投稿

2月, 2020の投稿を表示しています

『アンデッドアンラック』(No.006 やっぱりアナタは変わらない) 感想

風子ちゃんをおんぶしたまま戦うアンディがなかなかかっこええけど、見えない何かで口を塞がれたから自分の顔を削ぐ、という行動をためらいもなくとっちゃうとこがこわいな。 おいしいボルシチ食べさせてくれるはずの仲間が死んでて、アンディが来るから先回りで殺されたのか? と思ったんだけど、アンディがロシアに来たのはかなり昔のことらしいから、普通に寿命で死んでた可能性もあるな。 アンディは「不死」なので、そこらへんの時間感覚がちょっとズレてても不思議はない。 「不変」ちゃんも似たようなもので、だからこそ自分と同じでいてくれる「不死」に惚れたのかもしれない。 それにしても、不死だからって、気軽に死に過ぎだろ、アンディ。 席は10個あるけど、そこに居座るための「ノルマ」はあるっぽい。 まあ、さすがにただ飯くわせてはくれないよね。

『週刊少年ジャンプ』2020年13号 感想

毎日、『チェンソーマン』と『アクタージュ』の人気投票をポチッとできる幸せ。 『鬼滅の刃』 (第195話 めまぐるしく) ぼろぼろの恋柱さんに血清を届ける茶々丸。 これ、柱たちに血清を発射(?)する前の場面かな。多分。 「本当の化け物はあの男だ。私ではない!!」という無惨様の独白に、おもいっきりうなずかざるを得ない。 本当に、何をどうやったらこんな「人間」が生まれてくるの? って感じだよなあ、縁壱さん。 なのに、本人はそんな自覚がないし。 なんか、どんどん兄上の不憫さが増していくな。 兄上もかなり強い人なはずなのに、ただ「人間」の域を出なかった、というだけなのに……。 ここで無惨様が普通に走って逃亡して笑った。 悔しそうな顔もせず、真顔で逃げてるのがめっちゃおもしろい。 「走って逃げた…!?」ってびっくりしてる炭治郎もちょっとおもしろかった。いや、笑いどころではないんだろうけど。 縁壱さんの記憶を持っている炭治郎は、無惨様がいざとなったら自爆(?)して逃げるかもしれないと警戒してたから、普通に走って逃げるってのは、意表をつかれたのかもしれないな。 「逃げた!! 逃げた、伊黒さん、無惨が逃げた!!」って炭治郎の声掛けが妙にリズミカルでまた笑う。 両目がつぶされた蛇柱さんは、鏑丸のおかげで攻撃の方向は察知できるけど、相手が遠ざかるという事態は察知できてなかったんだろうな。 「無惨は生きることだけに固執している生命体」って、蛇柱さん、無惨様への理解が深いな。 「天災」が発生したら逃げる、は無惨様にとってあたりまえ。 「天災」の二次被害だって当然、避ける。 無惨様、言動にブレがなくてさすがです! 部下には逃亡を許さないけど、自分には許す、という姿勢もブレがなくてさすがです! 「負けるのか? こんな負け方あんまりだ」って、これでラスボス逃げて連載終了だったら、あんまりすぎて非難轟々だろうな。 ところで、炭治郎はなんであんなに刃物投げるのうまいんですか? で、「今は斬撃よりも体深くに刀が貫通する方が危険だ」とか考えてたら、ページめくって即、蛇柱さんの刃が頸を貫通してるあたりのスピードフラグ回収っぷりがすごい。 炭治郎は刀を拾い上げながら投げてたから、走るスピードが弱まってたんだろうけど、目が見えてないのにあの距離を追いついて無惨様に飛びつく蛇柱さん、すごいな。 あの炭治郎を嫌って...

『呪術廻戦』(第96話 渋谷事変・14) 感想(蹂躙するものは蹂躙される)

五条先生が生まれた時点ですでに五条先生ですごい。 ところで開幕早々ただれてるんですけど、大丈夫なの? これ。 最初は援助交際的な「パパ」かと思ったんだけど、会話的に本当の父娘っぽいな。 娘さんが最期に呼んだのが母親の名前ということは、娘さんも本心から父親につきあってた、ということじゃないんだろうな、と考えるとほんとエグいな。 ところで、降ろすには死体が必要ってことは、伏黒パパの死体をどっかから入手したってこと? こういう術式があるってことは、有能な術師の遺体には高値がつく、って可能性もありそうでこわい。 「五条悟が生まれて世界の均衡が変わったんだ」というけれど、五条先生が生まれたから呪霊が力を増したのか、呪霊が増したから五条先生が生まれたのか、はよくわからんな。 五条先生が生まれたからバランスが壊れたのではなく、崩れたバランスを元に戻すために五条先生が生まれた、という解釈もできそうな気がするから。 「晩年にしてその自由を奪われた」って、いやいや、人を無惨に殺して楽しむ自由を奪われた、って怒るってどうなのよ。 「ふざけんな!!」言われても、なにその勝手な言い分としか思えない。 力で他人を蹂躙してきた人間が、五条先生に気配だけで蹂躙されたことは、屈辱でしかなかったんだろうけど。 まあ、冒頭で出て来たパパは、娘を蹂躙してた可能性あるから、蹂躙されても因果応報としか思えないがな。 夏油たちみたいに、非呪術師への恨みとか憎しみから呪詛師になった人もいるし、持って生まれた能力で好き勝手したい、というだけの理由で呪詛師をやってる連中もいるんだなあ。 達磨っぽいおじさんにカマかけて情報を探る伏黒を、気の毒そうにみている虎杖がおもしろい。 伏黒しっかり働いてるんだから、「どんまい」とか慰めるのやめてあげてっ。 こういうのみてると、ふたりがコンビでよかったな、って思う。 伏黒は知識と経験があるから、呪師同士の駆け引きに関しては、虎杖よりもずっと有能。 多分、虎杖だけだったら詰んでた案件だった。 「脱兎」って大量の兎さんがでてくるのかわええけど、なぜだか一羽つかまえちゃってる虎杖はもっとかわええです。 いや、一応戦闘中なのに、兎さんで両手ふさいじゃってるのはどうなの、とも思うけど。 玉犬といい、虎杖は伏黒の式神をかわいがるの好きだな。 そういえば、「満象」は虎杖みたことあるのかな。あれ喜...

『アンデッドアンラック』(No.005 あなたはどっち?) 感想

宇宙には月と太陽しかない、とかすごい設定がさらっとでてきた。 「学校で習いました!!」って言うんだから、「見えない」んじゃなくて「存在してない」ってこと? えっ、なんなのその世界観。 でも、隕石は出てきたよね。あれは月からきてるのかな。

『週刊少年ジャンプ』2020年12号 感想

『アクタージュ』 (screen101.GO) 二周年突破記念で表紙&巻頭カラー。 『ジャンプ』の表紙で夜凪ちゃんのぴすぴすがみれてうれしいですよ! 巻頭カラーでみんなキメキメなのに、夜凪ちゃんだけどういう顔していいかわからないって顔してて笑う。 ところで阿良也くん、その座り方は逆に疲れないか? 役者4人のバックにいるのは、黒山さん、星アリサ、花子さん、天知か。 裏方役だから、役者を前に出して、ひっそりと陰にいる、でもしっかり張り付いているんだよ、ってイメージなんだろうね。 花子さんを家に呼んで話し合いをするという夜凪ちゃん。 あれだけ憎んでいた父親の不倫相手を、家に呼ぶってのは、確かに大胆だな。 よければ付き添うって言ってくれた市子ちゃんやさしい。 王賀美さん、「ステゴロでやれよ。獲物は使うな」ってどんなアドバイスだよ。 武力衝突(?)前提かい。 まあ、たいして鍛えてない女性同士が生身でケンカしてもたいした被害はでないだろうしね、と思ったけど、夜凪ちゃん、殺陣とかでそこそこ鍛えてたよ、そういえば。 夜凪ちゃん、父親の不倫相手がいつか現れると思ってたのか。 多分、中学生の頃からそんな覚悟をしてたんだろうな。 そう考えると、父親のクズっぷりがさらに浮き上がってくるな。 「花子さんが一人きりだったことに気づけなくて」と謝った夜凪ちゃん。 ひとりっきりのさびしさが身に染みているものだから、そういう人が身近にいたのに気づかなかった、というのは夜凪ちゃん的には後悔なんだろうな。 自分はもうひとりじゃない、と実感してしまっているから、花子さんを置き去りにしてしまった感もあるんだろう。 舞台の上で役者たちはわかりあえたのに、脚本家兼演出家はさらに孤立してしまった。 意図せずして、ひとりきりの人に、ひとりきりじゃない自分をみせつけてしまった。 そこに申し訳なさを感じているんじゃないかな。 怒りの矛先だった花子さんを許してしまった夜凪ちゃんには、もはや羅刹女の怒りがわからない。 だから、羅刹女を演じる自信がない。 夜凪ちゃんがここまで弱気になるのは久しぶりだな。 共演者たちが自分のために動いてくれたことをわかってるから、なおさら申し訳ないんだろうな。 ここで黒山さんが登場とは。 千世子ちゃんたちどうした! 花子さんの弱音を黒山さんはきかない。 どんな理由があろうと、演出家は自分の中の...

『呪術廻戦』(第95話 渋谷事変・13) 感想(筋を通したい男と道を踏み外した男)

猪野さんは"筋"を通したい、か。 チャラそうにみえて、実直というか、呪術師は道を踏み外しやすいからこそ、外さないための枷をみずからにはめたいと考えているんだろうな。 多分、なにか頼るものとか、正誤の判断の指針とか、そこそこ具体的なものが欲しいんじゃないかな。 迷いをうみやすい環境だし、迷いが死につながることもあるしで、迷う可能性を減らすというのはリスク回避策として正しいような気がする。 伏黒は、自分が助けたいと思うか否か、を大事にしているし、虎杖は、その行動は「正しい死」につながるか、を考え続けている。 そして、猪野さんはその判断基準を七海さんに設定しているのか。 でも、よっぽど七海さんのことをよく知ってないと「七海サンならどうするか」の答えが出せないよね。 七海さんは、きみの中の「七海サン」は本当に私ですか? とか考えてるかもしれない。 猪野さんの術式は降霊術か。 伏黒が使ってる式神とは、似て非なるものらしい。 伏黒のは「使役」するものだけど、猪野さんのは「憑依」させるものってイメージ? 虎杖&伏黒コンビのパワー押しでダメージなしって、どんだけ頑丈だよっ。 もしかして41階から落ちて大丈夫だったのも、何かにつかまってたとかどこかに緩衝材があったとかじゃなくって、素だったの? 婆ちゃんが使ってるのも、降霊術か。 猪野さんは瑞獣で、婆ちゃんは人間だけど。 しかし、こんなところで伏黒パパの登場とはびっくりするわ。 五条先生すら窮地においやった伏黒パパが相手じゃ、猪野さんかなり厳しいのでは? これ、もしかしたら、伏黒がパパさん(憑依)に会っちゃう流れ? で、降霊術で使われているということは、父親は死んでるのか、と伏黒が気づく流れなのでは? どうでもいいけど、伏黒パパはやっぱり呪術師の世界では「禪院」なのね。

『アンデッドアンラック』(No.004 私の不運の使い方) 感想

アンディの刀、変な位置にくっついてるな、と思ってたんだけど、あれ、背中に刺してたのか! 気づかなかった! まさか、自分の肉体を鞘にしてるとは……。 肉体がばらばらになる前提だから、失えないものは所持してるんじゃなく、埋め込んでるのか。 風子ちゃんの不運を、扱える武器にするとは、アンディつくづく頭がいい。 だてに長いこと戦い続けてない。

『週刊少年ジャンプ』2020年11号 感想

『ONE PIECE』と『ハイキュー!!』という最長連載組が両方とも休載すると、寂寥感があるな(『HUNTER×HUNTER』はともかくとして)。 『鬼滅の刃』、『Dr.STONE』、『約束のネバーランド』は最終章だし、『ハイキュー!!』は最終章の気配があるし、『ぼくたちは勉強ができない』はここから引き延ばしは無理っぽいし、『ゆらぎ荘の幽奈さん』ももしかしたらもしかするし、でさびしい。 『鬼滅の刃』 (第193話 困難の扉が開き始める) 『ジャンプ』表紙の炭治郎っていつも微妙な顔になってる気がする。 なんでなんだろうね。 コミックス表紙はかっこええのに。 人気投票って誰に投票すればいいの? 本誌とコミックスの分あるんだけどまったく足りない。 『呪術廻戦』みたいに1ヶ月間毎日投票させて欲しい。 でも、今の『鬼滅の刃』人気の過熱っぷりみてると、『呪術廻戦』のweb投票の時と同じスペックでやったら、いろいろとトラブル起きそうだよね(←とついつい考えてしまうIT畑の人)。 無惨様、どんだけ縁壱さんがトラウマなんだよ。 ていうか、縁壱さん神様の寵児すぎるだろ。 まさしく「天災」なんだろうね、無惨様にとっての。 無惨様の髪が白くなったのは、超サイヤ人的な進化フォームかと思ってたら、まさかの老化! なんかうっかり笑っちゃったじゃないか。 敵が生命力すいとられまくってヨボヨボになっていくパターンってのはたまにあるけど、まさかそれだとわっ。 人間化薬と老化薬を混ぜるとは……無惨様、ちょっと体調が悪いのは、人間化薬のせいだと思ってたんだろうな。 だから、老化薬への対応が遅れた、と。 しのぶさんと珠世様が有能すぎる! 珠世様の「無駄に増やした脳味噌を使って考えたらどうだ?」でまた笑った。 確かにな~。5つも脳があるのに、自分の老化にも気づけないんだもんな~。 いつもはかなげな印象の珠世様が、心底、馬鹿にしてるって感じの表情してるのがたまらん。 てか、珠世様がどれだけ自分を憎んでいるか知ってて、なんでわざわざ問いただしたんだよ。素直に答えてくれるはずないじゃん。 しかし、これだけ対策うってても、炭治郎楽勝モードにはまったくなってないのがつらい。 あとはもう、柱たちが特攻しかけてくるくらいしか戦力のあてがない。 やっぱり、ねずこちゃんが最後の鍵か。 『Dr.STONE』 (Z=138 Epi...

『呪術廻戦』(第94話 渋谷事変・12) 感想(帽子ひとつで)

『呪術高専だより』は「脳内時間1分でわかる呪詛師夏油傑」。 「脳内時間」って便利なワードだな。 こうやってみると、夏油のピークは0巻だったんだな。 偽夏油の存在を知ってから、0巻のイケイケ(?)な夏油をみると、めっちゃ微妙な気持ちになる。 乙骨から里香ちゃんを引きはがそうなんて考えなければ、もうちょっと長生きできたかもしれないのに……。 純愛を引き裂こうとするから痛い目みるんだよ。 さて本編。 "術師を入れない帳"を力づくでこじあけようとする虎杖。 パワーだけなら七海さんと同等の虎杖でも無理ということは、ちからまかせではどうにもならないってことなんだろうね。 "帳"についても、リスクをあげるほど能力があがる、という原則は通用する。 自分を囲わないこと、自分を隠さないこと、で危険度をあげると強度は増すということなのね。 "窓"たちがつくる"帳"は、そんな無理をしてないから、だいぶ脆いのかもしれない。あれ基本的には一般人対策であって、呪霊や呪詛師に対抗するためのものではないだろうし。 久々に鵺が大活躍! てか、虎杖のワイヤーアクションかっけえな! 虎杖と伏黒の連携プレーってだけでもめっちゃうれしいのに! で、あのちょっとゆるふわ感あった猪野さんが、帽子をおろした途端にめっちゃイカれた感じになったのがたまらない。 それ、目出し帽だったんか。普通のニット帽かと思ってた。 なんなんだろうね。このゾワゾワする感じ。 ちょっと餌ちらつかせたっぽい描写ではあったけど、七海さんが一級への推薦を考えるくらいだから、それなりの実力者なんだろうな、とは思ってたけど、あの帽子をおろしたヒトコマだけで、めっちゃ強者感あがるのすごいな。 久々に虎杖と伏黒のタッグ戦。 伏黒の影が蛇っぽくなってるのかっこよいよね。 新しい式神を召喚したのかな。

『ワールドトリガー』第191話「弓場隊・4」 感想(ラスボスとアサシン)

ユーマはできるだけ点が欲しかったから、リスク覚悟で帯島ちゃんと海くんの前に姿を現した。 海くんは、自分は手負いだし、援軍も期待できないし、で一番不利な立場にあるから、帯島ちゃんをけしかけてチャンスをつくろうとした。 つまり、ユーマと海くんの期待を同時に潰す、という意味で、海くんを先に攻撃するという選択をした帯島ちゃんはめっちゃ賢い、ということか。 王子の解説をきいて、なるほど、って思った。 犬飼を攻める弓場さんの顔がほんとにガラ悪い(笑)。 でも、あれだけの猛攻を受けて、なんだかんだで逃げ切った犬飼は、本当にすごいな。 いきなりシールドが4枚になったんで、あれ? と思ったら辻ちゃん登場! 辻ちゃんのブレードを華麗にかわして、蹴りいれた弓場さんがかっこええけど、それをちゃんと腕でガードしてる辻ちゃんもかっこええ。 てか、ランク戦で蹴りってみた記憶がないな。 ブレードの間合いから抜けるために、蹴り飛ばしたっぽいけど。 「ありがと辻ちゃん助かった」「お待たせしました」って会話が、ものすごい強キャラ感というか、できるコンビっぽい空気を醸し出している。 弓場さんの二丁拳銃スタイルは、諏訪さんのWショットガンを参考にしているのか。 諏訪さんと弓場さんが並んで歩いてたら、かなりな迫力だろうな(笑)。 旋空もちのアタッカーに有利をとるために、ぎりぎり旋空の射程範囲に入らない距離から攻撃できる手段をあみだした弓場さん。 間合いさえ保っていれば、アタッカーを一方的に攻撃できる。 で、それに対抗して、射程範囲を広げたのが、生駒旋空か。 工夫に工夫を重ね、対策に対策をぶつけあって、今のボーダーの多様さがあるんだね。 そう考えるとランク戦ってすごいよね。 あの湧いてでるネイバーたちを相手にしてるだけだったら、この多様性は生まれていない。 そして、一様ではないからこそ、人型ネイバーに対抗できるわけだから。 そして、部下ふたりが時間稼ぎしてたら、ついに現れたよ、ラスボスが! いや、ほんとにラスボスっぽいよね。建物を派手に破壊して、高いところからみおろしてる姿が! 一方、ユーマVS帯島ちゃん。 に、突然、乱入してきたオサム(のワイヤー)。 いやあ、これ突然ひっかかったらびっくりするだろうね。 ユーマのワイヤー高速機動には、全方位射撃が効くか。 なるほど、どこからくるのかわからない攻撃に対しては、全...

『アンデッドアンラック』(No.003 お前は何を否定する) 感想

アンディが意外に紳士だ。全裸だけど。 そして、風子ちゃんはやっぱりチョロイ。 まあ、風子ちゃんなら100%初日で頭やられるようなひどいところに、自分から行くなんていうことを、何でもないことのように言って、「テメーが腰曲がりのババアになってても口説き落として抱いてやるよ」とか言われたら、ほだされても無理はない。 誰にも助けを求めてはならない、誰にも迷惑をかけてはならない、と必死に生きてきた風子ちゃんなら、なおさらだ。 アンディって意外と頭脳派だよね。見た目は脳筋系っぽいけど。 長いこと戦い続けていて、いろいろ経験値が高いんだな。 死なないから思い切りのいい戦術がとれるし。

『週刊少年ジャンプ』2020年10号 感想

『ONE PIECE』 (第970話 "おでんVSカイドウ") あのカイドウをあそこまで追い詰めるとは、おでん、本当に強かったんだな。 カイドウは、これどうやったら倒せるの? って感じなのに、まさか子供を人質とってようやく勝てたって話だったとは。 『鬼滅の刃』 (第192話 廻る縁) あの縁壱さんの動きを正確に覚えた炭吉さん、ちょっとすごすぎないか? そして、それを正確に伝承させた竈門家の長男たちがすごすぎないか? もしかしたら、炭治郎がみたような夢を、ご先祖様たちもみていたのかもしれないな。 だからこそ「約束なんだ」という言葉が、あれほどの切実さをもって語られたんじゃないかな。 だって、こんな縁壱さんをみたら、人の好い竈門家の人たちなら、必死になってヒノカミ神楽を舞い続けそうだもの。 「ありがとう」と言った時の、縁壱さんの本当に素朴な笑顔が心にしみる。 この笑顔を兄上はみることができなかったのだな、と思うとせつない。 そして、無惨様を取り逃がし、兄に裏切られ、鬼殺隊から追い出され、打ちのめされていた縁壱さんに、こんな温かい時間を与えてくれる存在がいて本当によかった、と思う。 ついに十三番目の型の正体が判明。 そうか、「円舞」と「炎舞」って、なんで同じ音の技があるのかな。誤植かな。と思ってたんだけど、ちゃんと意味があったんだね。 疑ってすまんかった。 「心を燃やせ」のところで、煉獄さんから受け継いだ鍔が描かれるのすばらしいよね。 炭治郎の中で、煉獄さんが熱く生き続けてるんだな、って感じられて。 これまで「ヒノカミ神楽」と名乗っていたけど、今回から「日の呼吸」になった。 ご先祖様の記憶の中で、オリジナルの日の呼吸をみたことで、「神楽」は「呼吸」に戻ったんだと思う。 ようやく縁壱さんと竈門家の縁が廻って繋がった。 縁壱さんを、何も為せなかった人になどさせない、という竈門家の長男たちの想いが、炭治郎の代でついに結実するのだなあ。 『ハイキュー!!』 (第382話 百鬼夜行) 冴子姉さん、さらに貫禄増しちゃって……。 潔子さんが弟と結婚してくれて、めっちゃ喜んだんだろうなあ、この人。 ところで、明光兄ちゃん、まだ冴子姉さんとつるんでるんですか? つきあってるんですか? 田中くんとツッキーは義兄弟になるんですか? といろいろ考えちゃうわけなんだけど、明光く...

『呪術廻戦』(第93話 渋谷事変・11) 感想(たったひとりですべてを背負う)

宿儺の扱いで意見がぶつかる真人と漏瑚。 「100年後の荒野で笑うのは儂である必要はない」と断言していた漏瑚だけど、宿儺である必要もないんだよね。 それが呪いであるのなら、なんでもよい。 宿儺が一番強いのは確実なので、宿儺を推しているってだけで。 ここで意見が割れちゃうのは、そもそも「呪いとは何か」の定義がズレているからか。 でも「偽りなく欲求の赴くままに行動する」が基本の真人は、漏瑚がそれを求めた結果、宿儺復活を願うことも否定しない。 それは自分の考えの否定につながるから。 「目的のために裏表のない道を歩む」と「偽りなく欲求の赴くままに行動する」は、多分、根本は同じなんじゃないかなって気もする。 ただ自分の願いのためだけに動く、というところが。 「呪い」の奥底にあるものは、結局「願い」なんよね。 乙骨が里香ちゃんを失いたくない一心で呪霊にしてしまったように。 真人はなんだか偽夏油を探るような目でみてたけど、あれなんなんだろうね。 案外、真人はいろいろかこつけて、偽夏油から距離を置きたかっただけなのかも、とか深読みしてみたり。 美々子ちゃんと奈々子ちゃん、今、どうしているのなか、と思ってたら、こんなところで偽夏油に使われてた。 偽物だとわかっていても、夏油の肉体をあきらめられず、いいように使われていたのか。 これなら、どっかに潜んで夏油の迎えを待ちわびている方がまだマシだった。 このふたり、"縛り"のことをよく知らなかったのかな。 夏油は呪術についてあんまりちゃんと教えてなかったのかも。 自分の手元に置いて守ってやるって思ってたから。 虎杖と七海さんチーム合流。 そうか、猪野さんは虎杖とは初対面か。 七海さんは、まだ学生の虎杖と伏黒を最前線で戦わせたくないんだろうな。それも、自分がいないところで。 でも、一級の権限がないとできないこともある。 てか、そのコンタクトとろうとしてる伊地知さんは刺されてんだけどっ。 七海さんに頼られて感動してる猪野さん、ちょっとかわいい。 五条家は五条先生のワンマン。 禪院家は跡取り娘が呪力なしとほぼ呪力なし。 加茂家は正妻の子を見捨てて側室の子を跡継ぎに据えている。 御三家はどこも問題抱えてるな。 秘匿死刑になるところを五条先生に救われた乙骨と虎杖。 禪院家に売られかけていたところを五条先生に妨害してもらった伏黒。 他...

『アンデッドアンラック』(No.002 UNION) 感想

アゴクイで落ちる風子ちゃん、チョロイ、って思ったけど、少女マンガが好きで、だけど、誰とも触れられないと思い詰めていきてきたんだから、無理もないよな。 それにしても、襲われてる組織に入ろうとする、ってのはおもしろい発想だな。 ずっとこんな連中とやりあってるアンディにはない発想だったんだろうな。

『週刊少年ジャンプ』2020年09号

『呪術廻戦』 (第92話 渋谷事変・10) 別記事(すべては五条悟だから)になりました。 『ONE PIECE』 (第969話 "バカ殿") おでんがいろいろと悲愴すぎる。 てか、くまの扱いとか、尾田先生、たまにとてつもなくエゲつない展開やるよね。 『鬼滅の刃』 (第191話 どちらが鬼か) センターカラーは、背中合わせの縁壱さんと炭治郎。 なんか、センターカラー久しぶりのような気がする。 愈史郎はちゃんと掘り起こしてもらえたんだね。 村田さんたちが炭治郎を助けたいと必死なのに、愈史郎はいつも通り冷静。 珠世様以外はどうでもいいけど、無惨様と戦ってくれる人なら助けてやってもよい、ぐらいの考えなんだろうね。 こんなシュラバなのに、いつも通りに珍しいものに心惹かれちゃってる伊之助。 それを叱ってるカナヲちゃんがかわいいよ! カナヲちゃんも伊之助相手だとなんとなくお姉ちゃんモードになるんだな。 あと、ボロボロでも逃げ出さないし意識も失わない善逸! がんばってる! 札をつけてる者同士はみえるってのは便利だな。 うっかり味方を攻撃せずにすむから。 岩柱さんには、札つけてようがつけてまいが同じなんだろうけど。 ところで、無惨様がいきなり本気だしたのなんなの? これまでどうしてそれやらなかったの? 岩柱さんが片足斬られてて、ぐおっ、ってなったんだけど、刀を握っている腕をぶった切られている義勇さんをみて、ぎゃあ、ってなった。 こわい。こわすぎる。 先週のラストで「反撃開始!」って感じだったじゃん! それなのになんで全滅してんの! これヘタすると五体満足な柱がひとりもいない、って状態になってない? いやいやいや、圧倒的すぎるだろ。 特に岩柱さんの足やられてるの厳しすぎる。 吾峠先生、思い切りがよすぎる。 あと、一瞬、伊之助の頭がもげてるように見えてめっちゃびびった。 カナヲちゃんまで「最期までちゃんとやる」とか言い出してキツいよなあ。 なんかもう、時透くんと玄弥のことを思い出しちゃってキツい。 カナヲちゃんだけあの場にとどまっていたのは、たまたまなのか、目がよいからひとりだけ攻撃を避けられたってことなのか。 「炭治郎。炭治郎」しか言えないで涙をこぼすカナヲちゃん。 炭治郎、カナヲちゃんは助けられたけど、本当にボロボロだな。 無惨様は余裕そうにみせてるけど、内心では...

『呪術廻戦』(第92話 渋谷事変・10) 感想(すべては五条悟だから)

なんか掲載順位がいきなり高くなったんだが、このマンガ位置が安定しないな。 まあ、打ち切りくらいさえしなければ、順位はどうでもいいんだが。 呪術高専だよりは渋谷マップか。 あそこらへんはわりと知ってるので、みんながどれくらい離れているのかなんとなくわかって楽しい。 今のところ、虎杖たちが一番離れたとこにいるけど、あれくらいの距離、虎杖ならあっとゆーまにたどりつきそう。 扉絵なくて、日下部先生、禪院当主、ナナミンとなかなかシブい3人の打ち合わせで開幕。 五条先生にすべてを任せ、待機していたけど、突入を選択したか。 この人たちは、地下にとらわれた人たちは五条先生に託し、それ以上の被害拡大を防ぐ役目を担ってたはずだけど、ここで動かないとその役目を果たせないと判断したんだろうな。 伊地知さんがんばってるな、と思ったら、唐突に刺されたんだけどっ。 雑だけど念入りな刺し方、おい。 「えいっ」ってなんなんだよ、それ。 めっちゃびっくりなんだけど。 まさかこのタイミングで伊地知さんがやられる? このマンガ、本当になめらかに人が死ぬから、刺されたけど、なんとか生きてるよね? と信じきれないのが、なんとも……。 しかし、後方支援要員からつぶされるとはな。 戦闘能力は並みだろうからつぶしやすいし、そのわりに与えるダメージはそこそこありそうだから、賢いやり口とはいえる。 あの状況で、冷静に連絡を取り合ってるスーツの人間たちって、よく考えると結構目立ちそうだし。 五条先生が封印されたら、事務仕事を押し付ける相手もいらなくなるから、不要になった、とかいうコワイ理由じゃないよね。……ないよね……。 獄門彊が処理落ちしていた件。 五条先生から完全にコントロール権を取り上げるには、五条先生という情報を処理しないといけないのか。 で、この状況をみていたプチメカ丸。 死んだ後の方が役に立ってる感が悲しいな、メカ丸。 呪霊たちが封印された五条先生を動かせない理由をきかれて「五条悟だからダ!!」って答えるの良いな。 そして、「ハハッ。納得!!」って応じる虎杖も良い。 ちょっとうれしそう。 封印されても五条先生はやられっぱなしじゃない、ってのがうれしいんだろうね。 それにしても「五条悟だからダ!!」の説得力ってなんだろうね。 何があっても、その言葉で納得できるのは、五条悟だから(笑)。 そういえば、渋谷の地下駅...