『呪術廻戦』(第89話 渋谷事変・7) 感想(無敵の人と無傷の人)
表紙は五条先生。 渋い色使いの中、紫の澄んだ眼がなにかを見据えてる、って感じでめっちゃかっけえ。 五条先生はこういう重めの色がよく似合うな。 虎杖と野薔薇ちゃんはポップな色使いがよく似合うけど。 改造人間をサーフボードみたいにしてさっそうと現れた真人。 でもやっぱり、五条先生には触れられないのね。 触ることができればほぼ勝利な真人にとって、触れられない五条先生と、触ることを許されてない虎杖は天敵だよね。 改造人間によって人間が減ったかと思ったら補充された。 本当にいくらでも湧いてでるな、と思ったけど、ハロウィンの渋谷の様子をニュースでみると、これくらいは余裕でいるよな、って思う。 これは要するに飽和攻撃? てか、五条先生が花御のことを「雑草」と呼ぶたびになんか笑ってしまう。 なんにもしてないと思ってた脹相兄ちゃんがようやく仕事しだした。 この人(?)は漏瑚に手を貸す気はないけど、夏油の作戦を遂行する気はある、というスタンスなのかもしれない。 つまり、漏瑚は自分のことを呪霊たちに指示を出せる立場だと思ってるけど、真人と脹相兄ちゃんはどちらかというと夏油の方に従っていて、漏瑚派だったのは花御だけだったんじゃないか、と。 もしそうだとしたら、五条先生に漏瑚と花御を片づけてもらって、ついでに封印も完了すれば、夏油の独り勝ちなんではないか? 五条先生は、呪霊に殺される人間を増やすことを覚悟ししても、自分が直接殺すことまでは想定してない……か……。 しかし、ここで「無量空処」を繰り出す決断をできる五条先生はすごいよね。 漏瑚は五条先生を迷わせることが狙いなんだから、それに乗らない、というのが最良の決断と言える。 しかし、0.2秒だけ領域展開とか、そんな繊細なコントロールができるんだね。 こんなぎりぎりの状態でも、五条先生はまだ人間はできるだけ救おうとしている。 その信念はどこからうまれてるんだろうな、と思う。 伏黒パパと戦った時は、もう何もかもどうでもいい、って感じだったのに。 改造人間およそ1000体を299秒で全滅させて、五条先生すげーっ! ってなったところで獄門彊投入かよっ! 獄門彊は封印具ということになってるけど、具体的にはどういう形で封印するのかね。 あの箱みたいのが異空間への扉で肉体が吸い込まれるとか、呪力が吸い込まれて術師としての能力が封印されるとか、いろいろパタ...