは返り血。私は撃たれなかった」と嘘をつく。
これは、マキマさんが自分の手の裡を隠したってことなのかな。
あるいは自分の「正体」を。
襲撃犯のからだにでっかい穴があいてるのは隠さずに放置してるみたいだけど。

公安の連中がほぼ全滅。
生きてるけど死にかけてるアキ。
どこに行ったかわからないパワーちゃん。
襲われたはずだけど描写されていないコベニちゃん。
この3人くらいしか生存の望みはないのか?

そう考えると、やっぱりマキマさんの余裕っぷりが、余計、こわくみえてくるんだよね。

『アクタージュ act-age』(scene69.3日間)
夜凪ちゃんはなんで制服で登山やってんの?
まわりの登山客はガチ装備だから、ハイキングルートじゃないよね、これ。

夜凪ちゃんサイドの演出家は、原作者か。
脚本がまだ完成してない、みたいな話があったけど、この人が書いてるんだろうな、やっぱり。
シナリオをつめきれなくて、夜凪ちゃんと同じ発想であそこにいたのかな。

『ハイキュー!!』(第353話 静かな覚醒)
旭さんは自分を信じきれないでいるけれど、影山くんは旭さんのことを疑っていない。
そのことに安堵するスガさん。
そうだよね。旭さんがアタッカーとしての自分を信じるためには、まず、セッターが旭さんを信じてくれないとね。

『呪術廻戦』(第63話 共犯)
別記事(様々な共犯のかたち)になりました。

『神緒ゆいは髪を結い』(第14話 偽りのMusetto[笑顔])
なんか、小西克幸さんの声でしゃべりそうなお兄さんが現れた!