『魔人探偵脳噛ネウロ』第193話 XI【アンノウン】 感想
魔人様の思惑どおり、魔人様VS「シックス」、弥子ちゃんVSイレブンとゆー構図になった。
「つまり、どのみち我が輩は死ぬのだ」
穏やかな顔で自分の死を予測する魔人様。
「ヤコがイレブンを倒さない限り」
ああ、魔人様は文字通り、弥子ちゃんに命を懸けたのだなあ。
今の魔人様にできるのは時間稼ぎだけ。
つまりは、弥子ちゃんが期待に応えてくれる時を待つだけなんだ。
プライドの高い魔人様が、自分の命を弥子ちゃんにゆだねてこんなにも落ち着いた表情をしてるのを見て、弥子ちゃんは「脳噛ネウロ」とゆー存在の一部として完全に定着したんだなあ、と思った。
一方、ひとりっきりで戦いの場にたたずむ弥子ちゃん。
「心の底では…敗ける気がしなかった」
魔人様の命を背負っちゃってることをわかっててこの落ち着きっぷり……。
頼もしすぎるよ、弥子ちゃん!
そして、陰から弥子ちゃんを観察するイレブン。
「ネウロが無策であいつを放っておく事はありない」
いや、実はほぼ無策なんだけど(苦笑)。
イレブンのことは弥子ちゃんに丸投げされてるなんて考えもしないんだな……そりゃそうだよなあ。
魔人様が頭がきれるってことは周知の事実だから、なんかものすごく意外な手を使ってくるって思うよなあ、やっぱり。
魔人様の姿で弥子ちゃんに近づいたイレブン。
しかし、弥子ちゃんはあっさりと、100%の自信を持って、それが偽者だと見抜いた。
そのことに動揺しまくりなイレブン。
イレブンが持っているのはデータだけ。多分、映像とか音声とか、もしかしたらその時点での心拍数とかいったデータも採れてるのかもしれない。
だけど、人間はデータだけでできあがってるわけじゃない。
魔人様の「信じる」と言った言葉を、弥子ちゃんは信じた。
だからこそ、弥子ちゃんにまかせた仕事を中途半端に取り消すなんてことはないと確信している。
「今のままじゃ役に立つどころか大事な所で足を引っぱるよ」
イレブンの動揺にさらに付け込む弥子ちゃんがコワいよ~(苦笑)。
イレブンの今の存在意義は「シックス」の役に立つこと。その点を見事についてる。心理戦のエキスパートだよ、弥子ちゃんは。
「どこにでもいる女子高生に見破られちゃうんだから」
いやいやいや、こんな女子高生、弥子ちゃんだけだから~(苦笑)。
でも、「シックス」とイレブンはホントにそう思ってるんだよね。だから、このダメ押しはとてつもなく有効だ。
イレブンを挑発する弥子ちゃん。
激昂するイレブン。
そこで「怖がらないで」と言いながら、イレブンのふところにスッと入り込む弥子ちゃん。
この緩急の付け方が絶妙すぎっ。説得のエキスパートだよ、弥子ちゃんは。
そういえば、弥子ちゃんたちを襲った連中の中に「サイ」はいなかったね。
う~ん、気づかなかった。
自分が知っている「サイ」を「イレブン」に伝えようとする弥子ちゃん。
アイさんと葛西が亡くなり、依が記憶を失った今、サイがどんな風に日常生活を送っていたかを知っているのは弥子ちゃんだけ。
そして、サイを心の底から愛してくれる存在がいたことを覚えているのも弥子ちゃんだけ。
弥子ちゃんは勝つためだけにこーゆーことをしてるんじゃないんだと思う。
失ってしまった記憶を取り戻してもらって、すべてを融合した「正体」を確定させて、そのうえでサイに自分の道を選択して欲しいんだと思う。
「狂うほどに」とゆー言葉がそのまんま当てはまるレベルで自分の「正体」を探し求める、とゆー「サイ」の物語。
警視庁の屋上で「シックス」に打ち切られたと思っていたそれが、しっかりとした形で戻ってこようとしている。
そう思ったらなんかちょっと泣けたりしたんだ。
サイの願いを叶えて欲しい。
それがアイさんの全存在を懸けた夢だったから。
次回、センターカラー。
そうか、もう4周年か……。
「つまり、どのみち我が輩は死ぬのだ」
穏やかな顔で自分の死を予測する魔人様。
「ヤコがイレブンを倒さない限り」
ああ、魔人様は文字通り、弥子ちゃんに命を懸けたのだなあ。
今の魔人様にできるのは時間稼ぎだけ。
つまりは、弥子ちゃんが期待に応えてくれる時を待つだけなんだ。
プライドの高い魔人様が、自分の命を弥子ちゃんにゆだねてこんなにも落ち着いた表情をしてるのを見て、弥子ちゃんは「脳噛ネウロ」とゆー存在の一部として完全に定着したんだなあ、と思った。
一方、ひとりっきりで戦いの場にたたずむ弥子ちゃん。
「心の底では…敗ける気がしなかった」
魔人様の命を背負っちゃってることをわかっててこの落ち着きっぷり……。
頼もしすぎるよ、弥子ちゃん!
そして、陰から弥子ちゃんを観察するイレブン。
「ネウロが無策であいつを放っておく事はありない」
いや、実はほぼ無策なんだけど(苦笑)。
イレブンのことは弥子ちゃんに丸投げされてるなんて考えもしないんだな……そりゃそうだよなあ。
魔人様が頭がきれるってことは周知の事実だから、なんかものすごく意外な手を使ってくるって思うよなあ、やっぱり。
魔人様の姿で弥子ちゃんに近づいたイレブン。
しかし、弥子ちゃんはあっさりと、100%の自信を持って、それが偽者だと見抜いた。
そのことに動揺しまくりなイレブン。
イレブンが持っているのはデータだけ。多分、映像とか音声とか、もしかしたらその時点での心拍数とかいったデータも採れてるのかもしれない。
だけど、人間はデータだけでできあがってるわけじゃない。
魔人様の「信じる」と言った言葉を、弥子ちゃんは信じた。
だからこそ、弥子ちゃんにまかせた仕事を中途半端に取り消すなんてことはないと確信している。
「今のままじゃ役に立つどころか大事な所で足を引っぱるよ」
イレブンの動揺にさらに付け込む弥子ちゃんがコワいよ~(苦笑)。
イレブンの今の存在意義は「シックス」の役に立つこと。その点を見事についてる。心理戦のエキスパートだよ、弥子ちゃんは。
「どこにでもいる女子高生に見破られちゃうんだから」
いやいやいや、こんな女子高生、弥子ちゃんだけだから~(苦笑)。
でも、「シックス」とイレブンはホントにそう思ってるんだよね。だから、このダメ押しはとてつもなく有効だ。
イレブンを挑発する弥子ちゃん。
激昂するイレブン。
そこで「怖がらないで」と言いながら、イレブンのふところにスッと入り込む弥子ちゃん。
この緩急の付け方が絶妙すぎっ。説得のエキスパートだよ、弥子ちゃんは。
そういえば、弥子ちゃんたちを襲った連中の中に「サイ」はいなかったね。
う~ん、気づかなかった。
自分が知っている「サイ」を「イレブン」に伝えようとする弥子ちゃん。
アイさんと葛西が亡くなり、依が記憶を失った今、サイがどんな風に日常生活を送っていたかを知っているのは弥子ちゃんだけ。
そして、サイを心の底から愛してくれる存在がいたことを覚えているのも弥子ちゃんだけ。
弥子ちゃんは勝つためだけにこーゆーことをしてるんじゃないんだと思う。
失ってしまった記憶を取り戻してもらって、すべてを融合した「正体」を確定させて、そのうえでサイに自分の道を選択して欲しいんだと思う。
「狂うほどに」とゆー言葉がそのまんま当てはまるレベルで自分の「正体」を探し求める、とゆー「サイ」の物語。
警視庁の屋上で「シックス」に打ち切られたと思っていたそれが、しっかりとした形で戻ってこようとしている。
そう思ったらなんかちょっと泣けたりしたんだ。
サイの願いを叶えて欲しい。
それがアイさんの全存在を懸けた夢だったから。
次回、センターカラー。
そうか、もう4周年か……。