『魔人探偵脳噛ネウロ』第191話 金肉【ちょうてん】 感想

『ネウロ』がみつからな~い、と思ったら真ん中よりも前に載ってた。
なにごと~っ、とか思うあたり、我ながら失礼な読者(苦笑)。
個人的なアンケートではここ3年くらいずっとトップを独走してるんだけどね。

今回のタイトルは『金肉』で【ちょうてん】。
こんな漢字あったっけか? と思いながらも一応、探してみたけどやっぱりみつからなかった。
やっぱり松井センセのお手製(?)か(←実はホントにあったりしてね)。

廃墟になってる遊園地で対峙する魔人様&弥子ちゃんと「シックス」&イレブン。
弥子ちゃんは無傷だけど魔人様はすでにボロボロ。
そしてついに「シックス」オリジナルの力が明らかに。

「シックス」の武器は合金と融合した肉体。
「水」(DR)、「土」(テラ)、「木」(ヴァイジャヤ)、「気」(ジェニュイン)、「火」(葛西)ときて、最後は「金」。
そういえば「血族」は鍛冶屋から進化したって話は最初っから出てたね。
あれは「シックス」の能力の秘密の伏線でもあったのか。
実にシンプルな能力だけど、魔人様も認める巨大なパワーとセットになればこれは無敵。
てか私、メタル化した「シックス」見てクリスタルボーイ(from 『コブラ』)を思い出したんだけど……古すぎ?

魔人様のやられっぷりに、弥子ちゃんはイレブンに対して敗北宣言。
てか、弥子ちゃん落ち着きすぎじゃない?
「私が造られた意味、発生から17年でやっと見つけた存在意義。それはパパの役に立つこと」
イレブンは17才とゆーことで確定らしい。多分、弥子ちゃんと同じ年。
サイが探し続けた自分の正体と存在意義。それが「シックスの娘」として「パパの役に立つこと」って、あんまりだ。
アイさんが見たいと願ったものはこんなサイじゃないよ~(泣)。

そしてなぜかいきなり弥子ちゃんが逆バンジージャンプ(←命綱なし)。
「何故、あれを助ける必要がある?」って……あれを「助ける」とは普通、言わないと思う(笑)。
いや、あんなふうに飛ばされたら死ぬから、きっと。
弥子ちゃんが人間離れして頑丈ってデータも、「シックス」は入手済みなんだろうか……。

弥子ちゃんを守る魔人様をいぶかしがる「シックス」に語られる、魔人様が弥子ちゃんを守る秘密。
「肉体にダメージを与える事で…ほんのわずかだが魔力が放出される」から。
そうか、あのDVにはそんな理由があったのか……って、いやいやいや、なにそのこじつけ。
でも、「シックス」は「合点がいった」らしい。
それどうして信じるかな~! って大笑いしたんだけどよくよく考えてみれば、「魔人」なんてゆー存在があるんだから「魔力電池の人間」てのもアリといえばアリなのか。
てか、「シックス」の感覚でいえば、その可能性の行方を見届けたい存在だから、なんて話より、人間電池の方がよっぽど説得力があるんだろうね。
でも、弥子ちゃんは魔人様の活力の源! ってのは嘘じゃないよね(と私は信じてる)。

弥子ちゃんは逃がしたものの、魔人様は変わらずピンチ。
と思ったら吾代が駆けつけてくれたよっ。魔人様がめずらしく吾代をほめたほどのグッドタイミング。
そして魔人様はボロ車に捕まって逃走。
どうやら事前に打ち合わせがなされていたらしい。
魔人様はここで決着つけるつもりなのかと思ってたんだけど、逃げる算段もちゃんと立ててたってことは、これは折込済みの撤退だよね。
とりあえず、「シックス」の能力を探るのが魔人様の目的だったのかなあ。
でも、魔人様の大ボラ(ホントの可能性も10の18乗分の1くらいはあるかも)を信じ、魔人様に回復の方法があると思い込んだ「シックス」は追撃を決意。
う~ん、もしかして「シックス」がここで撤収しないように、あんなこと言ったのかなあ。
とゆーことは、やっぱり事態の建て直しははかるけど、決着を先延ばしにするつもりはない?

ここらで笛吹さんたちの活躍を期待したいなあ。