『ワールドトリガー』第141話 「玉狛第2・12」 感想
香取隊に迫られても、焦る様子もなく黙々とワイヤーをはり続けるオサム。 これはちょっとイラッとするのも無理はない。特に香取ちゃんみたいな性格だと。 「こいつが一番うざくて一番落としやすいんだから」となかなか辛辣だが、言ってることはもっともだ。 穂刈も同意してくれるに違いない(笑)。 「あのメガネほっといたら無限にワイヤー張り続けるわよ」って、セリフだけだとわけわからんな。 ランク戦で無限にワイヤー張り続けるという事態が。 香取ちゃんが目が慣れてきているはずのワイヤーにつまずいたのは、普通のワイヤーと赤いワイヤーの他に、もうちょっと見づらいワイヤーを紛れ込ませてた、ってことでいいのか? それとも、時間差でワイヤーを張ることができて、直前で足元に張った、ということなんだろうか。 それにしても、香取ちゃんは片足、三浦くんは片足を失ってて、なんだかんだでしっかりオサムに足止めくらってるな。 片足失っても、スコーピオンで支えられるのかもしれないけど、それじゃあ、トリガー枠をひとつ潰すことになるし。 一方、ユーマはワイヤーのおかげで、グラスホッパーを使わずに高い位置をとれてて、これはかなり便利そうだな。 グラスホッパー使ってたら、柿崎隊の3人がかりの攻撃を両ガードで防ぐ、なんてことはできないからね。 巴くんの戦い方が、ちょっと三輪を思い出させる。孤月とハンドガンという組み合わせのせいかな。 しかし、グラスホッパーで上に跳ね飛ばされ、シールドを張るくらいしかできない状況にされ、シールド無効の鉛弾を撃ち込まれ、完全に動きが止まったところで、ユーマの足スコーピオンで首を斬られるとか、なかなか気の毒。 「すみません。わけわかんないままやられました」って、すんごい正直な心境なんだろうな。 そういえば、柿崎隊は鉛弾の存在を知らなかったのか。 香取隊をしっかり研究してランク戦にのぞんでいるオサムと、チカちゃんの「砲撃」すら知らなかった香取ちゃん。 この差に歯噛みする若村くんが、なんかかわいそう。 かといって、若村くんが代わりに三雲隊についてしっかり調べる、ってことはしなかったんだろうなあ、と思うんだけど。 そして、「私に雨取さんを獲りに行かせてください」と、柿崎さんに進言した照屋ちゃん。 「~~した方がよいと思います」という言い方ではなく、「行かせてください」と強い意志をみせた照屋ちゃんをみつ...