『呪術廻戦』(第95話 渋谷事変・13) 感想(筋を通したい男と道を踏み外した男)

猪野さんは"筋"を通したい、か。
チャラそうにみえて、実直というか、呪術師は道を踏み外しやすいからこそ、外さないための枷をみずからにはめたいと考えているんだろうな。
多分、なにか頼るものとか、正誤の判断の指針とか、そこそこ具体的なものが欲しいんじゃないかな。
迷いをうみやすい環境だし、迷いが死につながることもあるしで、迷う可能性を減らすというのはリスク回避策として正しいような気がする。

伏黒は、自分が助けたいと思うか否か、を大事にしているし、虎杖は、その行動は「正しい死」につながるか、を考え続けている。
そして、猪野さんはその判断基準を七海さんに設定しているのか。
でも、よっぽど七海さんのことをよく知ってないと「七海サンならどうするか」の答えが出せないよね。
七海さんは、きみの中の「七海サン」は本当に私ですか? とか考えてるかもしれない。


猪野さんの術式は降霊術か。
伏黒が使ってる式神とは、似て非なるものらしい。
伏黒のは「使役」するものだけど、猪野さんのは「憑依」させるものってイメージ?


虎杖&伏黒コンビのパワー押しでダメージなしって、どんだけ頑丈だよっ。
もしかして41階から落ちて大丈夫だったのも、何かにつかまってたとかどこかに緩衝材があったとかじゃなくって、素だったの?


婆ちゃんが使ってるのも、降霊術か。
猪野さんは瑞獣で、婆ちゃんは人間だけど。
しかし、こんなところで伏黒パパの登場とはびっくりするわ。
五条先生すら窮地においやった伏黒パパが相手じゃ、猪野さんかなり厳しいのでは?

これ、もしかしたら、伏黒がパパさん(憑依)に会っちゃう流れ?
で、降霊術で使われているということは、父親は死んでるのか、と伏黒が気づく流れなのでは?

どうでもいいけど、伏黒パパはやっぱり呪術師の世界では「禪院」なのね。