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『アンデッドアンラック』(No.143 You can't avoid this!) 感想(祝! 連載3周年突破!)

今週の『ジャンプ』、表紙が『アンデッドアンラック』で背表紙もアンディ。 アンデラ尽くし! アンデラの『ジャンプ』表紙恒例の、風子ちゃんを抱っこしてるアンディがみられなかったのはさびしいけど、ニコがイチコさんを抱っこしてるのでヨシ! 4周年の時はジュイスさんを抱っこしてるヴィクトルがみたいです! 風子ちゃんのドレスは、豪華客船に乗り込んだ時のやつかな? アンディ、おでこの「リメンバー」がなくなったせいなのか、ちょっとかわいくなったな。 巻頭カラー絵の方は風子ちゃんとボイドさんの対戦ポスター(?)。 体格差がありすぎだし、性別差もあるしで、こんな対戦世間に受け入れられるのか? と思うわけだが、風子ちゃん「彼」とアナウンスされてるんで、ユニオンの科学力でごまかされてるんだろうな。 ところで、ニコはなんで眼帯つけてるんです? 丹下段平リスペクト? なんかのセンサーが仕込まれてるのか? ボイドさん「9度目の防衛戦」ということは、すでに8回防衛に成功してる? コミックス1巻のプロフィールだと、3度目の防衛戦の時に「不可避」になった、とあるので、やっぱり細かいところは変わるんだね。 フンスしてるジーナちゃん、かわいい! あと、風子ちゃんのパンチくらってうずくまってるニコがかわいそうなんだけど、イチコさんはめっちゃ笑ってるな。 風子ちゃん、腹筋がすごいことになってる。 めちゃくちゃがんばったんだろうな。 「不運」を使わず、ボイドさんに真正面からぶつかろうとする風子ちゃん。 「これがボイドさんの最後の試合なんですから」という言葉に、そうなんだよなあ、ってなった。 対戦相手を殺さずに済んだとしても、フェアなボクシングはやりようがなくなるから、プロボクサーとしては引退するしかないよね。 ボイドさんがめっちゃ本気で戦ってくれてる。 「最高の試合がしてぇ!!」ってのも、風子ちゃんがその相手としてふさわしい、って認めてるってことだからね。 本来なら風子ちゃんは対戦相手にすらならないんだけど、ボイドさんのファイターとしての嗅覚が、風子ちゃんと戦うべきだ、と確信させてるような感じがする。 「あなたの最後の試合を最高のものにしたい!!」 ここの風子ちゃんの表情がバトルジャンキー風味で、ちょっとこわい。 その「最後の試合」を「最高の試合」とボイドさんが認めた時、「不可避」が発動! さすが「神」だな! ...

『週刊少年ジャンプ』2023年08号 感想

『アンデッドアンラック』 (No.143 You can't avoid this!) 別記事(祝! 連載3周年突破!)になりました。 『ONE PIECE』 (第1072話 “記憶の重さ”) ロックス海賊団員のクローンまで出てきたんだけど、これから強力キャラのクローンが出てくる可能性を常に考えることになるって、めっちゃ怖くない? エースは海軍に捕まってた時期があったんだから、クローンが出てきても不思議はない、ってことになる。 『呪術廻戦』 (第210話 未知への供物・2) 別記事(代わりはいない)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第94話 会話1335) 別記事になりました。 『暗号学園のいろは』 (第八号「踊る戦争に見る戦争」) 見開きで様々な踊りを披露するいろは君がかわいすぎるんですが。 なんかこのマンガ、いろは君のかわいさを愛でるマンガになりつつある。 『ウィッチウォッチ』 (93 WATCHDOG) キツネ娘なネムちゃんがめっちゃかわええ! ネムちゃんに誘われてめっちゃドキドキしながら動物園に来たけど、お目当てはウルフの方だった、と謝られて「そっか」と応じるケイゴの表情がめっちゃせつない。 これ、ネムちゃんが全部、話してしまえれば、いろいろ解決するんだけど、どうしても踏ん切りがつかないんだろうなあ。 ウルフも自分だ、とわかっていても、記憶が伝わらないからどうしても距離は縮まらないよね。 これ、ウルフにはケイゴの記憶が伝わるのに、その逆はできない、っていう設定が秀逸というか、気の毒すぎるというか。 ウルフはウルフで、ケイゴは戦わなくていい、自分が戦うからおまえは好きなことだけしてろ、みたいなこと考えてるっぽい。 『人造人間100』 (第6話 駒) ルカの「子供が戦うのを平然と受け入れる大人の方がおかしいでしょ?」って台詞があまりにも真っ当だった。 この組織、基本的にはものすごく真っ当なんだと思う。 でも、そんな人ばっかりだと人造人間たちにはどうやったってたちうちできないから、部下に「絶対的ルールの下に動く駒」になることを求めるボスが必要なんだろう。 ラスト2ページのNo.100の言動がめっちゃかわいくて、これを常に、演技だ騙されるな、と覚悟を確認し続けるのって、めっちゃストレスじゃない? あしびが「俺にストレスを与えないための演技」がストレスだっ...

『呪術廻戦』(第210話 未知への供物・2) 感想(代わりはいない)

栗栖ちゃん、呪霊に育てられてたのか。 「天使」にからだ乗っ取られてるのに落ち着いてるな、もう慣れちゃったのかな、と思ってたんだけど、そういう存在があたりまえにいる環境で育ってた、ということか。 で、そこから救ってくれたのが、五条先生とまだ子供だった伏黒。 伏黒はこんなちっちゃい頃から呪術師としての仕事をしてたんだな。 修行と称して五条先生が連れまわしてたのかもしれない。 ちっちゃい伏黒も、伏黒がちっちゃいのででっかくみえる玉犬・白もめっちゃかわいい。 五条先生が普通に伏黒をかわいがってる感じが良いなあ。 伏黒も不服そうにしてるけど、頭ぐりぐりされても怒ってないし。 てか、五条先生、何年振りの台詞? こんな出会い方してたら、そりゃあ伏黒が特別な存在にもなる。 一方、現在。 虎杖と伏黒は米軍のガイド役だった日本人から事情聴取していた。 日本で「呪力は夢のエネルギー!」的な話が出てこなかったのは、呪術師が国のトップだったから。 まあ、自分たちで呪力を独占して非術師を見下して、その人たちから金をまきあげる方を選ぶのは当然か。 虎杖はコロニーに投入された軍人たちを「助けよう」と即決。 虎杖ならそうなるわな。 伏黒は、助けることで羂索の計画を狂わせられるのなら、それもあり、みたいな感じ。 しかし「天使」は助けなくていい、という判断。 すでに手遅れ状態なので、軍人たちを助けても助けなくても結果は変わらないから、貴重な術師の戦力ダウンは避けるべき、という考えか。 「俺はオマエらを信用してない」 虎杖の台詞の「オマエら」のとこが強調されてるのは、「天使」と来栖ちゃんの両方を信用してない、と受け取られてもかまわない、ということか。 ここで虎杖の言葉の意味を察し、「不愉快です」とはっきり言える来栖ちゃん、強いな。 でも、伏黒は「オマエら」というのは、「天使」と宿儺のことだと解釈した。 なるほど、そう受け取ると虎杖の言うことはもっともだ、ってなる。 でも、宿儺のことを知らない来栖ちゃんが、自分のことを言われた、と解釈するのは自然なことなんだよね。 受肉して他人の肉体を乗っ取るやつらなんか信用できない、的な言い回しをすれば誤解は生じないわけで、この台詞はいじわるだよな。 気ままにみえて、めっちゃ他人を気遣う性格の虎杖「らしくない」んだよ。 「伏黒と合流して来栖が……釘崎の代わりみたいになるの...

『逃げ上手の若君』(第94話 会話1335) 感想

前回は「ディベート」で今回は「会話」か。 ディベート大会(?)は終了。 これは引き分けということでよいのかな? 「…ふぅ 久々に大声で話したから疲れた」 ここの直義の表情がめっちゃ良い。 なんか、一仕事終えて愚痴ってる会社員っぽい。 話す言葉はすべて嘘か駆け引き、みたいな人だけど、これだけは本音駄々洩れって感じがするな。 でもまあ、その言葉は本音でも、言動のほとんどは駆け引きで、当然のことながら直義は戦をやめて退く気はゼロ。 「卑怯者ー! お前なんか嫌いだ!」 「ああ 私もお前が嫌いだ」 これがもしかしたら、ふたりの最後の本音トークになるかもしれない。 三方から攻められる時行軍。 しかし、頼重は落ち着いている。 「戦が弱いと言われる理由もよくわかった」ってどういうことなんだろうね。 ここでまさかの叔父上の活躍か……。 叔父上の曲者感がめっちゃかっこええです。 いくつものシュラバをくぐりぬけてここにいる方だから、肝の据わり方が半端ない。 時行の戦い方は時行にしかできないものだけど、叔父上にもまた叔父上にしかできない戦い方があるんだよね。 中先代の乱の結末は知ってるんだけど、そこにいたる過程の情報をできるだけいれないようにしているので、どんなことになるのかめっちゃ楽しみ。 できれば、鎌倉党の三浦殿には生き延びて欲しいものだ。 それにしても、鼻ほじったり耳ほじったり、ほじるの好きな兄弟だな。

『ワールドトリガー』第229話「遠征選抜試験・26」+第230話「遠征選抜試験・27」 感想(真のやる気スイッチ)

オサムが言ってたズルい(?)やり方とは、映像問題の質問文をカメラでとったうえで、20問をひとり4問ずつ担当を振り分け、さらに、ひとりのPCをみんなでみることで映像を4回繰り返して観ることができる、というもの。 なるほど、ひとりひとりの負担を減らし、さらに答え合わせの機会をつくれば、ほぼ間違えないな。 オサムが有りだと思うのは、課題のとこに「発想力」を測ります、と書いてあるからか。 発想力は必要なさそうな問題にあえて「発想力」と記してある意図を察しろ、みたいなこと? ボーダー上層部わりと親切だな、 オサムの説明をきいて「採用だ」と即決し、「責任は俺が持つ」と言い切る諏訪さんがかっこ良すぎる! 本当にオサムにとって隊長が諏訪さんてのは超ラッキーだよね。 若村はこれができなくてうだうだしてたんだよな……と思うけど、諏訪さんと比較するのは酷すぎるよな。 で、この件を若村に教えたいと言い出した香取ちゃん。 若村のためじゃないよ! 若村から迷惑こうむってる隊員たちのためだよ! とツンデレってるけど、みんな、これで香取ちゃんの気持ちを察した。 この連中、本当にそういうのを察知する能力が高いな。 ここで、ヒュースのために、という言い訳をつくって、香取ちゃんの気持ちを逃がしてあげる隠岐は、顔だけでモテてる男じゃないよ! 実際にモテてるかどうかはわからんけど。 諏訪さんも笹森のためにもなるから、と了解。 笹森のことを心配してるのは本当だろうけど、香取ちゃんの気持ちを汲んでくれたんだろうな。 そして、オサムだけはなんにもわかってなさそう。 だけど、香取ちゃんの提案で情報を提供することになりました、とちゃんと添えたのは、さすがの気遣い。 「日頃のオレから学んだようだな」とか言っちゃうヒュースがかわええです。 そして、三浦から香取ちゃんの「万能適正」スキルについての考察が届いた。 なるほどコピー能力か。 他人の技を真似て実戦で使うレベルまで持ってくのが異様にはやい、というのは香取ちゃん独自の能力と評価された可能性がある? メールの〆が「うちの隊長をよろしくお願いします」なのが、いかにも三浦らしい。 六田ちゃんが不安そうだったのは、予想通り並列処理苦手問題か。 事前に漆間隊長から古寺に報告がいってたらしい。 なんだかんだでやっぱり漆間隊長いい人っぽい。 しかも、漆間隊長が守銭奴キャラなのは、六...

『アンデッドアンラック』(No.142 Face Off) 感想(信頼を増やす)

『ジャンプ』の集合表紙絵には、当然のごとく二人そろっているアンディ&風子ちゃん。 今回は肩車でいちゃいちゃですか。 あと、アンディのおでこからカードが消えてる。 さて本編。 記者会見場でボイドさんに挑戦状をたたきつけた風子ちゃん。 ボイドさん、怒りの臨戦態勢、かと思ったら、ガウンをかけてくれてサインまで書いてくれた。 ちゃんとスペルまで確認してるし、ファンサービスが行き届いてるな! さらに、ツーショットの写真を撮らせてくれて、風子ちゃんがボイドさんのあごにパンチをいれてる風のポーズまで決めてくれるとか。 「…ファンだと思われてんな」「…そりゃね」というニコとイチコさんの会話には納得しかない。 それにしても、ナメられすぎて半泣きな風子ちゃんかわいすぎない? ボイドさんの本来の対戦相手はどうなったのかと思ってたら、風子ちゃんが土下座して説得したのね。 チャンピオンへの挑戦権獲得のためにものすごくがんばったろうに、わけわからない女の子が言うわけのわからないことに説得されてくれるとか、めっちゃいい人だな。 風子ちゃんの態度が、それだけの必死さと真摯さを感じさせるものだったんだろうけど。 ボイドさんの「不可避」は試合の中でしか発動しない。 だから、悲劇の回避とボイドさんの勧誘は、試合をしないとはじまらない。 ニコは最初っから、風子ちゃんのやり方は無理があると思ってて、風子ちゃんを本来の対戦相手と思い込ませる手はずを整えていたんだろうな。 でも、風子ちゃんはあくまでもボイドさんを説得したい。 「私は私で皆と出会いたい」 ボイドさんにひとつも嘘をつかずに、納得して仲間になって欲しい。 ボイドさんに信頼して欲しい。 で、その風子ちゃんの想いはボイドさんに通じたらしい。 「何だお前 本気でオレと戦る気か?」 殺気で風子ちゃんを殴ったボイドさんすごいな。 ボクシングのすばらしさを生き生きと語るボイドさん。 本当にボクシングが好きで、ファンサービスをしっかりやるエンターテイナーなんだな。 「お前はお前の世界でNo.1を目指せ!!」 めっちゃいい言葉なんだけど、風子ちゃんにとっての「世界」ってのは、「神」にふりまわされてる地球全体、人類全体のことだからなあ、前提が違う。 それにしても、風子ちゃん、本当に強くなったな。 ボイドさんに気に入ってもらえて、ボイドさんの承認もらって、周囲の人間たち...

『週刊少年ジャンプ』2023年06・07合併号 感想

今年最初の『ジャンプ』です。 今年もよろしくお願いします。 2号連続の集合絵表紙、今号のテーマは合格祈願。 坂本さんが千夏先輩をおんぶしているようにみえて、ちょっと笑ってしまった。 『ONE PIECE』 (第1071話 “英雄出撃”) ロブ・ルッチの、ルフィを四皇と認めていないから、四皇に手を出すなと言われてるけどルフィを攻撃するのはOK理論に笑った。 「呆れた…」って言われるのも当然だけど、ロブ・ルッチの中ではちゃんとつじつまあってるのかもしれない。 思い込みが激しそうな人だし。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS102 終幕) 「4DXだ」って言って、京を椅子に乗っけて吹っ飛ばしたのすごいな。 京単体でもかなりな重さだと思うんだけど。 坂本さんと京の戦う姿が大きく投影されてる絵の見開きが、めっちゃかっこよかった。 戦闘シーンの描き方のバリエーションが本当にすごい! 発想もすごいけど、絵としてのかっこよさが本当にすごい! 『呪術廻戦』 (第209話 未知への供物) 別記事(すべてが供物)になりました。 『人造人間100』 (第5話 無知) なるほど、人造人間はナンバーが大きいほど性能があがる、って話だったけど、ナンバーが小さいほど生きている時間が長く経験値を持っている、という話でもあるのか。 人造人間たちが人間たちの肉体を手に入れただけじゃどうにもならない。 自分の肉体に縫合してもらう存在が必要で、それがNo.1。 だから、No.1さえつぶせばいいだけの話、というのは納得だ。 わりと愛嬌ある感じだったNo.100だけど、それもあしびを懐柔するためにつくってたキャラだとしたら怖いな。 あしびの肉体をより良い状態で守ろうと必死なのは嘘じゃないんだろうけど。 ここで、No.100にだまされてた! 嘘つき! ってなるんじゃなく、だまされてた自分が悪い、もうだまされないようにしないと! ってなるあしびの覚悟が決まりすぎてる。 大人が子供に対して「彼女は君の手におえる生き物じゃないんだ」と考え、戦うのは大人たちがやるから子供は安全なところで保護されていろ、というのは、ものすごく真っ当な考えだと思う。 でも、あしびはそれを拒否し、「武器」であるNo.100を手放さずに、もっとうまく運用しようと考えてる。 過酷な状況を嘆くことなく、求めるもののために突き進む、その強さは...

『呪術廻戦』(第209話 未知への供物) 感想(すべてが供物)

前回のヒキがあれだったので、どういうことになるのかと思ってたら、時系列がちょっと戻って虎杖たちの話になった。 フル装備な軍人たちが詰め込まれているヘリや社内で連呼される「よぉ俺はコガネ!!」はシュールだな。 コロニー侵入時に虎杖と伏黒がバラバラに転送されちゃってたけど、あれコガネに応答しなければよかったのか。 わかるかそんなもん! 羂索と裏梅がいるのは禪院家? 宿儺の“浴”ってなに? と、いろいろ気になる。 禪院家は呪術的な儀式をするのに適した立地にある、とかいうことはありそう。 もしくは、建物に呪術的ななにかを施されているとか。 真希さんと真依さんが放り込まれた部屋には、呪霊がつめこまれていたようだし。 米軍に襲われるプレイヤーたち。 軍隊に狙われるという発想はないし、あったとしても対応策がないよな。 覚醒タイプの呪術師は普通の人間相手に殺し合いができるメンタルは持ち合わせてない、というのもその通りだろうし。 軍人さんたちの方も、いろいろと説明受けていても、ヘリコプターおじさんみたいなのと遭遇したらめっちゃビビっただろう。 ヘリコプターおじさん、果敢に反撃したようだけど、ダメだったか……。 日車さんの術式だと多人数相手にどう対応するのかな……。 呪術師は呪力でもって殺さないと呪霊になる。 これは大量の呪霊がわきそう。 ここまで生き延びてきた呪術師なら、それなりの強さだろうし。 さらに、返り討ちにされた軍人たちも、死の間際にはわずかな呪力を放出する。 わずかでも大量に送り込まれていれば、それなりの量になる。 あますことなく使い切ってるな……。 ところで、背後から投げられたスタンをとっさに蹴り飛ばす虎杖はなんなの? あいかわらずとんでもな身体能力。 それよりもとんでもなのは、コサックダンスで銃弾を避ける高羽だけどな。 いや、高羽がウケると思えばなんでも実現するとか、これうっかりすると世界観が壊れるほどの設定じゃない? 伏黒はわりと冷静。 伏黒の式神は非術師を追い払いやすい気がする。

『逃げ上手の若君』(第93話 ディベート1335) 感想

時行と直義のディベート大会(?)開催中。 直義の猛攻を時行はうまく押し返していたけれど、それは頼重の仕込みというところを突かれて、時行がピンチ! まあ、10歳の子供がそんなペラペラと話をきれいにまとめられるはずがないってのは確かだな。 この程度のことなら頼重が予想して対策を立ててても不思議はないし。 「幼子に対し言葉が過ぎたか」というのは、子供にキツく当たっちゃって悪かったな、という気持ちから出た言葉ではなく、時行はまだ頼りない子供なんだよ、ということを周囲にアピールするための言葉なのかな。 「宿命に縛られ苦しむお前を見たくないのだ」 この言葉で冷静になった時行。 時行にかける情けなど、直義は持ち合わせていない。 直義の言葉は、時行を素通りしすぎたのかな、と感じる。 それまで、バチバチな圧で攻撃をしかけてきたのは、直義の方便であって本心ではなかったかもしれないけど、少なくとも本気だった。 だけど、この言葉にはなんにも気持ちが乗っかってなくて、時行にそれが通じてしまったのかな、って。 ここから、北条がおさめていた過去のことから、足利が狙う未来に論点をずらしたのうまいな。 足利が北条を倒して帝に権力を戻したものの、その帝が悪政を布いたら、それは足利が余計なことをした、ってことになる。 その帝を足利が倒せばいいとこどりができるよね、と護良親王が指摘していたけれど、そこらへんは頼重も気づいていただろうね。 そして「子供だから」という事実を、子供だから大人(=頼重)に利用されだまされる、から、子供だから感情だけで動いても仕方ないよね! にすりかえた。 「気持ち悪いし大っ嫌いだ!!」 大人がこんなこと言ったら、冷静さを失った信用できない大将、という評価になるかもしれないけど、子供が言えば、心情を素直に言葉にした信用できる大将になる。 元々、信濃からついてきてた武士たちは、足利をつぶさないと落ち目になるだけとわかっていたから、「帝も嫌だし足利も嫌だ!」というのは本音だろう。 途中から合流した連中も、足利はともかく帝の政には反発しているんだろうから、帝は嫌、こんな状況をつくった足利は責任とれよ、ってなるだろう。 そして、主君を裏切った人物を、心の底から信用できるかと問われれば、否になるのも普通だろう。 でもまあ、一般人にしてみれば、時行がおとなしくしてくれてれば、戦のない日々が過ご...

『逃げ上手の若君』9巻 箇条書き感想

・9巻の表紙は玄蕃。背景に描かれているキツネが良い。服にさりげにとぐろまいてるものが描かれているんですが…… ・折り返しの著者コメントはSNSについて。松井せんせーがSNSをやられるんでしたら、どんなものを召し上がられているのかを載せていただきたいかな、と思います(←グルメな方という印象があるので) ・「歴史に完結は無い」良い言葉です。時行の物語が完結しても、それが歴史にどのような影響を与えたのか、の考察や妄想にも終わりはないんですよね ・推しの結婚はしかたないとしても、大金を出して一緒に旅行する権利を買ったのに、うっきうきで旅支度をしている時に結婚の報をきいた、とかだったらさすがにかわいそう ・忠誠による狂気が集う城……そこでネウロ×弥子本を大量に買い込んだ身としては…… ・戦で全滅した武士の死に様とか辞世の句とか、誰が伝えたんだよ、と思ってたんだけど、そういうところには僧侶が付き添っていたのか。敵方でも僧侶なら見逃してもらえたのかな ・渋川、戦闘や統率方面のパラメータはめっちゃ高い。部下としては超有能だけど、トップには向かない系の人なんだろうな ・堂々とした『暗殺教室』のダイレクトマーケティング! さすがです! ・岩松も戦闘方面のパラメータは高い。しかし統率方面は弱い感じか ・岩松は渋川には劣るけどメンタルの強さでそれを補ってるイメージ ・編集の東さんは大丈夫なんでしょうか? ・10巻の表紙は吹雪かな? 逃若党でまだ出てないの吹雪だけだし

2022年の『週刊少年ジャンプ』のこと

ちょっと遅れたけど2022年のジャンプの連載まとめ。 まずは、2022年内発売の『週刊少年ジャンプ』(2022年05・06合併号~2023年04・05合併号)の連載マンガ一覧。 1~2月発売分   終了 『破壊神マグちゃん』(全77話+『ジャンプGIGA』で外伝1話)   開始 『あかね噺』   開始 『地球の子』 4~6月発売分   終了 『Dr.STONE』(全232話+読切1話)   移籍 『あやかしトライアングル』(※『ジャンプ+』に移籍)   終了 『アヤシモン』(全25話)   終了 『守れ!しゅごまる』(全26話)   開始 『すごいスマホ』   開始 『ALIENS AREA』   開始 『ルリドラゴン』 7月発売分   休載 『ルリドラゴン』(※無期限休載) 8~9月発売分   終了 『ドロンドロロン』(全36話)   終了 『地球の子』(全27話)   開始 『大東京鬼嫁伝』   開始 『ギンカとリューナ』 11~12月発売分   終了 『すごいスマホ』(全23話)   終了 『ALIENS AREA』(全20話)   終了 『HUNTER×HUNTER』(※週刊連載は終了、以降の展開は未定)   開始 『一ノ瀬家の大罪』   開始 『暗号学園のいろは』   開始 『イチゴーキ!操縦中』   開始 『人造人間100』 通年連載(カッコ内は2023年04・05合併号時点での話数)。 『ONE PIECE』(1070話) 『僕のヒーローアカデミア』(376話) 『ブラッククローバー』(346話) 『呪術廻戦』(208話) 『夜桜さんちの大作戦』(160話) 『アンデッドアンラック』(141話) 『マッシュル -MASHLE-』(138話) 『僕とロボコ』(119話) 『高校生家族』(116話) 『SAKAMOTO DAYS』(101話) 『逃げ上手の若君』(92話) 『ウィッチウォッチ』(91話) 『アオのハコ』(83話) 『PPPPPP』(63話) 2022年はわりと出入りが落ち付いていた印象。 アニメ化までいった連載で終了したのは『Dr.STONE』だけだった。 新連載で定着したのは『あかね噺』だけかな? 『あかね噺』は落語というわりとニッチなジャンルでうまく展開できてると思う。 『ジャンプ』にはあまりない業界ものとしてもよくできてる印象。 『ル...