投稿

10月, 2025の投稿を表示しています

『週刊少年ジャンプ』2025年47号 感想

『魔男のイチ』 (第55狩 跪け) 幾は「爆蛸の魔法」なのか。つまり、爆発する蛸? 「反世界様にお仕えする【七星座】が一席」というワードがでてきた。 「反世界の魔法」の手下の有力魔法が7人(7つ?)いて、その中でも最強ということ? イチがとっさにウロロを出したけど、一度使うと眠ってしまって戦闘不能になるという最終手段を初手で使ったということは、ここまで本気でやらないと死ぬ、と直感したんだろうな。 後はデスカラス様がなんとかしてくれる、という信頼もあるんだろうけど。 ところでよくわからないモードのイチが出てきたんだけど、ナニゴト? キング・ウロロと合体(?)してキング・イチになった? 『呪術廻戦≡』 (第7話 奪われた者達) 宇佐美さん、呪言師だったか。 手にある蛇の目と牙の呪印を通した言葉が呪言になるシステムなんだろうか。 だとすると、口元にそれがあった狗巻先輩が、話す言葉すべて呪言になるというのも納得できる。 狗巻先輩、気の毒すぎる。 ところで「なんだよ アイツはねえじゃん」って言ってたの、もしかして真人? 真人なら「アイツ」は確実に虎杖のことなんだけど、そうなると虎杖まだ生きてる? 宿儺との戦いのメインメンバーはすでにいない、みたいな話だと思ってたんだけど。 生きてるけど戦えない、ってことなのかな。 踏み絵がもし生き物だったら踏めるか? という問いかけはおもしろい。 たとえ自分の信仰を象徴するものであっても、命がかかっているのなら絵を踏む人はたくさんいるだろう。 でも、たとえばそれが教祖様を蹴ろ、とかだったらどうなるんだろうな……。 「奪われた者には 奪うという選択肢が強く残る」 奪われたら、それを埋め合わせるように、奪う、という選択肢がトップに現れるようになる、というのはなんとなくわかる。 クロスのこの言葉に、虎杖の「一度人を殺したら「殺す」って選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ」を思い出した。 経験は思考や行動の選択肢を増やすけれど、それは良いことばかりじゃないよね。 経験は呪いになることもあるから。 ところで憂花ちゃんが余命半年とか、いきなりすぎてビックリなんですけど! えっ? どういうこと? 『カグラバチ』 (第98話 無能隊長 荻原幾兎) 荻原さんて、双城にやられちゃった隊の隊長さんか! 仲間と自信を失い、絶望して、壊れて、壊れたからこそ強くなった。...

『逃げ上手の若君』(第223話 鬼ごっこ1352) 感想

時行がどれだけがんばったところで北条の世は戻らない。 そもそも時行自身にその気がない。 なのにたくさんの人を巻き込んで、尊氏の命を狙い続けている。 足利の世でそれなりに世の中が安定するのなら、時行たちがやっていることは、無駄に戦を起こして人を死なせ、不幸な人を増やすだけではないか。 そういうクエスチョンはずっとあった。 尊氏の「中の神」をどうにかしないと世界が破滅する、という設定のおかげで、そこらへんは封じられていたけど。 なんかもうそういったことをダイレクトに突き付けてくる松井せんせーには参るね。 そういうだいぶネジがはずれてるけどクリティカルに痛いところをついてくる表現をしておきながら、「「中の神」が相当混乱している様子 とどめを!」とか言われると混乱するというか、若干、雫の方が道理をはずしているようにもみえるというか。 おまけに、こういう混乱を読者に与えることこそが、松井せんせーの目論見なんだろうな、とも思うので、参りました! 降参です! って気持ちになった。 そしてついに、時行が「鬼」になるのか……。

『週刊少年ジャンプ』2025年46号 感想

『超巡!超条先輩』のアニメ化が発表されててびっくり! そんなことあるんだ……。 『左門くんはサモナー』のアニメ化の可能性もあるのかな。 『破壊神マグちゃん』アニメ化の夢も諦められないんだが! 『逃げ上手の若君』 (第222話 三人1352) 別記事になりました。 『魔男のイチ』 (第54狩 踏み入る) 『時操の魔法』は妻の胎内に宿っている子供に力を吸われて弱体化している。 父と子は見えないなにかでつながっている? なるほど、そういうことであれば、習得されてしまったら子供がどうなるかわからない、って考えが出てくるのも納得だ。 『時操の魔法』は子供が生まれたら、魔法としての自分を維持できなくなる、という可能性も覚悟してそう。 そういえば、「魔法」に子供時代ってあるのかな。 幾のころころ変わる表情がかわいすぎて怖い。 『呪術廻戦≡』 (第6話 暴走) クロスは理由をみつけて戦争を起こしたい人かと思ってたんだけど、そうでもなさそう。 てか、人間同士ならともかく、異星人が理由をつけないと戦争を起こせない、というのもよく考えると不思議だな。 絶対に勝てる「兵器」があって負ける心配はしてないのに。 シムリア星人の中にも穏健派がいて、悪意を持ってない異星人たちと戦争するくらいなら別の星を探す、みたいなこと言ってるのかしら。 『さむわんへるつ』 (#5 お揃い) 水尾ちゃんの私服がめっちゃかわいい。表情もかわいい。 水尾ちゃんはかわいいだけでできている。

『逃げ上手の若君』(第222話 三人1352) 感想

『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! 逃若党全員集合か……本当に全員だ……。 吹雪の死が偽装された場面から始まった今回。 どうやら、吹雪の首をはねようとしたけどなんか使えそうだからやめた、という話ではなく、上杉は最初っから吹雪の肉体を手に入れるつもりで長尾にも指示を出してたっぽい。 そういう前提で、吹雪の死を嘆く時行たちに話しかけてたのか、と思うとちょっと笑える。 まあ、「高師冬」が死んで「吹雪」として生きられるようになったので、結果オーライではあるが。 それにしても、父親にも上杉にも虐待される吹雪、かわいそうがすぎる。 助けてもらった恩と、もしかしたら時行の元に戻れるかもしれないという希望があった分だけ、上杉の方がマシだろうけど。 ここで上杉は撤退。 一応、足利一門という立場があるので、尊氏を殺すことに手を貸すことはできないのね。 吹雪を時行に返した時点で十分すぎるほどに手を貸してるけど。 直義の仇は取りたいけど今の立場は守りたい、という上杉にとってめっちゃ都合の良いムーブである。 深い恨みはあってもそれが人生の全てということにならない、という実にバランスの良い判断だと思う。 冷徹な合理主義者にみえるけど、「幼馴染の貴方の死は見たくないし かといって勝つ姿も見たく無い」と言うあたりに、人間らしさがにじみ出てて、本当にいいキャラだよなあ。 ところでなんで最終決戦がゲロまみれの絵になってるんです? でもまあ、時行も弧次郎も吹雪もめっちゃ楽しそうだから、まいっか。

『ワールドトリガー』第258話「遠征選抜試験2・1」 感想

早速、第2試験開始ですよ。 8:45に転送されて9:00に試験開始、ということは作戦タイムは15分。 これだけの人数が動くのにそれだけしか与えられていないのか。 遠征経験者は全体指揮官になれないということで、二宮さんが除外対象になってた。 二宮隊は遠征に行けなかったのでは? って思ったんだけど、東隊だった時に行ったのかな。 だとしたら、三輪も近界に行ったことあるのかな。 全体指揮官を誰にするかでいろいろ意見が飛び交ってたけど、諏訪さんが「じゃあ古寺でいいだろ」って言ったら、あっさり決まった。 「A級のやり口を知ってて頭も回るし 6番隊には木虎もいるしな」ってことは、参謀的なポジションで木虎ちゃんに動いてもらうということかな。 遠征経験者はダメ、というのはA級側にも適用っぽいけど、誰になるんだろう。 ランク上位だけど遠征には行ってない、かつ、A級の中でも古参でみんなのことをよくわかっている、ということで嵐山さんと予想。 A級側にはやっぱり迅さんも入るようだ。 サイドエフェクト使っていいけど、その情報を他者に伝えるのは禁止、というのはちょうどいい塩梅かもしれない。 A級とB級上位&中位が総出で試験って防衛任務は誰がするのよ、という疑問の答えが出てきた。 B級下位+C級だけど使えそうな隊員+各支部のランク戦に参加してない隊員を、忍田さん、天羽くん、那須さんが交代で監督する、という体制か。 天羽くん、監督とかできるの? ひとりで全部やっちゃいそうだけど。 そういえば、那須さんが参加してなかったね、この試験。 体調不良って話だったけど、数日間に渡る試験に出るのは難しいってだけで、めちゃくちゃ具合いが悪いってわけでもなさそうで、よかった。 試験用のマップはB級ランク戦よりもだいぶ広そう。 オサムたちが体育館に転送されたし、街並みも日本っぽいので、これはもしかしてネイバーの大規模侵攻から三門市を守る戦いを想定してる? だとすると、A級はネイバー役になるけど。 二宮さん、勝手にターミナル防御用のシールドの高さを確認してた。 一番前線から遠い場所で試したのは、A級がたどりつく可能性が一番低い場所、すなわち、耐久性をみずから下げちゃっても問題なさそうな場所、ということか。 元々の数値が1000で、弧月でめっちゃ叩いても3しか減らないとは、かなり頑丈だな。 アタッカーひとりで破壊に3分程...

『週刊少年ジャンプ』2025年45号 感想

『魔男のイチ』 (第53狩 重い一撃) 「時操の魔法」の妻の名はミネルヴァさん。 船に住んでるけどわりと豪華なお料理が出てくる、ということは、この船から出られないというわけでもなさそう。 「反世界の魔法」みたいに「時操の魔法」にも下僕がいる、という可能性もあるけど。 「時操の魔法」ことソウさん、寡黙で控えめな性格っぽくて、やたらちゃきちゃきしているミネルヴァさんに振り回されてる感じだし、めっちゃ愛妻家っぽいのかわいい。 争いも好まなそうな雰囲気なのに、なんで犠牲者がたくさん出てるの、と思ったら、ソウさんが暴れてるわけじゃないのか。 「夫が習得されたら! 胎内にいるこの子にどんな影響が出るか分からない!」って、まだ生まれてない子供は、魔法である父親の影響を受ける可能性があるの? ミネルヴァさんが夫を守るためにはったりしかけてる可能性はあるんだろうか。 そもそも人間と魔法の間に子供ができる、という時点で不思議なので、何がどう影響するかわからないのは確かだけど。 そういえば、この「時操の魔法」の状況を「反世界の魔法」は知ってるのかな。 激怒案件になりそうな気がするんだけど。 『呪術廻戦≡』 (第5話 老耄) 「認知機能低下による高齢呪詛師の暴走」って、めっちゃ怖いな。 この年まで生き延びてるということはそこそこ有能なはずで、そんな武器も持たずに容易に人を殺せる存在が、バレないように加減しようとかいう判断力もなく暴れまわるってことよね。 認知機能低下した五条先生とか、想像しただけで怖すぎる。 国が滅ぶ可能性すらあるのに、倒せる可能性はほぼ無い。めっちゃ怖い。 『逃げ上手の若君』 (第221話 恩賞1352) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第221話 恩賞1352) 感想

時行ひきいる逃若党VS足利尊氏を中心にして、両軍が乱戦状態。 時行は「前の天下人の跡継ぎ」という立場だけど、実際に持ってる権力はゼロ状態。 時行のために戦っても恩賞は期待できない。 それでも、時行のために、時行を信じて戦ってくれる人たちがいる。 「ああ残念だ 私は彼を好きになってしまった」 ここの上杉のやれやれって表情がなんともかわいらしい。 彼の忠誠心はいまだに直義に向けられているんだろうけど、時行に対してはただ好きなだけ。 それは上杉にとってたまらなく新鮮な感情なんだろう。 「悪神」としての力を放出しはじめた尊氏。 武力で戦うんじゃなく、瘴気で殺すのか。 これ、足利軍の人たちが見たらどう思うんだろう。 どうにもならなくなった時行たちの前に現れた逆さ凶! まさかの吹雪復活! 上杉からの「恩賞」としてでかい箱が出てきた時は、長尾みたいな強化人間を他にもつくってたのか? と思ってたら、まさかの吹雪だよ。 斬首したことにしてこっそり研究材料にしてたのか。 確かに「素材」としては長尾並の逸材だもんね、吹雪。 いや、この展開は予想してなかった。 ありがとう! ありがとう! ありがとう!

『週刊少年ジャンプ』2025年44号 感想

『魔男のイチ』 (第52狩 フリーズ) 「古代魔法」というワードが出てきた。 これに挑む者に「負けて当然 勝って偶然」と教えるのは、無理して命を落とす前にさっさと撤退しろ、という意味。 魔法の習得は目指さない、少しでも情報をとれればラッキー! ということね。 「時操の魔法」はわりと人間に近い姿。 「反世界の魔法」もそうだけど、高位の魔法ほど人間に近い姿をしている、とかあるのかしら。 で、人間に近いと思ったら、人間との間に子供をもうけることもできるらしい。 えっ? そんなこと可能なの? イチは魔法と人間の間に生まれた子供説をみたことあるけど、ありうるの? 『呪術廻戦≡』 (第4話 繰返す子供) 人類側としては、監査役のマルに戦闘をさせない、ケガをさせない、シムリア星人に敵意をもたれない、もしくは、無能と思われないことが大事。 でも、宇宙人の襲来を知らない呪術師(呪詛師?)は、マルを巻き込んで傷つけることを躊躇しない。 知らないんだから当然なんだけど、自分のやらかしが地球を滅ぼす、とか言われても納得しないだろうな。 『あかね噺』 (第176席 目を向けるべきは) 演出がすごく怖いのよ。 なんかすごくぞわぞわするのよ。 観客が笑うシーンすら怖い。 主人公の朱音ちゃんが覚醒する回だから、少年マンガ的には熱く盛り上がるとこだと思うんだけど、めっちゃ怖い。 すごいマンガだな。 『逃げ上手の若君』 (第220話 悪神1352) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第220話 悪神1352) 感想

尊氏の背中にある腫れ物=「中の神」を露わにすることには成功したけど、それは「中の神」を弱体化させることに成功したってことではないんだよね。 現況が目視できるようになっただけなんだよ。 「南北朝鬼ごっこ 悪神 足利尊氏」 ついにこの文字が登場か。 これが最後の鬼ごっこなんだろうな、やっぱり。 「郎党の期待に応えてやるのも…当主の義務かなと」 直義や高師直のことをちょっと鬱陶しく思いながらも、そう語るまなざしは穏やかだ。 これを言ってた時点では、まだ本来の尊氏の方が色濃かったんだろう。 それを「…思い出した」って言ってるけど、やっぱり記憶がところどころおぼろになっているんだろうか。 そして、久しぶりにみる時行の幼子バージョン、やっぱかわいい! きらきらした目で尊氏をみてた幼い時行は、尊氏に尊敬の念を抱いてた。 それがどうしてこうなった! ってなるよなあ。 海野殿が戦死。 頼重に言われて妻を娶って、「妻子に恵まれ」と最期に言えたことは幸いなんだろうけど……。