『ワールドトリガー』第192話「二宮匡貴・3」+第193話「二宮匡貴・4」 感想(ボーダーのシューターどもは変態だな)

グラスホッパーは、物質化したものしか反射しない⇒スコーピオンは跳ね飛ばす、そして、トリオンの弾丸が当たると相殺される⇒弾丸で壊せる、ということで、スコーピオンピンボールは飛び跳ねるスコーピオンを叩き落すのではなく、グラスホッパーを弾丸で破壊してピンボールさせなくするのが一番効率的、ということか。
ただし、その仕様を知ってる人が少ないので、そういう手を思いつける人も少ない、と。

トリオンっていうのは、割と「物質化」がキーになってるっぽい。するかしないかでふるまいがだいぶ違う。
まあ、水と氷では扱い方が全然違う、みたいなことなんだろう。


ところで、チカちゃんと二宮さんの撃ち合いが、なんかもう全然違うマンガっぽい件。
こんなの仮想空間じゃなく、三門市内でやったりしたら、市民が怖がって逃げ出すんじゃないかな。
剣ふるったり、銃かまえたりしてる一方で、爆撃戦ってなんかシュール。


「よし千佳! 次は27分割だ!」というオサムの台詞で気づいたけど、初撃は2×2×2=8分割で、次は3×3×3=27分割、さらに4×4×4=64分割になってるのね。
分割数で何かが変わるのかな。
細かい弾がたくさんとんできた方が撃ち落としにくいだろうとは思うけど。


犬飼の「撃ちもらしたら遠隔シールドで止めてね、辻ちゃん」って台詞の強者感が良い。めっちゃ余裕がある。あのチカちゃんの爆撃相手なのに。
まあ、二宮さんで爆撃慣れしてるってのはあるかも。
で、「3発くらいなら」って応じる辻ちゃんの、犬飼の扱いに慣れてますよ感がまた良い。

チカちゃんの爆撃をふたりでしのげって、命令を出す二宮さんのふたりに対する信頼感があって、そこそこの無茶ぶりだと思うのに、「了解」だけでそれに応えるという、二宮さんへの絶対感みたいなものをみるたびに、二宮隊はボーダーという組織における理想的なチームなんじゃないかな、っていう気がする。
ボーダーというか、城戸さんというか。
もしかしたら、それは鳩原さんの失踪によって完成されたのかもしれないけど。


どさくさにまぎれて犬飼を攻撃したオサムだけど、これは辻ちゃんにガードされた。
辻ちゃん、ちゃんと犬飼を守ってる。


弓場さん、めっちゃねばったんだけど、終わってみれば二宮さんの圧勝って感じだな。

ところでっ! 髪おろした弓場さんがかっこよすぎるんですがっ!
えっ、なにこのイケメンってなった。
そうか、リーゼントはトリオン体限定なのか。
当真は生身でもリーゼントだけど。
てか、なんでリーゼント設定にしてるんだ? 気合いが入るから?


ハウンドは設定が強いとこと弱いとこが設定できる。
なるほど、強いとこばっかだと、一直線に目標を狙ってとんでくことになるから、簡単に対処できちゃうのか。
そのため、設定に強弱をつけて、動きを曲線的なものにするわけね。

一直線にとんでくるなら、ただのトリオン量勝負になっちゃうもんな。

ていうか、シューターは想像以上に複雑なことをやってるな。
それを、状況にあわせて臨機応変にやるとか、めっちゃ大変。
シューターの数がガンナーに比べて少ない理由がわかる。
ガンナーは練習量でいろいろカバーできるけど、シューターはそれだけじゃなんともならない部分がありそう。
その中で「天才」と評されてる出水どんだけだよ、ってなる。

複雑なことをやれる頭脳と、膨大なトリオン量を併せ持つ二宮さん、さすが総合2位だな!
となると、その上に立つ太刀川さんどんだけだよ、ってなる。


現時点の状況まとめ
二宮隊:3人生存(二宮さん+犬飼+辻ちゃん)、脱落者なし、2点獲得(辻ちゃんが隠岐をスパッ、二宮さんが弓場さんをドドドドドッ)
三雲隊:3人生存(オサム+ユーマ+チカちゃん)、1人脱落(ヒュース)、2点獲得(ヒュースが生駒さんをドドドドッ、ユーマが帯島ちゃんを初見殺し)
生駒隊:4人脱落(生駒さん+水上+隠岐+海)、2点獲得(海がヒュースをドッ、隠岐がトノをボッ)
弓場隊:3人脱落(弓場さん+トノ+帯島ちゃん)、2点獲得(弓場さんが水上をドンドン、帯島ちゃんが海を裏切り?)


三雲隊と二宮隊だけが残り、3人対3人と数もイーブン。
点数もイーブンだけど、生存点を考えるとあんまり現在のポイントは意味ないな。
二宮隊はこのままタイムアウトでもまったく問題ない。
一方、三雲隊はどうしても2点欲しいけど、それって最低でも二宮隊をふたりは落とさなきゃならないってことで、これは厳しい。

二宮隊は潜行する三雲隊を待ち受ける態勢。
オサムはなんか策があるっぽい? 冷や汗かいてないので、わりと自信あるのか?
てか、チカちゃんがライトニングもってたよね。
チカちゃんのライトニングって、どんだけ速いんだろう。