『逃げ上手の若君』(第94話 会話1335) 感想

前回は「ディベート」で今回は「会話」か。


ディベート大会(?)は終了。
これは引き分けということでよいのかな?

「…ふぅ 久々に大声で話したから疲れた」
ここの直義の表情がめっちゃ良い。
なんか、一仕事終えて愚痴ってる会社員っぽい。
話す言葉はすべて嘘か駆け引き、みたいな人だけど、これだけは本音駄々洩れって感じがするな。

でもまあ、その言葉は本音でも、言動のほとんどは駆け引きで、当然のことながら直義は戦をやめて退く気はゼロ。

「卑怯者ー! お前なんか嫌いだ!」
「ああ 私もお前が嫌いだ」
これがもしかしたら、ふたりの最後の本音トークになるかもしれない。


三方から攻められる時行軍。
しかし、頼重は落ち着いている。

「戦が弱いと言われる理由もよくわかった」ってどういうことなんだろうね。


ここでまさかの叔父上の活躍か……。
叔父上の曲者感がめっちゃかっこええです。
いくつものシュラバをくぐりぬけてここにいる方だから、肝の据わり方が半端ない。

時行の戦い方は時行にしかできないものだけど、叔父上にもまた叔父上にしかできない戦い方があるんだよね。


中先代の乱の結末は知ってるんだけど、そこにいたる過程の情報をできるだけいれないようにしているので、どんなことになるのかめっちゃ楽しみ。

できれば、鎌倉党の三浦殿には生き延びて欲しいものだ。
それにしても、鼻ほじったり耳ほじったり、ほじるの好きな兄弟だな。