『逃げ上手の若君』(第220話 悪神1352) 感想

尊氏の背中にある腫れ物=「中の神」を露わにすることには成功したけど、それは「中の神」を弱体化させることに成功したってことではないんだよね。
現況が目視できるようになっただけなんだよ。

「南北朝鬼ごっこ 悪神 足利尊氏」
ついにこの文字が登場か。
これが最後の鬼ごっこなんだろうな、やっぱり。


「郎党の期待に応えてやるのも…当主の義務かなと」
直義や高師直のことをちょっと鬱陶しく思いながらも、そう語るまなざしは穏やかだ。
これを言ってた時点では、まだ本来の尊氏の方が色濃かったんだろう。
それを「…思い出した」って言ってるけど、やっぱり記憶がところどころおぼろになっているんだろうか。


そして、久しぶりにみる時行の幼子バージョン、やっぱかわいい!
きらきらした目で尊氏をみてた幼い時行は、尊氏に尊敬の念を抱いてた。
それがどうしてこうなった! ってなるよなあ。


海野殿が戦死。
頼重に言われて妻を娶って、「妻子に恵まれ」と最期に言えたことは幸いなんだろうけど……。