『暗殺教室』第65話 カルマの時間・2時間目 感想、もしくは、拘りと敗北の進化論

今回のサブタイトルは「カルマの時間・2時間目」。
おおっ、サブタイトルからすでにカルマくんのお当番回!
とか思って、そういえば「渚の時間」ってないなあ、とふと思う。


それにしても、カルマくんの防御テクがすごすぎるんだけどっ。

烏間先生が生徒たちにはあまり教えてなかったという防御技術。
まあ、殺せんせーは生徒たちを攻撃しないから、教えても意味ないわな。

でも、カルマくんは、烏間先生が生徒たちの攻撃を避ける動きを見て、その最高テクをマスターしたらしい。
なんだかんだで、カルマくんも天才レベルなんだな、やっぱ。


しかし、素手で勝負と思いきや、“グリップ”が持ち出したのは“スモッグ”の麻酔ガス。

「拘る事に拘り過ぎない」か……。
前回、拘ることが大事、という話がでてきたけど、そこからさらに進化すると、拘ることに拘らないことが大事、というステージにのぼるのか。
う~ん。なかなか奥が深いな。


しかし、そういう意味では、カルマくんもプロレベルだった(苦笑)。

同じく麻酔ガスで応戦して、倒れたところを人数頼みで押さえ込みとか……この卑怯っぷりがステキすぎる。

敗者の視点を得たことで、カルマくんは進化した。
さすがカルマくん、学習能力が高いなあ。

それにしても、なんでからしやらわさびやらを携帯しているんだろう。
ホテルを出る時に、武器になりそうなものとして持ち出してたのかな?


ところで、せめてかっこよく負けようとしたのに、それを台無しにされた“グリップ”の姿に、『魔人探偵脳噛ネウロ』のテラの散りざまを思い出したのは私だけでいい。うん。


いやあ、なんにしても、カルマくんが楽しそうで何よりだ。
こんな全開の笑顔をみたかったんだよ!

てか、松井せんせーはドSキャラを描くのがなんでこんなに得意かね。