『週刊少年ジャンプ』2020年12号 感想

『アクタージュ』(screen101.GO)
二周年突破記念で表紙&巻頭カラー。
『ジャンプ』の表紙で夜凪ちゃんのぴすぴすがみれてうれしいですよ!
巻頭カラーでみんなキメキメなのに、夜凪ちゃんだけどういう顔していいかわからないって顔してて笑う。
ところで阿良也くん、その座り方は逆に疲れないか?
役者4人のバックにいるのは、黒山さん、星アリサ、花子さん、天知か。
裏方役だから、役者を前に出して、ひっそりと陰にいる、でもしっかり張り付いているんだよ、ってイメージなんだろうね。

花子さんを家に呼んで話し合いをするという夜凪ちゃん。
あれだけ憎んでいた父親の不倫相手を、家に呼ぶってのは、確かに大胆だな。
よければ付き添うって言ってくれた市子ちゃんやさしい。

王賀美さん、「ステゴロでやれよ。獲物は使うな」ってどんなアドバイスだよ。
武力衝突(?)前提かい。
まあ、たいして鍛えてない女性同士が生身でケンカしてもたいした被害はでないだろうしね、と思ったけど、夜凪ちゃん、殺陣とかでそこそこ鍛えてたよ、そういえば。

夜凪ちゃん、父親の不倫相手がいつか現れると思ってたのか。
多分、中学生の頃からそんな覚悟をしてたんだろうな。
そう考えると、父親のクズっぷりがさらに浮き上がってくるな。

「花子さんが一人きりだったことに気づけなくて」と謝った夜凪ちゃん。
ひとりっきりのさびしさが身に染みているものだから、そういう人が身近にいたのに気づかなかった、というのは夜凪ちゃん的には後悔なんだろうな。
自分はもうひとりじゃない、と実感してしまっているから、花子さんを置き去りにしてしまった感もあるんだろう。
舞台の上で役者たちはわかりあえたのに、脚本家兼演出家はさらに孤立してしまった。
意図せずして、ひとりきりの人に、ひとりきりじゃない自分をみせつけてしまった。
そこに申し訳なさを感じているんじゃないかな。

怒りの矛先だった花子さんを許してしまった夜凪ちゃんには、もはや羅刹女の怒りがわからない。
だから、羅刹女を演じる自信がない。
夜凪ちゃんがここまで弱気になるのは久しぶりだな。
共演者たちが自分のために動いてくれたことをわかってるから、なおさら申し訳ないんだろうな。

ここで黒山さんが登場とは。
千世子ちゃんたちどうした!
花子さんの弱音を黒山さんはきかない。
どんな理由があろうと、演出家は自分の中の幸いや答えを演じてもらうために全力を尽くすものであって、答えをもらうために演出を引き受けた花子さんは許しがたいんだろうな、と思う。

「しまいまでやれねぇなら、手出してんじゃねぇよ、うちの役者に」
黒山さんにとって、夜凪ちゃんは大事な役者なんだよね。
だけど今は千世子ちゃんをディレクションするのに全力だ。
それが夜凪ちゃんの成長につながると信じてるからだろうけど。

ラストの千世子ちゃんの笑顔がかわいすぎでうきうきですよ!
なにこの羅刹女バージョン千世子ちゃん。すばらしすぎる!
とにかく重苦しかった夜凪ちゃんの羅刹女に比べて、めっちゃ軽やかで愛らしい。
この羅刹女であの舞台がどうなるのかめっちゃ楽しみ。

『鬼滅の刃』(第194話 灼熱の傷)
表紙は愈史郎+村田さん+愈史郎の餌になるって言った隊士(←名前がわからん)。
ちょっとほのぼの。
まあ、表紙だけだけどな!(泣)

茶々丸生きてた!
そうか、猫の鬼化ってのもありなのか。珠世様、いろんなこと試してたんだな。
涙をこぼしながら、炭治郎の守護を珠世様に願う愈史郎。
なんだかんだで、愈史郎も炭治郎のことは大事なんだな。

蛇柱さんに引き続き、炭治郎まで酸欠か。
やっぱり相当な無理をしてるんだろうな。
ここでまさかの蛇柱さんの復活! と思いきや、顔が大変なことに!
綺麗なオッドアイがつぶれてるし、もともと傷があった口元がまた裂けちゃってる。
もはや欠損のない柱はひとりもいないじゃん!

自分をかばって蛇柱さんの目がつぶされた、と思った炭治郎に「違う! もっと前にやられた」で、炭治郎のせいじゃないということを伝え、さらに「お前は人のことばかりうるさい」って続けるのがよい。「自分のことだけ考えてろ」ってことだよね、多分。

蛇柱さん、もともと片方がほとんどみえてなくて、それを鏑丸が補っていたのか。
箸より重いものはもったことがないような生活で、栄養失調寸前みたいな感じで育って、片目がほとんどみえてない、というスペックで柱にのぼりつめたの本当にすごいな。
どれだけ努力したんだろう。

そして、蛇柱さんはもう恋柱さんの顔をみることができないんだな、と思うと悲しい。
恋柱さんがもりもり食べるところをながめているのが大好きだったのにな……。

それにしてもこのマンガ、蛇はナビゲーターだし、ねずみはむきむきで運搬役だし、烏は伝達役だし、猫は救急箱だし、なにげに動物が大活躍してるな。

ところで何百年も残る傷跡ってなんなんですか?
一度ばらばらになって、元に戻ったはずなのに、縁壱さんに斬られた傷はそれでも残るんですか?
縁壱さん、万能すぎてコワイ。

『Dr.STONE』(Z=139 FIRST DREAM)
生き別れの兄弟かクローンか、と思ってたらボーカロイド的なものだったか。

石化装置をどうやって手に入れたのかと思ったら、まさかの空から降ってきたって、どういうこと?
てか、そういうことなら、探せばそこらへんにごろごろあるってこと?

ホワイマンが月にいるってのもびっくりだ。
今の技術力でも、月面で補給なしで人間が1年生きていくこともむずかしいと思うんだが、3000年以上もどうやって居住環境を維持してるんだ。
月面にコンピュータが置いてあって、それが稼働し続けているってことも考えられるけど……。

月に行く展開とはびっくりだ。
いや、月まで行けるロケットつくる難易度は自動車の比じゃないだろ。
そもそも、コンピュータなしでつくったり飛ばしたりできないもんじゃないの、あれ。
まさかこんな大風呂敷ひろげてくるとわっ。

前回の展開で、『Dr.STONE』も話をたたみはじめたか、と思ったんだが、全然違った。

『ハイキュー!!』(第383話 スーパースター)
表紙は、ロメロの活躍をみている、高校時代のみんなか。
そんな憧れた人と、同じコートに立っている日向くんたち。
テレビの向こう側にいた過去から、同じコートにいる現在に至るまで、憧れが憧れのままの存在でいてくれるってうれしいよね。

日向くんのジャンプサーブ! めっちゃかっけえ!
高校一年の時の日向くんのサーブは割としょぼかったからね(苦笑)。
まあ、中学時代はサーブ練習なんてほとんどやれてなかったんだろうから、しょうがないけど。

「日向、こんなに育って…」って親目線でほろりとしてる赤葦くんがかわええんですよ。

和久南の中島くんは、Division 3でバレー続けてるのか、と思ったら、ポジションがリベロになってる。
日向くんと同じように「小さな巨人」を目指してたのに、ずいぶんと差がついちゃったな、と思うけど、リベロでもバレーボールを続けてるって、あいかわらず根性あるな、とも思う。

『ぼくたちは勉強ができない』(問148 泡沫の人魚姫は約束の[x]に濡つ・6)
やっぱりうるかルートで確定なのか……。

涙をこらえて「お姉ちゃん」としてふるまう文乃ちゃんが不憫すぎる。

『アンデッドアンラック』(No.005 あなたはどっち?)
別記事になりました。

『呪術廻戦』(第95話 渋谷事変・13)
別記事(筋を通したい男と道を踏み外した男)になりました。

『チェンソーマン』(第58話 黒瀬ユウタロウ)
クァンシ様がハーレム引き連れてやってきた。
回転ずしではしゃぎまわる子たちをみて「今日はもう疲れたから仕事は明日からにしよう」とか、ほとんど観光気分だな。

アメリカ代表の末っ子、兄ちゃんたちが殺されてリタイアか? と思ったら、ちゃんと動いてるな。
兄ちゃんの「プロなら仕事全うしろ」に従っているのか。
もう頼れる人がいないから、残された言葉にすがるしかないのかもね。

黒瀬のお友達の家にころがりこんだけど、この人を乗っ取るつもりなのかもしれない。
黒瀬の顔ではもう身動きとれないだろうし。

ドイツのサンタクロースは人間を人形化させるのか?
これは確かに戦いづらい。

ハロウィンハロウィン言ってるわ、サンタクロースは現れるわ、季節がよくわからない。

『ゆらぎ荘の幽奈さん』(195 数年後の狭霧さん)
千紗希ちゃんの鬱展開再びなの?