『週刊少年ジャンプ』2020年01号 感想

『ジャンプ』的に年が明けました!
また一年、楽しませていただきます!

『鬼滅の刃』(第185話 匂いのない世界)
表紙が眠ってるねずこちゃん&竈門パパさん。
そうか、やっぱりここでねずこちゃんの出番か。
ねずこちゃんなら無惨様の毒を無効化できるはずだしね。

いきなり飛び出したねずこちゃんを鱗滝さんが追いきれない。
普通の人間なら、老いたとはいえ元柱の鱗滝さんが捕まえられないわけがないので、まだ鬼の能力が残ってるんだろうね。
そして、前お館様までご登場か。
今回、パパさんズが幽霊になって大活躍だよ。

柱三人がかりでも無惨様を止められない。
自分も斬られてるのに恋柱さんを守るために動こうとする蛇柱さんと、「自分のことだけ守って!!」と叫ぶ恋柱さん。
恋柱さんとしては、もうこれ以上、自分を守るために誰かが傷つくのはみたくないよね。
と思ってたら、岩柱さんが登場!
後ろで安心して泣いてる恋柱さんがかわええ。

そして、無表情で無惨様を縦割りにして、油(?)を投げつけて、火だるまにする風柱さんがこええです。
完全にバーサーカーモード。
日輪刀もないのに、ありあわせのもので鬼退治をしてきたキャリア(?)が活かされてるな。

村田さん、なんとか生きてた! 善逸はどうなってるんだ?
あの温厚な村田さんが「家族の仇…殺す…殺す!!」ってなってるの、なんか悲しいよね。
この人も鬼が憎くて鬼殺隊やってるんだもんね。
やさしい人たちが、ここまでの殺意を持ってしまう。
それだけのことをやった人が「しつこい」でことを済まそうとしてるんだもんな。

そして、義勇さんに、炭治郎の救助を頼まれて、涙ぐんじゃう村田さんがまたいい人だ。
義勇さんと村田さんは同期で、義勇さんはちゃんと村田さんを仲間と認識してるんだろうな。
でも、義勇さんがあの調子だから、出世した義勇さんは自分のことなんかもう名前も覚えてないんだろう、って村田さんは思ってたんだろうな。
義勇さん、言葉が足らなすぎで、あっちこっちでコミュニケーション不全を起こしとる。

ところで最後のページの人、炭治郎じゃなくって、以前、縁壱さんとお話してた、ご先祖様の炭吉さんにみえるんだけど……。

蟲柱、霞柱は死亡。
水柱、蛇柱、恋柱は無惨様に傷を負わされて、おそらく毒がまわりはじめてる状態。
風柱は内臓がまろびでそうなのを仮止めでごまかしてる状態。
普通に動ける柱はもはや岩柱さんだけか。やっぱり、中距離攻撃できるの強いな。
だけどその岩柱さんも、痣の発動で今夜中に死んでもおかしくないって言われてるしな……。
柱全滅ルートも有り得るんじゃないかとめっちゃびびってる。

『ONE PIECE』(第964話 "おでんの冒険")
白ひげの「お前は人の下に付けるタイプの人間じゃねェ。そういうのが集まるとチームがどうなるか、おれは前の海賊団でイヤって程知ってんだ」って台詞が泣ける。
この人、ロックス海賊団の中でめっちゃ苦労してたんだろうな。
白ひげは、普通に仲良しな家族が欲しい、っていう割と真っ当な人だから。

そして、ちっちゃいシャンクスとバギーが仲良しさんでかわええ。

『アクタージュ』(screen92.我武者羅)
武光が単独カラー!
こうやってみると普通にかっこいいよね、武光。
若干、天然はいってるせいか、ちょっとかわいい系な印象なんだけど。

自分のふがいなさに打ちのめされた武光が「俺は…どうすればいいですか」って訊ねるの、いや、やっぱり武光って素直だよなあ、って感じがする。
自分の中で答えがみつからなかったら、きちんと外にアドバイスを求める。

白石さんの回答は、ちょっと三蔵法師感がある。
答えなんてないんだよ、と。
まあ、そりゃそうだよね。

王賀美は王賀美らしい答えだよね。
武光にとっての正解なんか、自分にわかるはずないだろう、と。
でもその代わりに自分のことを語ってくれた。
武光みたいな「身の程知らずの凡人」に救われている、と。
こうやってちゃんと話をしてくれるあたり、王賀美は武光のことを気に入ってるんだろうな、って思う。
最初は、夜凪ちゃんと白石さんしか気にしてない感じだったんだけどね。

武光は多分「身の程知らず」になろうとするんだろう。
夜凪ちゃんと、王賀美と、同じ舞台に立つ俳優になるために。

『呪術廻戦』(第86話 渋谷事変・4)
別記事(「じゅじゅちゅかいせん」って書くとちょっとかわいい)になりました。

『ハイキュー!!』(第375話 磨く)
表紙はファンサービスする影山くんとウシワカ。
そうだよね、愛想のないこのふたりも、プロである以上はちゃんとファンサするんだよね。
日向くんはちびっ子たちにめっちゃ人気でそうだよね。

研磨が日向くんのスポンサーになっててびっくり!
いや、一番、社会人適性低そうなキャラが、一番、うまいこと金稼ぎできてるとわっ(←なにげに失礼)。
大学生、株式トレーダー、プロゲーマー、YouTuber、会社経営者とか、いろいろやりすぎだろ。
でも、研磨的には、観察して、計略をたてて、それを実行するだけ、という自分のプレースタイルをそのまま金儲けに活かしてるだけなんだろうな。
いろいろやってても「つまんなくなったら、やめる」だけだろうし。

『チェンソーマン』(第49話 サメハリケーン)
表紙は浴衣レゼちゃん。かわいい! ボムだけど!

サメになったビームくんに乗るデンジーの絵がおもしろすぎた。
「チギャウ……チギャウ……」って……ビームくん、デンジーの命の恩人のはずなのに、扱いがひどすぎない?
チェンソーのチェーンをくわえさせられて、のっかられて、馬みたいに走れとか。
天使ちゃんがおもわずツッコミにまわっちゃうわけわからなさ。

でも、デンジーに「あ~? これが正解だよなあビーム」って言われたら「正解!! 正解!! 正解!! 正解!!」って答えちゃうビームくんもたいがいだよ。
イヤならちゃんと断ろうよ。

「デンジ君! 蘇った事、後悔させてあげる!」
「ビーム!! 俺に後悔させんじゃねえぞ!!」
「ハイ!!」
この会話があまりにもおもしろすぎる。
えっ、デンジーはなんでビームくんをこんな扱いできるの?
ビームくんはなんでデンジーに従っちゃってんの?

こんなハイテンションでおバカなのに、やたらと絵がかっこよくみえる不思議。