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『アンデッドアンラック』(No.010 これが私の着たい服) 感想

アンディとちょっとぶつかっただけで壁からマグマ噴出させちゃう不運ちゃん。 あの基地、火山のすぐ近くにあるの? それともめっちゃ地下とか。 「ガキと二人で空中デートだ」と言われて、こころなし照れてるっぽい不運ちゃんかわいい。 10話目にしてようやく、主人公がほぼ全コマ全裸という状況がようやく解除された。 このままずっと股間に黒海苔はりつけ続けるのかなって、めっちゃ気になってたからよかった。 まさかUMAをはりつけるとわっ。 てか、ずっと全裸男だったのに、アンディはスーツがめっちゃ似合うな。

『週刊少年ジャンプ』2020年17号 感想

『鬼滅の刃』 (第199話 千年の夜明け) 夜明け間近。最後の力を振り絞る無惨様。 ぐおおおっ、炭治郎の左腕がふっとんじゃったんですけどっ! えっ、炭治郎まで隻腕になっちゃうの? それでも、無惨に突き立てた剣から手を離さない炭治郎に添えられた左腕。 ここで、右腕失った義勇さんが、炭治郎と共に柄を握り、刀身を赫くする描写めっちゃ熱いんだけど、ちょっと盛り上がれない。 だって、ふたりとも隻腕になっちゃうって……なっちゃうって……。 無惨様が巨大な赤ん坊みたいになってびっくりした。 表面積増やしてすぐに灼けるのを防ぐとか、無惨様どこまでもがんばるな。 炭治郎のみこんじゃってるし……。 生き残った隊士たちが本棚落としたり、隠たちが車で突っ込んだりで、もう総力戦というか泥仕合感がすごい。 なにがなんでも生き残ろう、なにがなんでも殺そう、とお互いが死力を尽くしている。 隠たちがバスで押し込んで、なんとか日陰に入らせないようにがんばってるとこ熱い! 「皆一緒だ、怖くない!!」って台詞がよいよねえ。 普段、戦わない隠たちが、今、最前線に立つことになってしまっている。 数々の修羅場はみているだろうけど、戦闘慣れはしていない人たちが、それでも懸命にあの場で踏ん張っている。 剣士たちだったら「怖くない!!」という台詞にはならない。多分、「恐れるな!!」になるだろう。 このちょっと頼りなさを感じる言葉が、隠たちっぽさを感じてすごくよいなあ、と思ったんだ。 あと、無惨様がどう動いても対処できるように、剣士たち隠たちを配置していた新お館様の采配がすばらしいです。 でも「行く手を阻め!!」と命令しておきながら「死ぬな、一旦下がれ!!」って言っちゃうあたりに、そりゃそうだよな。父親と同じ域にはまだなれないよな、とも思う。 あっ、風柱さんまだ手足が2本ずつついてる(←それでほっとする状況がひどい)。 岩柱さんも隠たちの援助を得て戻ってきた。 蛇柱さんもまだ生きてた。 恋柱さんはどうなっちゃったんだろうな。 最後、無惨様に呑み込まれた炭治郎がとどめをさしたようにみえたんだけど……。 『ONE PIECE』 (第975話 "錦えもんの一計") ルフィとキッドとロー、相変わらず連携がとれない……。 『呪術廻戦』 (第100話 渋谷事変・18) 別記事(一級の強さ)になりました。 『ハイ...

『呪術廻戦』(第100話 渋谷事変・18) 感想(一級の強さ)

祝! 100話到達! ついに3ケタか……と思うと同時に、まだ100話なのねって感じもする。 ここまでいろんなことありすぎたからな。 センターカラー表紙絵は、五条先生世代の東京校生たち。 灰原くんが七海さんに桜の花でいたずらしかけようとしてるのかわいいよね。 七海さんが虎杖に対して、なんだかんだで強く出られないのは、あの明るさがちょっと灰原くんを思い出すからかもしれない、とか妄想している。 全体的に明るい色合いのかわいい絵なのに、6人のうち2人死んでて、1人生死不明なのが、なんともいえない。 呪術師の平均年齢めっちゃ低そうだよね。 30過ぎて現役で生き延びている人は、それだけで強者ってことなんじゃないかな。 静かに怒ってる七海さんがかっこよすぎるし、強すぎる。 「仲間の数と配置は?」しか台詞がないけど、回を重ねるほどに怒りが深く重くなっていってる感じがする。 で、最後に「ここに来るまで何人もの補助監督が殺されていました。アナタですね?」だよ。 最初のうちは、情報を聞き出すために、懸命に怒りを抑えていたので、同じ台詞しか言えなかったけど、どうやら情報もってないらしいと判断した結果、本当にききたかったことをきいたんじゃないかな、と思った。 自分が何の罪によってこんな目にあっているのかを、教え込みたかったのかな、と。 教えても意味ないとわかってるけど。 それでも、たたきつけたかったんじゃないかな、って。 野薔薇ちゃん、だいぶ強くなったと思ってたけど、こうやって比較されると、ものすごい差だな。 ちょっとフォローもしたけれど、それがなくても七海さんは無傷でワンショルダーの兄ちゃんを倒せただろう。 一級は「普通」の呪術師の最高到達点って感じがよくわかる。 冥冥さんみたいに自身のポテンシャルを極限までひきあげた結果、たどりつけるポジションだ。 特級は努力でなれるものではなく、生まれ持った特別な何か、が必要ってイメージだな。 夏油は一級と特級の中間タイプなイメージあるけど。 五条先生は野薔薇ちゃんの現在の実力がわかっているはずだけど、それでも一級に引き上げようとしている。 それは、虎杖と伏黒に置いてけぼりにされるのかわいそう、とかいう理由じゃないと思うので(←もしそうだったらめっちゃ笑う)、野薔薇ちゃんは一級にふさわしい何かを持っていると確信しているか、教え子たちを一級にしておいた方...

『ワールドトリガー』第192話「二宮匡貴・3」+第193話「二宮匡貴・4」 感想(ボーダーのシューターどもは変態だな)

グラスホッパーは、物質化したものしか反射しない⇒スコーピオンは跳ね飛ばす、そして、トリオンの弾丸が当たると相殺される⇒弾丸で壊せる、ということで、スコーピオンピンボールは飛び跳ねるスコーピオンを叩き落すのではなく、グラスホッパーを弾丸で破壊してピンボールさせなくするのが一番効率的、ということか。 ただし、その仕様を知ってる人が少ないので、そういう手を思いつける人も少ない、と。 トリオンっていうのは、割と「物質化」がキーになってるっぽい。するかしないかでふるまいがだいぶ違う。 まあ、水と氷では扱い方が全然違う、みたいなことなんだろう。 ところで、チカちゃんと二宮さんの撃ち合いが、なんかもう全然違うマンガっぽい件。 こんなの仮想空間じゃなく、三門市内でやったりしたら、市民が怖がって逃げ出すんじゃないかな。 剣ふるったり、銃かまえたりしてる一方で、爆撃戦ってなんかシュール。 「よし千佳! 次は27分割だ!」というオサムの台詞で気づいたけど、初撃は2×2×2=8分割で、次は3×3×3=27分割、さらに4×4×4=64分割になってるのね。 分割数で何かが変わるのかな。 細かい弾がたくさんとんできた方が撃ち落としにくいだろうとは思うけど。 犬飼の「撃ちもらしたら遠隔シールドで止めてね、辻ちゃん」って台詞の強者感が良い。めっちゃ余裕がある。あのチカちゃんの爆撃相手なのに。 まあ、二宮さんで爆撃慣れしてるってのはあるかも。 で、「3発くらいなら」って応じる辻ちゃんの、犬飼の扱いに慣れてますよ感がまた良い。 チカちゃんの爆撃をふたりでしのげって、命令を出す二宮さんのふたりに対する信頼感があって、そこそこの無茶ぶりだと思うのに、「了解」だけでそれに応えるという、二宮さんへの絶対感みたいなものをみるたびに、二宮隊はボーダーという組織における理想的なチームなんじゃないかな、っていう気がする。 ボーダーというか、城戸さんというか。 もしかしたら、それは鳩原さんの失踪によって完成されたのかもしれないけど。 どさくさにまぎれて犬飼を攻撃したオサムだけど、これは辻ちゃんにガードされた。 辻ちゃん、ちゃんと犬飼を守ってる。 弓場さん、めっちゃねばったんだけど、終わってみれば二宮さんの圧勝って感じだな。 ところでっ! 髪おろした弓場さんがかっこよすぎるんですがっ! えっ、なにこのイケメンってなった。 ...

『アンデッドアンラック』(No.009 我々は否定する) 感想

なんかものすごい量の新情報が出てきた。 「UMA」「否定者」「課題(クエスト)」「理(ルール)」はこれまでにもでてきてたけど「黙示録(アポカリプス)」か。 ユニオンは否定者を集めつつ、否定者を殺すか束縛して利用するかしてる組織なのかと思ってたら、ユニオンの否定者たちはただこの世界を守っているだけだったのか。 不運ちゃんはユニオンのあり様を変えたいと思ってたけど、圧倒的な上位者に押し付けられたものから世界が被る影響を軽減するために、ひたすらがんばっていて、そのためには多少な犠牲はやむを得ない、という考えだったわけで、これは不運ちゃんも目標を変えないわけにはいかないな。 彼らだって自分たちは正しいと思っていないわけだから。 ルールが足された回数は98回。 3ヶ月に1度の頻度で発生するクエスト。 成功率はそんなに高くないとしても、数千年単位でこんなことをやっている感じはしない。 このアーティファクトがみつけられる以前の記録も残ってそうなもんだけど、この世界はどんな感じだったんだろう。 ルールが足された時、人々はそれに気づけるんだろうか? それとも、最初っからそうだった、ということになるんだろうか。 「性別」「言語」「人種」「死」「病気」はルールとして足されたもの。 つまり、元々、言語はひとつで、死も病気も性別も人種もなかった、ということ? なんか、神話のようだな。 神が下した罰によって言語は分かたれとか、神の言いつけに背いたから死が生まれたとか。 それにしても、このマンガがここまで複雑な設定かかえてたとはね。 ところどころよくわからない表現がでてくるな、と思ってたけど、今回のを読むと、いろいろとつながるところがあって、めっちゃおもしろい! 「UMA銀河」を追加するって、もしかして、これにより星がみえるようになるってこと? 星がみえるようになったら、どんな被害が出るの?

『週刊少年ジャンプ』2020年16号 感想

『ハイキュー!!』 (第386話 自由) 『ジャンプ』表紙の山口くんが、めっちゃサラリーマンっぽい。 そして、ちゃんとツッキーを前に押し立ててるあたりがめっちゃ山口っぽい。 これまでなぜか公表されてなかったノヤさんの進路が、巻頭見開きカラーで判明! しかも、演歌っぽいナレ(?)が入ってる。 さすがノヤさん、扱いが別格!(笑) いや、なんでイタリアでカジキなんだろう……。 要するにバックパッカー的なことをやってるってことなのかな。 それにしても、あのノヤさんがバレーをきっぱりやめるとはな……。 「ビュン!」の一言で、東京もイタリアもブラジルも同じにしちゃう、烏野の小さい後輩たち、頼もしすぎる。 「何をどれだけできようとも、俺たちに"十分"は無えんだ」という鷲匠監督の言葉がいいな。 「俺」ではなく「俺達」。 ちゃんと自分も入っている。 あのお年でもまだ"十分"を求め続ける、という気概にあふれている。 胸でボールを受ける木兎さん、さすがです! てか、男子プロのスパイクとかめっちゃ痛そうなんだけど、それを1mmも避けようとしないの、ほんとすごいな。 赤葦の「ははは」って乾いた笑いが、あの人あいかわらずだな、って感じで笑える。 「強いって自由だ」という山口の言葉に、ノヤさんの背中と、日向くんの楽しそうな顔がかぶさっている。 自由であろうとする意志が強さを生むのか、強いから自由でいられるのか。 でも、このふたりはむずかしいことなんか考えてないと思うけどね。 ただ、自分が欲しいものに手を伸ばし続けているだけで。 『ONE PIECE』 (第974話 "いざ、鬼ヶ島!!") カン十郎がスパイだったか……。 あれこれのほのぼのシーンが一気にホラーっぽくなったの悲しいな。 オロチがあんなにおびえて、モモの助の生存を信じていたのは、カン十郎の存在があったからか。 どっかで赤鞘として野垂れ死んだんだろう、と思ってたスパイが、20年を経て連絡をとってきたら、そりゃこわい。 20年後に蘇るというおとぎ話が、現実になったんだから、そりゃおそれおののくわ。 ルフィとトラファルガー・ローとキッドがここで共闘は熱い! キッドもローも部下のことで怒りまくってるからな。 『鬼滅の刃』 (第198話 気付けば) 表紙は、みんなの無事を懸命に祈る蝶屋...

『呪術廻戦』(第99話 渋谷事変・17) 感想(悪意が生きる世界)

七海さんが、伊地知さんの救命活動をせずに、静かにブチギレてるだけなんだけど……。 伊地知さん、本当に死んでる? 「己の不甲斐なさに腹が立つ、などということは、今までも、そしてこれからも、私の人生では有り得ない」 これは、己が不甲斐ないなんて当然のことで、そんな当たり前のことに怒ることなどない、ということなのかな、と思った。 できないことに手は伸ばさない、自分にできることをひたすらこなしていくだけだ、という諦念であり決意なのかな、と。 真希さんが、野薔薇ちゃんを伊地知さんの安否確認に出したのは、逃げ道のあるところへ移動させたかったからか。 もはや、どこが安全地帯なのかよくわからない状態なんだけど、"帳"の中心地が一番の危険地帯だろうから、そこから距離を置いた方が安全ではありそう。 それで、真希さんは大丈夫なの? と思うんだけど、禪院当主がいるから大丈夫なのかな。 御三家がぼろぼろな感じになってるので、禪院の当主は強者であって欲しいと思う。 あと、単純に、真希さんが反逆している相手は強い方が燃えるな、って。 ワンショルダーのお兄さんが投げた剣を、野薔薇ちゃんが叩き落したとこのコマ割りちょっとおもしろい。 なんかテンポがよいというか、スピード感があるというか。 ふたりがめっちゃ近接してるっぽくみえるんだけど、その下のコマで、ちゃんと距離がとられてることはわかるんだよね。 あの剣、自分の意思(?)で動けるの? 柄が手の形してるけど、あの手の本来の持主が術師で、それこそ魂持ってるとかいう話だったりして。 新田ちゃんのやられ方がキツイ。 あと、野薔薇ちゃんがめっちゃヤンキーマンガっぽい(苦笑)。 やられても、フラッフラでも、目をかっぴろげて寄ってくる姿がちょっとホラーなんだけど。 ここで七海さんが乱入か。 おそらくは、自分に注意を向けさせるために、わざと大きな音たてて近づいてきたよね。 呪詛師がぶつけてくる純粋な"悪意"。 彼はそれが生まれながらにある自然なものと思っているのかもしれない。 サッカーが得意な人がサッカーがない世界に生まれてたら、そもそもサッカーが得意ということに気付けない。つまりは無意味ということになるんじゃないかな。 では、悪意のない世界に呪詛師が生まれたら、悪意を抱かずにすむんだろうか? でも、この世界に悪意はあるんだ...

『アンデッドアンラック』(No.008 変わる私は好きですか?) 感想

表紙絵の「Happy Birthday Gena」の血文字に喜ぶジーナがかわいい。 アンディもジーナのことは大事にしたかったんだろうな。 ジーナはこの頃から、50年も、アンディのことを想い続けてきたんだろうな。 「きっといつかまたルールが増えて、世界が大きく変わってしまう」というのはまた意味深な台詞だな。 この世界ではなんらかのきっかけで「ルール」が増えることがあり、それにより「世界」が改変されるということ? 物理法則とは別の「ルール」が存在する? 星がないのはそういう「ルール」だから? もしかして「否定者」というのは「ルール」を否定する者? ジーナは死んだか……。 「不変」の女がようやく変わることができたんだな……。 状況に流され続けてきた不運ちゃんが、自分の意思で「変えらんないのかな?」と言った。 ただ、振り回されるばかりだった彼女がついに、自分の目標を得た。 「不変」の女が「不運」な女を導いたのだな……。 それにしても、いきなり組織にご招待されて、10人の否定者が勢ぞろいとは、スピーディーだな。 しょっぱなから攻撃かますアンディの豪胆さよ。 そして、緊張した面持ちながらも、ジーナのためにアンディと献杯しつつ、挑む姿勢をみせている不運ちゃんがかっこいい。 ああ、彼女は本気で、戦い抜く覚悟をきめたのだな。

『週刊少年ジャンプ』2020年15号 感想

『鬼滅の刃』 (第197話 執念) 珠世様は本当にお美しいな。 やさしげな顔をして、無惨様の顔に爪をたてているところとか、本当にお美しい。 「お前を殺す為にお前より強くなる必要はない。お前を弱くすればいいだけの話」か。 珠世様としのぶさんは、無惨様を弱くするために全力を挙げて戦ってきた。 ふたりとも、この戦場にたどりつけなかったけれど、今もこうやって戦い続けているんだな。 無惨様の電撃技(?)はなんなんだろうな。 愈史郎の札を通じて産屋敷の子供たちのところにまで到達してるけど。 ここで、善逸と伊之助が到着か。 ふたりがまだ五体満足でいられてるのは、岩柱さんと義勇さんがかばったからか。 初登場時に、お墓をつくる意味がわからないと本気で言っていた伊之助が、自分をかばって手足を失った柱たちを想い、死んだ仲間を想い、涙を流す。 戦場で常に泣き叫び、気を失わないと本領が発揮できなかった善逸が、意識がはっきりしてるのに、無惨様を前に泣きも怖がりもせず、炭治郎をはげましながら戦っている。 このふたりの成長っぷりがみてとれてうれしい。 それにしても、このふたりで足止めができてるあたり、本当に無惨様、弱ってるんだな。 家族も帰る家も元からなく、家族に近しい存在だった育手の爺ちゃんを亡くした善逸が、「生まれ育った家に帰るんだ。家族みんな待ってる」って、炭治郎をはげますの、本当に泣ける。 利き腕を失っても、刀を握りしめ無惨様の元に向かう義勇さん。 片足を失っても、壁伝いに歩を進め、鎖をかみしめる岩柱さん。 ふたりの絵が壮絶すぎる。 風柱さんと恋柱さんも、動ければ盾にはなれる、1秒でも時間稼ぎできればその場で死んでもいい、くらいの気持ちで参戦しそうだし……こわいよな……。 そういえば、カナヲちゃんはどうしてるんだろう。 『ONE PIECE』 (第973話 "光月の一族") 河松から離れた幼い日和ちゃんが、どうやって花魁になれたんだろうと思ってたんだが、傳ジロー=狂死郎の助けを得ていたのか。 震えが止まらないオロチはちょっとかわいそうだな、と思った。 この人は、恨みというものがどれほどおそろしいものかを身をもって知っているから、自分がそれを受ける側になったということが、本当におそろしくてたまらなかったんだろうな。 『Dr.STONE』 (Z=142 WORLD POWE...

『呪術廻戦』(第98話 渋谷事変・16) 感想(肉体は魂と共に在り)

3つの"帳"のうち、"術師を入れない帳"は解け、"非術師が出られない帳"と"五条悟が出られない帳"は残った。 これにより、五条先生以外の術師は皆、自由に動けることに。 一般人を助け出すのはいまだ困難だけど、だいぶ楽になった感じかな。 ところで、獄門彊に閉じ込められた五条先生は、五条先生専用帳は抜けられるんだろうか? 猪野さん、なんとか助かってよかった。 あの高さから放り出されるとか、伏黒と虎杖が駆け付けられなかったら確実に死んでたけどね。 「鵺」で落下スピードをゆるめて、虎杖が受け止めるとか、あいかわらず良いコンビネーション。 そして、まさかの伏黒パパさん完全復活! いや、笑えない状況だけど、笑ってしまった。 肉体の情報降ろされた結果、魂ごと乗っ取るとか、あいかわらず規格外だな、この人。 呪力ゼロが一周まわって呪力に対する抵抗力無限大、みたいな人だから想定外なことになってもおかしくないのかな。 発見されている唯一の存在、と言われたくらいの特殊例だから。 いや、乗っ取りなんてできるんだね~、と思ったんだけど、よく考えたら、虎杖と宿儺がそんな関係だったわ。 それにしても、伏黒パパさん、転生(?)して何するつもりなの? まあ、何かしたくて復活したわけじゃないんで、何も考えてないんだろうけど。 それにこの人、今、呪具持ってないし……、と思ったんだが、よく考えたら、真希さんの移動呪具倉庫・伏黒がそこにいるわ。 呪具を息子から奪えばいいだけだわ……うん……伏黒パパならやりそう。 猪野さんを放り出した相手を殴りに行きたかった虎杖だけど、ここは戦局優先で、駅に向かうことに。 今は五条先生を閉じ込めた獄門彊争奪戦が一番大事だからね。 なんか、伏黒と伏黒パパさんが一対一で対峙することになりそうな感じが……。 どうしても会っちゃうなら、せめて虎杖にそばにいて欲しかったんだけどな。 ところで伊地知さん、これ生きてるんですか? ほんとに死んでたら、七海さんが気の毒すぎるんだけど……。 冥冥さんの術式は"烏を操る"それだけだったのか。 で、それをフィジカルの強さで補っていると。 冥冥さんまで筋肉族だったとは。 憂憂くんの冥冥さん礼賛っぷりが、あいかわらず度を越えていてすばらしい。 にっこにこで拍...

『アンデッドアンラック』(No.007 変わろうぜ) 感想

あんまりエロくみえないけど、戦闘中にめっちゃエロいことやってて笑った。 で、「だめだよ、女の子がそんな事人前でしちゃ」とか言っちゃうあたり、不変さん、わりといい人だな。 星はないのにUFOはある。 星がないってことは宇宙人という概念もないと思うんだが。 いや、「未確認飛行物体」が宇宙船である必要はないのか? 「組織に入る事がどれだけ辛くむなしい事か」と言う不変さん。 やっぱり組織に入れればすべてうまくいく、というわけにはいかないのね。 アンディはそこらへん知ってそうだけど、それでも不運ちゃんを組織入りさせたいと考えている。 それは、追われ続けるよりはまだマシな生活ができるってことなのかな。 「辛くむなしい事」は全部、自分が引き受ければいいだけ、って考えてるのかも。 変わりたくない不変さんと、変わりたい=死にたいアンディ。 死ぬための努力と工夫を惜しまないその執念がすごいよ。

『週刊少年ジャンプ』2020年14号 感想

『Dr.STONE』 (Z=141 FIRST TEAM) そうか……もう石化装置使えないのか……。 地球すべてを覆う範囲を指定された時に、意外と千空が冷静だったのは、この事態を推測してたからか。 石化装置が使えたら、瀕死の仲間をすべて石化して元に戻す、という夢の治療法が使えたのに。 「現況は?」「月に攻め込む」でさすがに司が固まってて笑った。 そりゃそうだ。あの速度で戻ってきただけエライ! みんなの顔からヒビがなくなったの、ちょっとさびしいな、と思ってたら、まさかの戦化粧という形で復活とわっ。 ゲンが優秀すぎるっ。 真っ先にメンタリストを復活させるとか、司はおもしろいチョイスをするな、と思ってたんだけど、今になって考えると、司すごいな! ってなる。 ところでロードマップが束になってるんだけど、大丈夫? このマンガちゃんと終われる? 『鬼滅の刃』 (第196話 私は) 無惨様が竈門家を襲ったのは、日の呼吸を継承している可能性をかぎつけて、かと思ってたんだけど、単なる通りすがりか。 これはなかなかひどい。 こうやってあちこちで虎の尾を踏みつけにした結果がこれだよ。 ねずこちゃん、鬼になってる間の記憶もちゃんとあるんだね。 珠世様と愈史郎がわりと好印象な感じなの良い。 善逸もいい笑顔で覚えられててよかった。鬼だと知ってても、こんなにうれしそうに花を贈ってくれてるとか、めっちゃポイント高いじゃないか! そして、かっこよさげにどんぐりをあげてる伊之助がまた良い。 しのぶさんの「見ますか? …金魚」のちょっと戸惑った感じもいいよね。 鬼を憎んでいるしのぶさんが、戸惑いながらも、ねずこちゃんを人間として扱おうとしているようにみえる。 煉獄さんの安定のかっこよさ! 笑う宇髄さんと泣いて喜ぶ嫁さんズ。 愉快な刀鍛冶さんズ。 微笑む玄弥と時透くん。 そして、ずっとねずこちゃんを守ってくれてた炭治郎。 ついにねずこちゃんは人間に戻った。 炭治郎の宿願はこれで果たされたことになる。 だけど、当初の目的を果たしたからといって、もう無惨を倒すのはどうでもいい、とはならないよね、炭治郎。 炭治郎は無惨の存在を赦すことができないから。 むしろ、ねずこちゃんが人間に戻ったのなら、もう思い残すことはない、とか考えちゃいそう。 てか、ねずこちゃんが爆血で炭治郎たちのけがを治してくれるんじゃないかと期待...

『呪術廻戦』(第97話 渋谷事変・15) 感想(象が降ろうと車が降ろうと)

憑依体とはいえ、伏黒父のヤバさMAXオーラはやっぱりすごいなあ。 猪野さんは伏黒父のこと知らないのか。まあ、当時の五条先生だってこの人のこと知らなかったぐらいだから。 呪術師業界のさらに裏で暗躍してた人だから、元々、あまり顔知られてないんだろうな。 猪野さん、速攻でボコボコにされてて泣く。 そうか……マスクはぎとられると何もできなくなるという弱点があるのか……。 でもまあ、普通だったらそう簡単にはぎとられるものではないんだろうな。 伏黒父、素手で殴りあったら世界一の可能性あるから(←クァンシ様ではない)。 「満象」ドゴで、プチッてなってる絵がなかなかシュール。 渋谷の繁華街に巨大な象が降ってくるんだよ? 妙にリアルに想像できちゃって笑う。 そして、象の次は乗用車がッゴゴゴンだよ。 虎杖、乗用車も投げ飛ばせるのか、あいかわらずすごいパワーだな。 ふたりがかりでの超パワー押し攻撃の迫力がすごい。 でも、虎杖、心の中で、車の持ち主に謝ってそう。 だるまおじさんの術式は"あべこべ"か。 強弱を入れ替える。ただし、その上下限の調整が必要、と。 象が降ろうが車が飛ぼうが耐えられる強度にすると、兎にさえ倒される。 もし、五条先生を上限に設定したら、そよ風にさえ倒されそう。 単純にパワー押しの相手になら強いけど、複雑な術式とは相性が悪いってのもわかる。 たとえば、野薔薇ちゃんの釘とか、狗巻の呪言には対処できなさそうだもんね。 逆に、虎杖ひとりっきりだったら、相当、むずかしい相手なんじゃないかな。 でも、暗殺稼業なら、初見で、瞬間的にMAXパワーで倒せばいいわけだから、それでも問題ないのかもしれない。 伏黒のわかりやすい説明もよいけど、それをきいてすぐに対策を提案できる虎杖もよいよね。 伏黒を頼りにするけど、伏黒任せにはしないって感じで。 そして、とどめは虎杖のひとり時間差攻撃か。 かっこよ! とにかく、だるまおじさんはどうでもいいので、猪野さん助けに行ってあげて! てか、伊地知さんはどうなってるの? ちゃんと七海さんに助けてもらってる?

『呪術廻戦』10巻 箇条書き感想

『呪術廻戦』の10巻が出ましたよ! ついに2ケタ!(厳密には0巻があるので11冊目なんだけど) ・表紙はメカ丸。めっちゃかっけえ! ちょっと兵馬俑っぽいけどな……ってこの例えはこのコミックスの内容的に笑えない…… ・じゅじゅさんぽは1年ズで旅館。3人そろっての任務だとこういうこともちょいちょいあるんだろうな。ゲームにテンションあがる虎杖、細かいこだわりがある野薔薇ちゃん。伏黒は、寝具がちゃんとしていればなんでもいい派のような気がする ・中扉絵が意味深な風景絵に戻ったんだけど、なんなんだろう ・メカ丸の級友たちの写真の中に知らないキャラが写ってて、誰これ? ってなってたんだけど、京都校の1年だったか。まだ1年生だから交流会に連れてきてもらえなかったのね ・京都校の方は1年生はひとりしかいないのかな。あの濃い先輩方にひとりで対応するのは大変だろうな ・生得術式は、先天的に刻まれている術式、か。すると、これから虎杖に現れるらしい術式はここには含まれないということ? ・「呪術やない。呪力をとばしただけや!!」っていうのは、わりと個人的な定義の問題なのか。呪術師の中で、〇〇は呪術か否か、みたいな論争がありそう。IT業界内でよくあるやつ! ・漏瑚と花御の描き下ろしツーショットかわいい。花御のツッコミが新鮮すぎる ・五条先生と花御の描き下ろしツーショット。かわいいけど、花御の不憫さが倍増しててかわいそう ・外国で発生している蝗害の映像みると、これは確かに強い呪いを生んでも不思議はない、って思う ・「Q アナタにとって五条悟とは?」……か。確かに五条先生を一言で言い表すのならば「最強」で一致するんだろうな。そりゃもう、妬む余地すら与えないほどの「最強」。それを本人も否定しない。でも、ここに描かれている五条先生は、ちょっとさびしそうというか、虚無な感じというか ・1年ズはわりと素直に五条先生に頼ってるイメージがある。五条先生の庇護欲をめっちゃ刺激してそう ・2年ズは微妙な距離感たもちつつ、悟にもたれかかってたまるかよ、みたいな気概を感じる。なんとゆーか、五条先生が「人間」であると心得ているって感じ? ・11巻の表紙は……伊地知さんだったりしてな