『週刊少年ジャンプ』2013年33号 感想
「創刊45周年特別記念特大号」かあ。
その半分以上おつきあいしてるんだなあ、私。
『銀河パトロール ジャコ』(第1話:銀河パトロール地球へ)
鳥山明先生の連載、というだけですでにものすごい価値がある!
とか思うわけなんだけど、あいかわらず絵の洗練ぐあいがはんぱない。
でも、洗練されすぎててひっかかりがないというか、なめらかすぎる点が、少年マンガに適さなくなっているんじゃないかなあ、とも思う。
少年マンガというか、特に『週刊少年ジャンプ』のマンガで必要な要素は、過剰と欠損なんじゃないかなあ、という気がしてて(というか、ある部分が過剰になると、ある部分が必然的に欠損する)、その「不安定さ」こそが、少年マンガ的な「熱量」をうむんじゃないか、と推測してて、余分なものも足りないものもない、ある意味、満ち足りたこの鳥山ワールドは、だからジャンプマンガとしては「異端」になってしまうんじゃないかなあ、と。
でも、それは鳥山明が劣化したとかそういうことではなく、そこに行き着いてしまえるということ自体が、それはもうものすごいことだなあ、と思う。
だから私は、「おもしろい」ではなく「すごい」と思いながら、このマンガを読んだ。
それでもって、そんなマンガもあっていいじゃない、と思っている。
『暗殺教室』(第51話 息子の時間)
別記事(なんというドSサミット!!)。
『ワールドトリガー』(第22話 玉狛支部2)
自分の短所しか言えないチカちゃんに対して、チカちゃんの長所をすらすら言えるオサムがすごい。
鈍感そうにみえて実はしっかり観察してんだなあ。
で、玉狛支部の隊員3人が初登場なわけだけど、ボーダーって、管理職以外はみんなやたら若いよね。
トリガーを扱うのに年齢が関係あるのか、10代の子がいるチーム以外は遠征に出払っちゃってるのか。
『ハイキュー!!』(第68話 敗者)
最後、変人速攻が止められたのは、大王様の読み勝ちだったのか。
これは、影山くんがセッターとして大王様に完敗した、ということかね。
大王様的には、薄氷を踏む思いで勝った、って感じらしいけど。
日向くんは大地さんに謝ろうとして「ミスじゃないから謝るな」と言われ、影山くんは日向くんに謝ろうとして「おれに上げたのが間違いだったみたいに言うな!」とケンカになりかける。
試合に負ける、というのは、チームが負ける、ということで、誰か個人がそれをひっかぶるなんてことはない、とわかっていても、それぞれの中には「あの時、自分がボールをひろえていたら」とかいった後悔がうずまくもんなんだろうなあ。
それにしても、いつもふわっとしてて頼りない感じ(←失礼)の武田先生が、落ち着いた目で日向くんと影山くんを諭したシーンで、うっかり泣きそうになった。
武田先生、なんだかんだで頼もしいよなあ。
一方、3年生たちは「どうする、これから」と話し合い中。
「これから」というのは多分、春高バレーまで残るのか? ってことなんだろうなあ。
まだこのチームでバレーをやりたい、という気持ちは強いんだろうけど、そうなると進路問題をどうクリアするかって話がでてくるんだろうし……。
試合の後に「ちゃんとした飯」をおごる鵜養コーチがかっこええ。
てか、この人、報酬もらってるんだろうか。正式な監督じゃないから、無給のような気がするなあ。
みんながボロボロ泣きながらごはんを食べる中で、一人、つまらなそうな顔してるツッキーが!
どこまで意地っぱりなんだよっ。
まあ、その横で山口くんがツッキーの分まで泣いてくれてるからいいのかな(苦笑)。
『黒子のバスケ』(第221Q テツヤ)
ついに赤司様覚醒!
「負けたくない」ではなく「負けることがあってはならない」で覚醒、というのは、赤司様らしいなあ。
緑間がうっすら感じていたように、それは多分、元々、赤司様の中に存在していた要素であって、それを紫原がうっかりひっぱりだしてしまったということなんだろうね。
そうか、悪いのは全部、紫原か!
それにしても、ここらへんの顛末を知らない黒子くんは、戻ってきたら赤司様がいきなり「頭が高い」キャラになっててビックリしただろうなあ(苦笑)。
そばでみていた黄瀬っちでさえ、なにがなんだか、って感じだったのに……。
「キセキの世代」の要である赤司様が壊れた(?)のがとどめで、チームワークを必要としないチームができあがっちゃって、チームを支えることが自分の務めだと思っていた黒子くんの居場所がなくなった、ということか……。
『SOUL CATCHER(S)』(op.10 パブリック・リレーションズ)
最近、なにげに楽しくなってきたな、このマンガ。
神峰くんが前向きな姿勢をみせはじめたおかげで、ストーリーが明るくなってきたというか、テンションあがってきたというか。
その半分以上おつきあいしてるんだなあ、私。
『銀河パトロール ジャコ』(第1話:銀河パトロール地球へ)
鳥山明先生の連載、というだけですでにものすごい価値がある!
とか思うわけなんだけど、あいかわらず絵の洗練ぐあいがはんぱない。
でも、洗練されすぎててひっかかりがないというか、なめらかすぎる点が、少年マンガに適さなくなっているんじゃないかなあ、とも思う。
少年マンガというか、特に『週刊少年ジャンプ』のマンガで必要な要素は、過剰と欠損なんじゃないかなあ、という気がしてて(というか、ある部分が過剰になると、ある部分が必然的に欠損する)、その「不安定さ」こそが、少年マンガ的な「熱量」をうむんじゃないか、と推測してて、余分なものも足りないものもない、ある意味、満ち足りたこの鳥山ワールドは、だからジャンプマンガとしては「異端」になってしまうんじゃないかなあ、と。
でも、それは鳥山明が劣化したとかそういうことではなく、そこに行き着いてしまえるということ自体が、それはもうものすごいことだなあ、と思う。
だから私は、「おもしろい」ではなく「すごい」と思いながら、このマンガを読んだ。
それでもって、そんなマンガもあっていいじゃない、と思っている。
『暗殺教室』(第51話 息子の時間)
別記事(なんというドSサミット!!)。
『ワールドトリガー』(第22話 玉狛支部2)
自分の短所しか言えないチカちゃんに対して、チカちゃんの長所をすらすら言えるオサムがすごい。
鈍感そうにみえて実はしっかり観察してんだなあ。
で、玉狛支部の隊員3人が初登場なわけだけど、ボーダーって、管理職以外はみんなやたら若いよね。
トリガーを扱うのに年齢が関係あるのか、10代の子がいるチーム以外は遠征に出払っちゃってるのか。
『ハイキュー!!』(第68話 敗者)
最後、変人速攻が止められたのは、大王様の読み勝ちだったのか。
これは、影山くんがセッターとして大王様に完敗した、ということかね。
大王様的には、薄氷を踏む思いで勝った、って感じらしいけど。
日向くんは大地さんに謝ろうとして「ミスじゃないから謝るな」と言われ、影山くんは日向くんに謝ろうとして「おれに上げたのが間違いだったみたいに言うな!」とケンカになりかける。
試合に負ける、というのは、チームが負ける、ということで、誰か個人がそれをひっかぶるなんてことはない、とわかっていても、それぞれの中には「あの時、自分がボールをひろえていたら」とかいった後悔がうずまくもんなんだろうなあ。
それにしても、いつもふわっとしてて頼りない感じ(←失礼)の武田先生が、落ち着いた目で日向くんと影山くんを諭したシーンで、うっかり泣きそうになった。
武田先生、なんだかんだで頼もしいよなあ。
一方、3年生たちは「どうする、これから」と話し合い中。
「これから」というのは多分、春高バレーまで残るのか? ってことなんだろうなあ。
まだこのチームでバレーをやりたい、という気持ちは強いんだろうけど、そうなると進路問題をどうクリアするかって話がでてくるんだろうし……。
試合の後に「ちゃんとした飯」をおごる鵜養コーチがかっこええ。
てか、この人、報酬もらってるんだろうか。正式な監督じゃないから、無給のような気がするなあ。
みんながボロボロ泣きながらごはんを食べる中で、一人、つまらなそうな顔してるツッキーが!
どこまで意地っぱりなんだよっ。
まあ、その横で山口くんがツッキーの分まで泣いてくれてるからいいのかな(苦笑)。
『黒子のバスケ』(第221Q テツヤ)
ついに赤司様覚醒!
「負けたくない」ではなく「負けることがあってはならない」で覚醒、というのは、赤司様らしいなあ。
緑間がうっすら感じていたように、それは多分、元々、赤司様の中に存在していた要素であって、それを紫原がうっかりひっぱりだしてしまったということなんだろうね。
そうか、悪いのは全部、紫原か!
それにしても、ここらへんの顛末を知らない黒子くんは、戻ってきたら赤司様がいきなり「頭が高い」キャラになっててビックリしただろうなあ(苦笑)。
そばでみていた黄瀬っちでさえ、なにがなんだか、って感じだったのに……。
「キセキの世代」の要である赤司様が壊れた(?)のがとどめで、チームワークを必要としないチームができあがっちゃって、チームを支えることが自分の務めだと思っていた黒子くんの居場所がなくなった、ということか……。
『SOUL CATCHER(S)』(op.10 パブリック・リレーションズ)
最近、なにげに楽しくなってきたな、このマンガ。
神峰くんが前向きな姿勢をみせはじめたおかげで、ストーリーが明るくなってきたというか、テンションあがってきたというか。